JPH01157860A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH01157860A
JPH01157860A JP63224575A JP22457588A JPH01157860A JP H01157860 A JPH01157860 A JP H01157860A JP 63224575 A JP63224575 A JP 63224575A JP 22457588 A JP22457588 A JP 22457588A JP H01157860 A JPH01157860 A JP H01157860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording medium
recording head
ink
ejection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63224575A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Hattori
服部 能史
Genji Inada
源次 稲田
Kenjiro Watanabe
渡邊 顕二郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63224575A priority Critical patent/JPH01157860A/ja
Publication of JPH01157860A publication Critical patent/JPH01157860A/ja
Priority to US08/275,744 priority patent/US5500658A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/20Ink jet characterised by ink handling for preventing or detecting contamination of compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/377Cooling or ventilating arrangements

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に記録媒
体に記録画像として付着したインクの定着を促進するた
めの定着用ヒータ等の加熱体を備えたインクジェット記
録装置に関するものである。
[従来の技術] インクジ、エツト記録装置は、記録時における騒音が極
めて小さいこと、高密度の記録が可能であること等の多
くの利点を有しており、記録装置として近年注目の度合
が益々高まっている。
このインクジェット記録装置は、記録媒体として普通紙
の選択が可能であるという大きな利点を有するが、用い
られる記録紙とインクの組み合わせによっては記録紙へ
のインクの定着性に問題が生じる場合がある。つまり、
インクジェット記録装置は、記録剤として液体であるイ
ンクを用いるので、使用されるインクに対する記録媒体
のインク吸収性が劣る場合等には速やかに記録媒体に浸
透せず、吸収しきれないインクが液体のままで記録媒体
上に残留するからである。
このような状態が生じることによって、ローラ等の搬送
部材が汚染され、このインクが後続の記録媒体表面に転
写されて、記録品位を著しく低下させることがあった。
さらに、インクの定着が不充分な状態の記録済の記録媒
体を操作者が取扱う場合、その手を汚染するのみならず
、不注意から画像をこすって仕舞うことで、画像の品位
を乱してしまうこともあった。あるいはまた、記録済の
記録媒体が排出用トレイ等に一旦積載されるような装置
の場合には、記録媒体間のこすれによってもこのような
画像品位の低下、汚染等の問題が生じることがあった。
このような問題を予防して記録媒体へのインクの定着性
を高める一手法として、加熱体(以下ヒータという)を
用いて記録媒体を加熱し、インクに含まれる水分の蒸発
を促進して記録媒体上のインクを速やかに乾燥定着させ
るようにしたものがある。そして、記録媒体搬送路の長
さの短縮化や搬送部材の汚染防止のための定着の迅速化
等の要請から、定着ヒータは、記録ヘッドによる記録位
置近傍、例えば記録ヘッドに対向して記録媒体の被記録
面を平坦に規制するためのプラテンに配設されている。
また、記録媒体が乾燥していればインクの吸収性が高ま
ることに着目して、予め記録媒体を加熱乾燥すべく、搬
送路の記録位置より上流側にヒータが設けられることも
ある。
更に記録画像の品位を乱す原因としてはインクジェット
記録装置内での結露により生じる問題がある。つまり装
置の使用環境によっては装置内部に結露した水分等が記
録媒体に付着し、インクのにじみ等をひき起こすことが
ある。このような結露による問題は定着ヒータを設ける
ことだけでは解決できなかった。
そこで本発明者らは、結露防止のために、技術分野の異
なる電子写真技術に注目し、電子写真複写機に用いられ
る結露防止装置をインクジェット記録装置に応用するこ
とを考えた。例えば、特開昭55−35390号公報に
記載されたもの、すなわち複数の温度センサと、1つの
湿度センサと、給紙部、光学系、定着装置の各々に設け
た複数のヒータとを具備し、加熱制御を行うようにした
方式や、上記方式に加えてブロアにより除湿を行う特開
昭56−80061号公報に記載された方式等である。
しかしながら、これらの方式を単にインクジェット記録
装置に適用するにはいくつかの問題があった。例えば、
■定着ヒータ以外に結露防止用ヒータを複数設けること
になるので、装置全体が大型化すること、■結露防止用
ヒータからの熱がインク粘度に影響を与えて記録特性の
安定性を低下させること等である。
加えてインクジェット記録装置において結露が発生する
原因およびその悪影響は主に以下に述べる理由に因るも
のであることが本発明者らの実験に基づいて解明された
すなわち、インクジェット記録装置においては、記録媒
体に反りが生じず、しかも良好かつ迅速な定着が行われ
るのは(本発明者らの実験によれば)記録媒体の温度が
80℃〜60℃程度である。
一方、記録ヘッドはインク粘度等の吐出安定性に影響を
与えるパラメータを考慮して20〜40℃程度に保たれ
ており、この温度は、記録ヘッド周囲の雰囲気温度より
も低くなっている。
[発明が解決しようとする課題] このような環境条件において装置を作動させると、定着
加熱による記録媒体からの水分の蒸発やインク水分の蒸
