JPH01154028A - 液晶表示素子用スペーサーおよびその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子用スペーサーおよびその製造方法

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JPH01154028A
JPH01154028A JP31097887A JP31097887A JPH01154028A JP H01154028 A JPH01154028 A JP H01154028A JP 31097887 A JP31097887 A JP 31097887A JP 31097887 A JP31097887 A JP 31097887A JP H01154028 A JPH01154028 A JP H01154028A
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Hideyuki Tawara
田原 秀行
Keiji Koto
小藤 敬二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (M業上の利用分野) 本発明は、液晶を挟み込む上下2枚の透明電極基板の透
明電極間距離を均一かつ正確に制御するための液晶表示
素子用のスペーサーおよびその製造方法に関する。
(従来の技術) 液晶表示素子用のスペーサーとしては、従来からガラス
ファイバーの粉砕品(特開昭57−54923号)が用
いられてきた。しかしながら、このスペーサーは、ガラ
スファイバーの破断エツジが鋭く硬いために液晶表示素
子の上下の基板の内面に塗布されている樹脂コート層や
透明電極に傷をつけたり、液晶物質との熱膨張係数の違
いによって低温及び高温時に液晶封入間隙中に気泡が発
生し表示品質が低下するという問題点があった。
そこで、アルミナ粒子や熱可塑性樹脂およびその架橋体
(特開昭57−70520号)等の球状微粒子をスペー
サーに応用する試みもなされてきた。
しかし、アルミナ粒子は、ガラスファイバー粉砕品のよ
うに樹脂コート層や透明電極を傷つけるという問題点を
解消するものの、液晶表示素子の透明電極間距離の精度
が得られないという問題点があった。また、熱可塑性樹
脂およびその架橋体の球状微粒子は、液晶表示素子を組
立る際のシール材用樹脂の加熱加圧硬化工程時に球状微
粒子が変形して、透明電極間距離を均一かつ正確に制御
できないため、表示品質の低下をもたらすという問題点
があった。
本発明者らは、上記事情に鑑み鋭意研究した結果、不溶
不融の7ミノ樹脂の硬化球状微粒子が液晶表示素子用ス
ペーサーに有効に応用できることを見いだし、透明電極
間距離を均一かつ正確に制御でき、しかも液晶表示素子
の上下の基板の樹脂コート層や透明電極を傷つけず且つ
気泡の発生の問題もないスペーサーを提案した(特開昭
60−200228号)。
一方、液晶表示素子の大面積化および高品質化に伴って
、液晶表示素子のへりのシール材中だけでなく、スペー
サーを透明電極基板の間隙の全面にしかも高密度に配置
させる必要が生じてきたが、特開昭60−200228
号に記載のスペーサー自体には透明電極基板に対する接
着性がないので、透明電極基板に挟持されていない一部
のスペーサー粒子が液晶注入時に動いて液晶注入口から
放射線状の粒子の凝集が生じたり、透明電極間距離を広
げる方向の力に弱いため透明電極基板に挟持されている
粒子でも使用中の撮動により粒子が動いて粒子の凝集や
欠落が生じたりして液晶表示素子の表示品質を低下させ
るという問題点が発生した。
したがって、従来の液晶表示素子用スペーサーは、大面
積の液晶表示素子に使用するには性能上不充分であった
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の問題点を解決するものである。
したがって本発明の目的は、液晶表示素子を組立る際の
シール材用樹脂の加熱加圧硬化工程時に上下2枚の透明
電極基板の間で熱圧着することにより、液晶表示素子の
透明電極基板間の所定位置に定着し且つ均一な透明電極
間距離を安定に維持することのできる新規な液晶表示素
子用スペーサーを提供することにある。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は、
ベンゾグアナミン、メラミン及び尿素からなる群より選
ばれる1種または2種以上およびホルムアルデヒドから
