JPH01150322A - 高速粒子線照射方法及びその装置 - Google Patents

高速粒子線照射方法及びその装置

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JPH01150322A
JPH01150322A JP62310204A JP31020487A JPH01150322A JP H01150322 A JPH01150322 A JP H01150322A JP 62310204 A JP62310204 A JP 62310204A JP 31020487 A JP31020487 A JP 31020487A JP H01150322 A JPH01150322 A JP H01150322A
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JP
Japan
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particle beam
plane
substrate
planes
psi
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Application number
JP62310204A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Uesugi
文彦 上杉
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、互いに傾きの異なる複数の面が露出している
基板に対し、面の傾きのちがいを利用して特定の面にエ
ピタキシャル成長、CVD、エツチングなどの各種プロ
セスを行なわせる方法に関するものである。
(従来の技術) 従来の選択的なプロセスは、異なった材質が露出してい
る表面で、プロセス用ガス分子に対する各々の表面材質
との反応速度の差を利用することで行なわれていた。
例えば、エピタキシャル成長プロセスでは、ポジダニ(
N、 Vodjdani)らが、ジャーナル・オブ・ク
リスタル・グロース誌(J、 Crystal Gro
wth)の第71巻(1985)の141ページから1
48ページに発表した論文において、GaAs基板の一
部分を8102で覆い、GaAsが露出している・部分
にのみ、クロライドVPE法でGaAsを成長させてい
た。また、ツァング(W、T。
Tsang)は、アプライド・フィツクス・レターズ誌
(Appl、 Phys、 Lett、)の第46巻(
1985)の742ページから744ページに発表した
論文では、GaAs基板の一部をSiで覆い、GaAs
が露出している部分にのみMOMBE法でGaAsを成
長させていた。
このような薄膜成長に限らず、エツチングのプロセスに
おいても、ゲイス(M、 W、 Ge1s)らが、ジャ
ーナル・オブ・バキューム・サイエンス・アンド・テク
ノロジー誌(J、 Vac、 Sci、 Techno
l、)の第19巻(1981)の1390ページから1
393ベージに発表した論文において、GaAs基板の
一部を高温ベークしたフォトレジストで覆い、GaAs
が露出している部分のみをCI□ガスでドライエツチン
グしていた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来技術では、上述のように、基板表面に露出している
材質の違いにより、プロセスの選択性を出すことはでき
る。しかしながら、同一材質で構成されている基板で、
異なった面方位をもつ面が露出している場合、特定の面
方位をもつ面だけに、選択的にプロセスを施すことはで
きない。
本発明の目的は、上述のような従来技術ではできない、
特定の面方位の面や互いに傾きの異る面に選択的にエピ
タキシャル成長やCVD、エツチング、ドーピングなど
のプロセスを行なわせ、基板ウェハ面に対して垂直な方
向だけでなく、ウェハ面内の水平な方向にデバイスを形
成できるプロセス方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本願第1の発明によれば互いに傾きの異る複数の面を有
する基板上に1種類以上の成分より成る粒子線を照射す
る方法において、粒子線の少くとも一つの構成成分の持
つ運動エネルギーで面に対して垂直方向の成分が、面を
構成する材料のバンドギャップ以上でかつ前記材料がス
パッタリングされるエネルギー以下となり、同時に粒子
線のすべての構成成分の運動エネルギーの垂直方向の成
分が前記材料のスパッタリングされるエネルギー以下で
あるように、基板に対する粒子線の入射方向を制御する
ことを特徴とする高速粒子線照射方法を提供できる。
