JPH01158981A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH01158981A
JPH01158981A JP63248561A JP24856188A JPH01158981A JP H01158981 A JPH01158981 A JP H01158981A JP 63248561 A JP63248561 A JP 63248561A JP 24856188 A JP24856188 A JP 24856188A JP H01158981 A JPH01158981 A JP H01158981A
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安藤 利男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、入賞領域を形成した遊技盤を含むパチンコ遊
技機に関し、詳しくは、遊技者にとって有利になる第1
の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態に変化自
在な可変入賞球装置が遊技盤上に配設されたパチンコ遊
技機は関する。
[従来の技術] この種のパチンコ遊技機においては、従来から一般的に
知られているものでは、たとえば、予め定められた特定
遊技状態になった場合に前記可変入賞球装置を第1の状
態にし、一定期間が経過することに基づいて可変入賞球
装置を第2の状態に駆動制御していた。また、前記可変
入賞球装置の第1の状態は、その第1の状態の期間中全
く変化しないものであった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種従来のパチンコ遊技機においては、可変
入賞球装置の第1の状態が全く変化しないものであった
ため、その可変入賞球装置が第1の状態に切換わってい
ることを遊技者が気付かない場合が生ずるのである。す
なわち、遊技者は遊技中に打球操作に熱中しているもの
であり、そのために、可変入賞球装置がせっかく遊技者
にとって有利な第1の状態に切換わっているにもかかわ
らず遊技者がそれになかなか気付かず、気付いた時点で
は可変入賞球装置の第1の状態が終了した後または終了
間際となっている場合があった。このような場合は、遊
技者に大きな不満を抱かせてしまい、遊技者の興趣を高
めるというパチンコ遊技機本来の目的が達成できなくな
ってしまう欠点を有していた。
さらに、前記従来のパチンコ遊技機においては、可変入
賞球装置が第1の状態に切換わっている期間中において
、その第1の状態が変化しないものであるために打球の
可変入賞球装置内への入賞確率が一定に保たれて変化せ
ず、遊技が単調になり面白味に欠Jするという傾向があ
り、結局遊技者の興趣を高めるというパチンコ遊技機本
来の目的を十分には達成できないという欠点もあった。
また、可変入賞球装置の第1の状態が1回切りで終了し
てしまい持続性がないために面白味に欠けるという欠点
もあった。そこで、持続性を持たせるために前記可変入
賞球装置が第1の状態の期間中子め定める繰返し継続条
件の成立に基づいて、前記可変入賞球装置を再度節1の
状態に駆動する繰返し継続制御を行なうよう構成するこ
とも考えられる。そして、繰返し条件として、遊技盤上
に特定領域を設け、その特定領域に打球が入賞したこと
により繰返し条件が成立するように構成することも考え
られる。
しかし、可変入賞球装置の入賞領域以外の遊技盤上に特
定領域を設けてしまうと、遊技者が、可変入賞球装置へ
打球を入賞させる打球操作と特定領域へ打球を入賞させ
る打球操作との2つの打球操作をしなければならず、遊
技に集中することができないという問題があった。
また、この特定領域への打球の入賞による繰返し継続制
御を、あくまで可変入賞球装置が第1の状態のときに繰
返し継続条件が成立したときのみに限定した場合には、
前記可変入賞球装置が第2の状態に切換わった後に前記
繰返し継続条件が成立した場合に、前記繰返し継続制御
が行なわれないのであり、可変入賞球装置の第2の状態
への変化時期を境にした繰返し継続条件成立の後先を巡
り遊技場側と遊技者の間でトラブルが多発するおそれが
あり、□せっかく遊技者に十分な満足を与える目的で繰
返し継続制御を採用しても前記トラブルが原因で反って
遊技者に不満を与えてしまうという新たな技術的課題が
発生するのである。
本発明は、かかる実情に鑑み、可変入賞球装置の遊技者
にとって有利な状態を遊技者が見逃すことなく十分活用
できるとともに、その白゛利な状態にり換わっている期
間中の遊技の単調さを防1にし、しかも、繰返し継続制
御を採用して遊技者に十分な満足感を与えながらも、遊
技者の遊技への集中を可能にし、かつ、繰返し継続条件
成立の後先を巡るトラブルをも防止し得るパチンコ遊技
機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 遊技盤上に配設され、遊技者にとって有利になる第1の
状態と遊技者にとって不利になる第2の状態に変化自在
で、かつ第1の状態における入賞領域が複数の領域に分
けられ、該複数の領域を通常領域と特定領域とに区分し
、複数の領域のうち少なくとも1つを特定領域とした可
変入賞球装置と、遊技状態が予め定められた特定遊技状
態になったことを検出する特定遊技状態検出手段と、該
特定遊技状態検出手段の出力に基づいて、前記可変入賞
球装置の可動部材を第1の状態と第2の状態とに交互に
変化させる往復動作を一定期間に亘って複数回連続的に
駆動制御する駆動制御手段と、 前記特定領域に入賞した入賞下に基づいて前記可変入賞
球装置の前記往復動作を再度繰返すように定められた繰
返し条件を検出する繰返し条件検出手段と、 前記駆動制御手段により、前記可変入賞球装置の可動部
材が、第1の状態と第2の状態とに交互に変化している
ときに、前記可変入賞球装置へ入賞した入賞下が所定数
に達したことを判定する所定入賞玉数判定手段とを含み
、 前記駆動制御手段は、 前記一定期間内に前記所定入賞玉数判定手段出力のある
ことまたは所定入賞玉数判定手段出力がなくかつ一定期
間経過したことに応じて前記可変入賞球装置の前記往復
動作を終了させ、前記繰返し条件検出手段出力に応じて