発によって記録ヘッド(特に吐出口付近)が高温雰囲気
となり、インク吐出口を設けた記録ヘッドの面(以下吐
出面という)に結露を生じることがある。
一般に、インクジェット記録方式では、記録品位を向上
させる為にインク液滴が記録面の所望の位置に付着する
こと、すなわち記録に用いるインク滴の吐出飛翔方向が
一定で、かつ吐出速度が一定であること、また飛翔イン
ク滴の粒径が一様であることが要求される。
しかしながら、吐出面、殊に吐出口周辺に結露が生じた
場合、吐出口周辺に不均一に水滴等が付着し、インクが
インク吐出口から吐出される際、断る水滴が不均一に吐
出インクを引っ張るので、吐出方向や吐出速度、またイ
ンク滴の粒径がばらつき、ついには不吐出や記録品位の
低下をもたらすことになる。また、吐出面の濡れによっ
て紙粉、底板等が付着し易くなり、これが記録品位低下
の原因となることもある。
以上のようにインクジェット記録装置における定着温度
、記録ヘッドの温度等の最適な条件を十分考慮しなけれ
ば結露問題を解決できないことが本発明者等が多くの°
実験と細評な検討を行った結果わかった。
本発明の目的は、かかる問題点を解決し、吐出面の結露
を極力防止して、インクの吐出方向や吐出速度、インク
滴粒径を安定させることにより、記録品位の低下が生じ
ないようにしたインクジェット記録装置を提供すること
にある。
本発明の他の目的は記録領域近傍、特に記録ヘッドの吐
出面付近を低温な雰囲気に保つことにある。
本発明のさらに他の目的は、記録ヘッドのインク吐出口
を設けた面上での結露を有効に防止でき、保守性に優れ
、品質が安定した記録を常に行うことのできる小型のイ
ンクジェット記録装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] そのために、本発明の第1の形態では、インクの吐出を
行う記録ヘッドの吐出口より吐出され、記録媒体上に付
着したインクの定着を促進するために記録媒体を加熱す
る加熱体を具えたインクジェット記録装置において、記
録ヘッドの吐出口を設けた面の近傍に結露部材を設けた
ことを特徴とする。
また、本発明の第2の形態では、インクの吐出を行う記
録ヘッドの吐出口より吐出され、記録媒体上に付着した
インクの定着を促進するために記録媒体を加熱する加熱
体を具えたインクジェット記録装置において、記録ヘッ
ドのインク吐出口を設けた面が位置づけられる記録領域
の近傍に吸湿部材を設けたことを特徴とする。
さらに、本発明の第3の形態では、インクの吐出を行う
記録ヘッドの吐出口より吐出され、記録媒体上に付着し
たインクの定着を促進するために記録媒体を加熱する加
熱体を具えたインクジェット記録装置において、記録ヘ
ッドのインク吐出口を設けた面が位置づけられる記録領
域の近傍に、面の結露を防止する結露防止手段を設けた
ことを特徴とする。
加えて、本発明の第4の形態では、インクの吐出を行う
記録ヘッドの吐出口より吐出され、記録媒体上に付着し
たインクの定着を促進するために記録媒体を加熱する加
熱体を具えたインクジェット記録装置において、吸湿材
と、吸湿材を収納したハウジング部材と、ハウジング部
材に設けられた開口と、開口を開閉する開閉手段とを有
する除湿手段を具えたことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、ヒータの加熱によるインク水分の蒸発
や記録媒体の含有水分の蒸発によって生じた水蒸気は、
有効に除去され、記録ヘッドのインク吐出口を設けた面
上での結露を防止できる。
[実施例コ 以下、図面に示す実施例に基き本発明の詳細な説明する
[実施例1] 第1図は本発明の一実施例に係るインクジェット記録装
置(以下、インクジェットプリンタもしくは単にプリン
タという)の模式的な外観斜視図である。図において、
100はインクジェットプリンタ本体を示す。15はプ
リンタ100の上蓋中央部に設けられた排紙口の一部を
形成する排紙ガイド、101は排紙ガイド15に連続さ
せて設けられプリンタ100上蓋の一部を形成する排紙
トレイであり、記録を終了した記録紙等の記録媒体は、
排紙ガイド15によってその排紙経路を規制されながら
インクジェットプリンタ本体100の外へ排紙され、排
紙トレイ101上に積載される。
102はプリンタ100の上蓋の一部に設けられた操作
パネルであり、後述される種々の操作入力のためのキー
や、プリンタにおける各部の動作状態等を告知するため
の表示ランプを具える。103はプリンタ100の上蓋
の一端に設けられた開口部を介して突出する紙セットレ
バ−であり、紙セツトレバ−103を操作することによ
って、第2図または第3図にて後述する機構が動作し、
記録紙の補給口を容易とする。
第2図は第1図に示したプリンタの外装を取除いた状態
を示す模式的な斜視図である。
第3図は第2図におけるx−xによる模式的な断面図で
ある。
第2図または第3図において、1および1′は記録媒体
収納部の一部を形成するスライダであり、スライダ軸7
に摺動自在に設けられ、これらスライダ1および1′の
各々をスライダ軸7に沿って摺動させることによって記
録媒体33の幅に対応させることができる。2および2
′は、それぞれ、スライダ7に設けた分離づめであり、
分離ローラ4および4′と協働して記録媒体33を1枚
づつ分離供給する。3および3′は記録媒体収納部の底
板をなす圧板であり、圧板3および3′のそれぞれはス
ライダ1および1′にそれぞれ設けられた軸1八にその
一端を回動自在に軸支されている。圧板3および3′は
また、それぞれ押上げばね3Aおよび3^′によって軸
IAおよびIA″のまわりに回動させられることにより
上方に付勢され、これにより貯蔵された記録紙33の枚
数の如何にかかわらず記録媒体33と後述する分離ロー
ラ軸との適切な係合を可能とする。
5および5′は分離ローラ軸6に沿って摺動可能で、そ
れぞれ分離ローラ4および4′を保持すると共に、それ
ぞれスライダ1および1′を各々結合するための接続部
材5A、 5Bおよび5A’ 、 5B’を有する連結
部材である。
すなわち、分離ローラ4.連結部材5.接続部材5^お
よび5Bは一体に組合され、スライダIIi[lI7お
よび分離ローラ軸6に沿って移動が可能である。
また、分離ローラ4′、連結部材5′、接続部材5A’
および5B’ も同様に一体に組合される。
以上の構成によって、記録媒体33の幅に対応してスラ
イダ1および1′をスライドさせる場合、そのスライド
に伴って、分離ローラ4および4′は、それぞれ分離ロ
ーラ軸6上で変位する。まOた、圧板3および3′9分
離づめ2および2′けそれぞれ、スライダ1および1′
