JPH01160133A - ローカルエリアネットワークシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディジタル情報通信分野に利用される。

本発明は、リング状の伝送路と、この伝送路に接続され
た複数の通信ノードとを備え、それらの通信ノード間の
情報伝送をデータパケットにより行うパケット交換形の
ローカルエリアネットワークシステムに関する。

〔概要〕

本発明は、リング状の伝送路とこの伝送路に接続された
複数の通信ノードとを備え、これら通信ノード間の情報
伝送をデータパケットにより行うパケット交換形のロー
カルエリアネットワークシステムにおいて、 受信可能状態にある前記通信ノードにのみ前記データパ
ケットを送信するようにし受信先通信ノードでの受信拒
否をなくすことにより、送信の再試行によるシステム全
体のスループットの低下を防止したものである。

〔従来の技術〕

このようなデータ伝送システムでは、データパケットを
送信する権利を各通信ノードに割り当てるためのパケッ
ト送信制御が必要となる。

従来、リング状のローカルエリアネットワークで、パケ
ット送信制御のために用いてきたトークンパッシング方
式では、リング状伝送路にただ１個の送信権を示すトー
クンパケットを巡回させておき、これを取り込んで伝送
路上から消去した通信ハードに、他の任意の通信ノード
に対するデータパケットの送信権が与えられるようにな
っていた。（「バスとリングを軸に現場への浸透を図る
ローカルネットワーク」日経エレクトロニクス。

１９８３年３月１４日号、１４３〜１７４Ｐ、参照）〔
発明が解決しようとする問題点〕 前述した従来のローカルエリアネットワーク方式では、
ネットワーク内の一つの通信ノードが送信権を得たとき
、この送信権を得た通信ノードのデータパケットの受信
先通信ノードが受信可能な状態にあるという保証はなか
った。従って、送信されたデータパケットが受信先通信
ノードで受信を拒否される可能性があり、受信を拒否さ
れた場合、送信データパケットの紛失を防ぐため送信元
通信ノードで受信されるまで、データパケット送信の再
試行を行う必要があった。

このため、ネットワーク高負荷時、特に複数の通信ノー
ドから一つの通信ノードにデータパケットが集中するよ
うな場合、データパケット送信の再試行が頻発し、ネッ
トワーク全体のスルーブツトが低下する欠点があった。

本発明の目的は、前記の欠点を除去することにより、送
信したパケットが受信先通信ノードで受信拒否されるこ
となく、送信の再試行によるネットワーク全体のスルー
ブツトの低下を防止できるローカルエリアネットワーク
システムを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、リング状の伝送路と、この伝送路に接続され
この伝送路をただ１回巡回する送信権を示すトークンパ
ケットを得たとき伝送情報を乗せたデータパケットを送
信するネットワークインタフェース部をそれぞれ含む複
数め通信ノードとを備えたパケット交換形のローカルエ
リアネットワークシステムにおいて、前記ネットワーク
インタフェース部は、前記トークンパケット内に前記デ
ータパケットを送信する送信元通信ノードとこの送信さ
れた前記データパケットを受信する受信先通信ノードと
を示すアドレス情報と、受信可能となった前記通信ノー
ドが前記送信元通信ノードを選択し送信権を与えること
を示す送信許可情報とを設定する情報設定部と、送信許
可を得た前記送信元通信ノードが前記データパケットを
送信した場合前記アドレス情報および前記送信許可情報
を更新する情報更新部と、前記トークンパケットを受信
した場合、自通信ノードが受信可能状態であれば、前記
アドレス情報をチェックし自通信ノードが受信先通信ノ
ードになっているとき前記情報設定部に対して前記送信
許可情報の設定を指示する手段を含む送信許可部とを含
むことを特徴とする。

〔作用〕

情報格納部は、トークンパケット内に、送信元通信ノー
ドと受信先通信ノードとを示すアドレス情報と、受信可
能となった前記通信ノードが送信権を与えることを示す
送信許可情報とを、例えば、前記トークンパケット内に
受信先番号と送信許可情報を表すフラグとからなる送信
ノード用格納エリアを設け、前記受信先番号に受信先通
信ノード番号を、前記フラグを「１」にして送信権を与
える。

送信許可部は、受信した前記トークンパケットをチェッ
クし、自通信ノードが受信可能状態の場合でかつ自通信
ノードが受信先通信ノードに指定されているときには、
前記フラグを「１」として送信元通信ノードへ送出する
よう制御する。

これにより前記送信元通信ノードはデータパケットを前
記受信先通信ノードへ送信する。そして前記受信先通信
ノードの情報変更部は、このデータパケット受信後に前
記情報格納部におけるトークンパケット内の情報につい
て所定の更新を行う。

従って、送信元通信ノードからのデータパケットの送信
は前記受信先通信ノードが受信可能状態の場合にだけ送
信されることになり、送信されたデータパケットが前記
受信先通信ノードで受信拒否されることがなくなり、送
信の再試行によるネットワーク全体のスループットの低
下を防止することが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例による通信ノードの構成を示
すブロック構成図、第２図は本発明の一実施例のローカ
ルエリアネットワークシステムを示すブロック構成図お
よび第３図は本発明の一実施例によるトークンパケット
の形式を示す説明図である。

