JPH011545A - 階調記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は階調記録方法、特に、１色について２種類の濃
度の異なるインクドツトを用いて階調記録を行う方法に
関する。

〔従来の技術〕

−ＩＩＱに、インクジェットプリンタ等のインクドツト
による階調画像の記録方法としては、記録ヘッドに印加
する電圧またはパルス巾等を変化させることにより記録
紙に付着するインクドツトの径を変えるアナログ変調法
、インクドツト径は変化させずにドツトマトリクス中に
打ち込むドツトの数を変えることにより階調記録を行な
うデジタル変調法、アナログ変調法とデジタル変調法を
組合わせ、ドツトマトリクス中のドツト数およびドツト
径を変化させるデジタル−アナログ変調法などが知られ
ている。しかし、いずれの方法においても、インクジェ
ット記録により記録可能な最小ドツト径には限界がある
ため、ハイライト（低濃度）領域、特に記録紙上にドツ
トが記録され始める？シュ度領域での濃度変化が大きく
、その濃度傾城での階調特性は満足できるものではなか
った。

原稿においては階調がなめらかに変化している場合でも
、実際に読取られたデータ上では入力センサをはじめと
する入力条件のバラつきなどにより、多少のゆらぎがあ
るため、上記のハイライト領域において、ドツトが記録
されたりされなかったりして、サラついた印象の画質に
なってしまうという欠点があった。

そこで、従来より階調特性、特にハイライト部ての特性
を改善するために同一色について複数の濃度の異なるイ
ンクを用いる手法が提案されている。

しかしながら、上述のうち濃淡２種類のインクを用いる
方法では、？ｌ＆　淡インクを同一箇所に重ねて打つこ
とを考えても階調数を多くとるにはドツトマトリクスの
サイズを大きくとる必要があり、その結果解像度の低下
を招いたり、マトリクスパターンのテクスチャが目立っ
たりして画質を劣化させるという欠点がある。

また、濃・中・淡の３種類のインクを組合わせて用いる
方法では、ドツトマトリクスのサイズを小さくしたまま
多くの階調数が得られるが、使用するインクの種類が増
えることと、それに伴いインクを吐出するヘッドの数も
それだけ余分に必要であるという不具合があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、上述の不具合を解消し同一色において
少濃度種類のインクを用いながら多濃度種類のインクを
用いたものに比べ黒色のない階調記録を可能としインク
の種類およびヘッドの数を少なくできる階調記録方法を
提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は同一色について少
なくとも（ｆＡ濃淡２種類ドツト形成手段を用い、人カ
ンＱ度情報に応じてドツトマトリクス内に形成されるｉ
〜ワット数を制御して階調記録を行う階調記録方法にお
いて、ドツトマトリクスのサイズを濃インクに対し談イ
ンクの方を犬きくシ濃１炎インクの組合わせによって階
調記録を行うことを特徴とする。

〔作用） 本発明によれば、同一色について少なくとも４度の異な
るインクドツトがそのパターンを制御されつつ重ねて打
たれる。ところが、７炎インクにあってはドツトパター
ンマトリクスのサイズを大きくしてもテクスチャが目立
つことがなし１ので、これにドツトパターンマトリクス
を小さく設定した濃インクを組合わせて打つことによっ
て階調特性のすぐれた高画質な画像を得られるのである
。

〔実施例〕

以下、図面にもとづいて、本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図は本発明を実施するインクジェットプリンタの構
成例を示したものである。

図中、キャリッジｉ上に例えば左から順に第１〜第２の
マルチノズルヘッド２−１．２−２を配列して設け、濃
、談、の各インクをそれぞれ吐出させ、それらの各マル
チノズルヘッドには、可撓性パイプ３をそれぞれ介して
インクタンク４から各４度のインクをそれぞれ供給する
とともに、多数の導線をそれぞれ配列して、埋設した可
撓性絶縁ヘルド５−１．５−２　、中継端子板６および
総合給電ヘルド７を介して駆動信号をそれぞれ供給する
。かかる構成のキャリッジｌを２本のガイトレール８上
に載せて連結した無端ベルト９をパルスモータ１０によ
り駆動してキャリッジ１を図中Ｘ方向の往復走行させる
ことにより主走査を行なうとともに、ローラ対１３およ
び１４を介して展張した記録用紙１２をローラ対１４に
連結したパルスモータ１５により図中Ｙ方向に送給して
副走査を行ない、記録用紙１２上に各マルチノズルヘッ
ド２−１゜２−２から噴射した各濃度インクにより画像
を記録する。なお、キャリッジ１の往復走行路の両端に
はストッパＩｆ−１，１１−２を配置して主走査の範囲
を確定しである。