また第2の発明は真空排気された成長室と前記成長室に
配置された基板保持具と、基板に粒子線を照射するよう
に配置された粒子線発生器から構成される装置において
、粒子線発生器内の粒子線出射口にノズルとノズルを加
熱する手段とを具備し、前記ノズルと前記基板保持具の
間にスキマーを配置し、前記基板保持具には、前記粒子
線の入射方向に対して任意の角度に設定できる回転機構
を具備することを特徴とする高速粒子線照射装置を提供
するものである。
第3の発明は真空排気された成長室と前記成長室に配置
された基板保持具と、基板に粒子線を照射するように配
置された粒子線発生器から構成される装置において、粒
子線発生器の粒子線出射口にフィラメントとグリッドと
引き出し電極とを具備し、前記基板保持具には、前記粒
子線−の入射方向に対して任意の角度に設定できる回転
機構を具備することを特徴とする高速粒子線照射装置を
提供するものである。
(作用) 本発明の特徴は、互いに傾きの異なった面が表面に露出
している基板表面において、特定の面の表面に電子・正
孔対を生成させ、この電子の作用によって、気相分子の
上記表面での解離吸着を著しく促進させて、電子・正孔
対を生成しない表面よりも、解離吸着効率を著しく高め
ることにある。
エピタキシャル成長やCVD、エツチング、ドーピング
などのプロセス用ガス分子の運動エネルギーを、基板材
料のバンドギャップエネルギーよりも大きくし、かつ、
これら基板を構成する原子がスパッタリングされるエネ
ルギーよりも小さくすると、上記プロセス用ガス分子の
解離吸着を著しく促進できることは、本願の発明者によ
る特願昭62−161872号(昭和62年6月29日
出願)及び特願昭62−155761号(昭和62年6
月22日出願)において述べた通りである。
以下、第4図を用いて、プロセス用ガス分子ノ粒子線の
基板への入射角と方位角を制御することによって、特定
の面に電子・正孔対を生成させ、この表面上で上記分子
の解離吸着を促進する原理を述べる。
結晶性基板ウェハ面内にX−Y平面をとり、これと直角
方向に2軸をとる。面A、面Cは、X−Y平面と平行で
同じ面方位を持つ。面Bは面A、面Cとの間でメサ形状
の側壁を形成しており、面Bの法線は面A、面Cの法線
に対して角度0傾いている。この面Bの面方位は面A、
面Cと異なる。
このような異なる面方位の面が露出している基板表面に
、Z軸に対し角度甲の傾きで、質量m、速度Vのプロセ
ス用ガス分子の粒子線を照射する場合を考える。本願発
明者による先の発明特願昭62−161872号及び特
願昭62−155761号で述べたように、電子・正孔
対の生成には、表面に分子が衝突するときの表面に対す
る垂直方向の運動エネルギー成分が重要な値である。こ
の場合、面Aと面Cには入射角甲で分子が衝突するので
、運動エネルギーの垂直成分はmv2cos2v/2で
ある。一方、面Bは、面A1面Cに対して角度eだけ傾
いているので、面Bへは入射角O0vで分子が衝突する
ことになり、運動エネルギーの垂直成分はmv2cos
2(e−IP)/2である。分子が面A、面B、面Cに
衝突したとき、これらの面を構成している物質の表面温
度TにおけるバンドギャップエネルギーをE。(T)と
すると、面Bにのみ電子、正孔対を生成してプロセスを
行ない、面A、面Cにはプロセスを行なわないようにす
るには、プロセス用分子の粒子線の入射角甲及び運動エ
ネルギーmv2/2が mv2CO82v12<EG(T)<mv2CO82(
θ−甲)/2を満たすようにWとVとを制御すればよい
。例えば、典型例として甲=θとなるように甲を選び、
更にVを、 mv2CO82θ/2 < EG(T) < rnv2
/2となるように選ぶと、面A、面Cでの運動エネルギ
ーの垂直成分はバンドギャップエネルギーEo(T)よ
り小さくなり、逆に面Bでの運動エネルギーはE。(T
)より大きくなる。したがって面Bにのみ電子・正孔対
を生成できるので、プロセス用分子の解離吸着を促進で
き、面Bのみに選択的にプロセスを行なわせることがで
きる。
一方、面A、面Cに電子・正孔対を生成してプロセスを
行ない、面Bにはプロセスを行なわないようにするには
、 mv2CO52(θ−’F)/2 < E(3(T) 
< mv2cos2甲12を満足甲乙2うに甲とVとを
制御すればよい。典型例として甲=0と選ぶ。更にVを mv2CO52θ/2 < EG(T) < mv2/
2となるように選ぶと、面A1面Cでの運動エネルギー
の垂直成分はE。(T)より大きくなり、逆に面Bでの
運動エネルギーの垂直成分は小さくなる。その結果、面
A、面Cでのみプロセス分子の解離吸着が促進されるの
で、この面A、面Cにのみプロセスを行なうことができ