本実施例は、リング状の伝送路２と、この伝送路２に接
続されこの伝送路２をただ１回巡回する送信権を示すト
ークンパケット３０を得たとき伝送情報を乗せたデータ
パケットを送信するネットワークインタフェース部１０
を含む４個の通信ノードｌａ、ｌｂ、ｌｃおよび１ｄと
を備え、ネットワークインタフェース部１０は、トーク
ンパケット３０内に送信元通信ノードと受信先通信ノー
ドを示すアドレス情報と、受１：：　””Ｉ能となった
前記通信ノードが前記送信元通イーノードを選択し送信
権を与えることを示す送信許可情報とを設定する情報設
定部１２と、送信許可を得た前記送信元通信ノードが前
記データパケットを送信した場合前記アドレス情報およ
び前記送信許可情報を更新する情報更新部１３と、トー
クンパケット３０を受信した場合、自通信ノードが受信
可能状態であれば、前記アドレス情報をチェックし自通
信ノードが受信先通信ノードになっているとき前記情報
設定部１２に対して前記送信許可情報の設定を指示する
手段を含む送信許可部１４と、伝送路２上を巡回する各
種パケットの受信および伝送路２上に各種パケットを送
信するための送受信部１１とを含み、 各通信ノード１ａ、１ｂ、ＩＣおよび１ｄはそれぞれネ
ットワークインタフェース部１０と、送受信データパケ
ットの処理を行うデータ処理部２０とを有している。

さらに、トークンパケット３０は、このパケットがトー
クンパケットであることを示すエリアである開始フラグ
部３１と、このパケットの緒りを示す終結フラグ部３３
と、開始フラグ部３１と、終結フラグ部３３との間に伝
送路２上に接続された通信ノードｌａ、ｌｂ、ｌｃおよ
び１６分の受信先番号とフラグとをＦ組とした通信ノー
ド＃１用格納エリア３２ａないし通信ノード＃用格納エ
リア３２ｄ　とを含んでいる。ここで、通信ノード＃１
用格納エリア３２ａの受信先番号３４は第３図における
通信ノード１ａが送信を行うときの受信先の通信ノード
番号で、設定することによって送信要求をしていること
を示す。他の通信ノード用格納エリアも同様である。ま
たフラグ３５は、受信先番号３４で示された通信ノード
が受信可能な場合に「１」にするフラグで、「１」にな
った場合送信してもよいことを示す。なお、情報更新部
１３は、データパケットの送信終了時、トークンパケッ
ト３０内の受信先番号３４およびフラグ３５をゼロクリ
アする。ただし、さらに送信するデータがある場合受信
先番号３４を設定し、フラグ３５゛をクリアする。

また、送信許可部１４は、トークンパケット３０を受信
したときに、自通信ノードがデータパケットを受信可能
状態となっていればトークンパケット内の受信先番号３
４をチェックし自通信ノード番号と同じものがあれば対
応するフラグ３５を「ｌ」に設定し、設定した送信元通
信ノード番号を記憶しておき、データパケット受信後の
受信可能時には記憶しておいた通信ノード番号の次の番
号からチェックするのに使用する。自通信ノードがデー
タパケットを受信可能状態となっていないときおよび自
通信ノードに対して送信要求している通信ノードがなけ
ればそのままとする。

本発明の特徴は、第１図において、情報格納部１２、情
報更新部１３フよび送信許可部１４を設け、第３図に示
すトークンパケットを用いて送信制御できるようにした
ことにある。

次に、第４図および第５図に示す説明図を参照して本実
施例の動作について説明する。

第４図において、通信ノード１ａから通信ノードＩＣに
データを伝送する場合を例にとり説明する。各通信ノー
ド１ａ１１ｂ１１ｃ右よび１ｄには、＃１、＃２、＃３
および＃４と対応して番号を割当てる。伝送路２上を第
３図で示すトークンパケット３０が巡回しており、この
とき、各格納部　　。

リアはゼロクリアされている。送信データを持つ通信ノ
ード１ａは、トークンパケットを受信しデータを伝送す
る先である通信ノード１ｃの番号＃３を第３図の通信ノ
ード＃１用格納エリア３２ｂの受信先番号３４の位置に
設定し伝送路２に送信する。

第４図の■、■、■および■で示したものは、第３図の
トークンパケット３０の各通信ノード用格納エリア部分
を図示したもので、内容が変化していく様子を示す。伝
送路２に送信されたトークンパケットは、通信ノード１
ｂに取り込まれるが、通信ノード番号＃２に対する送信
要求がトークンパケット内に示されていないことから、
そのまま伝送路２に送信される。− その後、トークンパケットは通信ノード１ｃに取り込ま
れ、通信ノード番号＃３が、第３図に示す受信先番号３
４に設定されていることから自通信ノードに対する要求
があると判断し、受信可能状態ならばフラグ３５を「１
」にし伝送路２に送り出す。そして通信ノード１ｄに取
り込まれるが、通信ノード番号＃４に対する送信要求が
トークンパケット内に示されていないことから、ここで
もそのまま伝送路２に送信される。そして、再び通信ノ
ード１ａに取り込まれる。通信ノード１ａは自通信ノー
ドの送信要求した位置のフラグが「１」となっているこ
とから送信可能と判断し、トークンパケットを取り込ん
だまま、データパケットを目的の通信ノードＩＣに対し
て送信する。データの送信が終了すると、第３図のトー
クンパケット３０内の自通信ノード用の受信先番号３４
およびフラグ３５をゼロクリアして、トークンパケット
３０を伝送路２に送り出して終了する。

