JPH01163496A

JPH01163496A - 送風装置

Info

Publication number: JPH01163496A
Application number: JP32134287A
Authority: JP
Inventors: Sumio Murakami; 村上　澄夫; Tatsuo Yamaguchi; 辰夫山口
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1987-12-21
Filing date: 1987-12-21
Publication date: 1989-06-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、２つの冷却ファンの一方を交互に運転して
変電所の相分離母線等を冷却する送風装置に関し、特に
非運転状態の冷却ファンを安定且つ経済的に回転させる
ことのできる送風装置に関するものである。

［従来の技術］従来より、発電所の相分離母線などに冷却風を送るため
、２台の冷却ファンを交互に駆動するための送風装置は
種々設計されている。

第２図及び第３図は、例えば特開昭８１−２２９９９７
号公報に記載された一般的な送風装置の送風部を示す側
面図であり、第２図は常用機運転状態、第３図は予備機
運転状態をそれぞれ示している。

図において、（１）は常用機側冷却ファン、（２）は予
備機側冷却ファン、（３）は常用機側冷却ファン（１）
を駆動するモータ、（４）は予備機側冷却ファン（２）
を駆動するモータ、（５）は予備機側運転時に常用機側
冷却ファン（１）に風（矢印参照）を分流する配管、（
６）は常用機側運転時に予備機側冷却ファン（２）に風
を分流する配管、（７）は各冷却ファン（１）及び（２
）からの風を所定方向に送風するためのダクト、（８）
は供給側風路を切換える風路切換ダンパである。

第４図は第２図及び第３図内の各配管（５）又は（６）
から分流された風により回転される常用機側冷却ファン
（１）又は（２）の回転方向を示す平面図であり、（９
）は各冷却ファン（１）又は（２）の外周に沿って設け
られた羽根、（１０）は羽根（９）の外側に設けられた
ランナである。又、矢印Ａ〜Ｃは分流された風の方向、
停止時の回転方向及び運転時の送風方向をそれぞれ示し
ている。

ここで、羽根く９）の配置状態等を考慮すれば、図示し
たように、分流された風を矢印Ａ方向に送風して、各冷
却ファン（１）又は（２）を運転時とは逆の矢印Ｂ方向
に回転させることが効果的であることが分かる。

第５図は第２図〜第４図に示した送風部を運転制御する
ための従来の制御部を示す回ｉ図であり、（１１）はモ
ータ（３）を運転制御するための常用機側起動回路、（
１２）はモータ（４）を運転制御するための予備機側起
動回路、（１３）は各起動回路（１１）及び（１２）を
切換制御するための切換回路である。

（１４）は各回路（１１）〜（１３）内に設けられた起
動スイッチであり、同一動作をするように連動構成され
且つ状態保持機能を有している。　（１５）及び（１６
）は各起動回路〈１１）及び（１２）に設けられた停止
スイッチである。

（１７＾）及び（１７Ｂ）は切換回路（１３）に並列に
設けられた互いに反対動作をする切換スイッチであり、
一方と連動する切換スイッチ（１７Ａ　）が常用機側起
動回路（１１）に設けられ、他方と連動する切換スイッ
チ（１７Ｂ）が予備機側起動回路（１２）に設けられて
いる。

（１８）は常用機側起動回路（１１）に設けられた電磁
継電器である。（１８Ａ＞は電磁継電器（１８）のＡ接
点であり、３相電源とモータ（３）との間に挿入され、
モータ（３）を選択的に正転するようになっている。

（１８Ｂ）は電源＃１電器（１８）のＢ接点であり、予
備機側起動回路（１２）及び切換回路＜１３）にそれぞ
れ設けられている。

（１９）は子ｆＩ機側起動回路（１２）に設けられた電
磁継電器である。（１９Ａ）は電磁継電器り１９）のＡ
接点であり、３相電源とモータ（４）との間に挿入され
、モータ（４）を選択的に正転するようになっている。

（１９Ｂ）は電源継電器（１９）のＢ接点であり、常用
機側起動回路（１１）及び切換回路（１３）にそれぞれ
設けられている。

（２０）及び（２１）は切換回路（１３）内の切換スイ
ッチ（１７＾）及び（１７Ｂ）にそれぞれ直列接続され
た限時継電器であり、限時継電器（２０）のＡ接点（２
０Ａ）は予備機側起動回路（１２）内の切換スイッチ（
１７Ｂ）に並列接続され、限時継電器（２１）のＡ接点
（２１Ａ）は常用機側起動回路（１１）内の切換スイッ
チ（１７Ａ）に並列接続されており、各限時継電器（２
０）及び（２１）は、常用機側又は予備機側の一方が停
止したときに他方を自動的に起動するようになっている
。