る。
以上までは、面A、面Cと面Bとの面方位によるプロセ
スの選択性を発現させる方法について述べてきた。しか
し、面A、面Cでの運動エネルギー成分mv2cos2
v/2及び面Bでの運動エネルギー成分mv2cos2
(e−’F)/2が、同時に、mv2cos2ψ/2>
Eo(T)、 mv2cos2(θ−1F)/2 > 
Eo(T)を満足するように甲とVとを選ぶと、面A1
面B、面Cのすべてに電子・正孔対を生成でき、面方位
の違いに無関係にプロセス分子の解離吸着を促進できる
ので、全面にプロセスを行なわせることができる。例え
ば甲=θ12と選び、更に、いずれの面での運動エネル
ギーの垂直成分も、 mv2cos”θ/2)/2 > Eo(T)となるよ
うにVを選ぶと、面A、面B、面Cのすべてにプロセス
を行なわせることができる。
本願においても、前出の特願昭62−161872号及
び特願昭62−155761号と同様、電子・正孔対の
生成に粒子線の運動エネルギーを用いている。
この電子・正孔対の生成のメカニズムは、粒子線中の分
子が表面に衝突したとき、表面の格子が大きく歪み、等
価的に表面温度が高くなって熱的に電子・正孔対が生成
されるものと考えられる。この等価的な表面温度をTと
すると、バンドギャップエネルギーEo(T)は、pを
物質固有の定数E。0をO’にでのバンドギャップエネ
ルギーとして、一般には°Eo(T) = Eao−1
3T のように、Tが増大するにつれて、Eo(T)は減少す
る。したがって、粒子線の運動エネルギーを大きくする
につれて、表面温度Tが増大し、物質のバンドギャップ
エネルギーが減少するので、ますます電子・正孔対を生
成しやすくなり、プロセス用ガス分子の解離吸着を一層
促進できる。上述のように、表面に電子・正孔対が生成
されて電子的に励起されているだけでなく、格子振動も
励振された状態になっているので、プロセス用ガス分子
の表面での反応は更に促進される。
プロセス用ガス分子だけでなく、このプロセス用ガス分
子の質量と同程度の大きさでキャリヤガス分子よりは質
量の大きなXeなとの不活性ガスを混ぜて、このガスの
運動エネルギーを基板物質のバンドギャップより大きく
し、このガスの粒子線の入射方向を制御すると、上述と
同じ原理で、特定の面方位の面にのみ電子・正孔対を生
成でき、プロセスを行なうことができる。この場合、プ
ロセス用ガス分子による電子・正孔対の生成だけでなく
、このプロセスを促進する質量の大きな不活性ガスによ
っても電子・正孔対が生成されるので、プロセス用ガス
だけを用いる場合よりも、−層効果が高くなる。
また、プロセス用ガス分子の質量が、質量の大きな不活
性ガスよりも軽くて、基板に電子・正孔対を生成できる
程には運動エネルギーを大きくできない場合でも、質量
の大きな不活性ガスの運動エネルギーの垂直成分さえ、
バンドギャップエネルギーよりも大きくすることで電子
・正孔対を生成させれば、プロセス用ガス分子の解離吸
着が可能になる。したがって、プロセス用ガスの選択に
制限がなくなり、プロセスにとって、最適なガスを選択
できるようになる。
また、面方位によって、バンドギャップエネルギーの値
が変化したり、表面の弾性率が変化したりする場合でも
、これらを考慮して、粒子線の入射角甲及び速度Vを制
御することによって、これまで述べてきたような原理は
成り立つ。
以上述べてきたように、異なる面方位もしくは互いに傾
きの異る面で構成されている基板上に、これらのバンド
ギャップエネルギーよりも大きく、かつこれらの表面構
成原子がスパッタリングされるエネルギーよりも小さな
運動エネルギーで、プロセス用ガス分子若しくは、プロ
セス用ガス分子とプロセス促進用ガス原子、分子の混合
ガスの粒子線を特定の入射角で照射することによって、
特定の面方位の面にのみ選択的にプロセスを行なわせた
り、この選択性を失なわせて全面にプロセスを行なわせ
ることができる。その結果、従来にない、プロセスの面
方位選択性の任意な切り換え、制御が可能となり、側壁
エピタキシャル成長などの新規プロセスを実現できる。
(実施例1) 以下、図面を参照しながら本願発明による装置および作
業方法を説明する。
第1図は本願の第1の発明による方法を、本願の第2の
発明による装置によって実現する装置構成例である。
成長室11は10”Torr台にまで排気されており、
プロセス中に、残留ガスによる影響を極力小さくなるよ
うな状態になっている。この成長室11に、差動排気室
19を介して、超音速分子線発生室18が装着されてい
る。これは直径0.1mmのピンホールの開いているタ
ングステン製のノズル16と逆ホーン型の開口径0.6
5mmのスキマー17とノズル16の先端部のみを最高
2000°Cまで加熱するためのタングステン製のノズ