得られるアミノ樹脂の硬化球状微粒子からなる芯物質と
該芯物質を覆う熱変形温度が25〜180℃の範囲にあ
る樹脂からなる外殻とから構成され且つ芯物質100重
伝部に対する外殻の構成比率が5〜250重量部の範囲
にあるコア/シェル型微粒子からなる液晶表示素子用ス
ペーサーおよびその効率的で簡便な製造方法に関するも
のである。
なお、本発明における熱変形温度とは、JISK720
7 r硬質プラスチックスの荷重たわみ温度試験法」に
準じて測定された荷重たわみ温度である。
本発明の詳細について以下に順次説明する。
本発明の液晶表示素子用スペーサーとして有効なコア/
シェル型微粒子を構成する芯物質となるアミノ樹脂の硬
化球状微粒子は、ベンゾグアナミン、メラミン及び尿素
からなる群より選ばれる1種または2種以上のアミノ化
合物およびホルムアルデヒドを原料として公知の方法で
縮合硬化して得られるアミノ樹脂の球状微粒子であり、
例えば特公昭46−9420号、特公昭52−2767
9号、特開昭52−1659号、特開昭52−5149
3号および特開昭60−200228号に開示の方法で
得られる。
このようなアミノ樹脂の硬化球状微粒子の中でも、平均
粒子径が1.5μm以上12.0μm以下かつ粒度分布
の標準偏差値が平均粒子径の10%以下である球状微粒
子が好ましく、このような球状微粒子が容易に得られる
特開昭60−200228号に記載の方法を採用するの
が好ましい。上記範囲外の平均粒子径の球状微粒子を用
いると、大面積および高品質の液晶表示素子を製造する
ことが技術的に難しくなり、また上記範囲外の標準偏差
値の球状微粒子を用いると、透明電極間距離を均一に維
持することが困難となる。
本発明におけるコア/シェル型微粒子を構成する外殻と
なる樹脂は、前記定義による熱変形温度が25〜180
℃のものである。熱変形温度が180℃を越える樹脂の
場合は、液晶表示素子を組立る際のシール材用樹脂の加
熱加圧硬化工程時に該樹脂からなる外殻が溶融しにくく
、コア/シェル型微粒子からなるスペーサーの透明電極
基板間での定着性が不充分となる。また、25℃未満の
樹脂では、得られたスペーサーを貯蔵中にケーキングが
起こったり、液晶表示素子の透明電極基板上にスペーサ
ーを分散させるときの分散性が悪くなる。
このような外殻となる樹脂としては、その熱変形温度が
前記範囲内にあれば特に制限な(、例えばポリスチレン
等のポリ芳香族ビニルとその共重合体、ポリ酢酸ビニル
等のポリビニルエステルとその共重合体、ポリメチルア
クリレート等のポリアクリル酸アルキルエステルとその
共重合体、ポリメチルメタクリレート等のポリメタクリ
ル酸アルキルエステルとその共重合体、ポリエチレン等
のポリオレフィン、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、ポ
リアミド、ポリエステル、不飽和ポリエステル、ポリカ
ーボネート、シリコーンゴム、ニトリルゴム、アイオノ
マー樹脂、熱可塑性エラストマー等があげられる。また
、これらの樹脂は、その重合時にジビニルベンゼン、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート等の多官能ビ
ニルモノマーを併用することによって得られる架橋型の
ものでもよい。さらに、エポキシ樹脂など硬化剤を用い
て硬化させる樹脂では、硬化剤の山などを調整すること
により、架橋密度および熱変形温度を任意に調整するこ
とができる。
本発明におけるコア/シェル型微粒子は、前記した芯物
質の表面が前記した外殻で覆われているものであるが、
外殻は膜状となって芯物質を完全に覆っていてもよく、
また不連続な粒状となって芯物質の表面全体にほぼ均一
に付着して芯物質を覆っているものでもよい。
本発明の液晶表示素子用スペーサーとして有効なコア/
シェル型微粒子を構成する芯物質と外殻との比率は、芯
物質10011部に対して外殻が5〜250重量部のI
i!囲の比率である。外殻となる樹脂の量が5重量部未
満の少量では、スペーサーとして用いた時の定着性が不
充分となる。逆に外殻となる樹脂の量が250重量部を
越える多mでは、透明電極間距離を正確に制御できなく
なる。
本発明の液晶表示素子用スペーサーとして有効なコア/
シェル型微粒子をtj造するには、前記アミノ樹脂の硬
化球状微粒子からなる芯物質の表面に熱変形温度が前記
範囲にある樹脂の外殻を形成する公知の方法が採用でき
る。
このような芯物質を外殻で覆ってコア/シェル型微粒子