次に、第２図〜第５図に示した従来の送風装置の動作に
ついて説明する。

各冷却ファン（１）及び（２）が停止している状態（第
５１′２１参照）から常用１ｌｌＩＩＩＩＩ冷却フアン
（１）を起動する場合は、まず、各起動スイッチ（１４
）を閉成してこの状態を保持する。

この結果、電磁継電器（１８）が励磁され、Ａ接点（１
８八）が閉成されると共に各Ｂ接点（１８Ｂ）が開放さ
れる。これにより、常用機側冷却ファン（１）のモータ
く３）が回転すると同時に、予備機側起動回路（１２）
が断ち切られて開放され、常用機側冷却ファン（１）の
運転が継続される。

予備機側冷却ファン（２）の運転に切換える場合は、ま
ず、停止スイッチ＜１５）を操作して開放する。

この結果、電磁ｌ！電器（１８）は消磁されて、Ａ接点
（１８＾）が開放されると同時にＢ接点（１８Ｂ）が閉
成される。

これにより、モータ（３）が停止すると共に、予備機側
起動回路（１２）及び切換回路（１３）が給電可能な状
態となる。又、限時継電器（２０）が励磁されることに
より、数秒後にＡ接点（２０Ａ）が閉成されて電磁継電
器（１９）が励磁される。

そして、Ａ接点（１９Ａ）が閉成されると共に各Ｂ接点
（１９Ｂ）が開放され、予備機側冷却ファン（２）のモ
ータ（４）が回転すると同時に、常用機側起動回路（１
１）が断ち切られて開放され、予備機側冷却ファン（２
）の運転が継続される。

こうして、予備ｖｉ側冷却ファン（２）が正常運転を開
始したのを確認した後、停止スイッチ（１５）を閉成状
態に復帰させると共に切換スイッチ（１７Ａ　）及び（
１７Ｂ）を切換えて、（１７＾）を開放し且つ（１７Ｂ
）を閉成する。

又、第５図の制御部には、モータ（３）及び（４）の故
障を検知して自動的に故障モータを停止させるためのサ
ーマルリレー（図示せず）及びその接点が組み込まれて
おり、このサーマルリレーが動作したときも上述と同様
の切換が行なわれる。

このように各冷却ファン（１）又は（２）の一方が運転
され、発電所の相分離母線などに冷却風を送っているが
、いずれの場合も、風路切換ダンパ（８）により切換え
られた冷却風の一部が、配管（５）又は（６）を介して
停止中の他方の冷却ファン（１）又は（２）に導かれる
（第４図参照）。

これにより、待機中の冷却ファン（１）又は（２）が矢
印Ｂ方向に低速で回転し続けるので、上記公報にも記載
されているように、停止中の冷却ファンの駆動部に損傷
等が発生するのを防ぐことができる。

一般に、停止中の冷却ファンを回転駆動するのに必要な
風量は、回転開始時の摩擦力に対抗したり慣性力を与え
るときが最大であり、回転中はわずかの風量で十分であ
る。しかし、配管（５）又は（６）で分流される風量は
、回転開始時の最大風量を考慮して、余裕をもって送風
し続けなくてはならない。

［発明が解決しようとする問題点］従来の送風装置は以上のように、待機中の冷却ファンに
対して最大の風量を常に分流していたので、相分離母線
への冷却風が十分確保できず、多くのエネルギを浪費す
るという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、最小限の風量を分流して安定且つ経済的に待
機状態を維持できる送風装置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段〕この発明に係る送風装置は、制御部に、一方の冷却ファ
ンを運転開始直後に他方の冷却ファンを所定時間だけ回
転させるための起動回路を設けたものである。

［作用］この発明においては、非運転状態で待機中の冷却ファン
は、モータにより一巨加速された後、分流された冷却風
の一部により回転を継続する。

［実施例］以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例による送風装置の制御部を示す
回路図である。