本例ではマルチノズルヘッド２−１．２−２は、１６個
／ｍｍの間隔で、約８ｍｍ副走査方向に直線的にノズル
か並べられており、このインクの吐出方式とし′Ｃは、
例えは、ノズル内に発熱素子を埋め込み、加圧パルスに
よる発熱で発生する気泡によってインク摘を吐出させる
いわゆるバブルジェット方式％式％ 第１図には、マルチノズルヘッド２−１．２−２は説明
の簡略化のために１色分しか示していないが、カラー画
像を形成するためには、使用するイエロ、マセンタ、シ
アンの各濃淡インクの数たりヘット２を主走査方向に並
へればよい。

第２図は、画像データを上述したインクジェットプリン
タのヘラＦ２−１．２−２に送る信号に変換する画像処
理装置１ｔの構成を示すブロック図である。

同図において、１６は画像データを入力する入力部、１
７は画像データをトン［・を打つか否かの２値データに
展開するトン１へ展開部で、このドツト展開部１７て濃
淡インク毎の２値データが生成される。１８はバッファ
メモリでかかる２値データを記憶する６１９は出力部で
あり、バッファメモリ内の２値イ３号をマルチノズルヘ
ッド２−１．２−２に出力し、所定のノズルからインク
を吐出させ画像を形成する。２０は画像処理装置全体を
制御する制御部である。

次に、第３図は、ドツト展開部１７を詳細に示すブロッ
ク図で、２１は淡インク用ドツトパターンメモリ、２２
は濃インク用ドツトパターンメモリ、２３および２４は
？炎インク用のＸおよびＹカウンタ、２５および２６は
濃インク用のＸおよびＹカウンタ、２７はｌ炎インク用
バッファメモリ、２８は濃インク用バッファメモリであ
る。入力部１６から入力した画像データは？Ｑ　？Ｑ各
インク用のＸおよびＹカウンタによって指定されるＸお
よびＸアドレスと、画像データの値に対応するドツトパ
ターンを発生し、各バッファメモリ２７および２８に格
納される。２９はタイミング信号を発するタイミングコ
ントローラ、３０はマルチノズルヘッド２−１．２−２
への出力部である。

第４図は上述の画像処理装置中のドツトパターンメモリ
２１および２２に書き込まれるドツトパターンとＸアド
レス、Ｘアドレスとの関係を説明する図で、−例として
２ｘ２のドツトマトリクスについて示しである。Ｘ方向
、Ｙ方向を図のように定めると、ドツト４１−１はＸア
ドレス−０、Ｙアドレス二〇でその値は０、ドツト４１
−２はＸアドレス−１、Ｙアドレス＝０で、その値は１
、ドツト４１−３はＸアドレス−０，Ｙアｌ〜レス＝ｌ
てその値は０、ドツト４１−４はＸアドレス＝１．Ｘア
ドレス−１てその値は１である。なお、このｘ、Ｙは第
１図に示したプリンタの記録ヘット走査におけるＸ方向
、Ｙ方向と同一である必要はない。また、これによって
発生するドラミーパターンとそれを格納するバッファメ
モリの７１−レスとの関係は従来ｆΦ々のものか公知で
あるから３Ｔ細説明を省略する。（例えは、特開昭６１
ｉ０１１２５５　’；’）参照）次に上述の構成を有す
るインクシェツトプリンタによって本発明の方法にかか
る画像出力を行なうための画像データと、トン１−パタ
ーンの対応っけの一例を第５図に示す。ト・ノドパター
ンマトリクスの大きさ：ま、淡インクは６ｘ６、濃イン
クは３×３で、各々単独では淡インク３７階調、濃イン
ク　。

は１０階調しかとれないが、両者を組み合わせ用いるこ
とにより６８階調記録可能にしている。

ドツトパターンの決定７去は、ｌ炎インク（淡ドツト）
３７階調と４３インク（濃ドツト）１０階調とのすべて
の組み合わせによるパッチを出力し、その光学反射４１
度（０，Ｄ値）を測定し、それらのデータをＯ，Ｄ値の
順に並べ画像データを直線関係になるように対応づける
。さらに、低濃度領域は淡インクのみすなわち、レベル
Ｎ０９０からレベルＦ４　ｏ　、　３６　まては淡イン
クのみをイ史う。そして淡インクをすべて打ち込んだ後
のレベルＮｏ、３７から濃インクを入れ始め、中、高（
ｒＡ度域では濃インクを増やすとともに、談インクを減
らしていき、最高濃度域レベルＮｏ、８７では濃インク
のみとしている。

さらに、画像データとドツトパターンの対応づけの他の
例の一部を第６図に示す。本例にあっては？炎インクの
ドツトパターンマトリクスの大きざを６Ｘ６　、　ｉｎ
インクでは４Ｘ４としたものである。７炎インク単独で
は前述の如く３７階調、濃インク単独では１７階調であ
るが、両者を組合わせて８１階調記録を可能としている
。なお、第６図中レベル４５ｈ）らレベル８０まての淡
インクのドツトパターンは省略している。

