JPH0114727Y2 - - Google Patents

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JPH0114727Y2
JPH0114727Y2 JP18179483U JP18179483U JPH0114727Y2 JP H0114727 Y2 JPH0114727 Y2 JP H0114727Y2 JP 18179483 U JP18179483 U JP 18179483U JP 18179483 U JP18179483 U JP 18179483U JP H0114727 Y2 JPH0114727 Y2 JP H0114727Y2
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catalyst carrier
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案は、内燃機関の排気制御装置で、特に
排気系にデユアルマニホールド等の排気マニホー
ルドとハニカム型触媒とを備えたものの改良に関
する。
(背景並びに従来技術) 一般に、自動車等のEGI仕様の多気筒内燃機関
において、各気筒間の排気圧力の干渉を防いで出
力向上をはかるために、例えば第1図に示すよう
に機関本体1の排気系を構成する排気マニホール
ド2に、排気干渉を生じない気筒同志(4気筒の
場合は第1気筒と第4気筒、第2気筒と第3気筒
が各々相当する)の排気通路をそれぞれ集合する
と共にこの集合した排気通路を下流側で更に一本
に集束(結合)してなるデユアルマニホールドを
採用していることは良く知られている(実開昭54
−122207号公報参照)。
そして、上述した例ではフロントチユーブ3も
比較的上流側はデユアル化される一方、下流側は
一本に集合されて触媒4が取付けられる。
従つて、このような排気系にあつては、上記触
媒4が必然的に下流側に取付けられることから、
特に暖機運転時もしくは低負荷域には、触媒4入
口の排気温度が低くなつて触媒4の転化率が低下
するため排気エミツシヨンが悪化するという問題
が生じる。
そのため、従来では触媒4において白金(Pt)
などの高価な貴金属を多量に担持させると共に、
容量も増大して低温活性をはかつていた。
尚、上記対策として第2図に示すように、気化
器仕様の機関本体に取付けられるシングルマニホ
ールド6を採用すれば、触媒4をシングルマニホ
ールド6に直接取付けられて触媒4入口の排気温
度が上昇するため、上述したPt量などを減らせ
もしくは必要なくなりかつ容量も減少できてコス
トダウンがはかれるが、反面シングルマニホール
ド6のため排気干渉が起こり、機関高負荷域の出
力が大きく低下するので好ましくない。
また、第2図におけるシングルマニホールド6
を単にデユアル化しても、今度は排気ガスが第
1、第3、第4、第2気筒の順に出ることから、
触媒4の有効活性面積が半減されると共に排気ガ
スの触媒4通過が間欠的になるため、触媒4が冷
され、特に機関冷間時もしくは低負荷域には触媒
4の転化率が低下して排気エミツシヨンが悪化し
好ましくないのである。
(考案の目的) この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、全開付近の出力を犠牲にする
ことなくまた、排気エミツシヨンを悪化させるこ
となく触媒を排気系上流に持つていける安価な排
気制御装置を提供することを目的とする。
(考案の構成並びに作用) 上記目的を達成するために、この考案では機関
排気系に各気筒からの排気通路を独立させて設け
た排気マニホールドを備えると共に、この排気マ
ニホールドの出口にハニカム型触媒を配置し、当
該マニホールドの各排気通路を仕切る隔壁終端と
上記触媒担体入口部との間に所定の間隙を形成す
る一方、上記各排気通路の出口付近に排気ガスの
流れ方向を切換る制御バルブを設け、かつこれら
の制御バルブをすくなくとも機関の負荷状態に応
じて切換作動させるアクチユエータを設けるよう
に構成される。
これによれば、例えば高出力は要求されないが
排気エミツシヨンが重要視される低負荷域に、上
記制御バルブを傾斜させて排気ガスを上述した隔
壁と触媒担体入口部との間隙に積極的に案内すれ
ば、デユアルマニホールド等に触媒を直結した場
合においても排気ガスが触媒全体に流れ込むの
で、エミツシヨンの転化率が向上する。勿論触媒
を排気上流側に位置させるので、十分な活性温度
が得られる。
一方、今度は排気エミツシヨンは重要視されず
高出力が要求される高負荷域には、上記制御バル
ブを垂直方向に位置させ排気ガスを触媒担体入口
部に対し垂直方向に整流すれば、排気ガス流れが
よりスムーズになつて出力向上がはかれる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第3図はこの考案の第1実施例の断面図で、4
気筒機関のデユアルタイプの排気マニホールド1
0が示されている。
つまり、第1気筒の排気通路11と第4気筒の
排気通路12とが集合されて集合排気通路(出口)
13を形成し、また第2気筒の排気通路14と第
