JPH01161422A - 座標入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は座標入力装置、特に振動ペンから入力された振
動を金属製の振動伝達板に設けられた振動センサにより
検出して入力振動の振動伝達板上での伝達時間から前記
振動ペンの振動伝達板上での座標を検出する座標入力装
置に関するものである。

［従来の技術］ 従来より、手書き文字、図形などをコンピュータなどの
処理装置に入力する装置として各種の入力ペンやタブレ
ットなどが知られている。中でも、弾性波を用いた座標
入力装置は機械振動を発生する入力ペンによって振動伝
達板に機械振動を入力し、この伝達板に取り付けられた
振動センサによって入力振動を検出し、その遅延時間か
ら入力点の座標を決定する。この種の方式は、入力タブ
レットの構造が比較的簡単であり、簡単安価な装置を提
供できる利点がある。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記の振動伝達板に装着される振動センサとしては、セ
ラミックなどの材質を電極で挟んだピエゾ素子が用いら
れる。ところが、この種の素子には静電ノイズなど種々
のノイズが混入する恐れがあり、検出精度が低下する問
題があった。特に、振動伝達板としてアルミなどの金属
材料を用いた場合、静電ノイズの影響は非常に大きくな
る。

［問題点を解決するための手段］ 以上の問題点を解決するために、本発明においては、振
動ペンから入力された振動を金属製の振動伝達板に設け
られた振動センサにより検出して入力振動の振動伝達板
上での伝達時間から前記振動ペンの振動伝達板上での座
標を検出する座標入力装置において、前記振動伝達板を
装置の電気回路の接地電位に接続する構成を採用した。

［作　用］ 以上の構成によれば、振動伝達板を静電ノイズが混入し
やすい振動センサの遮蔽板として兼用することができる
。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づき１本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明を採用した座標入力装置の振動検出部の
構成を示している。

図において符号１１は不図示の振動入力ペンから入力さ
れたりｉ性液を伝達する振動伝達板で、本実施例の場合
アルミその他の金属材料から構成される。振動伝達板１
１の端縁には振動伝達板１１の端部での反射波が直接波
に影響を与えるのを防止するため、ゴムなどの材料から
成る防振材１３が接着などの方法で取り付けられている
。

また、振動伝達板１１の裏面にはピエゾ素子から成る円
筒型の振動センサ１２が接着、圧接などの方法によって
固定されている。振動センサ１２の後端部および振動伝
達板１１との結合面近傍の周面には検出信号を取り出す
ための電極１２ａ、１２ｂが設けられている。

振動センサ１２の後端部の電極１２ａは不図示の検出回
路に接続される。上部の電極１２ｂは共通電極となるも
ので、装置のフレームなどに接地される。また、振動伝
達板１１は図示のようにシールド＆Ｉ　１１　ａによっ
て同じくフレームなどに接地される。

このような構造によれば、振動センサ１２の検出信号は
装置のフレームなどの接地電位と後端部の電極１２ａと
の間から取り出すことができる。

振動伝達板１１は金属材料から成り、フレームなどに接
地されているので、振動伝達板１１に振動センサ１２を
装置外部からの静電ノイズから保護するシールド機能を
付与することができる。

シールド線１１ａによる接地箇所は伝達板の上下の面ま
たは側面などいずれの箇所でもよいが、振動伝達板１１
の有効入力範囲よりも外側の領域に設ければ、接地箇所
で振動の伝達特性が変化するのを防止でき、検出精度に
影響を与えることがない。

第２図に異なる構成を示す。第２図では振動伝達板１１
、防振材１３は同様に構成されているが、シールド線１
１ａによる接地は振動伝達板１１の側面において行なわ
れている。

また、振動センサ１２は圧接バネ２１を介して振動伝達
板１１に圧接されている。振動センサ１２の後端部の電
極１２ａは第１図と同じであるが、電極１２ｂは図示の
ように振動伝達板１１に対する圧接面に形成されている
。

このような構造によれば、振動センサ１２の電極１２ｂ
は金属材料から成る振動伝達板１１に圧接され、シール
ド線１１ａによってフレームなどに接地されることにな
る。従って、検出信号は圧接バネ２１およびフレームな
どの接地電位の間から取り出すことができる。この構成
によれば、第１図のように振動センサ１２の電極１２ｂ
を接地する必要がなく、装置の構成を簡単安価にできる
。

また、第３図のような構造も考えられる。第３図では振
動伝達板１１は金属製の取付金具３１．３２によって支
持される。取付金具３１．３２はビス３３で互いに結合
され、振動伝達板１１の端部を締め付けて保持する。

このような構造では、取付金具３２（または３１）をシ
ールド線１１ａによって接地することによって上記と同
様の効果を得ることがでＳる。

第３図では振動センサの部分を例示していないが、第２
図と全く同様の圧接構造を用いれば接地電位と圧接バネ
の間から検出信号を取り出すことができる。また、第３
図の構造によればビス３３を外すだけで簡単に振動伝達
板１１を取り外すことができ、良好な保守、整備性を得
ることができる。

［発明の効果］ 以上から明らかなように、本発明によれば、振動ペンか
ら入力された振動を金属製の振動伝達板に設けられた振
動センサにより検出して入力振動の振動伝達板上での伝
達時間から前記振動ペンの振動伝達板上での座標を検出
する座標入力装置において、前記振動伝達板を装置の電
気回路の接地電位に接続する構成を採用しているので、
振動伝達板を静電ノイズが混入しやすい振動センサの遮
蔽板として兼用することができ、外乱に強く信頼性が高
い優れた座標入力装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はそれぞれ異なる本発明の実施例を示し
た断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）振動ペンから入力された振動を金属製の振動伝達板
   に設けられた振動センサにより検出して入力振動の振動
   伝達板上での伝達時間から前記振動ペンの振動伝達板上
   での座標を検出する座標入力装置において、前記振動伝
   達板を装置の電気回路の接地電位に接続することを特徴
   とする座標入力装置。 ２）前記振動センサの第１の出力電極が前記振動伝達板
   に電気的に接続され、前記振動センサの第２の出力電極
   と前記電気回路の接地電位間から振動センサの出力信号
   が取り出されることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の座標入力装置。