を製造する方法については、「表面の改質」 (日本化
学会編、化学総説Nn44.P45〜52.1984年
)や[粉粒体の表面改質と高機能化技術」(“表面”V
oj、25、NQl、P1〜19および表紙写真、19
87年)に詳細に記載されている通りであり、例えば界
面重合法・In5itu重合法・液中硬化被覆法・水溶
液からの相分離法・有機溶液からの相分離法・液中乾燥
法・融解分散冷却法・内包物交換法・粉床法・気中懸濁
被覆法・スプレードライング法・高速気流中衝撃法・静
電的合体法等がある。中でも高速気流中iiw法を採用
すれば、液晶表示素子用スペーサーとして有効なコア/
シェル型微粒子が簡便な操作で効率的に製造できるので
好ましい。
この高速気流中Wi撃法を応用してなる本発明の液晶表
示素子用スペーサーの製造方法は、ベンゾグアナミン、
メラミンおよび尿素からなる群より選ばれる1種または
2種以上およびホルムアルデヒドから得られるアミン樹
脂の硬化球状微粒子の表面に熱変形温度が25〜180
℃の範囲にある樹脂からなり且つ該硬化球状微粒子より
小さい微粉末を静電気力で吸着せしめ、これを高速で流
動する気流中に分散したのち微粉末の吸着した硬化球状
微粒子に衝撃を加えて、微粉末を硬化球状微粒子表面に
固定化することを特徴とするものである。
本発明の方法によれば、熱変形温度が25〜180℃の
範囲にある樹脂の微粉末が吸着したアミン樹脂の硬化球
状微粒子に加えられた衝撃に基づく機械的熱的エネルギ
ーによって、該微粉末が少なくとも一部溶融し、球状微
粒子表面に該微粉末が固定化もしくは成膜する結果、前
記した芯物質と外殻とから構成されるコア/シェル型微
粒子が効率的に得られる。この本発明の方法を実施する
際には、例えば−奈良機械製作所のハイブリダイゼーシ
ョンシステム等を利用することができる。
なお、本発明の方法で用いられる熱変形温度が25〜1
80℃の範囲にある樹脂の微粉末を製造する方法につい
ては特に制限はない。例えば公知の乳化重合または懸濁
重合を用いることができる。
また、必要に応じてシード重合を用いることもできる。
この他に、各種樹脂を乳化剤を含んだ溶媒に溶解させた
後、溶解度の違いまたは非溶媒添加によるコアセルベー
ト化の方法などにより製造することもできる。
本発明の液晶表示素子用スペーサーを用いて液晶表示素
子を製造するには、従来からの公知の方法を採用すれば
よい。特に本発明のスペーサーは、液晶表示素子のへり
の部分にあるシール材中にスペーサーを入れるのでなく
、上下2枚の透明電極基板の間隙にスペーサーを均一に
配置させ−て透明電極間距離をfi/J amlするよ
うにした液晶表示素子に有効に用いられる。
以下、このような液晶表示素子の概略を示す断面図であ
る第1図に基いて、液晶表示素子の製造例を説明する。
片面に偏光ll11を有する透明ガラス基板2の偏光I
I!1の付いていないもう片面に透明電極3を設け、そ
の上に保護樹脂コート層4を施す。次に、透明電極の設
けられた透明ガラス基板(以下、透明電極基板という。
)の透明電極側の面上に、本発明のスペーサー6を湿式
または乾式の方法により均一に分散させると共に、透明
ガラス基板2のへり部分にシール材3を配置する。しか
る後に、もう1枚の透明電極基板をスペーサーを間に挟
んだ状態で重ね合わせ、シール材用の樹脂を硬化させる
ためおよび均一な透明電極間距離を得るために120〜
200℃で加熱加圧硬化工程を行う。
こうしてスペーサーを構成する外殻6bの樹脂が液晶表
示素子の上下の透明電極基板に熱圧着し、しかも透明電
極間距離は均一な粒度分布を持つ不溶不融のアミン樹脂
の硬化球状微粒子からなる芯物質6aによって正確に制
御することができる。
シール材の硬化侵に、液晶注入口から液晶を上下2枚の
透明電極間の間隙に注入して、液晶表示素子が得られる
また、液晶表示素子のへり部分のシール材に用いるエポ
キシ樹脂等の樹脂に本発明のスペーサーを混合して用い
ることもできる。
(実施例) 以下に本発明の実施例について述べる。
実施例1゜ スチレン97重量%およびジビニルベンゼン3重量%か
らなる単量体混合物を乳化重合して得られた熱変形温度
が110℃で平均粒子径0,3μmの樹脂微粉末25g
と、エポスターGP70 (日本触媒化学■業■製のベ
ンゾグアナミン、メラミンおよびホルムアルデヒドの共
縮合アミノ樹脂の球状微粒子、平均粒子径7.0μm1
標準偏差0゜25μm)100gとを、■奈良機械製作
所のハイブリダイゼーションシステムの0Mダイザ−で
