JPH01152884A

JPH01152884A - 複数チャンネル映像信号の伝送方式

Info

Publication number: JPH01152884A
Application number: JP62312668A
Authority: JP
Inventors: Takashi Okano; 岡野　高
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1987-12-09
Filing date: 1987-12-09
Publication date: 1989-06-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、複数チャンネル映像信号の伝送方式に関し、
特に複数チャンネルの原映像信号をフレーム単位で所定
周期毎に順次時分割多重して単一の多重化映像信号とし
て伝送する伝送方式に関するものである。

背景技術第５図に、例えば４チヤンネルの原映像信号Ａ〜Ｄを時
分割多重にて記録媒体に記録し、これを再生する伝送方
式の従来例を示す。同図において、４チヤンネルの原映
像信号Ａ　（ａ）〜Ｄ　（ｄ）は４フレ一ム周期毎に１
フレームづつ抽出されかつ順次時分割多重されて単一の
多重化映像信号（ｅ）として編集される。この編集され
た多重化映像信号（ｅ）はビデオテープやビデオディス
ク等の記録媒体に記録される。

この記録媒体から読み取られた多重化映像信号（ｅ）中
の特定チャンネル、例えばＡチャンネルの映像信号の再
生をなす再生装置の一例を第６図に示す。同図において
、記録媒体からの読取映像信号は映像信号復調回路１で
復調された後１フレ−ムメモリ２及びチャンネル検出回
路３に供給される。チャンネル検出回路３は多重化映像
信号のＡチャンネルのフレームを検出して４フレ一ム周
期毎に１フレ一ム期間だけ低レベルの信号を発生する。

この低レベルの信号はライトイネーブル（Ｗ？）信号（
ｆ）としてメモリ２に供給される。

これにより、Ａチャンネルの映像信号のみが書込み制御
回路４による制御によってメモリ２に書き込まれ、その
一方でメモリ２に書き込まれた映像信号は読出し制御回
路５による制御によって連続して読み出され、加算器６
において同期信号が付加される。そ、の結果、４フレ一
ム周期で再生画像が更新される再生映像信号（ｇ）が得
られることになる。

なお、第５図では、４チヤンネルの原映像信号Ａ−Ｄを
１フレームづつ４フレ一ム周期で編集するフレーム編集
方式の例を示したが、１フイールドづつ４フイ一ルド周
期で編集するフィールド編集方式もある。

上述したように、フレーム編集方式は、編集周期が４フ
レーム（８フイールド）なので、動きの激しい場面では
、１フレームを構成する２フイ一ルド間でも動きによる
画像差分があるため、このようなフレームを４フレーム
繰り返すと、同じ動きが４回繰り返されることにより、
本来単調な動きでも振動的な動きをする再生画となり、
極めて見苦しいものとなる。

一方、フィールド編集方式は、編集周期が４フイールド
（２フレーム）でフレーム編集周期の半分の周期である
上に、同一フィールドの繰返し再生となるので、振動的
な動きの再生画とならない利点があるが、その反面、動
きの少ない画像ではフレーム伝送方式に比べ、垂直解像
度が劣化して画像の細かい部分を再現できないという欠
点を有する。

発明の概要本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、垂直解像
度の劣化がなく、しかも動き部分も滑かに再生し得るよ
うにした複数チャンネル映像信号の伝送方式を提供する
ことを目的とする。

本発明による複数チャンネル映像信号の伝送方式は、複
数チャンネルの原映像信号をフレーム単位で所定周期毎
に順次時分割多重して単一の多重化映像信号として伝送
する伝送方式であって、多重化映像信号中の１フレーム
を構成する２つのフィールドが、各チャンネルにおいて
互いに所定フィールド数だけ離れた２つのフィールドの
組合わせからなることを特徴としている。