前記可変入賞球装置の前記往復動作を再度繰返すように
構成され、さらに、前記可変入賞球装置の前記往復動作
が終了した後も前記繰返し条件検出手段による検出可能
状態を維持する検出可能状態維持手段を含むことを特徴
とする。
[作用] 第1の状態と第2の状態に変化臼ト1ミな可変入賞球装
置内の入賞領域が、少なくとも1つの特定領域と少なく
とも1つの通常領域とを含む複数の領域に分けられてい
る。特定遊技状態検出手段の動きにより、遊技状態が予
め定められた特定遊技状態になったことが検出され、そ
の検出出力に基づいて、駆動制御手段の働きにより、可
変入賞球装置の可動部材を第1の状態と第2の状態とに
交互に変化させる往復動作が一定期間にわたって複数回
連続的に行なわれるよう駆動制御される。また、前記可
変入賞球装置の可動部祠が第1の状態と第2の状態とに
交互に変化しているときに、その可変入賞球装置へ入賞
した入賞上が所定数に達したことが所定入賞玉数判定手
段により判定される。
そして、前記第1の状態にある可変入賞球装置内に進入
したパチンコ玉が、特定領域に入賞すれば、繰返し条件
検出手段の働きにより、前記可変入賞球装置の前記往復
動作を再度繰返すように定められた繰返し条件が検出さ
れる。さらに、前記一定期間内に可変入賞球装置内へ入
賞した入賞下が所定数に達した場合またはその入賞下が
所定数に達することなく前記一定期間経過した場合に前
記可変入賞球装置の前記往復動作が終了する。また、前
記繰返し条件検出手段の出力に基づいて、前記可変入賞
球装置の前記往復動作が再度繰返され、さらに、検出可
能状態維持手段の働きにより、前記可変入賞球装置の前
記往復動作が終了した後も前記繰返し条件検出手段によ
る検出可能状態が維持される。
つまり、可変入賞球装置の遊技者にとって有利な状態が
、第1の状態と第2の状態とに交互に変化する往復動作
で構成されているため1]に付き品く、その可変入賞球
装置の遊技者にとって有利な状態を遊技者が見逃すこと
がなく、その有利な状態を当初から十分活用できる。ま
た、・その有利な状態に切換わっている期間中、可変入
賞球装置への入賞確率が複数回連続的に変化するため、
遊技の単調さが防止でき遊技の興趣を向上し得る。しか
も、繰返し継続制御を採用して遊技者に十分な満足感を
与えることができながらも、その繰返し継続制御を行な
うための繰返し継続条件が、可変入賞球装置内にパチン
コ玉を打込むことによって成立可能であるため、繰返し
継続条件を成立させるために、可変入賞球装置を狙った
打球操作以外に特別の打球操作を行なう必要がなく、遊
技者が無理なく遊技に集中することができる。しかも、
可変入賞球装置の前記往復動作が終了した後も繰返し条
件検出手段により検出可能状態が維持されるため、前記
可変入賞球装置の遊技者にとって有利な状態が終了した
後にすぐ繰返し条件が成立した場合にも、繰返し継続制
御が行なわれることとなり、可変入賞球装置の有利な状
態の終了時期を境にしt二繰返し継続条件成立の後先を
巡るトラブル[発明の実施例] 以下に、図面を参照して、この発明の具体的な実施例に
ついて説明する。
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技機の正面
図である。構成において、パチンコ遊技機10は、前面
枠11と、該前面枠11に着脱自在に装着された遊技盤
1とを含む。遊技盤1には、セーフ孔2a,2b,入賞
玉によって後述の可変表示装置50を可変表示できる条
件の定められた入賞領域3aないし3C%複数のヤクモ
ノ(通称チューリップ)4a,4b,およびアウト玉人
口5が形成されている。セーフ孔2a,2bs入賞領域
3a〜3Cおよびヤクモノ4a,4bは、入賞領域の一
例であって、遊技盤1の裏面へ入賞玉を導き、裏面へ導
かれた入賞玉によって賞品玉を放出するように決められ
た入賞口である。なお、入賞領域は、入賞口に限らず、
玉の通過可能な通過領域であってもよい。その場合は、
通過領域を通過した玉を検出するための通過玉検出スイ
ッチを設け、その出力で賞品玉の放出指令が行なわれる
ようにすればよい。
遊技盤1のほぼ中央部には、可変入賞球・可変表示装置
30が配設されている。可変入賞球・可変表示装置30
は、後述の第3図ないし第5図を参照して説明する可変
入賞球装置40および可変表示装置50が取付板31に
一体的に装着されて構成されている。可変表示装置50
は、機械的可変表示部材の一例の回転ドラム表示機構5
OAおよび電気的可変表示部材の一例のセグメント表示
器50Bを含んで構成されている。そして、可変表示装
置50は、入賞領域3a〜3Cへの入賞玉に応じて回転
ドラム表示機構50Aおよびセグメント表示器50Bの
可変表示を開始し、遊技者の停止指令操作または可変表
示開始から一定時間の経過により、可変表示を停止する
。このときの回転ドラム表示機fit 5 0 Aの表
示状態とセグメント表示器50Bの表示状態との組合わ
せが所定の状態になったとき、可変入賞球装置40を開
成駆動できるように定められた特定遊技状態になったこ
とが判断される。なお、可変入賞球装置40を開成駆動
するための特定遊技状態の他の例としては、比較的入賞
しにくいように釘:J!J整された入賞領域を形成し、
当該入賞領域の入賞玉に基づいて特定遊技状態を検出す
るようにしてもよい。
遊技盤1の左上隅には、数値情報表示器6が設けられて
いる。数値情報表示器6は、特定遊技状態に基づいて可
変入賞球装置40が開成している1回の期間中に入賞し
た玉の数を表示するためのものである。
さらに、パチンコ遊技機10には、次のような構成要素
が備えられている。前面枠11の下方には、賞品玉数出
口12、打球待機樋13、打球ハンドル14、余剰賞品
玉放出口15および玉皿16が配設されている。ここで
、打球待機樋13は、賞品玉数出口12から放出された
賞品玉および遊技者が玉貸機で借りた玉を一時貯留する
貯留皿として用いられるとともに、貯留玉を整列して1
個ずつ打球供給機構(図示せず)へ供給する働ぎをする
ものである。打球ハンドル14は、その回動によって打
球強さを調節するためのものである。
打球ハンドル14つ近傍の前面枠11には、打球指令ス
イッチ14sが設けられている。打球指令スイッチ14
sは、抑圧により打球指令信号を発生するものである。