3分間処理し、エポスターGP70の表面に上記の樹脂
微粉末をまぶしたオーダードミックスチャ−を形成させ
た。このオーダードミックスチャ−を■奈良機械製作所
のハイブリダイゼーションシステムのハイブリダイザ−
で2分間処理して、樹脂微粉末をエポスターGP70の
表面上に固定化した。
処理して得られた粒子(1)は、エポスターGP70表
面を0.3μmの樹脂微粉末が一様に強固に固着して覆
っているものであり、その平均粒子径は7.6μmであ
った。また粒度分布は、粒子の凝集もなくエポスターG
P70と同様に均一であった。
この粒子(1)を水洗したのち乾燥して単粒子に解砕し
たものを、縦147m横210mの液晶表示素子の透明
電極基板に挟み、加圧下に170℃で処理したところ、
透明電極間距離が1.0μmとなり、しかも上下の透明
電極基板は粒子(1)を介して良く接着していた。
その後液晶物質を注入したところ、液晶の流れによって
粒子(1)が動(ことはなかった。また作成した液晶表
示素子を作動させたところ、良好に作動した。
実施例2 実施例1における樹脂微粉末259をポリメチルメタク
リレート微粉末(平均粒子径0.05μ、熱変形温度1
00℃)2009、エポスターGP70をエポスターG
P20 (日本触媒化学工業■製のベンゾグアナミン、
メラミンおよびホルムアルデヒドの共縮合アミノ樹脂の
球状微粒子、平均粒子径2.0μm1標準偏差0.2μ
m)100gに代える以外は実施例1と同様にして、0
Mダイザ−で処理してオーダードミックスチャ−を形成
させたのち、ハイブリダイザ−で15分間処理して、粒
子(2)を得た。得られた粒子(2)は、エポスターG
P20が均一な樹脂被覆で覆われた状態となっていた。
この粒子(2)の平均粒子径は3.0μmであった。ま
た粒度分布は、粒子の凝集もなく均一であった。
この粒子(2)を実施例1と同様に水洗・乾燥・解砕し
た後、液晶表示素子の透明電極基板に挟み、加圧下に1
70℃で処理したところ、透明電極間距離が2.0μm
となり、しかも上下の透明電極基板は粒子(2)を介し
て良く接着していた。
その後液晶物質を注入したところ、液晶の流れによって
粒子(2)が動くことはなかった。また作成した液晶表
示素子を作動させたところ、良好に作動した。
実施例3 実施例1における樹脂微粉末25gをエチレン90重間
%およびアクリル酸エチル10重量%からなる単量体混
合物を重合して得られたエチレン−アクリル酸エチル共
重合体微粉末(平均粒子径0.5μ、熱変形温度55℃
)10g、エポスターGP70をエポスターGP100
(日本触媒化学工業■製のベンゾグアナミン、メラミン
およびホルムアルデヒドの共縮合アミノ樹脂の球状微粒
子、平均粒子径10.0μm1標準偏差0.4μm)1
003に代える以外は実施例1と同様にして、0Mダイ
ザ−およびハイブリダイザ−で処理して粒子(3)を得
た。この粒子(3)をスペーサーとして用い、実施例1
と同様にして液晶表示素子を作成したところ、透明電極
間距離は10.0μmとなり、しかも上下の透明電極基
板は粒子(3)を介して良く接着していた。
その後液晶物質を注入したところ、液晶の流れによって
粒子(3)が動くことはなかった。また作成した液晶表
示素子を作動させたところ、良好に作動した。
実施例4 ビスフェノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂
(エピコート828、油化シェルエポキシ■製)を乳化
し、それをエチレンジアミンを用いて硬化させた熱変形
温度150℃で平均粒子径0.4μmの樹脂微粉末10
Fとエポスター〇P90(日本触媒化学工業■製のベン
ゾグアナミン、メラミンおよびホルムアルデヒドの共縮
合アミノ樹脂の球状微粒子、平均粒子径9.0μm1標
準偏差0.4μm)100gとを実施例1と同様に処理
し、エポスターGP90上にエポキシ樹脂の微粉末が強
固に固着された粒子(4)を得た。この粒子(4)をス
ペーサーとして用い、処理温度を190℃にする以外は
実施例1と同様にして液晶表示素子を作成したところ、
透明電極間距離は9.0μmとなり、しかも上下の透明
電極基板は粒子(4)を介して良く接着していた。
その後液晶物質を注入したところ、液晶の流れによって
粒子(4)が動(ことはなかった。また作成した液晶表
示素子を作動させたところ、良好に作動した。
比較例7 実施例1で用いたエポスター〇P70をそのまま比較用