実施例以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

本発明による伝送方式の一実施例を示す第１図において
、例えば４チヤンネルの原映像信号Ａ（ａ）〜Ｄ　（ｄ
）は１フレ一ム単位で４フレ一ム周期毎に時分割多重さ
れて単一の多重化映像信号（ｅ）として編集される。こ
の多重化映像信号（ｅ）の１フレームを構成する２つの
フィールドは、原映像信号において隣接するフィールド
ではなく、互いに所定期間だけ離れた２つのフィールド
の組合わせからなる。このように、４チヤンネルの原映
像信号Ａ　（ａ）〜Ｄ　（ｄ）を単一の多重化映像信号
（ｅ）に編集するための編集装置の一例を第２図に示す
。なお、第２図には、Ａチャンネルの具体的な回路構成
のみが示されているが、他チャンネルも全（同じ回路構
成となっている。

第２図において、各チャンネルの映像信号は２フレ一ム
遅延回路１１で２フレ一ム相当期間だけ遅延されて切換
えスイッチ１２のａ入力となると共に直接切換えスイッ
チ１２のｂ入力となり、さらにはフィールド判定回路１
３及び動き検出回路１４の各入力となる。切換えスイッ
チ１２はフィールド判定回路１３の判定出力に基づいて
奇数（ＯＤＤ）フィールドのときはａ入力である２フレ
ーム前の奇数フィールドを、偶数（Ｅ　Ｖ　Ｅ　Ｎ）フ
ィールドのときは現フィールドを選択する。これにより
、１フレームを構成する２つのフィールドは現フレーム
の偶数フィールドと２フレーム前の奇数フィールドとの
組合わせとなる。

動き検出回路１４は現フレームの信号と２フレーム前の
信号の差分をとることによって画像の動き検出を行なう
。この種の動き検出回路は周知であるので、その詳細に
ついては省略する。動き検出回路１４の検出出力は編集
された各フレームを構成する２つのフィールド間の動き
量の大小を示す識別情報となり、この識別情報は加算器
１５においてコード信号又はフラグ信号として各フレー
ム信号の垂直ブランキング期間中に挿入される。

そして各チャンネルの映像信号はビデオスイッチャ−１
６に供給される。ビデオスイッチャ−１６は各チャンネ
ルの映像信号を１フレ一ム単位づつ４フレ一ム周期で出
力する。その結果、第１図に示す如き単〒の多重化映像
信号（ｅ）が得られるのである。なお、加算器１５の加
算タイミング及びビデオスイッチャ−１６の切換えタイ
ミングはミタイング制御回路１７によって制御される。

△ このようにして編集された多重化映像信号（ｅ）から特
定のチャンネルの映像信号を再生する場合、再生するチ
ャンネル（例えばＡチャンネル）の１フレ一ム信号を順
次画像メモリに書き込みつつこれを連続して読み出すこ
とにより、信号の欠落期間を補間しつつ再生が行なわれ
るのであるが、画像の動きの程度に応じて２通りのメモ
リ読出しモードが選択される。なお、画像の動きは各フ
レーム信号の垂直ブランキング期間中にコード信号又は
フラグ信号として挿入されているフィールド間の動き量
の大小を示す識別情報に基づいて判定される。

第３図に、画像の動きが少ない場合のメモリ読出しモー
ドにおける多重化映像信号に対するメモリ出力の構成を
示す。Ａチャンネル原映像信号の画像の動きが少ない場
合には、各フィールドの画像相関が強いため、時間的に
離れた奇数（ＯＤＤ）フィールドと偶数（ＥＶＥＮ）フ
ィールドを組み合わせて１フレ一ム信号として再生して
も振動的な動きを発生しない。また、奇数、偶数フィー
ルドによるフレーム再生なので、同種のフィールドを組
み合わせて再生するフィールド再生方式の場合に比べて
垂直解像度の劣化も生じない。従って、画像メモリに書
き込まれた１フレ一ム信号を１フレ一ム単位で４回繰り
返して再生することで、垂直解像度の劣化のない再生映
像信号（メモリ出力信号）が得られるのである。