に組合されているので、スライダ1および1′−のスラ
イドに伴なって同様に変位する。
8はスライダ軸7の一端に設けられ、スライダ軸7を回
動させるためのレバーである。9および9′はスライダ
軸7に固着され、それぞれ圧板3および3′に係合可能
に設けられた圧板押下げアームであり、スライダ軸7の
A′方向への回動に伴って圧板3および3′を軸IAの
まわりに図中反時計方向に回動せしめる。すなわち、レ
バー8は前述の紙セツトレバ−103の操作によって図
中矢印A′方向に回動し、これにより、圧板押下げアー
ム9および9′は押上げばね3Aおよび3八′の付勢力
に抗して圧板3および3′を押下げる。この結果圧板3
と分離づめ2との係合、および圧板3′と分離づめ2′
との係合が解かれ、記録媒体33の補給が容易となる。
22は、伝動機構23を介して分離ローラ@6の一端に
結合させた自動給紙(オート・シート・フィード; A
SF)モータである。ASFモータ22の回転駆動力は
伝動機構23を介して分離ローラ軸6に伝達され、これ
により分離ローラ4および4′は図中時計方向に回転し
、分離づめ2および2′と協働して記録媒体33を1枚
づつ分離して送紙経路に送り出す。
24は紙送りローラであり、分離ローラ4および4′に
よって記録媒体33が供給されてくる適切な部位に配設
される。10^およびIOBは、スライダ7からの記録
媒体の導入部分より、プラテン12に至るまで、はぼ紙
送りローラ24の円周に沿って適切な間隙をもって設け
られた紙ガイドであり、紙ガイド10^とIOBとによ
って形成される間隙が記録紙33の送紙経路を成す。I
OCは記録媒体33の挙動を規制してプラテン12上に
密着させるための紙押えである。25Aおよび25Bは
紙送りローラ24の円周上付近の2点に配設され、紙ガ
イドlOAおよびIOBに設けた穴部を介して紙送りロ
ーラ24に当接するピンチローラであり、不図示のばね
によって付勢力を得、紙ガイドlO^および1011内
にある記録媒体33を紙送りローラ24へ押し付ける。
11は、伝動機構27を介して紙送りローラ24の一端
に結合された紙送りモータである。すなわち、紙送りモ
ータ11の回転駆動力は、伝動機構27を介して紙送り
ローラ24に伝達され、これにより紙送りローラ24が
回転して、記録媒体33の搬送がなされる。
12は紙送りローラ24の上方に配設され、記録媒体3
3の全幅にわたって延在し、記録ヘッドによる記録面を
平坦に焼成するプラテン、13および13′は搬送経路
に沿ってプラテン12の下流側に配設された排紙ローラ
である。また、14および14’ はそれぞれ排紙ロー
ラ13および13’の各々に対応して設けられた紙セン
サであり、記録媒体33のセットないしは搬送、さらに
は排紙を検知する。上述したプラテン12および排紙ロ
ーラ13および13′ の配置構成によって、記録を終
了した記録媒体33はプリンタ100の上方に排出され
、排紙ガイド15により排紙トレイ101上に導かれる
50は、プラテン12の記録紙33と接する面と反対側
の面に取付けられた定着ヒータである。定着ヒータ50
によって、プラテン12が加熱され、このプラテン12
の熱が記録媒体33に伝達されることによって、記録媒
体33自身ないしは記録を終了した記録媒体33上のイ
ンクを乾燥させることができる。
20はプラテン12に規制された記録媒体33の記録面
に対向してインクを吐出する吐出口群を具えた記録ヘッ
ドである。そして、この吐出口に連通ずるインク液路の
適切な部位にインクの吐出に利用されるエネルギを発生
するエネルギ発生手段として電気熱変換素子あるいは電
気機械変換素子等が配置されている。電気熱変換素子の
場合には、駆動信号の供給に応じてインクに熱エネルギ
を作用せしめ、この熱によって生じるインクの状態変化
を利用して吐出口よりインクが吐出される。
ここで、記録ヘッド20の吐出面20Aは、第4図に示
すように、例えばシリコン等から成る基板20b、感光
性樹脂等から成る通路壁20C,ガラス等から成る天板
20d2等の積層構造から成り、その周囲には樹脂等か
ら成るヘッドカバー20a等が設けられている。
そしてインクの吐出状態を良好に保つために加熱手段2
吋等が設けられ記録ヘッド20の温度を例えば20〜4
0℃に調整している。
16は記録ヘッド20を保持するキャリッジであり、駆
動ベルト18に固着されるとともに、プラテン12の延
在する方向と平行に配設された2木のガイドシャフト1
9Aおよび19Bと摺動可能とすることにより、記録ヘ
ッド20の記録紙33の全幅にわたって往復移動が可能
となる。
17は記録ヘッド20の往復移動経路の一端付近に配設
されたヘッド駆動モータであり、ヘッド駆動モータの回
転軸には、プーリ17^が取付けられている。また、ヘ
ッド20の往復移動経路の他端にはプーリL7Bが配設
され、さらにプーリ17八と17Bとによフてベルト1
8が張架される。すなわち、ヘッド駆動モータ17の回
転駆動力はベルト18によって直線方向の駆動力に変換
され、ベルト18に結合するキャリッジ16に伝達され
る。これにより、記録ヘッド20を記録媒体33の幅方
向に往復駆動される。
26は記録範囲外の記録ヘッド20の移動経路の一端、
例えばホーム位置に配設されたヘッドの吐出回復装置で
あり、上述した伝動機構23を適切に構成することによ
り、ASFモータ22の駆動に応じて、記録ヘッド20
をシリコーンゴム、塩化ブチルゴム等の弾性体から成る
キャップ部26Aによってキャップする動作、および記
録ヘッド20の移動経路から退避させる動作を行うこと
が可能である。
このヘッド回復装置26の記録ヘッド20へのキャッピ
ングに関連させて、ヘッド回復装置26内に設けた適宜
の吸引手段によるインク吸引もしくは記録ヘッド20へ
のインク供給経路に設けた適宜の加圧手段によるインク
圧送を行い、インクを吐出口より強制的に排出させるこ
とにより、ノズル内の気泡や増粘インクを除去する等の
吐出回復処理が可能である。また、記録終了時等にキャ
ッピングを施すことにより、非使用時におけるヘッドの
保護が行われる。
31はヘッド回復装置26の側面に配設され、記録ヘッ
ド20の吐出面と係合可能な例えばシリコーンゴム等か
ら成るワイパ部材としてのブレードであり、ヘッドの吐
出回復装置26と同様、伝動機構23の適切な構成によ
ってASFモータ22の駆動に応じた記録ヘッド20と
の係合/II脱を行うようにすることができる。すなわ
ち、記録ヘッド20の往復動作における適切なタイミン
グで、あるいはヘッド回復装置26を用いた吐出回復処
理後に、ブレード31を記録ヘッド20の移動経路中に
突出させ、ヘッド20の往復動作に関連させてヘッド2
