JPH0114821Y2 - - Google Patents

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JPH0114821Y2
JPH0114821Y2 JP17035285U JP17035285U JPH0114821Y2 JP H0114821 Y2 JPH0114821 Y2 JP H0114821Y2 JP 17035285 U JP17035285 U JP 17035285U JP 17035285 U JP17035285 U JP 17035285U JP H0114821 Y2 JPH0114821 Y2 JP H0114821Y2
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air
room
greenhouse
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cooling
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は太陽熱によつて暖められた空気およ
び日陰の冷い空気を用いて冷暖房を行う省エネル
ギ空気調和装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般に、冷暖房費の節約上、通風や日照等の自
然条件を利用した家造りが考案されているが、従
来考えられているこの種の省エネルギ冷暖房は建
物の構造を最初から上記の目的のために設計して
いるものか、対象が日照側の一部の部屋のみであ
り、建築経費及びスペースの有効利用の点で問題
がある。また、このような冷暖房は既設の住宅等
に適用することは難しく、一般的ではない。
〔考案の概要〕
この考案は上記事情に基づいてなされたもの
で、太陽熱により暖められた空気を用いて暖房を
行う温風装置と、日陰の冷い空気を用いて冷房を
行う冷風装置とを用い、既設の家でも新築の家で
も省エネルギの冷暖房を行い得る省エネルギ空気
調和装置を提供しようとするものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図は太陽熱利用温風装置を示すもので、1
1はビルの屋上あるいは一般家屋の屋根上または
ベランダ等の日照条件の良い場所に設置される温
室である。この温室11は周知の温室と同様に外
面部がガラスまたはビニール等の採光の良い材質
で構成され、外面部下方には通風用シヤツター1
2,13が設けられる。また、温室11の内部上
方には暖まつた空気を取り出す送風ユニツト14
が設けられる。この送風ユニツト14は第2図に
示す如く通常の換気扇と同様に送風フアン15等
から構成されるもので、送風、排気、遮蔽の機能
を有するものである。この送風ユニツト14によ
り取り込まれた温風は、ダクト16を介して暖房
を必要とする部屋に送られる。各部屋の温風吹出
口は例えば壁の下方に設けられる。既設の家屋に
対する前記ダクト16の設置は建物の外側から行
われる。
なお、前記温室11の内部において植物を育生
すれば、新鮮な酸素を供給できる。また、温室1
1内に蓄熱材を設けておけば、蓄熱材の余熱によ
り夜間の暖房も可能である。さらに、温室11は
吸熱効果を高めるため、床面等を黒色としてもよ
い。
一方、第3図は日陰利用冷風装置を示すもので
あり、17は例えばビルの陰又は木陰のような日
照条件の悪い場所に設置される冷室である。この
冷室17は周知の百葉箱と同様の構造であり、内
面部に通風用シヤツター18,19が設けられ、
通気性が良いものとされる。この冷室17の底面
部には冷気を集める送風ユニツト20が設けられ
る。この送風ユニツト20は空気を過する装置
を有するとともに前述したものと同一の機能を有
するものである。この送風ユニツト20によつて
取り込まれた冷気は地面を這うように配設された
ダクト21により、冷房が必要な部屋に送られ
る。各部屋の冷風吹出口は例えば壁の上方若しく
は天井に設けられる。また、既設の家屋に対する
ダクト21の設置は建物の外側から行われる。
ところで、前記、温風用送風ユニツト14と冷
風用送風ユニツト20は送風、排気の2モードを
それぞれが逆になるように設定される。即ち、暖
房時においては温風用送風ユニツト14が送風状
態とされ、冷風用送風ユニツト20が排気状態と
される。また、冷房時においてはこれらが逆の動
作状態とされ、暖房あるいは冷房が行われている
部屋の空気の循環が良好なものとされる。また、
この装置を使用しない場合は各送風ユニツト1
4,20が遮蔽モードとされ、且つ、温室11及
び冷室17のシヤツター12,13,18,19
は閉じられる。これらの制御は各部屋あるいは家
屋内のコントロールユニツトを手動操作するか、
サーモスタツト等によつて自動制御される。
〔考案の効果〕
以上、詳述したようにこの考案によれば、太陽
熱により暖められた空気を用いて暖房を行う温風
装置と、日陰の冷い空気を用いて冷房を行う冷風
装置とを用い、既設の家でも新築の家でも省エネ
ルギの冷暖房を行い得る省エネルギ空気調和装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係わる省エネルギ空気調和装
置の一実施例を示すもので、第1図は太陽熱利用
温風装置の構成を示す図、第2図は第1図の送風
ユニツトを取出して示す一部切除した構成図、第
3図は日陰利用冷風装置の構成を示す図である。 11……温室、17……冷室、14,20……
送風ユニツト、16,21……ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室内に植物が育生され、かつ黒色の吸熱部を有
    した太陽熱吸収の良い温室を日照条件の良好な場
    所に設け、この温室の暖められた空気を暖房を必
    要とする部屋にダクトを介して送る太陽熱利用温
    風装置と、通風の良い冷室を日照条件の悪い場所
    に設け、この冷室の冷たい空気を冷房を必要とす
    る部屋にダクトを介して送る日陰利用冷風装置と
    からなる省エネルギ空気調和装置。
JP17035285U 1985-11-07 1985-11-07 Expired JPH0114821Y2 (ja)

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JPS6181535U JPS6181535U (ja) 1986-05-30
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