3気筒の排気通路15とが集合されて集合排気通
路(出口)16を形成すると共に、これら両集合
排気通路13,16はその下流側において隔壁1
7により各々独立して一本に集束されるのであ
る。
そして、上記排気マニホールド10に直接ハニ
カム型の触媒18が接続され、該触媒18の後端
部にフロントチユーブ19が接続される。
上記触媒18は、その触媒担体20がケーシン
グ21の入口部から若干奥まつて配置され、上述
した隔壁17の終端と触媒担体入口部20aとの
間に所定の間隙lが形成されるようになつてい
る。また、ケーシング21内にも、触媒担体20
の下流側でかつ上述した隔壁17の延長方向に位
置して隔壁22が形成される。
更に、この実施例では上述した両集合排気通路
13,16の出口付近に、排気ガスの流れ方向を
切換制御する制御バルブ23A,23Bが設けら
れる。
これらの制御バルブ23A,23Bは、後述す
るアクチユエータ24により機関の負荷状態に応
じて同時に切換られる。
つまり、上記アクチユエータ24は、排気マニ
ホールド10の外壁にガイド25を介して一体的
に取付けられると共に、圧力信号通路26を介し
て図外の絞り弁下流の吸入負圧に応動するダイヤ
フラム装置からなり、このアクチユエータ24の
ダイヤフラム24Aに一体的に結合されたロツド
28に、上述した制御バルブ23A,23Bが
各々リンク機構を介してタンデムに連結される。
更に詳しく説明すると、一方の制御バルブ23A
はその回転軸23aにまずリンク29Aが一体的
に結合され、このリンク29Aにピン30A結合
したリンク29Bの先端が上述したロツド28に
ピン30B結合するもので、他方の制御バルブ2
3Bは同じくその回転軸23bにリンク31が一
体的に結合され、このリンク31の先端が長溝3
1aを介してロツド28にピン32結合するもの
である。
そして、アクチユエータ24の圧力室24Bに
導かれる上記吸入負圧が高まると、ダイヤフラム
24Aがリターンスプリング24C力に抗して図
中右方に移動し、これと一体のロツド28も同方
向に移動すると同時に、一方の制御バルブ23A
のリンク29Bはピン30Aを支点として時計方
向に回転するがこれに伴つてリンク29Aは回転
軸23aを支点として反時計方向に回転する一
方、他方の制御バルブ23Bのリンク31は回転
軸23bを支点として時計方向に回転し、これに
よつて上述したリンク29A,31と一体の制御
バルブ23A,23Bも同方向に回転して、触媒
担体入口部20aに対して内方に向けて傾斜させ
られる。一方、吸入負圧が弱まると、ダイヤフラ
ム24Aは今度はリターンスプリング24C力に
より図中左方に移動し、これと一体のロツド28
も同方向に移動するため、リンク29A,29
B,31及び制御バルブ23A,23Bは今度は
上述したのと反対方向に回転し、これによつて制
御バルブ23A,23Bはともに触媒担体入口部
20aに対して垂直方向に位置されるようになつ
ている。尚、図中24Dはストツパである。
従つて、この実施例は機関が低負荷域の時は排
気エミツシヨンを改善し、比較的高負荷域では出
力を重視したい機関に最適なシステムとなる。
すなわち、機関が比較的高負荷域では、アクチ
ユエータ24の圧力室24Bに導かれる吸入負圧
が弱まるために、上述したように制御バルブ23
A,23Bは触媒担体入口部20aに対して垂直
方向に位置される。
この結果、排気マニホールド10の両集合通路
13,16を流れる排気ガスは触媒担体入口部2
0aに対して垂直方向に積極的に整流されて触媒
担体20に流れていくため、排気圧力の干渉が回
避されて、機関の充填効率が向上し、出力アツプ
がはかれる。換言すれば、デユアルタイプの排気
マニホールド10の本来の機能が達成されるので
ある。尚、この時隔壁22によつて触媒18の下
流部まで排気圧力の干渉が避けられるので効果的
である。
一方、機関が低負荷域で運転されると、今度は
逆に圧力室24Bに導かれる吸入負圧が強まるた
めに、上述したように制御バルブ23A,23B
は触媒担体入口部20aに対しして内方に向けて
傾斜される。
この結果、いずれの集合排気通路13or16を
流れる排気ガスも隔壁17と触媒担体入口部20
aとの間隙l内に積極的に案内されて触媒担体入
口部20aに広く拡散するため、デユアルタイプ
の排気マニホールド10に単に触媒18を連結し
た場合における排気ガスの間欠通過等に起因した
触媒18の温度低下が効果的に回避されて、触媒
18の転化率が向上し、排気エミツシヨンが良好
となるのである。
尚、触媒18が排気マニホールド10に直結さ
れ、排気上流側に位置されているので、上述した
両運転域とも十分な活性温度が得られることは言
うまでもない。従つて、低温活性化をはかるため
に高価な貴金属を多量に担持させるとか容量を増
大するとかの必要はまつたくなく、触媒18を安
価に作ることができる。
次に、第4図はこの考案の第2の実施例を示す
ものである。
これは、第3図における圧力信号通路26の途
中に、機関冷却水温度を検知して該温度が所定値
以上の時に上記通路26を大気に解放するバイメ
タルタイプの感温切換弁33を設けて、機関冷間
時の低負荷域のみ制御バルブ23A,23Bを傾