しかし、画像に動きがある場合には、１フレームを構成
する２つのフィールド間の動き差が大きくなるので、上
述したように、この１フレームを４回繰り返して再生す
ると、本来単調な動きであっても振動的な動きをする再
生画となり、極めて見苦しい。そこで、画像に動きがあ
る場合には、画像メモリに取り込んだ１フレームの映像
信号を１フレ一ム単位で読み出さず、第４図に示すよう
に、奇数フィールドを４回繰り返して読み出した後、偶
数フィールドを４回繰り返して再生するのである。多重
化映像信号の１フレームは、時間的に２フレーム離れた
フレームの画像を組み合わせているので、このように読
み出すことにより、２フレ一ム周期で取り込んだ１フイ
一ルド信号によって信号の欠落期間を補間することにな
るので、フィールド再生方式の長所である振動的な動き
を発生しない再生画像が得られると同時に、従来例の４
フレ一ム周期に対し半分の周期で画像が取り込まれるた
めに、その分だけ動きの滑らかな再生画像が得られるの
である。

また、画像メモリの読出しモードをフィールド再生とす
るかフレーム再生とするかを記録側で判定し、映像信号
中にコード信号又はフラグ信号で挿入しておくことによ
り、再生側で画像の動き判定を行なう必要がなくなるた
め、再生装置の回路構成を簡略化できることになる。

なお、上記実施例においては、チャンネル数として４チ
ヤンネルの映像信号の場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、例えば、２チヤンネルの映像
信号の場合にも同様に適用可能である。この場合、第２
図において、２フレ一ム遅延回路１１を１フレーム遅延
回路とし、ビデオスイッチャ−１６を２チャンネル選択
スイッチとすれば良い。

また、上記実施例では、編集して得られる多重化映像信
号をビデオディスク、ビデオテープ等の記録媒体に記録
し、これを再生する伝送方式に適用した場合について説
明したが、ＣＡＴＶや放送の複数チャンネル伝送方式と
して使用することも可能である。

発明の詳細な説明したように、本発明による複数チャンネル映像信
号の伝送方式によれば、多重化映像信号中の１フレーム
を構成する２つのフィールドを、各チャンネルにおいて
互いに所定フィールド数だけ離れた２つのフィールドの
組合わせとしているので、画像の動きの少ないときは垂
直解像度の劣化がなく、画像の動きのある場合も滑らか
な動きの再生画像が得られることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による伝送方式による４チャンネル原映
像信号に対する多重化映像信号の構成を示す図、第２図
は４チヤンネルの原映像信号を単一の多重化映像信号に
編集するための編集装置の一例を示すブロック図、第３
図は画像の動きが少ない場合のメモリ読出しモードにお
ける各信号の構成を示す図、第４図は画像に動きがある
場合のメモリ読出しモードにおける各信号の構成を示す
図、第５図は４チャンネル原映像信号を時分割多重にて
記録しこれを再生する従来方式における各信号の構成を
示す図、第６図は例えばＡチャンネルの映像信号の再生
をなす再生装置の構成の一例を示すブロック図である。主要部分の符号の説明２・・・・・・１フレームメモリ３・・・・・・チャンネル検出回路４・・・・・・書込み制御回路５・・・・・・読出し制御回路１１・・・・・・２フレ一ム遅延回路１４・・・・・・動き検出回路１６・・・・・・ビデオスイッチャ− 出願人　　　パイオニア株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数チャンネルの原映像信号をフレーム単位で所
定周期毎に順次時分割多重して単一の多重化映像信号と
して伝送する伝送方式であって、前記多重化映像信号中
の１フレームを構成する２つのフィールドは、各チャン
ネルにおいて互いに所定フィールド数だけ離れた２つの
フィールドの組合わせからなることを特徴とする複数チ
ャンネル映像信号の伝送方式。
（２）前記多重化映像信号の各フレームを構成する２つ
のフィールド間の動き量の大小を示す識別情報を各フレ
ーム毎に挿入して伝送することを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の複数チャンネル映像信号の伝送方式。