ル加熱ヒータ23が巻まれでいる。
ノズル16及びノズル加熱ヒータ23はタングステン以
外にも高融点金属であれば何でもよい。また、ノズル1
6のピンホールの口径及びスキマー17の開口径の値も
、上記の値に特定化される必要はないことも明らかであ
る。プロセス用ガス分子の質量に対するキャリヤガス分
子の質量の比を大きくする程、またノズル加熱ヒータ2
3によってノズル16の温度を高くする程、プロセス用
ガス分子を加速でき、運動エネルギーを大きくできる。
超音速分子線発生室18から出射された超音速分子線2
0に照射される位置に、Siの基板12がホルダー13
に装着されている。このホルダー13には加熱用ヒータ
14が具備されており、基板12の温度を制御するよう
になっている。更にこのホルダー13は、マニピュレー
タ15によって、超音速分子線20の基板12への入射
方向を、オイラー角(Eulerian angles
)で規定される3つの角度すべてを制御できる構成にな
っている。なお、差動排気室19は成長室11の真空度
を保つ目的などにより設けられたものであり、発明の必
須要件ではない。
この装置を用いて、受光部にGexSil、/Si超格
子を使用するアバランシェ・フォトダイオード(Ava
lanche Photodiode)の面受光型のG
exSil−ノSi超格子受光部を製造する作業手順を
、以下に述べる。
Geの原料ガスにGeH4を使用する。このガスはH2
ベースのGeH4ボンベ21から供給される。また、S
iの原料ガスに5iH2C12を使用し、このガスはH
2ベースの5iH2CI□ボンベ24から供給される。
これらGeH4とH2,5iH2C1□とH2は各々独
立にノズル16とスキマー17とを具備する超音速分子
線発生室18へ供給され、差動排気室19を通り、超音
速分子線20となってSiの基板12に達する。
GexSil−ノSi超格子製作時において、GexS
il−x超薄膜形成時は、混合調整バルブ22によって
GeH4と5IH2C1□を任意の比率で混合してベー
スガスのH2と共に超音速分子線20を形成し、基板1
2へ供給する。またSi超薄膜形成時には混合調整バル
ブ22によって、5IH2C1□のみをH2と共に超音
速分子線2oにして基板12へ供給する。このGexS
il−x1Si超格子の製作に本願の発明の方法を適用
して製作する過程を第2図に示す。基板12として使用
するSi基板25は、(001)面のSiウェハを通常
のレジスト塗布及び露光を用い、エツチングによって(
001)面と直交する(010)面を出したものである
第1層GeO,6S1o 4膜をSi基板25の(01
0)面にのみ厚さ30人成長させるために、GeH4と
5IH2C1□とをベースガスのH2と共に超音速分子
線にし、これをSi基板25の(001)面に入射角6
5°で照射する。GeH4と5iH2C12は共にこれ
らよりも軽いH2中に少量混合されているので、超音速
分子線中のGeH4,5iH2CI2の速度はH2の速
度に揃う。速度は同じであっても、GeH4,5iH2
C12の質量がH2よりも大きいので、GeH4,5t
H2CI□の運動エネルギーは大きくなる。
GeH4,5iH2C1□の運動エネルギーを約5eV
にまで高めてやると、Si基板25の(001)面への
垂直成分は約0.9eVでSiの室温でのバンドギャッ
プエネルギー約1.08eVより小さく、逆に(010
)面への垂直成分は約4eVと大きくなる。したがって
、(010)面にのみ電子・正孔対を生成できることに
なり、この面でのみGeH4と5iH2C12の解離吸
着を生じさせることができる。その結果(001)面と
(010)面の面方位依存性を生じさせることができ、
(010)面にのみGeO,6siO,4を成長させる
ことができる。この第1層Geo、6Slo。4膜を3
0人成長させた後に、この膜面にのみ第1層Si膜を2
9OA成長させる為に、今度は5IH2C1□のみをベ
ースガスのH2と共に超音速分子線にし、5iH2c1
□の運動エネルギーを約6eVにまで高めて、前と同様
(001)面に65°の入射角で照射する。(001)
面への運動エネルギーの垂直成分は約1eVでSiのバ
ンドギャップエネルギーよりも小さく、逆にGe04S
lo、4膜への運動エネルギーの垂直成分は約5eVで
GeO,6s”0.4のバンドギャップエネルギー約0
.9eVよりも大きい。したがって、GeO,6SiO
,4膜にのみ電子・正孔対を生成できるので、この膜で
のみ5iH2C12の解離吸着を生じさせることができ
る。その結果、SiとGeo6sio、4の材質の違い
による選択性を生じさせることができ、Geo、6S1
o4膜にのみSiを成長させることができる。この第1