ドツトパターンの決定法は前実施例で説明した方法と同
じである。

なお、前実施例で説明した、濃インクの３ｘ３ドツトマ
トリクスを第７図に示すように同じパターンを縦に２個
、横に２個づつ４個並置すると、見かけ上６×６マトリ
クスになる。このようにすると、濃淡画インク共同じド
ツトパターンマトリクスになり、ドツトパターンメモリ
にアドレスを与えるＸ、Ｙカウンタはり）淡各々に設け
る必要がなくなり、第７図に示すように共用可が可能と
なり、簡略化できる。

すなわち、淡インクのマトリクスサイズをＮｕｘＮｕ　
、　ｔＱインクのマトリクスサイズをＮ、ｘＮｋとした
場合Ｎｕ−ＮｘＮｋ（Ｎ　＝　２　、３　、　）と設定
することにより、濃インクのドツトパターンをＮ２個並
置したこととなり、見かけ上のドツトパターンを等しく
することが可能である。これにより、ドツト展開部のタ
イミング制御も簡略化可能である。

以上説明した実施例は、ドツトマトリクス中のドツト数
を制御するデジタル変調法について述べたが、これはア
ナログ変調法、デジタル−アナログ変調法でも実現でき
ることはいうまでもない。

またカラープリンタにも拡張可能である。特にカラープ
リンタの場合はインク数、ヘッド数が少なくてすむため
、その効果は大きい。本実施例においてはインクジェッ
トプリンタを例に説明したか、インクトラｉ−を用いる
タイプのプリンタにはすべて適用可能である。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、同一
色について濃淡２種のインクを用い、（炎インクのドツ
トマトリクスのみを大きくし、漠インクのドツトマトリ
クスを小さくし、そのドツト数と重なりを制御すること
により、ｊｊ３？Ｑ　２種インクを用いて、４中（炎３
種インクを用いたときと同程度の階調記録が可能になっ
た。また、？ＡＡ淡インク共にマトリクスを大きくして
階調数を増やすものに比べ、テクスチャが目立たなくな
り、高画質な画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するインクジェットプリンタの構
成例を示す斜視図、 第２図は画像データをドツト信号に変換する画像処理装
置の構成を示すブロック図、 第３図はドツト展開部を詳細に示すブロック図、 第４図はドツトパターンとＸアドレス、Ｙアドレスとの
関係を示す説明図、 第５図はｄ３インクのドツトパターンマトリクスを３Ｘ
］　、　ＱＱインクのそれを８ｘ６　とした場合のドツ
トパターンの一例を示す図、 第６図は４インクのドツトパターンマトリクスを４ｘ４
　、　？ｇインクのそれを６ｘ６　とした場合のドツト
パターンの一例の一部を示す図、 第７図は、濃インクの３×３ドツトパターンマトリクス
を４個並置して見かけ上６Ｘ６ドツトパターンマトリク
スにした例を示す図、 第８図は、Ｘ、Ｙカウンタを共用した場合のドツト展開
部のブロック図である。 １・・・キャーリッジ、 ２−１　・・・濃イ、ンクシエットヘット、２−２・・
・７炎インクジエツトヘツＩ〜、２１・・・ｌ炎インク
用ドツトパターンメモリ、２２・・・濃インク用ドツト
パターンメモリ、２３．２５・・・Ｘカウンタ、 ２４．２６・・・Ｙカウンタ、 ２７．２８・・・バッファメモリ。 フ 画像対理装置の償広とホす７０ソフ図 第　２　図 ド・フトパターンとＸアドレス。 Ｘアドレスとの関係の説朗図 第４図 濃イン７３Ｘ３ドットパターンマトリフスＰ４個並置し
見、か１１上６Ｘ６ドツトパターンマトリ７スにしＩこ
セ１１トホオ図第７図 ド・ソトパターンの 第６ 一介１１乏ネす図 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）同一色について少なくとも濃淡２種類のドット形成
   手段を用い、入力濃度情報に応じてドットマトリクス内
   に形成されるドットの数を制御して階調記録を行う階調
   記録方法において、 前記ドットマトリクスのサイズを濃インク に対し淡インクの方を大きくし濃淡インクの組合わせに
   よって階調記録を行うことを特徴とする階調記録方法。 ２）淡インクのドットマトリクスのサイズが濃インクの
   ドットマトリクスサイズの整数倍であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の階調記録方法。 ３）低濃度領域は淡インクのみを用い、淡インクがその
   ドットマトリクスを埋めつくした後、中高濃度領域は淡
   インクと濃インクを組合わせて用い階調記録を行うこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記載の
   階調記録方法。 ４）最高濃度は濃インクのみを用い、中濃度から該最高
   濃度に移るにしたがい淡インクの使用量を減らしていく
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第３項の
   いずれかに記載の階調記録方法。