0のノズル先端付近に溢れ出たインクなどをふきとる。
なお、  ゛記録媒体33の分離供給、キャッピングお
よびワイピングを単一のモータ22で行うための伝動機
構23の構成、あるいはヘッド回復装置26内に吸引手
段としてポンプを設ける場合に、このポンプの駆動と分
離給紙とを単一のモータで行う構成については、例えば
本願人により特願昭61−81637号あるいは特願昭
61−197201号に開示されたものを用いることが
できる。
さらに、第2図および第3図において%62^および6
2Bは、それぞれ、記録媒体搬送経路上記録位置近傍の
下流側および上流側に配設され、記録ヘッド20よりも
結露が生じ易い材料で形成した結露部材であり、記録ヘ
ッド20の移動方向と平行にプラテン12の面に沿って
、かつ液滴吐出による記録ヘッド20の記録動作、記録
媒体33の搬送、記録ヘッド20およびキャリッジ16
の移動を阻害しないように構成配置を行う、すなわち、
定着ヒータ50の駆動に伴う記録媒体33の昇温によフ
て紙等の記録媒体33から発生した水蒸気やインク水分
の蒸発によって発生した水蒸気は、記録ヘッド20の吐
出面20Aよりも結露部材62^および62B上で結露
し、これによって吐出面20A近傍の雰囲気中の水蒸気
量が減少するので、吐出面20^上での結露を防止でき
ることになる。
記録ヘッド20よりも結露が生じ易い部材、すなわち結
露部材62Aおよび82Bとして選択可能な材料として
は、熱伝導性が良好で同一の雰囲気中においては記録ヘ
ッド20の温度、例えば40℃より低温、より好ましく
は20℃より低温を維持することができる材料とするこ
とができる0例えば、記録ヘッド20が前述した構成で
あったり又はプラスチック、ガラス、セラミック、シリ
コン(silicon)等の材料を用いて形成されてい
るのであれば、これらより熱伝導性の・高い材料、例え
ばアルミニウム、銅等の金属材料を選択できる。
[実施例2] 第5図は本発明の他の実施例を示すもので、装置の基本
的な構成は前述のものと同様である0本゛例では、同一
外部雰囲気では記録ヘッド20より結露し易い結露部材
72を板状に形成し、これをキャリッジ1Bの吐出面2
θ^近傍に設けである。この結露部材12に対しても、
上記(実施例1)と同様の材料を選択して使用すること
が可能であり、本例によっても同様に吐出面20A上で
の結露を有効に防止できた。
[実施例3] 第6図は本発明のさらに他の実施例を示す。本例が前述
の例と異なる点は、吐出面20Aと平行な面を有する板
状の結露部材82上を、当該面を吐出面20Aよりやや
プラテン12側に、例えば吐出口と記録面との距離の約
%程度偏倚させた状態で記録ヘッド20の両側面の吐出
面20A近傍に設けたものである。また、放熱面積を大
として結露部材82の温度を低下さすべく、結露部材8
2には放熱フィン84を設けである。
本例によれば、結露部材B2は放熱フィン84によって
有効に降温させられ、結露が一層生じ易くなる。また、
この結露部材82は吐出面20Aよりもプラテン12側
に偏倚しているので、プラテン12側より進入してくる
水蒸気は吐出面20^に至るまでに結露部材82により
捕集され、吐出面2OAの結露防止の効率は一層高めら
れることになる。
以上述べた各実施例の具体的な説明から明らかなように
、本発明インクジェット記録装置の好適ないくつかの実
施例においては、記録ヘッドの吐出面の結露を防止する
手段を、吐出面より低い温度に維持できる材料、すなわ
ち吐出面を構成する材料より熱伝導性の高い材料から成
る結露部材で構成したことにより、吐出面への結露を効
果的に防止することができ、これによって記録性能の安
定性に優れていることが容易に理解される。
なお、本発明は以上の各実施例にのみ限られることなく
、吐出面の結露を有効に防止しうる種々の構成をとるこ
とができるのは勿論である。
例えば、上側では結露部材をプラテン12側、キャリッ
ジ16上または記録ヘッド20の両側部にそれぞれ設け
た例について説明したが、これらを適宜組合せて設けて
もよい。
[実施例4] 第7図は本発明による第4の実施例の基本的な構成を示
す模式的な断面図であり、前述の第3図にほぼ対応して
いる。従ってその装置の基本的な構成は前述のものと同
様であり、その説明は省略する。
前述の構成と異なるのは、結露防止手段として吸湿部材
を設けた点である。
第7図において、63Aおよび63Bは、それぞれ、記
録媒体搬送経路上記録位置近傍の下流側および上流側に
配設され、後述のように吸湿材または吸湿剤で構成した
吸湿部材であり、記録ヘッド20の移動方向と平行にプ
ラテン12の面に沿って、かつ液滴吐出による記録ヘッ
ド20の記録動作、記録媒体33の搬送、記録ヘッド2
0およびキャリッジ16の移動を阻害しないようにかつ
吐出面と記録面との間の空間の水蒸気を保持できるよう
な構成配置を行う。すなわち、定着ヒータ50の駆動に
伴う記録媒体33の昇温によって紙等の記録媒体33か
ら発生した水蒸気やインク水分の蒸発によって発生した
水蒸気は、吸湿部材63Aおよび63B上に捕集され、
これによって吐出面20A近傍の雰囲気中の水蒸気量が
減少するので、吐出面20A上での結露を防止できるこ
とになる。
[実施例5] 第8図および第9図は、それぞれ、本発明の他の実施例
を示す斜視図およびそのX−X線断面図であり、前述の
例と同様に構成できる部分については対応箇所に同一符
号を付してその説明は省略する。
本例は、プラテン112を、記録ヘッド20の吐出面2
0Aと対向する部位に凹部112八を設けて形成すると
ともに、その凹部112八に吸湿部材73を配設し、こ
の吸湿部材73により記録面を規制するようにしたもの
である。また、凹部112への背面には排水用のドレイ
ン孔112Bを設けである。
このような構成によると、定着ヒータ50の熱はプラテ
ン112全体に伝導されるので、プラテン112と直接
接触している記録媒体33の部分は加熱され、インク水
分の蒸発および記録媒体33の含有水分の蒸発が生じて
定着性が向上する。そして、発生した水蒸気は吸湿部材
73に捕集され、この結果吐出面20への結露が防止な
いしは減少することになる。また、本例では記録面にお
いては記録媒体33とプラテン112とが接触しないの
でインク水分が蒸発せず、それより搬送経路下流側の記
録面より高い部位にまで搬送されたところで蒸発が生じ
るので、この蒸発により生じた水蒸気は記録ヘッド20
の吐出面2〇八近傍には及びにくくなり、従って吐出面
2〇へ上の結露は一層有効に防止されることとなる。
[実施例6] 第10A図および第108図は、本発明のさらに他の実