層Si膜を290人成長させた後、再びGeH4と5i
H2C12を用いて、上述と同様に第2層GeO,6s
i0.4膜を成長させ、その後、5iH2C12Qいて
、第2層8i膜を成長させる。このようにして、Geo
、6Sio、41Si超格子を横方向に成長させること
ができる。
Geo、aSio、’4/Slを50層成長させた後、
再びレジスト塗布及び露光によるプロセスを用いて、面
受光型のアバランシェ・フォトダイオードを作製できた
(実施例2) 本実施例では、実施例1と同じ面受光型アバランシェ・
フォトダイオードの受光部GexSi1.ノSi超格子
の作製に11本願第1の発明の方法を本願第2の装置を
用いて実施する他の実施例について述べる。
本実施例が実施例1と異なるのは、H2ベースのGeH
4ボンベに替えてH2ベースのGeH4とXeの混合ガ
スホンベラ使用し、H2ベースの5iH2C12ボンベ
に替えてH2ベースの5iH2C12とXeの混合ガス
ボンベを使用することである。プロセス促進用のXeが
混合されていると、このXeはGeH4や5iH2C1
□と同程度の質量であり、しかもH2よりも質量が大き
いので運動エネルギーを大きくできる。その結果、Ge
H4や5iH2C12がSi基板やGeo、6Sl+)
、4膜に衝突した時だけでなくXeが衝突した、時にも
電子・正孔対を生成できるので実施例1の場合よりも多
くの電子・正孔対を生成でき、GeH4や5iH2C1
2の解離吸着を一層促進できる。更に、GeO,6Si
O,4膜やSi膜の成長時に、Xeの衝突によってGe
やSiの原子の表面マイグレーションを促進でき、結晶
性の良いGeo、6Sio、、a/Siの超格子を成長
させることができる。本実施例では、1.4pmの光で
1.3A/Wの感度の面受光型アバランシェ・フォトダ
イオードを製作でき、実施例1で得られた1、IA/W
の感度を改善できた。
(実施例3) 本実施例では、本願第1の発明の方法を第3の発明の装
置によって実現する例を、第3図を参照しつつ述べる。
本実施例においても、Geo、6Si。、4/Si超格
子を受光部とする面受光型のアバランシェ・フォトダイ
オードの製作を例にとって述べる。
第3図は、本実施例を実現するための装置構成図である
。実施例1と異なるのは、粒子線加速器が、フィラメン
ト31、グリッド32、引き出し電極33、コントロー
ラ35で構成されることである。
Geo、6Sio、4膜の成長時には、H2ベースのG
eH4ポンプ21トH2ヘースの5IH2C1□ボンベ
24から各々のガスを混合調整バルブ22を通して、イ
オン化室3oへ供給する。イオン化室30では、フィラ
メント31、グリッド32の方向から飛び出した電子が
上記のガス分子を電撃し、GeH”、GeH2+GeH
3+や5iH2cl+、5iHC12”、5tC12”
、5iHC1+などのイオンが生成される。、これらの
イオンは、引き出し電極33によって約5eVの運動エ
ネルギーを持つように加速され、イオンビーム34とな
って差動排気室19を通って成長室11内に設置されて
いる基板12に照射される。
イオンを生成するためのフィラメント31とグリッド3
2の間の電圧、及びこのイオンを加速する為に、引き出
し電極33に印加する電圧は、コントローラ35によっ
て制御する。また、Si膜の成長時には、イオン化室へ
5iH2C12のみをベースガスのH2と共に供給して
イオン化し、生成されたイオンを、基板12へ照射する
。これらイオンビーム2oの基板12への入射角を実施
例1、実施例2のようにマニピュレータ15で65°に
゛調整し、面受光型のアバランシェ、フォトダイオード
を製作できた。得られたフォトダイオードは、1.4p
mの波長に対して、0.9A/Wの感度であった。
以上、GexSil、x/Siエピタキシャル成長を例
にとって説明したが、本発明はこの他のプロセスや他の
材料にも適用可能である。以下に簡単に説明する。Si
基板の特定の方位を有する面に02を解離吸着させて、
5102を選択的に成長させたり、02に替えてCH4
を用いて選択的にダイヤモンド状薄膜を成長させること
もできる。
また、GaAsの(100)面と(110)面とが接し
ている基板では、各々の面でバンドギャップエネルギー
も、また粒子線の運動エネルギーを受は取る際の重要な
物理量である弾性定数も異なるが、本発明の方法を適用
すれば、(110)面にのみGaAlAsを成長させる
こともできる。
また、太陽電池の受光部のa−8iC/a−8i超格子
を、CH4とSiH4とを原料ガスとして、本発明の方
法及び装置を用いて、CVD的に成長できる。
さらに、Siの(100)面と(110)面とが接して
いる基板に対し、C1□を用いて、このガスを(110