スペーサー粒子として用いて、実施例1と同様にして液
晶表示素子を作成した。得られた液晶表示素子の透明電
極間距離は7.0μmとなったが、上下の透明電極基板
は接着していなかった。
その後液晶物質を注入したところ、液晶の流れによって
比較用粒子が動いた。また作成した液晶表示素子を作動
させたところ、比較用粒子が動いて凝集した付近で色む
らが生じ、表示品質が低下した。
(発明の効果) 本発明の液晶表示素子用スペーサーは、不溶不融の特定
の硬化球状微粒子からなる芯物質と特定の樹脂からなる
外殻とから構成されているコア/シェル型微粒子からな
るため、液晶表示素子を組立る際のシール材用樹脂の加
熱加圧硬化工程時に上下2枚の透明電極基板の間で熱圧
着することにより、液晶表示素子の透明電極基板間の所
定位置に定着しかつ均一な透明電極間距離を安定に維持
することができる。
したがって、本発明のスペーサーを用いれば、大面積の
液晶表示素子でも透明電極間距離を均一かつ正確に制御
することができ、液晶表示素子の表示品質を低下するこ
となく液晶表示素子の面積を大きくすることができる。
また、本発明の液晶表示素子用スペーサーの製造方法に
よれば、上記のすぐれた性能を有するスペーサーが簡便
な操作で効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明のスペーサーを用いて作成した液晶表
示素子の概略を示す断面図である。 1:偏光膜 2:透明ガラス基板 3:シール材 4:樹脂コート層 5:透明電極 6:本発明のスペーサー 6aニスペーサ−を構成する芯物質 6b=スペーサーを構成する外殻 7:液晶

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ベンゾグアナミン、メラミン及び尿素からなる群よ
    り選ばれる1種または2種以上およびホルムアルデヒド
    から得られるアミノ樹脂の硬化球状微粒子からなる芯物
    質と該芯物質を覆う熱変形温度が25〜180℃の範囲
    にある樹脂からなる外殻とから構成され且つ芯物質10
    0重量部に対する外殻の構成比率が5〜250重量部の
    範囲にあるコア/シェル型微粒子からなる液晶表示素子
    用スペーサー。 2、芯物質の平均粒子径が1.5μm以上12.0μm
    以下かつ粒度分布の標準偏差値が平均粒子径の10%以
    下である特許請求の範囲第1項記載の液晶表示素子用ス
    ペーサー。 3、ベンゾグアナミン、メラミン及び尿素からなる群よ
    り選ばれる1種または2種以上およびホルムアルデヒド
    から得られるアミノ樹脂の硬化球状微粒子の表面に熱変
    形温度が25〜180℃の範囲にある樹脂からなり且つ
    該硬化球状微粒子より小さい微粉末を静電気力で吸着せ
    しめ、これを高速で流動する気流中に分散したのち微粉
    末の吸着した硬化球状微粒子に衝撃を加えて、微粉末を
    硬化球状微粒子表面に固定化することを特徴とする、ア
    ミノ樹脂の硬化球状微粒子からなる芯物質と該芯物質を
    覆う熱変形温度が25〜180℃の範囲にある樹脂から
    なる外殻とから構成され且つ芯物質100重量部に対す
    る外殻の構成比率が5〜250重量部の範囲にあるコア
    /シェル型微粒子からなる液晶表示素子用スペーサーの
    製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08304831A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Optrex Corp カラー液晶表示素子及びその製造方法
US5851605A (en) * 1995-12-26 1998-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Adhesive particulate composition, adhesive spacers for liquid crystal display panel, and liquid crystal display panel
JP2010248475A (ja) * 2009-03-24 2010-11-04 Nippon Shokubai Co Ltd アミノ樹脂架橋粒子およびその製造方法

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