JPH01154804A - 箔圧延機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、アルミ済等金属の薄箔を製造する圧延機の構
造に関するものである。

［従来の技術］ 圧延機は一般に１対のワークロールと１対以上のバック
アップロールとを有し、上下のバックアップロールの間
に圧延荷重をかけ、上下ワークロール相互間、上ワーク
ロールと上バックアップロールとの間、下ワークロール
と下バックアップロールとの間のそれぞれの軸受には、
ベンディングコントロール（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ　Ｒｏ
ｌｌ　ＤｅｆｌｅｃｔｉｏｎＣｏｎｔｒｏｌ）力が加え
られて厚さの制御、平坦度の制御が行われている。

第３図は、−殻内な箔圧延機の制御ブロック図であって
、１は圧延される金属箔、２ａは上ワークロール、２ｂ
は下ワークロール、３ａは上バックアップロール、３ｂ
は下バックアップロール、４は板厚計、５は形状検出機
、６は形状検出機のモニタ、７は形状制御装置（ＡＦＣ
）、８は板厚制御装置（ＡＧＣ）、９はバルブ、１０は
クーラントノズル、１１は圧延材張力制御信号、１２は
圧延速度制御信号、１３はＡ　Ｐ　Ｃ（Ａｕｔｏｍａｔ
ｉｃＰ　ｕｓｈ＝ｕｐ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　）信号、１４
ａ、１４．ｂはＡＲＤ　Ｃ（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ　Ｒｏ
ｌｌ　Ｄｅｆｌｅｃｔｉｏｎ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）信号、
１５はＡＴＣＣ（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ　　Ｔｈｅｒｍａ
ｌＣｒｏｗｎ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　）信号である。

第４図はＡＰＣ信号１３関係の制御ブロック図であり、
１３ａはＡＰＣ信号１３の一部である坊区動側ＡＰＣ信
号、１３ｂはＡＰＣ信号１３の一部である作業側Ａ、Ｐ
　Ｃ信号、１６は形状検出機５の形状信号を取り込む形
状信号入力装置、１７は目標形状データを記憶している
第１のメモリ、１８はパススケジュールが与えられて呼
び出された目標形状データ、１９は実形状と目標形状と
の差である偏差形状、２０は偏差形状１９の平均値、２
１は制御対象誤差形状、２２はノズル対応誤差形状、２
３はノズル対応誤差形状２２の局所成分、２４はノズル
対応誤差形状２２の非対称成分である。

２５はブツシュアップ設定器、２６ａは坊区動側プッシ
ュアップカ現在値を保持する第２のメモリ、２６ｂは作
業側ブツシュアップ力現在値を保持する第３のメモリ、
２７はインタフェース盤、２８ａ、２８ｂはサーボアン
プ、２９ａはバックアップロール３を押し上げて圧延荷
重を印加する駆動側プッシュアップシリンダ、２９ｂは
バックアップロール３を押し上げて圧延荷重を印加する
作業側プッシュアップシリンダである。

この−殻内な箔圧延機のＡＰＣ信号関係の制御は、第４
図において、パススケジュールが与えられると、それに
対応した目標形状が第１のメモリ１７から読み出され、
形状検出機５の形状検出信号と比較される。両者の差の
偏差形状１９は制御対象に合致した信号区分に変換され
、そのうちの非対称成分Δｐｔが抜き出されて、ブツシ
ュアップ設定器２５に出力される。

ブツシュアップ設定器２５では、即動側、作業側のプッ
シュアレプカ現在値Ｐｄ、Ｐｔｙに前記非対称成分Δｐ
ｔを加減算し、サーボアンプ２８ａ。

２８ｂを経由して、プッシュアップ力指令値を下側のバ
ックアップロール３の軸受の支持移動機構（後述第１図
のバックアップロールチョック３５ａ、３５ｂおよびプ
ッシュアップシリンダ２９ａ。

２９ｂ）に出力する。

なお、２つのブツシュアップ力現在値Ｐｄ、Ｐｗ（メモ
リ２６ａ、２６ｂの内容）は、図示しない回路によって
偏差形状平均値２０にしたがって、和動的に設定が増減
され、圧延荷重平均値制御を行うようになっている。

［解決しようとする問題点コ しかしながら、上述の箔圧延機において、薄肉の箔を圧
延するとき、ロールの間隙の祁動側と作業側との非常に
細密なバランス調整が必要であるが、箔が広幅のときは
総圧延荷重も相当に大きく、大きな容量の油圧シリンダ
が必要で、そのためきめこまかい形状制御を行うことが
できず、良好な製品形状を得ることができない。

本発明は、上記の問題点を解決しようとするもので、大
きな総圧延荷重能力を有しながら、細密なバランス調整
が可能な箔圧延機を得ることを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の箔圧延機は、上バックアップロールを支持する
上バックアップロールチョックと下バックアップロール
を支持する下バックアップロールチョックの間に、プッ
シュアップシリンダに比し作動力が小さくかつ前記プッ
シュアップシリンダより優先して制御されるバランスシ
リンダが設けられたことを特徴としている。

