JPH01152295A - 酸性錫および錫合金メッキ浴液 - Google Patents

酸性錫および錫合金メッキ浴液

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JPH01152295A
JPH01152295A JP31109787A JP31109787A JPH01152295A JP H01152295 A JPH01152295 A JP H01152295A JP 31109787 A JP31109787 A JP 31109787A JP 31109787 A JP31109787 A JP 31109787A JP H01152295 A JPH01152295 A JP H01152295A
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JP
Japan
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tin
bath
ions
plating
acidic
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Pending
Application number
JP31109787A
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English (en)
Inventor
Tomihiko Yamada
山田 富彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は装飾メッキ又は防食メッキに使用される酸性錫
および錫合金メッキ浴液に関する。
〔従来の技術〕
本出願は特許公報昭56−36715(昭和56年8月
26日公告)の改良を内容としておシ、その従来例は4
価錫イオンに酒石酸イオンを加え酢酸等によって酸性と
したものである。
一般に錫メッキを行なう際には、錫が両性金属であるこ
とからメッキ浴は酸性浴とアルカリ性浴が存在し、又そ
の原子価は2価と4価の二通りがちシ、前者は金属性が
強いため強酸性浴が、後者は非金属性が強いのでアルカ
リ性浴が一般的である。
両者を比較すれば酸性浴は、電流及び電力効率が良い反
面、被メッキ金属が錫よシ単極電位の低い場合は置換メ
ッキが生成し、粗雑で密着の悪いメッキしか得られない
問題がある。
これに対しアルカリ性浴では、この問題は無いが空気中
の炭酸ガスや酸性ガス全吸収し炭酸イオン等が蓄積し、
電流効率やメッキ性状が低下する問題がある。
又錫合金メッキ浴も同様に酸性、アルカリ性の浴があり
、酸性浴では通常単極電位の高い金属が優先的に析出し
、合金メッキが生成し難い。錫と亜鉛、コバルト、ニッ
ケルとの合金メッキでは錫が最も単@電位が高い為、こ
の優先析出全防ぐ方法として弗素イオンを相当量(例え
ば錫イオン濃度の数倍程度)添加する必要がある。しか
し有害性が強く安全衛生上から不利であると共に酸性錫
メッキ浴の欠点を有している。
アルカリ性浴では、両性金属である亜鉛との合金浴は容
易であるが、コバルト、ニッケルとの合金浴は容易でな
い。即ち可溶安定性の尚い錯化剤全添加すれば、コバル
トやニッケルの析出性が著しるしく阻害される為、浴安
定性にやや難のあるピクリン酸イオン含有浴が錫〜コバ
ルト合金で用いられているのみである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アルカリ錫メッキ浴では空気中の炭酸ガスや酸性ガスを
吸収し炭酸イオン等が蓄積し、電流効率やメッキ性状が
低下する問題がある。
又アルカリ土類金メッキ浴は粗雑なメッキとなシ易く、
合金組成が電流密度等によって変り易いと共に、アルカ
リ性錫メッキ浴の欠点を有している。
本発明の目的は上記問題点全解消するもので、酸性浴に
て4価錫イオン(Sn’+又は5nOs’−)全0.1
〜1.0gイオン/l含有させ、これにグルコン酸イオ
ンを錫イオン濃度の0.5〜3.0 濃度で添加するこ
とによって中性に近いpH6程度までの広い範囲で安定
した浴ができ又置換メッキを生じない侵れた酸性錫及び
錫合金メッキ浴液を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1発明の酸性錫メッキ浴液は、4価錫イオンヲ0.1
〜1.Ogイオン/l、グルコン酸イオンを上記錫イオ
ン濃度の0.5〜3.0倍含んだことを特徴としておフ
、第2発明の酸性錫合金メッキ浴液は第1発明にさらに
亜鉛イオン、コバルトイオン、ニッケルイオンの1つ又
は2つを含んだことを特徴としている。
〔作用〕
第1発明の酸性錫メッキ浴液によれば、中性に近いpH
6程度までの広い範囲で安定した浴ができ、置換メッキ
を生ぜず優れた錫メッキが得られる。
さらに第2発明の酸性錫合金メッキ浴液によれば、単極
電位が錫より低い金属との合金で実用価値の高い亜鉛、
コバルト、ニッケルとの合金メッキ浴が、第1発明の酸
性錫メッキ浴に合金したい金属イオン全添加することに
よって容易に得られる。
特に装飾性を要する最終メッキとして外観性、耐食性が
従来充分満足できなかった錫〜コバルト、錫〜ニッケル
に対し、本発明では満足な性能を有する錫〜コバルト〜
ニッケルの三元合金メッキが容易に得られることが判明