次に第５図を用いて、通信ノード１ａが二つのデータを
、通信ノード１ｄが一つのデータを、それぞれ通信ノー
ド１ｃに対して送信要求した場合の動作を示す。

通信ノード１ａは、トークンパケットを取り込み■に示
すように受信先番号「３」を設定する。

通信ノードＩＣは受信できることを■に示すように通信
ノード１ａに与える。通信ノード１ｄも■に示すように
送信要求を行う。通信ノード１ａは受信可能なことを判
断し、トークンパケットを取り込んでデータを送信する
。まだ送信するデータがあるため■に示すようにフラグ
３５だけをゼロクリアしトークンパケットを送り出す。

これを受けた通信ノード１ｃは自通信ノードに対する送
信要求が二つあるが、通信ノード１ａからすでに受信し
ているため、通信ノード＃２用格納エリア３４からサー
チし、■に示すように通信ノード１ｄに送信権を与える
。送信権を受けた通信ノード１ｄはトークンパケットを
取り込み通信ノード１ｃにデータを送信する。送信し緒
ると■に示すように自通信ノードの格納エリアの受信先
番号３４とフラグ３５とをゼロクリアしてトークンパケ
ットを伝送路２に送り出す。その後は第４図の動作説明
で示したように通信ノード１ａから通信ノードｌｃにデ
ータが転送される。

なお、以上の実施例においては、通信ノードの数を４個
としたけれども、本発明は一般的には複数ｎ個の場合に
対して適用される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、受信可能状態にある通
信ノードにのみデータパケットを送信するように構成す
ることにより、送信したデータパケットが受信先通信ノ
ードで受信拒否されることがないため、送信の再試行に
よるネットワーク全体のスルーブツト低下のないローカ
ルエリアネットワークシステムを実現できる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による通信ノードを示すブロ
ック構成図。 第２図は本発明の一実施例のローカルエリアネットワー
クシステムを示すブロック構成図。 第３図は本発明の一実施例によるトークンパケットを示
す説明図。 第４図および第５図は本実施例の動作を示す説明図。 １ａ％　ｌｂ％　ｌｃｓ　ｌｄ・・・通信ノード、２・
・・伝送路、１０・・・ネットワークインタフェース部
、１１・・・送受信部、１２・・・情報設定部、１３・
・・情報更新部、１４・・・送信許可部、２０・・・デ
ータ処理部、３０・・・トークンパケット、３１・・・
開始フラグ部、３２ａ・・・通信ノード＃１用格納エリ
ア、３２ｂ・・・通信ノード非２用格納エリア、３２Ｃ
・・・通信ノード＃３用格納エリア、３２ｄ・・・通信
ノード＃４用格納エリア、３３・・・終結フラグ部、３
４・・・受信先信号、３５・・・フラグ。 実Ｙ例　（前４Ａノードの構成） 箆　１　口 笑劇例　（システムの員べ） 第　２　図 人廁列　（トー・・ンパ７−２トの形ぺ）Ｍ　３　口 大廁例（動イ″￥託明（２］） 、￥１４　図 １０通う言ノード 実廁例（動作既明図） 、￥１５　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）リング状の伝送路（２）と、 この伝送路に接続されこの伝送路をただ１回巡回する送
   信権を示すトークンパケットを得たとき伝送情報を乗せ
   たデータパケットを送信するネットワークインタフェー
   ス部（１０）をそれぞれ含む複数の通信ノード（１ａ〜
   １ｄ）と を備えたパケット交換形のローカルエリアネットワーク
   システムにおいて、 前記ネットワークインタフェース部（１０）は、前記ト
   ークンパケット内に前記データパケットを送信する送信
   元通信ノードとこの送信された前記データパケットを受
   信する受信先通信ノードとを示すアドレス情報と、受信
   可能となった前記通信ノードが前記送信元通信ノードを
   選択し送信権を与えることを示す送信許可情報とを設定
   する情報設定部（１２）と、 送信許可を得た前記送信元通信ノードが前記データパケ
   ットを送信した場合前記アドレス情報および前記送信許
   可情報を更新する情報更新部（１３）と、 前記トークンパケットを受信した場合、自通信ノードが
   受信可能状態であれば、前記アドレス情報をチェックし
   自通信ノードが受信先通信ノードになっているとき前記
   情報設定部に対して前記送信許可情報の設定を指示する
   手段を含む送信許可部（１４）と を含むことを特徴とするローカルエリアネットワークシ
   ステム。