JPH0116266Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116266Y2
JPH0116266Y2 JP1981068307U JP6830781U JPH0116266Y2 JP H0116266 Y2 JPH0116266 Y2 JP H0116266Y2 JP 1981068307 U JP1981068307 U JP 1981068307U JP 6830781 U JP6830781 U JP 6830781U JP H0116266 Y2 JPH0116266 Y2 JP H0116266Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact piece
movable contact
substrate
arm
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981068307U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57180930U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981068307U priority Critical patent/JPH0116266Y2/ja
Publication of JPS57180930U publication Critical patent/JPS57180930U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0116266Y2 publication Critical patent/JPH0116266Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスライド方式のロータリースイツチに
係り、特には接点部分を外部から密閉遮断するこ
とにより、スイツチの耐環境性を良くし、また各
電極毎に可動接片を設けることにより、接点部分
の摩耗を少なくすることのできるロータリースイ
ツチに関する。
従来のスライド方式のロータリースイツチは第
1図に示すように基板30上に複数個の電極2
0,21を設け、これらの間を回転軸40に一体
に取付けられた板バネ状導体接片10でスライド
しながら直接スイツチ動作を行うものであつた。
しかしながら、このような構成のロータリース
イツチでは、前記導体接片10を直接前記電極2
0,21に圧着スライドさせるため、当該電極部
分が摩耗し、スイツチの寿命が短くなるという欠
点を有していた。また前記接点部分は密閉されて
いないため、外部からのゴミ、その他有害物質が
侵入付着し易く、それに基づく接触不良、あるい
は接触抵抗の増大等によりスイツチとしての信頼
性の低下をまねくなど、耐環境性が悪いという別
異の欠点をも併有していたものである。
本考案はかゝる事情に鑑みてなされたもので、
接点部分を密閉構造にし、かつ各接点毎に可動接
片を設けることにより、接点寿命がながく、かつ
耐環境性のすぐれたロータリースイツチを提供す
ることを目的としている。
以下本考案の実施例について図示・説明する。
第2図Aは本考案に係るロータリースイツチの
斜視図を、同図Bは第2図Aのアーム直下の断面
図をそれぞれしめしている。すなわち、本ロータ
リースイツチの構成は、ポリエステル等の弾性体
で作られたシート60、プラスチツク等で作られ
たスペーサ70および表面に電極を配設した基板
31でもつて形成した密閉空間内に、前記基板上
の電極23にその1端を固定した可動接片24
と、他電極22とで構成される接点部分を設け、
前記密閉空間外で、回転軸41に固定して設けら
れたアーム50の先端の突起51でもつて、シー
ト60を介して前記可動接片24を圧接すること
によりスイツチ動作を行う構成になつている。
なお可動接片24はバネ材の導体板例えばリン
青銅板等の表面に銀または金を被着したもの等で
作られており、アーム50がシート上をスライド
しながら回転し接点部分の上に位置したとき、第
2図Bに示すように、可動接片24と電極22が
接触しオン状態になり、次にアーム先端の突起5
1が他の位置に移動したとき、可動接片のバネ性
によりもとの状態に復元してシートが押し上げら
れ、可動接片24が電極22から離れて、オフ状
態となる。このようにアームを摺動回転すること
により、円周上に配設された複数個の接点部分が
選択的にオン、オフすることができる。本考案で
はアーム50は接点部分とは独立にして、これを
回転できる構成にする必要があるが、例えば第2
図Bにしめすように、回転軸41先端のネジ部4
2とリング44およびナツト43とでアーム50
を回転軸に固定し、前記回転軸を基板31、リン
グ45、シート60およびスペーサ70で構成さ
れたスイツチ部と自由に回転出来るようこれに貫
設することにより構成する。なお基板31として
は硬質プリント基板等を使用し、この表面に前記
電極22,23をエツチング等の技術でもつて形
成し、これに金または銀でメツキすることにより
容易にこれを製作することができる。また前述ま
での説明では基板の形状は円状であるが、本考案
はこれに限定されるものではなくこの形状を適宜
変更して外部接続をコネクタでもつて直接するこ
とも可能である。
第3図は1つの接点部分の破断斜視図である。
各部分の符号は第2図と同じであるが、各電極2
2はスペーサ70でもつて分離されており、各電
極間の影響を少なくしている。
第4図は本考案のスイツチの外部から中心軸の
方向に見た断面図をしめしている。すなわち、ア
ーム突起による圧接がない状態では、同図Aのよ
うに接点部分の電極24,22は可動接片のバネ
性により分離されオフ状態にあるが、アーム突起
がある状態(圧接状態)では同図Bにしめすよう
に、シート60上からの突起51の圧力により可
動接片24が押圧され両電極22,24は接触し
オン状態となる。
しかしながら、本考案のような可動接片を用い
ず、第5図Aのごとくシート裏面に電極を蒸着等
で形成した場合には、アーム先端の突起51が長
時間同一接点部分にあれば、同図Bにしめすよう
にシートの弾性が失われて、突起が他の位置へ移
動したあとも当該スイツチ部分はオン状態のまゝ
になる可能性がある。本考案ではバネ材の可動接
片を用いることにより、シートの弾性が失われて
も、確実にシートを元の状態に戻し、接点をオフ
にすることができるものである。
上述の実施例では、アーム先端の突起51が円
弧を描いて接点部分の上をスライドする場合につ
いて説明したが、本考案は第6図の他の実施例に
しめすように直線的にスライドするタイプのロー
タリースイツチにも適用できる。すなわち、回転
運動を直線運動に変換する機構(同図では2個の
カサ歯歯車52を用いて変換する場合をしめす)
を用いることにより、容易に実現出来るものであ
る。この場合の接点部分の構成および動作は前記
実施例と同様である。
なお前述までにあつては、基板の片面のみに電