この打球指令スイッチ14sは、場合により、打球ハン
ドル14の外周に設けてもよい。前面枠11の左側辺に
は停止指令スイッチ17が設けられている。停止指令ス
イッチ17は、遊技者の指令によって可変表示装置50
の可変表示を停止指令するためのものである。
第2図は、パチンコ遊技機10の裏面構造の図解図であ
る。図において、入賞領域(入賞口)3a、3b、3c
の形成された遊技盤1の裏面側には、入賞領域に対応し
て該入賞領域を通過してきた入賞玉を下方へ導くための
径路211,212が形成されている。径路211の下
方には、入賞領域(入賞口)3aまたは3bへの入賞玉
を検出するための入賞玉検出器22aが取付けられてい
る。同様に、径路212の下方には、入賞領域(入賞口
)3cへの入賞玉を検出するための入賞玉検出器22b
が取付けられている。なお、必要に応じて、入賞玉検出
器22a、22bで検出された入賞玉は、ヤクモノ4a
、4bの上部位置にもたらされ、ヤクモノ4a、4bの
玉受片を開成するのに利用される。入賞玉検出器22a
、22bの出力は、回転ドラム表示機構50Aおよびセ
グメント表示器50Bを表示駆動可能な状態の検出出力
として利用されるように、図示しない接続線によって配
線されている。
アウト玉人口5よりもやや上部位置の遊技盤1の裏面に
は径路213が設けられている。径路213はセーフ孔
2a、  2b、入賞領域(入賞口)3a〜3csヤク
モノ4a、4bまたは可変入賞球装置40のいずれかへ
入賞した玉を入賞玉処理器23へ導くためのものである
。入賞玉処理器23は、径路213を介して導かれる入
賞玉を1個ずつ落下させる。入賞玉処理器23で1個ず
つ落下された玉は、従来周知の賞品玉放出機構に連結さ
れた作動部材を作動させ、1個の入賞玉につき一定数の
賞品玉の放出を行なわせる。
第3図は、可変入賞球・可変表示装置30の斜視図であ
る。第4A図および第4B図は、可変入賞球装置40の
詳細を示し、特に、第4A図は可変入賞球・可変表示装
置30の裏面から見た可変入賞球装@40の詳細を示し
、第4B図は、可変入賞球装置40の入賞領域部分の縦
断面図である。
第5図は、回転ドラム表示機構50Aの詳細を示す図解
図である。
次に、第3図ないし第5図を参照して、可変入賞球・可
変表示装置30の構成について詳細に説明する。
可変入賞球・可変表示装置30は、取付板31に可変入
賞球装置40と可変表示装置50とが一体的に装着され
た構成となっている。具体的には、取付板31には開口
部32が穿設されている。開口部32は可変入賞球装置
40の開閉板41が開成されたときに入賞領域となるよ
うに、横長の長方形の孔とされている。取付板31には
、回転ドラム表示機構50Aに含まれる回転ドラムに描
かれた識別情報を表示するための表示窓33a、  3
3b、33cが形成されている。さらに、取付板31の
最上部には、枠部材34が取付けられている。枠部材3
4にはセグメント表示器50Bが装着されており、その
上部は逆ハの字状の玉受板341が取付けられている。
玉受板341で受Cすられた玉は、入賞領域3aとなる
孔を介して裏面へ導かれるようになっている。さらに、
枠部材34の横方向に延びる部分には、玉を通過させる
ための通過領域342,343が形成されているととも
に、該通過領域342,343を通過した玉の落下に変
化を与えるために、取付板31のほぼ中央部で開口部3
2の上部位置には横1列に障害釘35が適当な数だけ植
設されている。障害釘35と開口部32との間には、ガ
イド部材36が装着されている。ガイド部材36は、横
方向の複数箇所に、垂直方向に延びるガイド板を有し、
玉を垂直方向に導きながら落下させる働きをするもので
ある。
可変入賞球装置40は、遊技者にとって存利に    
 ′なる第1の状態では開閉板41を前方へ開いて玉を
受は入れ容易な状態となり、遊技者にとって不利になる
第2の状態では開閉板41を閉じて玉の受は入れが不可
能な状態になる。このような可変入賞球装置40の構造
をより具体的に説明する。
可変入賞球装置40は枠部材42の前面(すなわち開口
部32に関連する部分)に回動自在に装着された開閉板
41を含む。開閉板41の両側端縁には、裏面側に突出
する三角形の側壁411,412が備えられている。側
壁411.412は軸413で枠部材42の側面に回動
自在に取付けられている。枠部材42の下方には、径路
421゜422が形成されている。枠部材42の背面は
カバー423で覆われている。開閉板41が開成状態に
おける開口部32は、玉の入賞容易な入賞領域43とな
る。入賞領域43は、横方向に複数の入賞領域43a〜
43cに分けられている。このように分けられた入賞領
域のうち、入賞領域43aは、特定遊技状態において開
閉板41の開成中に入賞した玉によって再度開閉成41
を開いて可変入賞球装置40を入賞しやすい状態にでき
るような条件が定められたいわゆる特定領域となってい
る。そして、この特定領域43a以外の入賞領域43b
、43cが通常領域となる。このように、可変入賞球装
置40の複数の入賞領域のうち少なくとも1つを特定領
域に形成したことが、この実施例の特徴である。このよ
うに入賞領域の一部に特定領域43aを形成したことに
より次のような利点がある。すなわち、特定遊技状態に
おいて開閉板41が開成中には、遊技者は開成中の入賞
領域43を目掛けてパチンコ玉を発射する。このとき、
打玉が前記可変入賞球装置40内に入賞した後において
も、その入賞玉の流下状態如何によって前記特定領域4
3aに落人することもあれば前記通常領域43b、43
Cに落人す雇こともあり、その落人する領域如何によっ
て前記可変入賞球装置を再度節1の状態に繰返し制御さ
れることとなり、遊技者の興味が打玉の前記可変入賞球
装置内への入賞以降も失われることなく維持され、遊技
の興趣をより一層高めることができる。
特定領域である入賞領域43aに関連して検出スイッチ
44aが設けられている。検出スイッチ44aは、入賞
領域43aへ入賞した玉を検出するためのものである。
この検出スイッチ44aの出力が繰返し条件検出出力と
して後述するように駆動制御手段にあたえられ、可変入
賞球装置40の繰返し制御がなされる。つまり、この検
出スイッチ44aにより、前記特定領域に入賞した入賞