［作用］ 本発明では、ロール間隙の離動側と作業側との細密なバ
ランス調整を必要とするにもかかわらず、総圧延荷重は
相当大きな値となる箔圧延機において、取り付は容易な
上下バックアップロールチョックの間に小作動力のシリ
ンダを付設し、細密調整可能な押圧力を差動的に従来の
圧延荷重に加えるようにしている。

また、それらの制御方法として、制御指令の変更があっ
たときは、まず付加した小容量シリンダを制御し、指令
制御量が小容量シリンダの能力を超したときに、従来設
置のシリンダの制御量を変更するようにしている。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面により、詳細に説明する
。なお、既述の符号は同一の部分を示しており説明は省
略する。

第１図は一実施例としての箔圧延機の模式的な横断面図
であり、３４ａは上バックアップロール３ａを支持する
駆動側上バックアップロールチョック、３４ｂは上バッ
クアップロール３ａを支持する作業側上バックアップロ
ールチョック、３５ａは下バックアップロール３ｂを支
持する暉動側下バックアップロールチョック、３５ｂは
下バックアップロール３ｂを支持する作業側下バンクア
ップロールチョックである。

３６ａ、３６ｂはそれぞれ２つを合わせても駆動側プッ
シュアップシリンダ２９ａより作動力の小さい駆動側バ
ランスシリンダ、３６ｃ、３６ｄはそれぞれ２つを合わ
せても作業側ブツシュアンプシリンダ２９ｂより作動力
の小さい作業側バランスシリンダ、３７ａは駆動側バラ
ンスシリンダ３６ａ〜３６ｂを制御する駆動側ＡＰＣＩ
信号、３７ｂは作業側バランスシリンダ３６ｃ〜３６ｄ
を制御する作業側ＡＰＣＩ信号である。

第１図において、上述の３４ａ〜３５ｂは一般的な箔圧
延機に従来より設置されている構成部品であり、３６　
ａ　−３６ｄおよび３７ａ〜３７ｂが本実施例において
新規設置されたものとなっている。

第２図は同実施例の箔圧延機の板厚制御装置の制御ブロ
ック図であって、第３図で示した一般的な箔圧延機の制
御ブロック図の板厚制御装置８に相当しており、本実施
例の箔圧延機の制御ブロック図は前記板厚制御装置８以
外は（後述、増設された２８ｃ、２８ｄを除き）前記第
４図と同様である。

第２図において、２６ｃは駆動側バランスプッシュアッ
プ力現在値を保持する第４のメモリ、２６ｄは作業側バ
ランスブツシュアップ力現在値を保持する第５のメモリ
、２８ｃ、２８ｄはサーボアンプ、３０はバランス圧力
差圧限界値が設定されている第６のメモリ、３１はコン
パレータ、３２は数値零が設定されている第７のメモリ
、３３はコンパレータ３１の出力の有無によって○Ｎ、
ＯＦＦする制御スイッチである。

本実施例の箔圧延機はこのように構成されており、次に
記すように動作する。

動作開始時には、上バックアップロールチョック３４ａ
、３４ｂと下バックアップロールチョック３５ａ、３５
ｂ間に設けたバランスシリンダ３６ａ〜３６ｄに、同バ
ランスシリンダ３６ａ〜３６ｄの通常最大圧力の１／２
の圧力をかけておく。

一方、形状検出器５からの形状信号を形状制御装置（Ａ
ＦＣ）７で処理して、ＡＰＣ信号Δｐｔを作成するのは
従来と同様である。得られたＡＰＣ信号Δｐｔは、ブツ
シュアップ設定器２５に入り、第２図において、コンパ
レータ３１において、第６のメモリ３０に設定されてい
るバランス圧力差圧限界値と比較され、バランス圧力差
圧限界値より小さいときは無加工でバランスブツシュア
ップ信号となる。すなわち、バランスプッシュアップ力
の現在の値に前記ＡＰＣ信号Δｐｔを一方には加算、他
方には減算して新たなバランスプッシュアップ力が計算
され、サーボアンプ２８ｃ、２８ｄで油圧信号となって
バランスシリンダ３６ａ〜３６ｄへ出力される。

ＡＰＣ信号Δｐｔの値がバランスシリンダ３６ａ〜３６
ｄの能力を超す場合には、コンパレータ３１の出力がＯ
Ｎとなり、制御スイッチ３３が切り替わって、ＡＰＣ信
号に代わり第７のメモリに設定しである数値零が入力さ
れバランスシリンダ３６ａ〜３６ｄは動作しない。その
代わりに、コンパレータ３１から所定の大きさの信号が
プッシュアップ力の演算回路に入力され、プッシュアッ
プシリンダ２９ａ、２９ｂが動作して、大刻みの修正を
行う。