極22,24を配設してあるが、これを例えば基
板の両面に独立に他の電極を配設せしめれば、高
密度のスイツチを構成することも可能で、従つて
多回路のスイツチを薄い基板1枚に構成でき、ス
ペースフアクターの良いロータリースイツチを作
ることが可能である。またアームの回転運動を直
線運動に変換する機構を除いて、基板の両面に独
立した電極を配設した上記ロータリースイツチ
を、さらに多段重設積層することにより多段のロ
ータリースイツチを構成することもできる。
また第7図Aに図示するように可動接片23の
電極22と接触部分に2点の突起27を設け、ア
ームの突起51がこれら2点の突起の中間に位置
するように構成すれば、当該接触部分の浄化作用
が得られる。すなわち、アームの突起51により
可動接片23は押し下げられ、基板上の電極22
と接触するが、(同図B)、更に可動接片は押し下
げられ、2点の突起27は当初の接触時より外部
に押し広げられる(同図C)。つまり、アーム先
端の突起51が可動接片の位置にスライドしてく
る度に、可動接片の2点の突起27が基板上の電
極22を摩擦部28にて摺接研磨するので、この
部分が浄化されるのである。
以上各実施例に基づいて、本考案の構成、動作
および効果について説明したが、本考案を実施す
ることにより、耐環境性がよく、寿命の長いロー
タリースイツチが得られるとともに、エツチング
により電極を構成することができるので外部へ接
続端子もまた自由にレイアウトすることができる
ほか、フラツクス上りのない等融通性に富み信頼
性の高いロータリースイツチを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロータリースイツチの斜視図、
第2図Aは本考案のロータリースイツチ1実施例
の斜視図、同図Bはその断面図、第3図は同上接
点部分の破断斜視図、第4図A,Bは可動接片の
効果説明図、第5図は可動接片を用いない場合の
説明図、第6図A,Bは本考案の他の実施例をし
めす平面図および断面図、第7図A,B,Cは、
可動接片に2個の突起を設けた場合の効果説明図
である。 10……バネ状導体接片、20,21,22,
23,25……電極、24……可動接片、26…
…電極引出線、27……突起、28……摩擦部、
30,31……基板、40,41……回転軸、4
2……回転軸先端のネジ部、43……ナツト、4
4,45……リング、50……アーム、51……
アーム突起、52……カサバ歯車、60……シー
ト、70……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板上に形成した複数個の電極間を可動接片で
    圧接させることにより、スイツチ動作を行うロー
    タリースイツチにおいて、前記基板、シートおよ
    びこのシートと前記基板間に設けたスペーサで形
    成された密閉空間内に前記電極と1端を固定した
    バネ材からなる可動接片を設けるとともに、前記
    基板とシートを回転自在に貫通した回転軸を回転
    させることにより、前記回転軸に固定したアーム
    のほぼ先端に位置し前記シートを常に押圧してい
    る突起が、前記シート上から前記可動接片を摺動
    圧接することによりスイツチ動作を行うようにし
    たことを特徴とするロータリースイツチ。
JP1981068307U 1981-05-12 1981-05-12 Expired JPH0116266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981068307U JPH0116266Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981068307U JPH0116266Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57180930U JPS57180930U (ja) 1982-11-16
JPH0116266Y2 true JPH0116266Y2 (ja) 1989-05-15

Family

ID=29864259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981068307U Expired JPH0116266Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0116266Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527157U (ja) * 1978-08-11 1980-02-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527157U (ja) * 1978-08-11 1980-02-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57180930U (ja) 1982-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2779951B2 (ja) インデックスロータリースイッチ
JP3665492B2 (ja) 回転型可変抵抗器
GB2061005A (en) Switch unit
JPH0116266Y2 (ja)
US4114131A (en) Variable resistor
US3629780A (en) Variable resistance control and switch with common operating member
JP3269803B2 (ja) スイッチ付回転可変抵抗器
US4476359A (en) Push-button electrical switch with unitary spiral stem and washer
EP0068118B1 (en) Simplified electric switch construction
US3983447A (en) Switch and dual lamp and switch combination
JPH0116267Y2 (ja)
KR900003296Y1 (ko) 회전형 스위치
JPS6235228Y2 (ja)
JP3074135U (ja) スイッチ付回転可変抵抗器
JPH0452905Y2 (ja)
JP3045081B2 (ja) スイッチ
JPH0351853Y2 (ja)
JP3560347B2 (ja) ロータリースイッチ
JPH059786Y2 (ja)
US3534316A (en) Variable resistor with foil parts
JPH0326586Y2 (ja)
JPH073548Y2 (ja) 押ボタンスイッチ
US1037964A (en) Electric switch.
JPH0332045Y2 (ja)
US2050359A (en) Electric snap switch