図において、（３）、（４）、（１３）〜（２１）は前
述と同様のものであり、（１１＾）及び（１２＾）は、
それぞれ常用機側起動回路（１１）及び予備機側起動回
路（１２）に対応している。又、図示しない送風部の構
成は第２図〜第４図に示した通りである。

（ｉｓｃ＞は予備機側起動回路（１２Ａ　）内に設けら
れた電磁継電器（１８）のＡ接点、（１９Ｃ）は常用機
側起動回路（ＩＩＡ＞内に設けられた電磁継電器（１９
）のＡ接点である。

（２８）は常用機側起動回路（ＩＩＡ＞内の電磁継電器
（１８）に並列接続された逆転用の第１の電磁継電器で
ある。（２８Ａ）は電磁継電器（２８）のＡ接点であり
、３相電源とモータ（３）との間に挿入され、モータ（
３）を還択的に逆転するようになっている。

（２９）は予備機側起動回路（１２Ａ＞内の電磁Ｕ電器
（１９）に並列接続された逆転用の第２の電磁継電器で
ある。（２９Ａ）は電磁！！電器（２９）のＡ接点であ
り、３相電源とモータ（４）との間に挿入され、モータ
（４）を選択的に逆転するようになっている。

（３０）は電磁継電器（１９）のＡ接点（１９Ｃ）に直
列接続された電磁継電器、（３１）は電磁継電器（１８
）のＡ接点（１８Ｃ）に直列接続された電磁継電器であ
る。

（３０Ａ）は電磁継電器（３０）のＡ接点であり、電磁
継電器（２８）に直列接続されている。（３１Ａ）は電
磁継電器（３１）のＡ接点であり、電磁継電器（２９）
に直列接続されている。

（３２）は電磁継電器（３０）に並列接続された第１の
限時継電器、（３３）は電磁ｍ電器（３１）に並列接続
された第２の限時継電器である。（３２Ｂ）は限時継電
器（３２）のＢ接点であり、逆転用の電磁ｔ！ＩＴ４器
（２８）に直列接続されている。（３３Ｂ）は限時継電
器（３３）のＢ接点であり、逆転用の電磁継電器（２９
）に直列接続されている。

次に、第２図〜第４図を参照しながら、第１図に示した
この発明の一実施例の動作について説明する。尚、各冷
却ファン（１）及び（２）の基本的運転制御動作につい
ては、前述と同様なので説明しない。

前述と同様に、両方の冷却ファン（１）及び（２）が停
止した第１図の状態から起動スイッチ（１４）を閉成し
て常用機側冷却ファン（１）を起動すると、電磁継電器
（１８）のＡ接点（１８Ｃ’）が閉成して電磁継電器（
３１）及び限時継電器（３３）が励磁され、まず、電磁
継電器（３１）のＡ接点（３１Ａ）が閏成される。

これにより、逆転用の電磁ｍ電器（２９）が励磁されて
Ａ接点（２９Ａ）が閏成し、予備機側冷却ファン〈２）
のモータ（４）は３相電源によって逆転する。

そして、所定時間（数秒）経過後に限時継電器（３３）
のＢ接点（３３Ｂ）が開放され、電磁継電器（２９）が
消磁されてＡ接点（２９Ａ）は開放される。

この結果、モータ（４）は、予備機側冷却ファン（２）
を所定速度まで逆転加速した状態で３相電源から切り離
される。しかし、運転中のｍ用機側冷却ファン（１）か
らの分流風により、予備機側冷却ファン（２）は低速で
逆転し続ける。

前述と同様に、常用機側冷却ファン（１）の運転中に予
備機側冷却ファン（２）に運転を切換えると、電磁継電
器（１８）のＡ接点（１８Ｃ）が開放されて電磁継電器
（３１）及び限時継電器（３３）が消磁され、電磁継電
器（３１）のＡ接点（３ＬＡ）が開放されると同時に、
限時継電器（３３）のＢ接点（３３Ｂ）が開成される。

そして、切換回路（１３）内の限時継電器（２０）によ
り、モータ（４）は数秒経過後に正転運転を開始する。

このとき、電磁継電器（１９）の励磁によりＡ接点（１
９Ｃ）が閉成されて常用機側起動回路（ＩＩＡ）内の電
磁継電器〈３０）及び限時ｌ！電器（３２）が励磁され
、まず、電磁継電器（３０）のＡ接点（３０Ａ）が開成
される。