プッシュアップ力の調整は、以上に述べたように、バラ
ンスシリンダ３６ａ〜３６ｄが限界の場合、制御する力
が大の場合および初期設定の場合にのみ行われるものと
して、ＡＰＣ信号には原則としてバランスシリンダ３６
ａ〜３６ｄで対応する。

上述のバランスシリンダ３６ａ〜３６ｄの作動力は、上
バックアップロールユニットの重量を支える程度で良く
、従来のブツシュアップ圧力制御の１／３０〜１／４０
の微調整ができる。

このようにして、本実施例の箔圧延機により、プッシュ
アップ力を従来のプッシュアップシリンダ２９ａ、２９
ｂと、新設の小作動力のバランスシリンダ３６ａ〜３６
ｄとの双方で行い、小幅の調整はバランスシリンダ３６
ａ〜３６ｄで行うことにより、薄い箔の製造の場合でも
、圧下制御量が過大のため製品形状の不良が起こること
がなくなった。

［発明の効果］ 本発明の箔圧延機は、上バックアップロールを支持する
上バックアップロールチョックと下バンクアップロール
を支持する下バックアップロールチョックの間に、プッ
シュアップシリンダに比し作動力が小さくかつ前記プッ
シュアップシリンダより優先して制御されるバランスシ
リンダが設けられたので、大きな圧延荷重印加能力を維
持しながら細密な駆動側と作業側との間のバランス調整
が可能となり、形状良好な缶製品を製造することができ
て、品質、歩留まりの向上による大きな経済効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例としての箔圧延機の模式的な横断面図
、第２図は同実施例の箔圧延機の板厚制御装置の制御ブ
ロック図、第３図は、一般的な箔圧延機の制御ブロック
図、第４図は同一般的な箔圧延機のＡＰＣ信号関係の制
御ブロック図である。 １・・・・・・金属箔、２ａ・・・・・・上ワークロー
ル、２ｂ・・・・・下ワークロール、３ａ・・・・・・
上バックアップロール、３ｂ・・・・・・下バックアッ
プロール、４・・・・・・板厚計、５・・・・・・形状
検出機、６・・・・・・形状検出機のモニタ、７・・・
・・・形状制御装置、８・・・・・・板厚制御装置、９
・・・・・・バルブ、１０・・・・・・クーラントノズ
ル、１１・・・・・・圧延材張力制御信号、１２・・・
・・・圧延速度制御信号、１３・・・・・・ＡＰＣ信号
、１３ａ・・・・・・倣動側Ａｐｃ信号、１３　ｂ−・
＝＝作業側ＡＰＣ信号、１４ａ。 １４ｂ・・・・・・ＡＲＤＣ信号、１５・・・・・・Ａ
ＴＣＣ信号、１６・・・・・・形状信号入力装置、１７
・・・・・・第１のメモリ、１８・・・・・・目標形状
データ、１９・・・・・・偏差形状。 ２ｏ・・・・・・偏差形状の平均値、２１・・・・・・
制御対象誤差形状、２２・・・・・・ノズル対応誤差形
状、２３・・・・・・ノズル対応誤差形状の局所成分、
２４・・・・・・ノズル対応誤差形状の非対称成分、２
５・・・・・・ブツシュアップ設定器、２６ａ〜２６ｄ
・・・・・・第２〜第５のメモリ、２７・・・・・・イ
ンタフェース盤、２８ａ〜２８ｄ・・・・・・サーボア
ンプ、２９ａ・・・・・・駆動側プッシュアップシリン
ダ、２９ｂ・・・・・・作業側プッシュアップシリンダ
、３０・・・・・・第６のメモリ、３１・・・・・・コ
ンパレータ、３２・・・・・・第７のメモリ、３３・・
・・・・制御スイッチ、３４ａ・・・・・乱動側上バッ
クアップロールチョック、３４ｂ・・・・・・作業側上
バンクアップロールチョック、３５ａ・・・・・・暉動
側下バックアップロールチョック、３５ｂ・・・・・・
作業側下バックアップロールチョック、３６ａ、３６ｂ
　　・・・・駆動側バランスシリンダ、３６ｃ、３６ｄ
・・・・・・作業側バランスシリンダ、３７ａ・・・・
・・陳動側ＡＰＣＩ信号、３７ｂ・・・・・・作業側Ａ
ＰＣＩ信号。 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下１対のワークロールとバックアップロールと
   を有し、同下バックアップロールをプッシュアップシリ
   ンダで押し上げることによって圧下量を調節する箔圧延
   機において、上バックアップロールを支持する上バック
   アップロールチョックと下バックアップロールを支持す
   る下バックアップロールチョックの間に、前記プッシュ
   アップシリンダに比し作動力が小さくかつ前記プッシュ
   アップシリンダより優先して制御されるバランスシリン
   ダが設けられたことを特徴とする箔圧延機。