玉に基づいて、前記可変入賞球装置を繰返して第1の状
態に変化できるように決められた繰返し継続条件を検出
する繰返し条件検出手段が構成されている。また、入賞
領域43a〜43cへ入賞した玉は、それぞれ径路42
1.422を介して下方へ導かれる。経路421,42
2の下方には、入賞領域43へ入賞した玉を検出するた
めの検出スイッチ44bが設けられている。この検出ス
イッチ44bは、計数手段の一部を構成しているもので
ある。
開閉板41には開閉駆動機構45が結合されている。開
閉駆動機構45は、ソレノイド451と、丁字形レバー
453と、ロッド455とばね456とを含む構成であ
る。丁字形レバー453はその中心がピン454によっ
て取付板31に回動自在に取付けられている。丁字形レ
バー453の短辺の一端はソレノイド451のプランジ
ャ452に係合され、該レバー453の短辺の他端には
ばね456が連結されている。さらに、丁字形レバー4
53の長辺の端部にはロッド455の一端が係合され、
該ロッド455の他端は開閉板41の側壁とビン413
によって結合されている。ソレノイド451が電気的に
消勢されているときには、丁字形レバー453の短辺他
端がばね456で引張られているので、該レバー453
の長辺先端は下方に引き落された状態になり、ロッド4
55によって開閉板41の側壁に下方向きの力が加わり
、開閉板41は閉成された状態になる。逆に、ソレノイ
ド451が電気的に付勢されると、丁字形レバー453
は時計方向(第4A図において時計方向)へ回動され、
ロッド455が上方向へ引き上げられて開閉板41が前
方へ開成される。
なお、この実施例では、可変入賞球装置40は、遊技者
にとって有利になる第1の状態では玉が入賞しやすい開
閉板41が開成した状態となり、遊技者にとって不利に
なる第2の状態では開閉板41が閉成した玉が入賞不可
能な状態のものを説明した。しかしながら、可変入賞球
装置の構造および第1の状態と第2の状態との変化状態
は、前述した実施例のものに限定されることはなく、種
々の構造および状態をとり得る。たとえば、可変入賞球
装置の他の例として、いわゆるチューリップのように、
遊技者にとつで有利になる第1の状態では、1対の玉受
片が左右に開成して玉が入賞しやすい状態であり、遊技
者にとって不利になる第2の状態では玉受片が閉成して
玉が入賞しにくい状態をとるものとすることもできる。
また、可変入賞球装置は、遊技盤1に開閉可能に設けら
れた開閉板と、該開閉板の上部に設けられた1個の玉を
受は入れ可能な玉受口とを含む構成とし、第2の状態で
は開閉板が閉じられており、開閉板の上部に設けられた
玉入口にしか玉が入賞できない、低い確率で入賞玉が生
じる状態であり、第1の状態では開閉板が開いて高い確
率で入賞玉が生じるような構成にすることもできる。
次に、可変表示装置50の詳細について説明をする。可
変表示装置50は、回転ドラム表示機構50Aおよびセ
グメント表示器50Bを含んでいる。
回転ドラム表示機構50Aは、第5図に示されるような
構成である。第5図を参照して、回転ドラム群51は、
複数列の回転ドラム51a、51b、51cを含んでい
る。各列の回転ドラム51a〜51cの外周上には、絵
模様や記号や数字などの識別情報(たとえばベル、星、
ヨツトなどの絵模様または数字もしくはアルファベット
などの記号)が描かれている。各列の回転ドラム518
〜51cのそれぞれの側面には、外周上に描かれた識別
情報の数に相当する歯数を有するラチェット歯車52a
〜52C(図示では52cのみが現われている)が固着
されている。各列の回転ドラム51a〜51cのそれぞ
れは、ドラム軸53に遊嵌されて、その摩擦力で個別的
に回転可能なように支持されている。ドラム軸53は、
その両側がボックス54の側面で軸支されるとともに、
ドラム軸53の一方端には回転力伝達機構55に含まれ
る歯車551が固着されている。歯車551は変速用歯
車552と噛合っている。ボックス54の側面には、回
転ドラムを駆動するためのモータ56が装着されている
。モータ56はギャードモータであって、その駆動歯車
は歯車552と係合されている。従って、モータ56の
回転力は歯車552,551を介してドラム軸53に伝
達され、回転ドラム群51が回転駆動される。
ボックス54の後方背面には、各列の回転ドラム51a
〜51cのそれぞれを個別的に回転させまたは停止制御
するためのソレノイド57a〜57Cが固着されている
。ソレノイド57a〜57Cのプランジャ571は、そ
れぞれ係止レバー58a〜58cの一端とピンで連結さ
れている。係止レバー58a〜58cのほぼ中央部は、
軸581で軸支され、該軸581の両端はボックス54
の両側面で支持されている。係止レバー58a〜58c
のそれぞれの先端には、爪状部582が形成されている
。そして、各係止レバー58a〜58cの爪状部582
は、対応するラチェット歯車52a〜52cのそれぞれ
と係合して、各列の回転ドラムを停止させ、ロック状態
を保持するようにされている。
可変入賞球装置40を第1の状態にすることの可能な特
定遊技状態は、回転ドラム表示機構50Aで表示される
各列の絵模様などの識別情報の組合わせ状態と、セグメ
ント表示器50Bで表示される数字情報の表示状態との
組合わせによって決められる。
なお、特定遊技状態は、回転ドラム表示機構50Aの各
列のドラムで表示される識別情報の組合わせだけによっ
て決められるようにしてもよい。
あるいは、回転ドラム表示機構50Aを用いず、電気的
に数字0〜9を表示できるセグメント表示器を複数個配
設し、該セグメント表示器によって表示される複数桁の
表示情報の組合わせに基づいて決められるようにしても
よい。
第6図は、この発明の一実施例の遊技制御回路図である
。構成において、遊技制御回路60は、可変表示可能条
件検出回路61、回転ドラム駆動制御回路62、表示駆
動回路63、特定遊技状態検出手段の一例の特定遊技状
態検出回路64、所定入賞玉数検出回路65、所定価値
付与状態検出回路66、数値情報表示駆動回路67およ
び駆動制御回路70を含む。
可変表示可能条件検出回路61は、可変表示装置50を
可変表示できる条件を検出するものである。回転ドラム
駆動制御回路62は、可変表示可能条件に基づいて、回
