JPH0116310Y2 - - Google Patents

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JPH0116310Y2
JPH0116310Y2 JP1982002073U JP207382U JPH0116310Y2 JP H0116310 Y2 JPH0116310 Y2 JP H0116310Y2 JP 1982002073 U JP1982002073 U JP 1982002073U JP 207382 U JP207382 U JP 207382U JP H0116310 Y2 JPH0116310 Y2 JP H0116310Y2
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JP
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heat
heat insulating
insulating pipe
pipe
conduit
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JP1982002073U
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JPS58104595U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は導管内の液体を保温し、その凍結や温
度低下を防止するために導管へ装着する電気式保
温パイプに関する。
導管内の液体の保温として導管の外側に断熱材
からなる保温パイプを装着することは一般に行な
われている。この方法は流送距離の短い場合はよ
いが、流送距離が長かつたり導管内に液体が滞溜
する場合は、十分な保温効果は期待できなかつ
た。
このため従来から第1図に示すように、導管1
1の外周に保温用として適当な発熱量を有するヒ
ータ12をスパイラル状に巻付け、その上を保温
パイプ13により被うと共に、ヒータ12に通電
することにより積極的に加熱して保温する方式が
広く採用されている。しかしながらこの方式は導
管11とヒータ12の接触部は局部的に加熱され
るので、非接触部に対し温度は高くなり温度は沸
点近くまで上昇し接触部で部分沸騰を起し気泡を
発生することがあつた。またかかる方式を施行す
る際導管11の外周にヒータ12を巻付けその上
に保温パイプ13をはめ込んでいるが、この作業
はヒータ12があるので困難であり、さらにこの
ときヒータ12の巻きピツチがずれたりゆがんだ
りする。このずれやゆがみを防ぐためヒータ12
を何箇所かでクランプ処理を行なうので、作業時
間を多くすると共にコストを高くしていた。
本考案はかかる欠点を除去したものでその目的
は、ヒータを保温パイプに埋設することによりヒ
ータと導管との接触で発生する局部加熱をさけ、
均一に加熱して効率を高めると共に、導管に保温
パイプをかぶせる作業を容易に施行しコストを低
減した保温パイプを提供することにある。
以下本考案の一実施例を示した第2図について
説明する。所要の耐熱性を有しかつ可撓性の断熱
材(好ましくは熱伝導率が0.03ないし0.06kcal/
mh℃程度)からなる保温パイプ21の内径は、
導管22の外径に対し或る間隙を有しており、そ
の内径に近接した位置には端部を保温パイプ21
から導出したヒータ23をスパイラル状に一体的
に埋設してあり、このヒータ23は保温パイプ2
1の内壁から凸出することはない。この保温パイ
プ21の両端近くにはクランプバンド24を設
け、このクランプバンド24を締めて導管22に
対する保温パイプ21の位置決めならびに保温パ
イプ21と導管22との間の空気の流出を阻止し
て保温効果を高めている。
次に本考案の作用について説明する。ヒータ2
3へ給電すると発熱し、この熱はヒータ23が保
温パイプ21の内壁近くに位置しているので主と
して保温パイプの内壁に沿つて流れ、内壁を昇温
せしめると共に内壁は保温パイプ21と導管22
との空隙の空気を昇温させる。この加熱された空
気は導管22と導管22内の液体を均一に加熱従
つて保温する。導管22に対する加熱は液体の保
温が目的であり多量の加熱を目的としていないこ
と、ならびに導管22の外周は断熱材からなる保
温パイプ21によりおおわれているのでその熱量
は僅かでよい。なお保温パイプ21と導管22と
の隙間が外部へ開いていると、加熱された空気が
外部へ流出して保温効果は低下するので、クラン
プバンド24により端部を締付けることが必要で
ある。
なお前記説明ではヒータ23は保温パイプ1内
にスパイラル状に埋設したものとして説明した
が、必ずしもスパイラル状である必要はなく直線
状や蛇行状であつてもよい。
第3図は本考案の他の実施例を示したもので、
この例においてはヒータ31は直線状に保温パイ
プ32内に埋設されており、かつ保温パイプ32
は長手方向の全長にわたつて一個所の切目33を
有し、保温パイプ32の一側には切目33をおお
う舌片34が全長にわたつて設けられている。そ
してこの舌片34の内側面には接着材が塗布され
ている。このように構成されているので本実施例
では既に配管ずみの導管22に対し配管後に容易
に保温施行が可能である。その方法は配管後の導
管22に保温パイプ32を被せた後舌片34を保
温パイプ32に押圧して接着し、保温パイプ32
の両端部のクランプバンド(図示せず)を締めれ
ばよい。
第4図も本考案の他の実施例を示したものでこ
の例では、保温パイプは内外の2層に分けられて
おり、肉厚の厚い外側の外管41と肉厚が薄くか
つ外側よりも熱伝導率の高い(好ましくは熱伝導