これにより、逆転用の電磁継電器（２８）が励磁されて
Ａ接点（２８Ａ＞が閏成し、常用機側冷却ファン（１）
のモータ（３）は３相電源によって逆転する。

そして、所定時間〈数秒）経過後に限時１を電器（３２
）のＢ接点（３２Ｂ）が開放され、電磁継電器（２８）
が消磁されてＡ接点（２８Ａ）は開放される。

この結果、モータ（３）は、常用機側冷却ファン（１）
を所定速度まで逆転加速した状態で３相電源から切り離
される。しかし、運転中の予ｍ機側冷却ファン（２）か
らの分流風により、常用Ｒ側冷却ファン（１）は低速で
逆転し続ける。

以上のいずれの場合も、非運転状層で待機中の冷却ファ
ン（１）又は（２）は、モータ（３）又はく４）により
一旦逆転加速されているので、分流風は回転を持続する
ための必要最小限の風量でよい。

尚、上記実施例では待機中の冷却ファンを逆転させる場
合について説明したが、正転させる場合においても同等
の効果を奏することは言うまでもない。

又、一方の冷却ファンの運転開始直後に電ｉｉ！継電器
（３０）又は（３Ｉ）を励磁させて、他方の冷却ファン
の逆転用の電磁継電器（２８）又は（２９）を励磁する
ようにしたが、電磁継電器（３０）及び（３１）の代わ
りに限時継電器を設け、Ａ接点（３０＾）及び（３１Ａ
）をそれぞれ限時ｔＩｔ電器のＡ接点としてもよい。

この場き、冷却ファン（１）又は（２）の運転切換直後
の慣性正転状態において、逆転トルクか速度にかかり、
モータ（３）又は（４）の負荷が大きくなったときの過
電流により起こる異常発熱又は３相電源の電圧低下を防
ぐことができる。即ち、この限時継電器による時間遅れ
は、切換前に運転されていた冷却ファンの慣性正転がほ
ぼ停止した時点で、且つ運転開始された冷却ファンがほ
ぼ同期速度に達した時点で、逆転用の電磁継電器（２８
）又は（２９）を励磁するように設定されており、モー
タ（３）又は（４）の過負荷は発生しない。

し発明の効果］以上のようにこの発明によれば、一方の冷却ファンを運
転開始直後に他方の冷却ファンを所定時間だけ回転させ
るための起動回路を制御部に設け、非運転状態で待機中
の冷却ファンが、モータにより一旦加速された後、分流
風により回転を継続するようにしたので、安定且つ経済
的に待機状態を維持できる送風装置が得られる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による送風装置の制御部を
示す回路図、第２図及び第３図は一般的な送風装置の送
風部をそれぞれ示す側面図、第４図は第２図及び第３図
内の冷却ファンの一部を示す平面図、第５図は従来の送
風装置の制御部を示す回路図である。（１）・・・常用機側冷却ファン（２）・・・予備機側冷却ファン（ＩＩＡ）・・・常用機側起動回路（１２Ａ　）・・・予備機側起動回路（２８）・・・第１の電磁継電器　（２８Ａ）・・・Ａ
接点（２９）・・・第２の電磁！１！電器　（２９Ａ）
・・傾棲点（３２）・・・第１の限時継電器（３３）・・・第２の限時継電器尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）常用機側冷却ファン及び予備機側冷却ファンの一
方を運転するための制御部と、前記冷却ファンの一方が
運転されているときに冷却風を分流して前記冷却ファン
の他方を低速回転させるための送風部とを備えた送風装
置において、前記制御部に、前記一方の冷却ファンを運
転開始直後に前記他方の冷却ファンを所定時間だけ回転
させるための起動回路を設けたことを特徴とする送風装
置。
（２）起動回路は、予備機側冷却ファンの運転開始時に励磁される第１の電
磁継電器と、この第１の電磁継電器を所定時間後に消磁
するための第１の限時継電器とを有する常用機側起動回
路と、常用機側冷却ファンの運転開始時に励磁される第２の電
磁継電器と、この第２の電磁継電器を所定時間後に消磁
するための第２の限時継電器とを有する予備機側起動回
路と、前記常用機側冷却ファンを所定時間だけ回転するための
前記第１の電磁継電器のＡ接点と、前記予備機側冷却フ
ァンを所定時間だけ回転するための前記第２の電磁継電
器のＡ接点と、を備えたことを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の送風装置。