した。
〔実施例〕
以下第1〜2表全参照し本発明の第1〜2実施例につい
て説明する。
第1実施例は錫メッキを行ったものでメッキ条件は、浴
温度:49℃、電流密度: 3 A/dm 、pH: 
5.9、メンキ時間=4分、陽極:グラファイト、陰極
:銅、浴をエアで攪拌する。
浴液は4価錫イオンの供給源として下記のように塩化第
二錫及び錫酸カリウムを用い行ったが、結果は同様で差
異がない。(第1表) ■ 塩化第二錫、グルコン酸ナトリウム、水酸化ナトリ
ウムよりなる浴液。
■ 錫酸カリウム、グルコン酸ナトリ°ウム、酢酸より
なる浴液。
但し水酸化ナトリウム及び酢酸はPHヲ調整する為に添
加するものである。
上記実験より次のことが判明した。即ち錫イオン濃度は
0.1 flイオン/1未満では、低濃度の為析出効率
が低く、又不拘−な析出となる。高濃度側では、1.1
イオン/lit超えても析出効率に殆んど差異がなく、
溶解性に難を生じ、又浴成分の持出し量が増加するのみ
で意味がない。
グルコン酸イオン濃度比は、0.5未満では浴が不安定
となシ、逆に3.0 ’i超えると浴の安定性が高か過
ぎて析出し難くなる。
第2実施例は、錫、コバルトとニッケルの三元合金メッ
キを行りたもので、メッキ条件は、浴温度:48℃、電
流密度二3 A/dm 、 pH: 5.3、メッキ時
間:3分、陽極:グラファイト、陰極:銅板、浴をエア
で攪拌する。
浴液は錫イオンの供給源として錫メッキの場合と同様で
下記の2種類を用いたが、殆んど差異がなかった。(第
2表) ■ 塩化第二錫、塩化コバルト、塩化ニッケル、グルコ
ン酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムよフなる浴液。
■ 錫酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、酢酸、酢酸
コバルト、及び酢酸ニッケルよシなる浴液。
これらは記載順に溶解するもので、水酸化ナトリウム及
び酢酸は両全調整する為に添加するものである。
尚、合金メッキ組成はモル分率にて錫50%、コバルト
25%、及びニッケル25%程度が望ましいと考えられ
、これは浴液中のイオン濃度金錫0.6gイオン/l、
コバルト0.19イオン/l及びニッケル0.15gイ
オン/jで達成出来る。
水浴で得られた合金メッキは広い電流密度範囲(通常1
.5〜7.5A/dm2)でその組成が殆んど変らない
良い特徴を持っている。
尚、合金では各金属によって析出性が異)、析出し易い
順はコバルト、ニッケル、亜鉛となっておる。従って合
金組成と浴液中の金属イオン濃度との概略の目安は、合
金割合をモル分率で同じとした場合の浴濃度は、コバル
トを1.0とすればニッケルは1.2〜2.0、亜鉛は
1.5〜2.5である。
〔発明の効果〕
特公昭56−36715に対する本発明の変更点は、酒
石酸イオン全グルコン酸イオンとしたことで、これによ
る改良内容は次の通シである。
■、錫に対する錯化能力が大きい。
4価錫イオン濃度に対するグルコン酸イオン濃度比は最
小値0.5程度で良く、酒石酸イオンの場合1.0であ
るので172量で良いことが実験的に確められた。
2、錫イオン濃度を 上げ得た。
析出効率、メッキ速度の向上に有利となるが、これには
溶解度が制約条件となる。通常4価錫化合物には塩化第
二錫(SnC44・5H2O分子量351)、錫酸カリ
ウム(K2Sn03・3H2O分子量299)及び錫酸
ナトリウム(Na2Sn05 ・3H2O分子1−26
7)があシ、分子景の小さい程有利であるが、実質上は
溶解度の大きい錫酸カリが最も有利である。しかし、酒
石酸イオンはカリウムイオンと低溶解度の化合物を生じ
る為結果的に錫イオン濃度が上昇できない。
しかし、グルコン酸イオンとすればこの様なことがない
ので濃度全上昇できる。
3、合金の組成割合の安定度が向上した。
一般に合金メッキの難点は、浴組成と共にメッキ条件(
電流密度、温度、−等)によってその合金組成が大きく
変化し易いことであるが、水浴はそのおそれが少なく安
定度が良いことが確められた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)4価錫イオンを0.1〜1.0gイオン/l、グ
    ルコン酸イオンを上記錫イオン濃度の0.5〜3.0倍
    含んだことを特徴とする酸性錫メッキ浴液。
  2. (2)4価錫イオンを0.1〜1.0gイオン/l、グ
    ルコン酸イオンを上記錫イオン濃度の0.5〜3.0倍
    含み、さらに亜鉛イオン、コバルトイオン、ニッケルイ
    オンのうち1つ又は2つを含んだことを特徴とする酸性
    錫合金メッキ浴液。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100584766B1 (ko) * 2001-12-27 2006-05-30 주식회사 포스코 내식성 및 표면조도가 우수한 주석-아연계 합금 전기도금액
CN104593835A (zh) * 2015-02-04 2015-05-06 广东羚光新材料股份有限公司 用于片式元器件端电极电镀的中性镀锡液

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