転ドラム表示機構50Aを駆動制御するための回路であ
る。表示駆動回路63は、可変表示可能条件に基づいて
、セグメント表示器50Bを表示駆動するための回路で
ある。
特定遊技状態検出回路64は、回転ドラム表示機構50
Aの表示状態とセグメント表示器50Bの表示状態との
組合わせに基づいて、予め定める特定遊技状態になった
ことを検出するための回路である。なお、特定遊技状態
検出回路65は、この実施例では、特定遊技状態のみな
らず、該特定遊技状態よりも小さな遊技価値を付与可能
な遊技状態であって、可変入賞球装置40を第1の状態
にできる条件を検出する機能を含んでいる。このため、
この実施例では、遊技状態の種類が豊富になり、遊技者
にとってより興趣のあるパチンコ遊技機とすることがで
きる。所定入賞玉数検出回路65は、特定遊技状態にお
いて可変入賞球装置40に入賞した玉数を計数するとと
もに、その玉数が予め許容された所定数になったときに
検出出力を導出する回路である。所定価値付与状態検出
回路66は、特定遊技状態において所定の価値を付与し
た状態(たとえば打止数として設定された多量の賞品玉
数が払出された状態)を検出するための回路である。数
値情報表示駆動回路67は、所定入賞玉数検出回路65
の出力に基づいて所定の数値を数値情報表示器6に表示
駆動するための回路である。
第7図は、第6図に示す遊技制御回路のうちの、この実
施例の特徴となる駆動制御回路70および所定入賞玉数
検出回路65の詳細な構成の一例を示す回路図である。
第7図を参照して、駆動制御回路70は、オアゲート7
1、タイマ72〜74、ドライバ75および一定時間繰
返し開閉駆動回路76を含む。ここに、ドライバ75は
、オアゲート71の出力期間中ソレノイド451を付勢
することによって、可変入賞球装置40を第1の状態に
駆動するためのものである。一定時間繰返し開閉駆動回
路76は、可変入賞球装置40を、原則として一定時間
(たとえばt 1−30秒)連続的に入賞しやすい状態
にするものである。
次に、第1図ないし第7図を参照して、この実施例のパ
チンコ遊技機10の具体的な動作について説明する。
遊技者は、玉貸機で借りた玉を打球待機樋13へ入れ、
打球ハンドル14を回動して打球強さを調節した後、打
球スイッチ14sを押圧する。打球スイッチ14gの抑
圧に応じて、モータ241に電力が供給され、モータ2
41が回転駆動し、打球ハンマ243を間欠的に回動さ
せることによって、玉が1個ずつ遊技盤1へ打込まれる
。このようにして遊技者が打球遊技をしているとき、打
込玉がセーフ孔2a〜2Cのいずれかまたはヤクモノ4
aもしくは4bに入賞すると、賞品玉放出機構が作動し
て、1個の入賞玉につき所定数の賞品玉が放出制御され
る。
また、打込玉が入賞領域3a〜3cのいずれかへ入賞す
ると、対応の検出スイッチ22aまたは22bがハイレ
ベル信号を導出し、この信号はオアゲート611を介し
て駆動回路621に与えられるとともに、タイマ622
に与えられる。さらに、オアゲート611からのハイレ
ベル出力は表示駆動回路63に含まれるフリップフロッ
プ631に与えられ、該フリップフロップ631をセッ
トする。駆動回路621は、オアゲート611からの信
号に基づいて、ソレノイド57a〜57cを付勢して係
止レバー58a〜58cの爪状部582と対応するラチ
ェット歯車52a〜52cとの係合状態を解除し、同時
にモータ56を回転駆動させる。これによって、各列の
回転ドラム51a〜51cが回転駆動され、回転ドラム
の表示状態が可変される。また、フリップフロップ63
1のセット出力はアンドゲート632の一方入力として
与えられる。アントゲ−1−632には、クロック発振
器633の出力クロックパルスが常時他方入力として与
えられている。このため、アンドゲート632はフリッ
プフロップ631のセット出力に応じてクロックパルス
を導出し、リングカウンタ634に与える。リングカウ
ンタ634は、クロックパルスの入力に応じて、セグメ
ント表示器50Bで表示可能な数値0〜9を循環的に計
数するものであって、その計数値はデコーダドライバ6
35および特定遊技状態検出回路64に含まれる判定回
路645に与えられる。デコーダドライバ635は、リ
ングカウンタ634の計数値をデコードし、その計数値
に基づいてセグメント表示器50Bで表示される数字を
クロックパルスの周期に同期して順次的に変化させる。
このようにして、回転ドラム51a〜51cが回転駆動
されかつセグメント表示器50Bが可変表示されること
によって、機械的な可変表示と電気的な可変表示とが同
時に行なわれる。
前述のごとくして、回転ドラム51a〜51cおよびセ
グメント表示器50Bがそれぞれ可変表示されている状
態において、遊技者は各列の回転ドラム5〕、a〜51
cの表示状態の組合わせが特定の遊技状態となることを
期待して、任意のタイミングで停止指令スイッチ17を
押圧する。なお、可変表示が開始されてからタイマ62
2で設定されている一定時間内に停止指令スイッチ17
が押圧されない場合には、タイマ622の出力で停止指
令される。停止指令スイッチ17の抑圧による出力また
はタイマ622の出力に応じて、駆動回路621はソレ
ノイド57a〜57cを予め定める順序(または不規則
的な順次)で消勢し、応じて係止レバー58a〜58c
の爪状部582と対応するラチェット歯車52a〜52
cとがそれぞれ係合して、回転ドラム51a〜51cが
順次停止される。さらに、駆動回路621は少し遅れて
モータ56の回転を停止させるとともに、すべての回転
ドラムが停止したことを表わす/1イレベル信号を導出
する。このハイレベル信号は、フリップフロップ631
をリセットするとともに、判定指令信号として表示状態
判定回路643に与えられる。フリップフロップ631
のリセットによってアンドゲート632は、クロックパ
ルスの導出を停止する。このため、リングカウンタ63
4の計数値の歩進が停止し、従ってリングカウンタ63
4で計数された計数値に相当する数字が連続的にセグメ
ント表示器50Bで表示される。
表示状態判定回路643は、判定指令信号に応じてセン
サ641および642から与えられる出力に基づいて各
列の回転ドラムで表示されている識別情報の組合わせを