施例を示す。本例は吸湿部材85を吐出面20A周囲に
、ややプラテン12側に吐出面と記録面との距離の約%
程度偏倚させた状態で配置したものである。
本例によっても、吐出面20A近傍の雰囲気中の水蒸気
は吸湿部材85により吸収されるとともに、吸湿部材8
5は吐出面20Aよりもプラテン12側に偏倚している
ので、プラテン12側より進入してくる水蒸気は吐出面
2〇八に至までに結露部材85により捕集され、吐出面
20Aの結露防止の効率は−層高められることになる。
以上の(実施例4)〜(実施例6)において、吸湿部材
(63^、63B、73または85)としては、吸湿材
あるいは吸湿剤が用いられる。吸湿材とじては、例えば
、ポリビニルホルマール(polyvinylform
a1) 、ポリエチレン(polyethylene)
ポリプロピレン(polypropylene) 、ポ
リウレタン(polyurethane) 、ポリビニ
ルアルコール(polyvinyl alcoho1)
 、セルロース等から成る発泡材、スポンジ、繊維等や
、毛、i!!!等を用いることができる。
更にはこれらの材料に界面活性剤を塗布するなどして親
水性を高める処理を行い、吸湿性を向上させることがよ
り好ましい。
一方、吸湿剤としては、例えば、シリカゲル(Si02
・XH2G) 、硫酸ナトリウム(NazSO4) 、
塩化カルシウム(CaCj!2)等を用いることができ
る。吸湿剤を用いるに際して、粉体や粒状物等定形性を
有しないものである場合には、通気孔を設けた適宜の容
器内に吸湿剤を収容して配置すればよい。
これらの吸湿部材の構成配置は、吸湿性の高低に応じて
適宜選択され得る。
以上述べた各実施例によれば、吐出面近傍の湿度を低く
することかができ、また吐出面20^上への結露が防止
もしくは著しく減少することができる。
なお、本発明は以上の各側にのみ限られることなく、吐
出面の結露を有効に防止しうる種々の構成をとることが
できるのは勿論である。
例えば、(実施例4)〜(実施例6)では吸湿部材をプ
ラテン側または記録ヘッド20の周辺にそれぞれ設けた
例について説明したが、これらを適宜組合せて設けても
よい。
また吸湿部材と前述した結露部材とを適宜組み合わせて
構成することもできる。
本発明においては、定着ヒータ50の配設位置について
も上述の各側のように記録ヘッド2Gに対向するプラテ
ン12の裏面側のみならず、効果的に定着がなされる付
属であれば記録媒体搬送経路上の所望の位置に配設する
ことができる。
いずれの構成を採るにしても、吐出面20Aでの結露に
よる不均一な濡れが生じないので、吐出口よりのインク
滴の吐出方向、吐出速度9粒径が安定し、高品位の画像
記録が可能となった。また、吐出面20^が結露して濡
らされているときには生じ易い塵埃や紙粉等の付着も防
止できた。
さらに、第2図および第8図におけるブレード31は、
ヘッド回復装置26を用いた吐出口からの吸引等による
吐出回復処理によって、あるいは記録ヘッド20の往復
動作の切換え時の振動等の要因によって吐出口からイン
クが溢れ出て吐出面20Aを濡らした場合、さらには結
露により水滴が生じた場合等を考慮し、これをワイピン
グして清掃するのに用いて好適であるが、これを頻繁に
繰返すとブレード31との接触によって吐出面20Aが
あらされ、インク滴吐出に悪影響を及ぼすことも考えら
れなくはない。
これは、特に、記録ヘッド20を異種材料から成る複数
の部材を接合して形成したときに吐出面20^全体の濡
れ性を均一化すべく撥液処理を施す場合(例えば本願人
により特願昭61−268493号〜同81−2685
00号において開示された記録ヘッド)において問題と
なる場合もある。
このような吐出口面2OAに撥液処理を施した記録ヘッ
ドを用いる場合に対しても、本例を適用すれば吐出面2
OAに結露が生じないか、あるいはこれを著しく低減で
きるので、ワイピング機構自体を省略したり、あるいは
結露発生が低減できた分のワイピング動作を省略して少
くともその回数を減少させることができる。
また、インクを収容するインクタンクを一体的に具え、
キャリッジに対して着脱自在に装着される記録ヘッドで
あってもよい。
[実施例7] さらに、上述の各側では本発明を所謂シリアルタイプの
プリンタに適用した実施態様例について説明したが、本
発明は記録媒体の全幅にわたって吐出口を配列した所謂
フルマルチタイプの記録ヘッドを備えたラインプリンタ
にも適用できるのは言うまでもない。
フルマルチタイプのラインプリンタでは、例えば第11
A図および第11B図に模式的に示すように、結露防止
手段を310を記録ヘッド301の吐出口301aの配
列方向に沿って配設して成る構成とすることができる。
ここで、302は供給ポンプ303によって記録ヘッド
に供給されるインクを収容するインクタンクであり、供
給管304,305,308を通じて記録ヘッド301
にインクが供給される。記録ヘッドの上下には結露防止
手段310が設けられており、310は前述した結露部
材311と吸湿部材312から成る。ここで吸湿部材は
着脱自在に配設され、吸湿力が低下した場合には新しい
ものに交換できるようになっている。
このように結露部材と吸湿部材とを組み合わせることに
より、より一層効果的に記録ヘッドの吐出面への結露を
防止でき、かつその効果を長期間維持することができる
特に、吐出口の多いフルマルチタイプの記録装置におい
ては、このような構成は非常に効果的であった。
[実施例8] 第12A図および第12B図は、それぞれ、本発明の更
に他の実施例を示す模式的側断面図および斜視図である
本例の基本的な構成は、前述の(実施例6)と同様であ
るが、異なるのは吸湿機構である。
第12B図に示すように、吸湿部材401は保持ケース
402内部に密閉可能に装填され、吸湿用の開口403
を有するプラテン12の後方に配されている。吸湿部材
401としては、前述の材料を用いることができ、保持
ケース側面のふた402aを開閉することにより着脱自
在、すなわち交換可能である。
保持ケース402のプラテン12側には、ケース内部と
装置内雰囲気とを開閉するシャッタ405が設けられ、
例えば記録信号、定着ヒータ50の駆動信号等に応じて
ソレノイド404が通電され、適宜開閉が行なわれる。
また吸湿部材401に保持された水分は、支持ケース4
02内に連通ずるチューブ406を介して、ポンプ等か
ら成る排出手段407により装置外部に排出される。こ
のようにして吸湿部材401の吸湿能力を良好に維持で
きる。
第13図はかかる構成による吸湿処理手順の一例を示す
まず電源が投入されるとヒータ50が駆動され(ステッ