斜させてエミツシヨン対策をはかつた例である。
すなわち、機関冷間時冷却水温が低い時は間温
切換弁33の弁体34が図の位置にあるため、負
圧ポート35A,35B間は導通しておりアクチ
ユエータ24の作用は第3図と同じになる。しか
し機関暖機後にあつては、弁体34と一体的に動
くバイメタル36が反転し、弁体34が上昇して
負圧ポート35A,35B間は遮断される一方負
圧ポート35Bはフイルタ37を介して大気解放
となるため、制御バルブ23A,23Bは常時垂
直方向となり出力仕様になる。図中38は板バネ
である。
尚、上記実施例において感温切換弁33の特性
を逆特性とし、負圧ポート35Aの先にチエツク
バルブを配設すれば、機関冷間時は常時制御バル
ブ23A,23Bをエミツシヨン中心仕様にする
ことができる。
また、上述した二つの実施例における触媒18
は酸化触媒または三元触媒を問わない。三元触媒
の場合はO2センサを隔壁17と触媒担体入口部
20aとの間隙l近傍に取付ければ検出精度上効
果的である。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、デユア
ルタイプの排気マニホールドの出口に、当該マニ
ホールドの各排気通路を仕切る隔壁とその触媒担
体入口部との間に所定の間隙を有するようにし
て、ハニカム型触媒を接続する一方、上記出口付
近の各排気通路にすくなくとも機関の負荷状態に
応じて切換られて排気ガスの流れ方向を制御する
制御バルブを設けるようにしたので、全開付近の
出力を犠牲にすることなく、排気エミツシヨンを
悪化させることなく触媒を排気系上流に位置させ
ることができ、これによつて触媒に低温活性のた
めの高価な貴金属を多量に担持させたり、容量を
増大したりする必要がなくなつて、大幅にコスト
ダウンがはかれるという効果が得られる。
また、EGI、気化器仕様別の触媒を作る必要も
なくなり、量産効果に伴うコストダウンも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例の各々の概略構成図
で、第3図及び第4図はこの考案の第1及び第2
実施例の各々の断面図である。 10……排気マニホールド、11,12,1
4,15……排気通路、13,16……集合排気
通路、7……隔壁、20……触媒担体、20a…
…触媒担体入口部、l……間隙、18……触媒、
23a,23b……制御バルブ、24……アクチ
ユエータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関排気系に各気筒からの排気通路を独立させ
    て設けた排気マニホールドを備えると共に、この
    排気マニホールドの出口にハニカム型触媒を配置
    し、当該マニホールドの各排気通路を仕切る隔壁
    終端と上記触媒担体入口部との間に所定の間隙を
    形成する一方、上記各排気通路の出口付近に排気
    ガスの流れ方向を切換える制御バルブを設け、か
    つこれらの制御バルブを機関の負荷状態に応じて
    切換作動させるアクチユエータを設けたことを特
    徴とする内燃機関の排気制御装置。
JP18179483U 1983-11-25 1983-11-25 内燃機関の排気制御装置 Granted JPS6088021U (ja)

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JP18179483U JPS6088021U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 内燃機関の排気制御装置

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JP18179483U JPS6088021U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 内燃機関の排気制御装置

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JPS6088021U JPS6088021U (ja) 1985-06-17
JPH0114727Y2 true JPH0114727Y2 (ja) 1989-04-28

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JP18179483U Granted JPS6088021U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 内燃機関の排気制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2533315B2 (ja) * 1987-02-24 1996-09-11 ヤマハ発動機株式会社 エンジンの排気制御装置

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JPS6088021U (ja) 1985-06-17

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