判定する。ところで、この実施例では、センサ641お
よび642は、投光部と受光部とを有する光電センサで
構成されている。各センサ641,642の投光部と受
光部とは、回転ドラムの軸方間両外側に対峙して設けら
れている。そして、回転ドラム51a〜51cのそれぞ
れの側面には、第5図では図示を省略しているが、同心
円に半径の異なる第1の円周上と第2の円周上とに、そ
れぞれ回転ドラムで表示される識別情報に対応する位置
に、透孔が穿設された部分と透孔が穿設されない部分と
が形成されている。そして、各回転ドラム51a〜51
cの停止状態によって、4種類の識別情報が出力される
ようになっている。たとえば、第1および第2の円周上
のそれぞれに透孔が穿設されている部分を論理「1」と
し、透孔の穿設されていない部分を論理「0」とすれば
、4種類の2ビツトのコードroOJ、  rolJ、
  rlOJ、  rllJが規定でき、各列の回転ド
ラムの識別情報の組合わせを検出することができる。そ
して、表示状態判定回路643は、回転ドラム51a〜
51cで表示されている識別情報の組合わせに基づいて
得点を判定し、その得点を駆動制御回路70および判定
回路645に与える。
もし、回転ドラム51a〜51cで表示される識別情報
の組合わせが特定遊技状態の組合わせ、すなわち最大価
値を付与するように定められた組合わせ(たとえばすべ
てAの記号)でなければ、表示状態判定回路643はそ
のときの、組合わせに基づいて最大価値よりも小さな価
値を付与すべきことを表わす判定信号j2〜j4のいず
れかを導出する。各判定信号j2〜j4は対応、するタ
イマ72〜74に与えられる。各タイマ?2.73゜7
4は、それぞれ対応する判定信号j2.j3゜j4の入
力に応じて、予め定められる一定時間t2、t3.t4
だけハイレベル信号を導出するものである。ここで、タ
イマ72〜74で設定されている一定時間は、t2≧t
3≧4tの関係に選ばれ、たとえばt2−10秒、t3
−6秒、  t4−4秒とされている。なお、判定囲路
645は、判定信号がj1以外(すなわちj2〜j4)
であれば、セグメント表示器50bの表示状態の判定は
何ら行なわれない。
今、たとえば、表示状態判定回路643が判定信号j2
を導出した場合を想定すると、タイマ72が一定時間t
2だけハイレベル信号を導出する。
このハイレベル信号はオアゲート71を介してドライバ
75に与えられる。応じて、ドライバ75は一定時間t
2だけソレノイド451を連続的に付勢する。従って、
可変入賞球装置40の開閉板41は一定時間t2だけ開
成されて、打込玉の入賞を許容する。このとき、打込玉
が入賞領域43a〜43cのいずれかへ入賞すると、賞
品圧放出機構が入賞圧に応じて所定数の賞品圧を払出す
なお、この場合において、打込玉が入賞領域43aへ入
賞しても、可変入賞球装置40の開閉動作の延長制御は
行なわれない。
次に、各列の回転ドラム51a〜51cで表示される識
別債報の組合わせが最大価値を付与するように定められ
た組合わせの場合を説明する。この場合、表示状態判定
回路643は判定信号j1を導出し、該信号j1は判定
回路645に与えられるとともに、フリップフロップ7
61のセット入力として与えられる。応じて、フリップ
フロップ761がセットされる。また、判定回路645
は、判定信号j1に応じてリングカウンタ634の計数
値が組合わせ設定部644で設定されている最大価値を
付与すべき表示状態(たとえば7が表示された状態)で
あるか否かを判定する。このとき、判定回路645は、
回転ドラム51a〜51cの表示状態の組合わせが最大
価値を付与する状態であっても、セグメント表示器50
Bが数字7を表示していなければ最大価値付与指令信号
jO(ハイレベル信号)を導出しない。この場合は、判
定信号j1によってセットされたフリップフロップ76
1のセット出力がオアゲート762を介してタイマ76
3に与えられる。応じて、タイマ763が一定時間t1
の計時動作を開始し、その期間中ハイレベル信号を導出
して、そのハイレベル信号はトランジスタ764のコレ
クタへ与えられる。このとき、トランジスタ764のベ
ースには、比較回路653の不一致出力(ローレベル)
がインバータ655でハイレベルに反転されて与えられ
ている。従って、トランジスタ764は比較回路653
が不一致出力を導出している期間中導通し、タイマ76
3の出力をオアゲート71を介してドライバ75に与え
る。応じて、ドライバ75はソレノイド451を付勢し
て開閉板41を開成させる。この場合において、フリッ
プフロップ766がセットされていないので、アントゲ
−・トロ51および767が不能動化されたままである
。従って、所定入賞玉数検出回路65は入賞領域43a
へ入賞した玉を検出せず、可変入賞球装置40を繰返し
て開成するための準備動作を行なわない。そして、タイ
マ763が一定時間t1を計時すると、その出力はロー
レベルになるので、開閉板41は閉成される。
次に、この実施例の特徴である特定遊技状態になった場
合、すなわち回転ドラム51a〜51cの表示状態の組
合わせが最大価値を付与可能な所定の状態(たとえばす
べてAの記号の表示状態)となりかつセグメント表示器
50Bの表示状態が7を表示している状態になった場合
の動作について説明する。
判定回路645が特定遊技状態の成立したことを表わす
ハイレベル信号を導出してアンドゲート646に与える
。このとき、アンドゲート646は、所定価値付与状態
検出回路66の出力のローレベルがハイレベルに反転さ
れて与えられているので、アンドゲート646からハイ
レベルの判定信号jOが導出される。判定信号jOはフ
リップフロップ766をセットする。このため、特定遊
技状態になった場合は、判定信号j1に応じて前述の回
転ドラム51a〜51cの表示状態のみ最大価値付与状
態になった場合の動作が行なわれ、かつ特定遊技状態に
基づく繰返し価値付与動作が行なわれる。すなわち、タ
イマ763は判定信号j1.の与えられたときから一定
時間t1だけハイレベルを導出してドライバ75を駆動
させ、開閉板41を開成する。このとき、アンドゲート
651はフリップフロップ766のセット出力によって
能動化されている。従って、打込玉が入賞領域43a〜
43cのいずれかへ入賞すると、検出スイッチ44bに