プ5501,502) 、装置内温度を上昇寄せる。
またポンプ407も駆動され吸湿部材401の吸湿能力
を回復させる(ステップ5503)。
そして記録データが入力されて、記録信号が発せられる
と、シャッタ405を開き、記録ヘッド20を駆動して
記録を行う(5504,5505,5506)。記録が
終了して記録信号が発せられていなければ、シャッタ4
05を閉じて吸湿処理動作を終了しく5507)、ヒー
タ50.ポンプ407を停止させ一連の記録に係る動作
を終了する(5508,5509.5510)。
以上のように本例では、吸湿能力を良好に保つことがで
きるので、長期間の使用においても記録ヘッドの結露を
防止することができる。
なお、吸湿機構の配置、記録ヘッドへの構成等および吸
湿処理動作は前述した各実施例に用いられた構成を採用
できる。
[実施例9] 第14図は本発明による更に他の実施例を示す模式的な
側断面図である。
基本的な構成は(実施例6)の場合と同様であるが、本
例においては、吸湿部材620が装置内部の湿度のみを
低下させ、装置外部の水分を保持してその吸湿能力が劣
化しないようにしている。
装置の記録に関わる部分は外枠601およびトレイ60
2によって囲まれ、記録媒体を排出する排紙部610は
プラスティックフィルム、マイラフィルム等から成る密
着用透明シート151および排紙ガイド153で形成さ
れる。そして、排紙をスムーズに行うために、金属、プ
ラスティック等から成る直径6〜12mm程度の拍車が
所定の位置に複数配置されている。装置の下部は仕切り
板603によって空間が仕切られ、当該空間をインクタ
ンク、制御回路等を配置する収納部604とする。
記録後の記録媒体は排紙ローラ13.排紙ガイド15に
よって排紙部610に案内されて拍車152を回転させ
ながら装置外部に排出されるが、その排紙部610の開
口は非常に狭いため、装置内を低湿な状態に保つことが
できる。
第15図は第14図における排紙部610の他の構成例
を示す。
本例では、排紙ローラ13の端部にギア701が設けら
れ、その上方にある板ばね702の支持軸に設けたギア
702Aと係合させている。
本例では記録信号が人力され記録動作が行われている間
は、ギア701を回転させ、板ばね702によりプラス
ティック、ガラス等から成る排紙カバー703を押し上
げて排紙可能な状態にする。そして、記録終了信号が入
力されると、適宜の制御手段710により記録媒体を完
全に排出した後、回転をあわせて板ばね702を図中破
線で示す位置に設定してカバー703により排出口を閉
塞する。
なお、本実施例において、熱エネルギを用いてインクを
吐出させる形態の記録ヘッドを用いる場合は、記録媒体
(シート1.01lP用樹脂シート等)を排出する排出
口を密閉するよりは、記録ヘッドの放熱性を高めるとと
もに大気の湿度影響を大幅に減少できるようにする上で
も、図中に示したように拍車152を設けることが好ま
しい。
また、拍車152は、両端側に1つずつ設け、中央部で
は透明シート151 と排紙ガイドシート15とをより
近接させまたは接触させるように構成することが好まし
いが、さらに複数設けたものでも良い。
いずれにしても、従来の排出口よりもその幅を実質的に
小ならしめる構成としているので、吸湿効果による装置
内湿度の安定化を長期にわたって達成することができる
また、保湿効果が向上するので、インクの乾きを早める
ことができる他、装置のヘッド部領域内の結露条件を緩
和できる利点がある。
以上のような装置内と外部との共通部分(例えば排紙部
)を小さくする構成を前述の各側に適用することも勿論
可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、定着用のヒータを備えたインクジェッ
ト記録装置において、吐出面の結露を有効に防止する手
段によって記録ヘッド近傍の雰囲気から水蒸気の含有量
を減少せしめるようにしたので、加熱により生じた水蒸
気が記録ヘッドの吐出面に結露することを防止ないしは
著しく低減化でき、従ってインク吐出に際してその吐出
方向や吐出速度、インク滴粒径を安定化できるので、品
位の高い画像記録が可能となった。
また、そのような結露の防止を装置の大型化を伴うこと
なく行うことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
第1の実施例を示す模式的な外観斜視図、 第2図および第3図は、それぞれ、その外装を取外した
状態を、示す模式的な斜視図およびそのX−X線断面図
、 第4図は、本発明によるインクジェット記録装置の記録
ヘッドの一例を示す模式図、 第5図は、本発明によるインクジェット記録装置の第2
の実施例の主要部を示す模式的な斜視図、 第6図は、本発明の第3の実施例の主要部を示す模式的
斜視図、 第7図は、本発明によるインクジェット記録装置の第4
の実施例を示す模式的な断面図、第8図および第9図は
、それぞれ、未発明インクジェット記録装置の第5の実
施例を示す模式的な斜視図およびそのX−X線断面図、 第1OA図および第108図は、それぞれ、本発明の第
6の実施例の主要部を示す模式的側面図および正面図、 第11A図および第118図は本発明によるインクジェ
ット記録装置の第7の実施例を示す模式第12A図およ
び第12B図はそれぞれ、本発明の第8の実施例に係る
インクジェット記録装置の主要部を示す模式的側断面図
および斜視図、第13図は第8の実施例における吸湿処
理手順の一例を示すフローチャート、 第14図は本発明の第9の実°施例に係るインクジェッ
ト記録装置の模式的側面図、 第15図は第9の実施例の主要部の変形例を示す側断面
図である。 11・・・紙送りモータ、 12・・・プラテン、 16・・・キャリッジ、 17・・・ヘッド駆動モータ、 20・・・記録ヘッド、 2〇八・・・吐出面、 26・・・ヘッド回復装置、 31・・・ブレード、 33・・・記録媒体、 50・・・定着ヒータ、 62八、62B、72,82,311・・・結露部材、
84・・・放熱フィン、 63A、63B、73,85,312,401,620
・・・吸湿部材、402・・・ケース、 403・・・開口、 404・・・ソレノイド、 405・・・シャッタ、 407・・・排出手段、 601・・・外枠、 602・・・トレイ、 810・・・排紙部、 702・・・板ばね、 703・・・排紙カバー。 20b 第4図 第5図 第6図 第108図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インクの吐出を行う記録ヘッドの吐出口より吐出さ
    れ、記録媒体上に付着したインクの定着を促進するため