)面に垂直に近い角度で入射することで、(100)面
はエツチングせず、(110)面のみをエツチングする
こともできる。
この他に、基板の特定の面方位の面でだけ、ドーピング
用ガスの解離吸着を生じさせ、この面にのみドーピング
を生じさせることも可能である。
以上、本発明は、種々の実施例により説明してきたよう
に、エピタキシャル成長やエツチングなどの種々の選択
的プロセスをSiやIII −V族化合物など様々な材
料について適用できる。さらには結晶性材料以外にも用
いることができる。
また、粒子線の入射方向、速度を所望の値に選ぶことに
よって、選択プロセスと非選択プロセスを交互に行なう
ことができ、より広い範囲への応用が可能である。
(発明の効果) 本発明の方法を用いることによって、従来は不可能であ
った面方位依存性を制御したプロセスナなわち基板上の
面方位や面の傾きの違いによってしてプロセスを行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を適用した装置の一実施例を示す
模式図、第2図は本発明の方法を適用して超格子を製作
する模式図、第3図は本発明の方法を適用した装置の他
の実施例を示す模式図、第4図は本発明の原理を示す模
式図である。 11・・・成長室      12・・・基板13・・
・ホルダー     14・・・加熱用ヒータ15・・
・マニピュレータ  16・・・ノズル17・・・スキ
マー     18・・・超音速分子線発生室19・・
・差動排気室   20・・・超音速分子線21・・・
H2ベースのGeH4ボンベ22・・・混合調整バルブ 23・・・ノズル加熱ヒータ 24・・・H2ベースの5iH2C1□ボンベ25・−
8i基板      26・、第1層Geo、6Sio
4膜27・・・第1層Si膜     28・・・第2
層GeO,6SiO,4膜29・・・第2層Si膜  
   30・・・イオン化室31・・・フィラメント 
  32・・・グリッド33・・・引き出し電極  3
4・・・イオンビーム35・・・コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに傾きの異る複数の面を有する基板上に1種
    類以上の成分より成る粒子線を照射する方法において、
    粒子線の少くとも一つの構成成分の持つ運動エネルギー
    で面に対して垂直方向の成分が、面を構成する材料のバ
    ンドギャップ以上でかつ前記材料がスパッタリングされ
    るエネルギー以下となり同時に粒子線のすべての構成成
    分の運動エネルギーの垂直方向の成分が前記材料のスパ
    ッタリングされるエネルギー以下であるように、基板に
    対する粒子線の入射方向を制御することを特徴とする高
    速粒子線照射方法。
  2. (2)真空排気された成長室と前記成長室に配置された
    基板保持具と、基板に粒子線を照射するように配置され
    た粒子線発生器から構成された装置において、粒子線発
    生器内の粒子線出射口にノズルとノズルを加熱する手段
    とを具備し、前記ノズルと前記基板保持具の間にスキマ
    ーを配置し、前記基板保持具には、前記粒子線の入射方
    向に対して任意の角度に設定できる回転機構を具備する
    ことを特徴とする高速粒子線照射装置。
  3. (3)真空排気された成長室と前記成長室に配置された
    基板保持具と、基板に粒子線を照射するように配置され
    た粒子線発生器から構成された装置において、粒子線発
    生器の粒子線出射口にフィラメントとグリッドと引き出
    し電極とを具備し、前記基板保持具には、前記粒子線の
    入射方向に対して任意の角度に設定できる回転機構を具
    備することを特徴とする高速粒子線照射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008537024A (ja) * 2005-03-02 2008-09-11 カマティクス コーポレーション 半包囲されたワイヤガイドを有する弓形フライヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537024A (ja) * 2005-03-02 2008-09-11 カマティクス コーポレーション 半包囲されたワイヤガイドを有する弓形フライヤ
JP4907560B2 (ja) * 2005-03-02 2012-03-28 キア マニュファクチュアリング インコーポレイテッド 半包囲されたワイヤガイドを有する弓形フライヤ

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