よって検出される。検出スイッチ44bの検出出力はア
ンドゲート651を介してカウンタ652に与えられる
。カウンタ65.2は特定遊技状態において、入賞領域
43a〜43cへ入賞した工数を計数し、その計数値を
比較回路653および数値情報表示駆動回路67に与え
る。
比較回路653は設定部654で設定されている特定遊
技状態における可変入賞球装置40への入賞可能な入賞
玉数(たとえば10個)が基準入力としてあたえられて
いる。比較回路653はカウンタ654の計数値が設定
数よりも小さいときはローレベル信号を導出する。この
ローレベル1M号がインバータ655でハイレベルに反
転されてトランジスタ764のベース入力として与えら
れるので、トランジスタ764はタイマ763の出力の
ハイレベル信号をオアゲート71に与える。
また、カウンタ652の計数値が数値情報表示駆動回路
67によって数値情報表示器6で表示されている。遊技
者は数値情報表示器6の表示状態を見て、特定遊技状態
において可変入賞球装置40の開成期間中に入賞した工
数を知ることができ、しかもあと何個まで入賞圧が許容
されているかを容易に知ることもできる。このため、こ
の表示に基づいて、遊技者は遊技に対しての作戦を立て
やすくなる等の利点がある。
タイマ763がタイムアツプする前に、許容された所定
数の入賞圧があった場合は、比較回路653がハイレベ
ル信号を導出する。このハイレベル信号はインバータ6
55でローレベル信号に反転され、トランジスタ764
がオフになり、タイマ763のハイレベル出力は導出さ
れない。このようにして、特定遊技状態になった場合は
、タイマ763で設定された一定時間t1が経過する前
に、入賞領域への入賞圧が所定数に達したとき、強制的
にソレノイド451が消勢されて、開閉板41が閉成さ
れる。なおこのとき、インバータ655の出力はオアゲ
ート765を介して立下がり微分回路767に与えられ
、立下がり微分される。
そして、この微分パルスは単安定マルチ768に与えら
れ、単安定マルチ768は一定時間だけハイレベル信号
を出力する。その出力はアンドゲート769,76aに
与えられるとともに、フリップフロップ761をセット
させる。
ところで、特定遊技状態後に可変入賞球装置40が開成
駆動されている期間において、玉が入賞領域43aへ入
賞すると、検出スイッチ44aが検出出力を導出してフ
リップフロップ76bをセットさせている。このため、
アンドゲート769は、フリップフロップ766のセッ
ト出力のあること(すなわち特定遊技状態であること)
、フリップフロップ76bのセット出力のあること(す
なわち繰返して可変入賞球装置40を開成できる条件を
検出したこと)および単安定マルチ768の出力のある
こと(すなわち可変入賞球装置40の開成したこと)に
基づいて、ハイレベル信号を導出し、該ハイレベル信号
をオアゲート762を介してタイマ763に与える。応
じて、タイマ763は再び一定時間t1の計時動作を開
始し、その期間中ハイレベル信号を導出する。このハイ
レベル信号はトランジスタ764およびオアゲート71
を介してドライバ75に与えられ、ソレノイド451が
付勢される。よって、特定遊技状態になった後は、繰返
し条件が検出され6る限り、繰返して可変入賞球装置4
0が開成駆動される。そして、前記検出スイッチ44a
により、前記特定領域に入賞した入賞圧に基づいて、前
記可変入賞球装置を繰返して第1の状態に変化できるよ
うに定められな繰返し継続条件を検出する繰返し条件検
出手段が構成されている。なお、この繰返し条件検出手
段と前記特定遊技状態検出手段とを兼用構成してもよい
なお、単安定マルチ768の出力から一定時間遅れて、
遅延回路76cがフリップフロップ76bをリセットさ
せるように構成されている。なお、この場合、フリップ
フロップ76bのリセット出力がアンドゲート76aに
与えられるが、このときはもはやアンドゲート76aの
他方入力として単安定マルチ768の出力が与えられて
いないので、アンドゲート76aはハイレベル信号を導
出しない。
以後同様にして、特定遊技状態後は、一定時間tl(た
とえば30秒)または1回の開成期間中に許容された所
定数(たとえば10個)の入賞圧が発生するまでを1サ
イクルとして、入賞領域43aへの入賞圧がある限り、
そのす、イクルが繰返される。よって、1度特定遊技状
態になった後払出すべき賞品玉数が制限されているパチ
ンコ遊技機10においては、可変入賞球装置40の1回
の開成期間中における入賞玉数が所定数以下に制限され
るとともに、繰返して開成する回数が多くでき、遊技者
にとって有利な状態を長く継続でき、遊技の雰囲気を盛
上げる等の利点がある。なお、前記繰返し制御は、現在
行なわれている開成制御の終了を待たずに、検出スイッ
チ44aの検出出力があった時点で即座に行なってもよ
い。また、検出スイッチ44aの検出出力がありかつそ
の出力時点における可変表示装置の表示態様が所定のも
のである場合に初めて前記繰返し制御を開始させてもよ
い。
なお、可変入賞球装置40が繰返して開成駆動されてい
る場合において、玉が入賞領域43aへ1個も入賞しな
ければ、フリップフロップ76bがリセットされたまま
である。従ってこの場合は、単安定マルチ768の出力
に応じてアンドゲート76aがハイレベル信号を導出し
、オアゲート76dを介してフリップフロップ766を
リセットさせる。この結果、可変入賞球装置40の繰返
し開成駆動動作は終了される。
特定遊技状態後、可変入賞球装置40が繰返して開成駆
動される毎に、玉が入賞領域43aへ入賞すると、可変
入賞球装置40の繰返し開成動作が継続される。しかし
ながら、所定価値付与状態検出回路66が予め定められ
る一定数の賞品圧(たとえば2000例)を払出したこ
とを検出した場合は、その検出出力がオアゲート76d
を介してフリップフロップ766に与えられ、フリップ
フロップ766はリセットされる。これによっても、可
変入賞球装置40の繰返し開閉駆動動作が終了する。
なお、この実施例では所定価値付与状態検出回路66は
一定数の賞品圧を払出したときに検出出力を導出するよ
うにしたが、可変入賞球装置40の繰返し開成回数を検
出しその回数が一定回数(たとえば10回)になったと