    に記録媒体を加熱する加熱体を具えたインクジェット記
    録装置において、前記記録ヘッドの前記吐出口を設けた
    面の近傍に結露部材を設けたことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。 2)前記結露部材は、前記記録ヘッドの前記吐出口を設
    けた面を構成する材料よりも結露が生じ易い材料で形成
    されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 3)前記記録ヘッドは前記記録媒体に対し所定方向に移
    動するキャリッジに搭載されて走査される形態を有し、
    前記結露部材は前記記録ヘッドと共に前記キャリッジに
    搭載されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のインクジェット記録装置。 4)前記結露部材の少くとも一部が前記面よりも吐出方
    向前方に位置するように配置されていることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかの項に記載のインクジェ
    ット記録装置。 5)前記吐出口に対向して前記記録媒体の記録面を規制
    するプラテンを有し、該プラテンに沿って前記結露部材
    を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    インクジェット記録装置。 6)インクの吐出を行う記録ヘッドの吐出口より吐出さ
    れ、記録媒体上に付着したインクの定着を促進するため
    に記録媒体を加熱する加熱体を具えたインクジェット記
    録装置において、前記記録ヘッドのインク吐出口を設け
    た面が位置づけられる記録領域の近傍に吸湿部材を設け
    たことを特徴とするインクジェット記録装置。 7)前記記録ヘッドは前記記録媒体に対し所定方向に移
    動するキャリッジに搭載されて走査される形態を有し、
    前記吸湿部材は前記記録ヘッドと共に前記キャリッジに
    搭載されていることを特徴とする請求項6に記載のイン
    クジェット記録装置。 8)前記吐出口に対向して前記記録媒体の記録面を規制
    するプラテンを有し、該プラテンに沿って前記吸湿部材
    を配置したことを特徴とする請求項6に記載のインクジ
    ェット記録装置。 9)インクの吐出を行う記録ヘッドの吐出口より吐出さ
    れ、記録媒体上に付着したインクの定着を促進するため
    に記録媒体を加熱する加熱体を具えたインクジェット記
    録装置において、前記記録ヘッドのインク吐出口を設け
    た面が位置づけられる記録領域の近傍に、前記面の結露
    を防止する結露防止手段を設けたことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。 10)インクの吐出を行う記録ヘッドの吐出口より吐出
    され、記録媒体上に付着したインクの定着を促進するた
    めに記録媒体を加熱する加熱体を具えたインクジェット
    記録装置において、 吸湿材と、該吸湿材を収納したハウジング部材と、該ハ
    ウジング部材に設けられた開口と、該開口を開閉する開
    閉手段とを有する除湿手段を具えたことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。 11)前記ハウジング部材の内部に連通してその内部の
    水分を装置外に排出させる排出手段を具えたことを特徴
    とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
JP63224575A 1987-09-11 1988-09-09 インクジェット記録装置 Pending JPH01157860A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63224575A JPH01157860A (ja) 1987-09-11 1988-09-09 インクジェット記録装置
US08/275,744 US5500658A (en) 1987-09-11 1994-07-20 Ink jet recording apparatus having a heating member and means for reducing moisture near an ink discharge port of a recording head

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22662187 1987-09-11
JP62-226621 1987-09-11
JP62-226622 1987-09-11
JP63224575A JPH01157860A (ja) 1987-09-11 1988-09-09 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01157860A true JPH01157860A (ja) 1989-06-21

Family

ID=26526133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63224575A Pending JPH01157860A (ja) 1987-09-11 1988-09-09 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01157860A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1813432A1 (en) 2006-01-26 2007-08-01 Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. Printing apparatus
WO2010137491A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェット記録装置
US8328321B2 (en) 2009-09-24 2012-12-11 Fujifilm Corporation Image recording apparatus
