JPH01150188A - 電子写真複写機のクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真複写機のクリーニング装置で、詳しく
は、感光体に接触するブレードを、回動輪に回動自在に
支持したブレード保持体に固着し、このブレード保持体
を、上記ブレードが感光体に圧接する方向にばねまたは
ウェイトにて付勢し、この付勢力にて接触するブレード
により感光体表面をクリーニングするようにした電子写
真複写機のクリーニング装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種のクリーニング装置は第３図に示すように
なっている。すなわち、先端部を感光体ａの表面に当接
するブレードｂは回動軸Ｃに回動自在に支持されたブレ
ード保持体ｄの一端部に固着され、ブレード保持体ｄの
他端部には、上記ブレードｂの先端が感光体ａ側に付勢
する方向に付勢力を作用するばねｅが連結しである。

この従来の構成において、感光体ａの回転により、感光
体ａとブレードｂの接触点ｆで感光体ａの接線方向に主
作用力Ｆ、が作用し、これの分力としてブレード方向に
分力Ｆ、が、また感光体方向に分力Ｆ２がそれぞれ作用
される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来例にあっては、ブレード方向に作用する分力Ｆ
１によるブレード保持体ｄの回動中心に対する回転モー
メントＭ１の方向はばねｅによる回転モーメントＭ２と
同一方向であった。

このため、ブレードｂには、ばねｅによる圧接力のほか
に上記ブレード方向の分力Ｆ、による回転モーメントＭ
、による圧接力が加わり、感光体ａとの摩擦抵抗が増大
し、ブレードｂの異常振動やめくれが発生するという問
題があった。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は上記
のことにかんがみなされたもので、ブレードの先端部と
感光体との接触摩擦によるブレード方向の分力Ｆ、が、
ブレードを感光体側へ圧接しようとするばね等による付
勢力を軽減する方向に作用するため、感光体とブレード
との接触部における摩擦抵抗増大によるブレードの圧接
力の増加は防止され、ブレードの異常振動やめくれを防
止できるようにした電子写真複写機のクリーニング装置
を提供しようとするものであり、その構成は、感光体に
接触するブレードを、回動自在に支持したブレード保持
体に固着し、このブレード保持体を、°上記ブレードが
感光体に圧接する方向にばねまたはウェイト等によって
付勢してなる電子写真複写機のクリーニング装置おいて
、ブレード保持体に対するブレードの取付位置を、この
ブレードと感光体との接触摩擦力のブレード方向の分力
Ｆ、によるブレード保持体の回動中心に対する回転モー
メントＭ１が、上記ブレード保持体に作用するブレード
圧接用の回転モーメントＭ２に対して逆方向に作用する
位置にした構成となっており、ブレードはブレード保持
体が感光体側へ圧接用の回転モーメントＭ２にて付勢さ
れることにより感光体の外周面に圧接され、感光体の回
転に従って上記ブレードにて感光体の外周面がクリーニ
ングされる。このときブレードと感光体との接触摩擦に
よるブレード方向の分力Ｆ、は上記ブレード保持体によ
る圧接力を軽減する方向に作用する。

〔実　施　例〕

本発明は実施例を第１図、第２図に基づいて説明する。

図中１は電子写真複写機の感光体、２はこの感光体１の
外周面に先端を当接させて感光体１の外周面をクリーニ
ングするブレード、３はこのブレード２を保持するブレ
ード保持体である。そしてこのブレード保持体３の一端
部は軸４にて電子写真複写機の機枠側に回動自在に支持
されており、またこれの他端部にはこのブレード保持体
３を、上記ブレード２が感光体１側へ付勢される方向に
回動付勢するばね５が連結されている。

上記ブレード２の感光体１に対する接触点６での力は従
来例と同様に、感光体１に接線方向に作用する主作用力
Ｆｏと、ブレード方向に作用する分力Ｆ１と、感光体方
向に作用する分力Ｆ２とがある。

そして上記ブレード保持体３の回動支点と、ブレード保
持体３に対するブレード２の取付位置との関係は第１図
に示すように、ブレード２の取付位置はブレード保持体
３の回動支点よりばね５の連結位置側になっていて、ブ
レード方向に作用する上記分力Ｆ１によるブレード保持
体３の回動支点に対する回転モーメントＭ、は、ブレー
ド２を感光体１側へ付勢するためのばね５による回転モ
ーメントＭ２の作用方向と逆方向に作用するようになっ
ている。

上記構成において、ブレード２はばね５による付勢力に
てこれの先端が感光体１の外周面に圧接され、感光体１
の矢印方向への回転に従ってこれの外周面に付告してい
る残留トナー等の付管物がクリーニングされる。このと
き、ブレード２の先端部では感光体１との接触摩擦によ
り、感光体１の接線方向に主作用力Ｆ、が作用し、これ
の分力としてブレード方向へ分力Ｆ。

が、また感光体方向へ分力Ｆ２がそれぞれ作用する。そ
して上記ブレード方向の分力Ｆ１による回転モーメント
Ｍ、は、ばね５による回転モーメントＭ２と逆方向に作
用し、従ってこの分力Ｆ１は、ばね５による付勢力を減
少する方向に作用する。モしてばね５による付勢力が、
ブレード２の許容接触範囲で充分大きいことにより、ブ
レード２はそのまま保持され、適切なりリーニング性が
維持される。

第２図は上記クリーニング装置部の具体例を示すもので
、ブレード２はブレードボルタ７を介してブレード保持
体３に取付けられている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ブレード２の先端部と感光体１との接
触摩擦によるブレード方向の分力Ｆ１が、ブレード２を
感光体１側へ圧接しようとするばね５による付勢力を軽
減する方向に作用するため、感光体１とブレード２との
接触部における摩擦抵抗増大によるブレード２の圧接力
の増加は防止され、ブレード２の異常振動やめくれを防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概略的な構成説明図、第２図
は要部を具体的に示す構成説明図、第３図は従来例の概
略的な構成説明図である。 １は感光体、２はブレード、３はブレード保持体。 出願人　　富士ゼロックス株式会社 代理人　　弁理士　　米　原　正　章

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 感光体１に接触するブレード２を、回動自在に支持した
   ブレード体３に固着し、このブ レード保持体３を、上記ブレード２が感光体に圧接する
   方向にばねまたはウェイト等によって付勢してなる電子
   写真複写機のクリーニング装置において、ブレード保持
   体３に対するブレード２の取付け位置を、このブレード
   ２と感光体１との接触摩擦力のブレード方向の分力Ｆ＿
   １によるブレード保持体３の回動中心に対する回転モー
   メントＭ＿１が、上記ブレード保持体３に作用するブレ
   ード圧接用の回転モーメントＭ＿２に対して逆方向に作
   用する位置にしたことを特徴とする電子写真複写機のク
   リーニング装置。