きに、所定価値付与状態検出回路66からの検出出力を
導出するような構成にしてサービスの均一化を図っても
よい。
また、前述の実施例では、繰返し条件検出手段として、
特定遊技状態において可変入賞球装置40の開成期間中
に入賞領域43aへの入賞圧が1個以上あった場合を説
明したが、その他の繰返し条件を検出するようにしても
よい。たとえば、入賞領域43a〜43cのいずれかへ
入賞した工数が所定入賞玉数検出回路65で検出される
玉数(たとえば10個)よりも少ない玉数(たとえば3
個)以上であった場合に繰返し条件を検出するように構
成してもよい。その場合は、カウンタ652が上記少な
い入賞玉数(3個)を計数したことを検出する比較回路
を別に設け、その比較回路出力でフリップフロップ76
bをセットさせるように構成すればよい。
さらにまた、前述の実施例では、回転ドラム表示機構5
0Aとセグメント表示器50Bの表示の組合わせに基づ
いて特定遊技状態が判定されるようにしたが、回転ドラ
ム表示機構50Aの表示だけに基づいて特定遊技状態が
判定されるようにしてもよい。すなわち、セグメント表
示器50Bを特定遊技状態の判定に使わないようにする
こともできる。このようにすれば、特定遊技状態になる
確率が高くなり、遊技者に対するサービスの向上が図れ
るパチンコ遊技機とすることができる。
さらに、駆動回路70の他の実施例として、オアゲート
71とドライバ75との間にアンドゲートを設け、アン
ドゲートの他力°入力に一定時間間隔(たとえば2秒)
のパルスを与えることによって、可変入賞球装置40を
相対的に長い一定期間内で開閉駆動してもよい。
上述の第6図および第7図の実施例では、この発明の詳
細な説明するためのハード回路を用いて構成した場合を
示したが、この発明の技術思想はマイクロプロセッサを
用いてプログラム処理によって行なうこともできる。こ
の場合は、第6図および第7図に示す回路の動作を行な
うようにプログラム設定すればよいが、このようなプロ
グラム設定は電子技術に詳しい当業者ならば容品に考え
られるので、その詳細な説明は省略する。
[発明の効果] 前記構成をイfする本発明は、可変入賞球装置の遊技者
にとって有利な状態を遊技者が見逃すことなく十分活用
できるとともに、その有利な状態に切換わっている期間
中の遊技の単調さを防止し得、しかも、繰返し継続1.
す御を採用して遊技者に十分な満足感を与えながらも、
遊技者の遊技への集中を可能にし、かつ、繰返し継続条
件成立の後先を巡るトラブルを防止でき、全体として、
遊技中遊技乙に大きな満足感を与えるとともに遊技を通
しての遊技者の不満を極力解消し得るパチンコ遊技機を
提供し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
f:81図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技機の
正面図である。第2図は、パチンコ遊技機の裏面構造を
示す図解図である。第3図は、可変入賞球・可変表示装
置30の斜視図である。第4A図および第4B図は、可
変入賞球装置40の詳細図である。第5図は、回転ドラ
ム表示機構50Aの詳細図である。第6図は、この実施
例に含まれる遊技制御回路の回路ブロック図である。第
7図は、所定入賞玉数検出回路65および駆動制御回路
70の詳細な回路図である。 図において、2a〜2cはセーフ孔、3a〜3c、43
a 〜43cは入賞領域(入賞口)、6は数値情報表示
器、10はパチンコ遊技機、30は可変入賞球・可変表
示装置、40は可変入賞球装置、50は可変表示装置、
50Aは回転ドラム表示機構、50Bはセグメント表示
器、6oは遊技制御回路、61は可変表示可能条件検出
口路、62は回転ドラム駆動制御回路、63は表示駆動
回路、64は特定遊技状態検出回路、65は所定入賞玉
数検出回路、66は所定価値付与状態検出回路、67は
数値情報表示駆動回路、7oは駆動制御回路、76は一
定時間繰返し開閉駆動回路を示す。 (ばか2名) 第1図 〆一 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入賞領域を形成した遊技盤を含むパチンコ遊技機であっ
    て、 前記遊技盤上に配設され、遊技者にとって有利になる第
    1の状態と遊技者にとって不利になる第2の状態に変化
    自在で、かつ第1の状態における入賞領域が複数の領域
    に分けられ、該複数の領域を通常領域と特定領域とに区
    分し、複数の領域のうち少なくとも1つを特定領域とし
    た可変入賞球装置と、 遊技状態が予め定められた特定遊技状態になったことを
    検出する特定遊技状態検出手段と、該特定遊技状態検出
    手段の出力に基づいて、前記可変入賞球装置の可動部材
    を第1の状態と第2の状態とに交互に変化させる往復動
    作を一定期間に亘って複数回連続的に駆動制御する駆動
    制御手段と、 前記特定領域に入賞した入賞玉に基づいて前記可変入賞
    球装置の前記往復動作を再度繰返すように定められた繰
    返し条件を検出する繰返し条件検出手段と、 前記駆動制御手段により、前記可変入賞球装置の可動部
    材が第1の状態と第2の状態とに交互に変化していると
    きに、前記可変入賞球装置へ入賞した入賞玉が所定数に
    達したことを判定する所定入賞玉数判定手段とを含み、 前記駆動制御手段は、 前記一定期間内に前記所定入賞玉数判定手段出力のある
    ことまたは所定入賞玉数判定手段出力がなくかつ一定期
    間経過したことに応じて前記可変入賞球装置の前記往復
    動作を終了させ、前記繰返し条件検出手段出力に応じて
    前記可変入賞球装置の前記往復動作を再度繰返すように
    構成され、さらに、前記可変入賞球装置の前記往復動作
    が終了した後も前記繰返し条件検出手段による検出可能
    状態を維持する検出可能状態維持手段を含むことを特徴
    とする、パチンコ遊技機。
JP63248561A 1988-10-01 1988-10-01 パチンコ遊技機 Granted JPH01158981A (ja)

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