JP2013180422A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Fujifilm Corp インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2014037073A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Fujifilm Corp 画像形成装置
JP2014100891A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Fujifilm Corp 画像形成装置
JP2014180800A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2015139999A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
US10828895B2 (en) 2018-04-30 2020-11-10 Seiko Epson Corporation Precision instrument, moisture absorbent used therefor, manufacturing method of moisture absorbent, and manufacturing method of precision instrument

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1813432A1 (en) 2006-01-26 2007-08-01 Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. Printing apparatus
US7810921B2 (en) 2006-01-26 2010-10-12 Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. Printing apparatus
WO2010137491A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェット記録装置
JP5387674B2 (ja) * 2009-05-29 2014-01-15 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置
US8632157B2 (en) 2009-05-29 2014-01-21 Konica Minolta Holdings, Inc. Inkjet recording device
US8328321B2 (en) 2009-09-24 2012-12-11 Fujifilm Corporation Image recording apparatus
JP2013180422A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Fujifilm Corp インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2014037073A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Fujifilm Corp 画像形成装置
JP2014100891A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Fujifilm Corp 画像形成装置
JP2014180800A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2015139999A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
US10828895B2 (en) 2018-04-30 2020-11-10 Seiko Epson Corporation Precision instrument, moisture absorbent used therefor, manufacturing method of moisture absorbent, and manufacturing method of precision instrument

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6196672B1 (en) Hot-melt type ink jet printer having heating and cooling arrangement
JPH01157859A (ja) インクジェット記録装置
JP5871516B2 (ja) インクジェット記録装置
US8087769B2 (en) Method and apparatus for forming image
US7992993B2 (en) Method and apparatus for forming image
JP5205851B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH04214361A (ja) インクジェット記録装置および該装置用インクタンクカートリッジ
US20090244170A1 (en) Inkjet printer
US5500658A (en) Ink jet recording apparatus having a heating member and means for reducing moisture near an ink discharge port of a recording head
JP2009233876A (ja) インクジェットプリンタ
JPH01157860A (ja) インクジェット記録装置
JP6676890B2 (ja) 液体噴射装置
JP2011046094A (ja) 記録装置
JP3564075B2 (ja) 画像形成装置
JPH11334092A (ja) インクジェット記録装置
JP7193946B2 (ja) 液体吐出装置及びその制御方法
JPH03203674A (ja) 記録装置
JPH03227648A (ja) インクジェット記録装置
US20100066795A1 (en) Inkjet printer
JP2009034928A (ja) インクジェットプリンタ
JP2009184810A (ja) 記録装置
JP2009233860A (ja) インクジェットプリンタ
JPH01308638A (ja) インクジエツト記録装置
JP2009034931A (ja) インクジェットプリンタ
JPH08224940A (ja) インクジェット記録装置