率が0.1ないし1.0kcal/mh℃程度)の内側の内管
42からなつている。そしてヒータ43はこの積
層の境目に配置されている。このように構成して
あるので、ヒータ43の通電開始から保温状態に
なるまでの時間は前記した第1および第2の実施
例よりも早くすることが可能である。またヒータ
自身の発熱温度も上記した実施例よりも低くなる
ので保温パイプ41および42の耐熱性を低くで
きる。
本考案における保温パイプは前述したように、
ヒータを保温パイプ内に埋設して設けると共に保
温パイプ内径を導管外径よりも大きく構成したの
で、導管に保温パイプをかぶせる作業は極めて容
易になると共に、ヒータを保温パイプに埋設した
のでヒータの位置ずれは阻止されこのためヒータ
の交叉や接近による異常発熱は皆無となり、さら
に寿命は永くなり保温の温度差はなくなつた。ま
た導管は加熱空気に囲まれているので保温の温度
は均一であり、しかも、保温パイプの両端はクラ
ンプバンドで閉じられていて、空気の出入りは阻
止されているので熱ロスも少ない上、導管の端部
まで均一に保温できるほか、保温パイプの内壁が
導管に接してもヒータは保温パイプに埋設されて
いるので、ヒータは直接導管に接することなくこ
の点からも導管の局部的な異常加熱はなくなり、
部分沸騰等が発生しない等本考案は多くの利点を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例における一部を断面した側面
図、第2図は本考案の一実施例を示した長手方向
断面図、第3図および第4図は本考案の他の実施
例における異なる態様の長手方向に直角な断面図
である。 21,32,41,42……保温パイプ、22
……導管、23,31,43……ヒータ、24…
…クランプバンド、33……切目、34……舌
片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 保温すべき液体の流れる導管の外径に対し〓
    間をもつた内径を有しかつ耐熱性を有する可撓
    性断熱材から成る保温パイプと、この保温パイ
    プの内壁面に近接しかつ前記内壁面から凸出す
    ることなく保温パイプに埋設された電気ヒータ
    と、前記保温パイプに両端部を外周に固設さ
    れ、保温パイプを縛るクランプバンドとから成
    り、前記電気ヒータの熱で前記〓間内に閉じ込
    められた空気を介して前記導管を保温するよう
    にした電気式保温パイプ。 (2) 保温パイプは、その長手方向全長に切目を設
    け、この切目を覆う如くこの保温パイプの外周
    部に全長にわたつて舌片を一体的に設け、この
    舌片の内側面に接着剤を塗布して成る実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の電気式保温パイ
    プ。
JP207382U 1982-01-11 1982-01-11 電気式保温パイプ Granted JPS58104595U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP207382U JPS58104595U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 電気式保温パイプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP207382U JPS58104595U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 電気式保温パイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58104595U JPS58104595U (ja) 1983-07-16
JPH0116310Y2 true JPH0116310Y2 (ja) 1989-05-15

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ID=30015062

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP207382U Granted JPS58104595U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 電気式保温パイプ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541646A (en) * 1978-09-18 1980-03-24 Shinetsu Polymer Co Hollow tubular heater

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5055946U (ja) * 1973-09-20 1975-05-27
JPS54156217U (ja) * 1978-04-22 1979-10-30
JPS56172799U (ja) * 1980-05-23 1981-12-19

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541646A (en) * 1978-09-18 1980-03-24 Shinetsu Polymer Co Hollow tubular heater

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58104595U (ja) 1983-07-16

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