JPH01147089A - コンダクターロールの付着金属の検出方法 - Google Patents
コンダクターロールの付着金属の検出方法Info
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- JPH01147089A JPH01147089A JP30393887A JP30393887A JPH01147089A JP H01147089 A JPH01147089 A JP H01147089A JP 30393887 A JP30393887 A JP 30393887A JP 30393887 A JP30393887 A JP 30393887A JP H01147089 A JPH01147089 A JP H01147089A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、金属ストリップの電気めっき中に、コンダク
タ−ロールへ付着するめつき金属を検出する方法に関す
るものである。
タ−ロールへ付着するめつき金属を検出する方法に関す
るものである。
[従来技術]
水平型電気めっき装置は、縦型電気めっき装置に比べて
、電圧損失が小さく、又コンダクタ−ロール、支持ロー
ルの強度が小さくてよい等の利点を有するので、古くか
ら亜鉛めっき等に広く用いられている。第3図は一般に
銅帯への亜鉛メツキに用いられている水平型電気メツキ
装置の概略図である。水平型電気めっき装置には複数の
電解槽16が順次配設され、各電解槽16には移送する
被めっき材(ここでは鋼帯)1の上下に対応して1対の
陽極電極14が設置されている。ここでは順次2系列の
1対の陽極電極14を設置しているので、電解槽16に
おける被めっき材1の移送距離も長くなり、そのため被
めっき材1のばたつきや弛みを生じるので、一般に支持
ロール18が設置されている。各種の銅帯の出入り側の
近傍には、コンダクタ−ロール2とバックアップロール
4とが設置され、そこで、銅帯は負に帯電され、めっき
液3中で電極反応を行ない鋼帯の表面に亜鉛めっきが行
われる。この場合、めっき液が鋼帯に同伴して槽外に流
出するのを防止し、かつめっき液面の高さを一定に保持
するためにダム・ロール17が使用されている。しかし
、この種の水平型電気めっき装置は、一般に大型であり
、例えば6m(長さ)x2.5m(幅)xl、om(深
さ)のような電解槽が10〜15槽順次配設されている
。それに対応して多量のめつき液を必要とするため、め
っき液の貯槽、配管等が大型になり、加えてめっき液の
加熱等に多大のに費用を要している。又コンダクタ−ロ
ールの中心軸と陽極電極との間の距離が、その間にダム
・ロールを配設していることもあって、例えば1mもあ
って長いために、被めっき材自身の抵抗による電力損失
が大きい。そのため、近年においては、水平型電気めっ
き装置は、その利点を生かしながら、可溶性電極から不
溶性電極への切り替え等による設備のコンパクト化や、
ダム・ロールを使用しないで、コンダクタ−ロールと陽
極電極との間の距離を短くすること等の試みが行われて
いる。ダム・ロールを使用しない場合は、一般にコンダ
クタ−ロールが直接にめっき液と接触(浸漬も含む)す
る。
、電圧損失が小さく、又コンダクタ−ロール、支持ロー
ルの強度が小さくてよい等の利点を有するので、古くか
ら亜鉛めっき等に広く用いられている。第3図は一般に
銅帯への亜鉛メツキに用いられている水平型電気メツキ
装置の概略図である。水平型電気めっき装置には複数の
電解槽16が順次配設され、各電解槽16には移送する
被めっき材(ここでは鋼帯)1の上下に対応して1対の
陽極電極14が設置されている。ここでは順次2系列の
1対の陽極電極14を設置しているので、電解槽16に
おける被めっき材1の移送距離も長くなり、そのため被
めっき材1のばたつきや弛みを生じるので、一般に支持
ロール18が設置されている。各種の銅帯の出入り側の
近傍には、コンダクタ−ロール2とバックアップロール
4とが設置され、そこで、銅帯は負に帯電され、めっき
液3中で電極反応を行ない鋼帯の表面に亜鉛めっきが行
われる。この場合、めっき液が鋼帯に同伴して槽外に流
出するのを防止し、かつめっき液面の高さを一定に保持
するためにダム・ロール17が使用されている。しかし
、この種の水平型電気めっき装置は、一般に大型であり
、例えば6m(長さ)x2.5m(幅)xl、om(深
さ)のような電解槽が10〜15槽順次配設されている
。それに対応して多量のめつき液を必要とするため、め
っき液の貯槽、配管等が大型になり、加えてめっき液の
加熱等に多大のに費用を要している。又コンダクタ−ロ
ールの中心軸と陽極電極との間の距離が、その間にダム
・ロールを配設していることもあって、例えば1mもあ
って長いために、被めっき材自身の抵抗による電力損失
が大きい。そのため、近年においては、水平型電気めっ
き装置は、その利点を生かしながら、可溶性電極から不
溶性電極への切り替え等による設備のコンパクト化や、
ダム・ロールを使用しないで、コンダクタ−ロールと陽
極電極との間の距離を短くすること等の試みが行われて
いる。ダム・ロールを使用しない場合は、一般にコンダ
クタ−ロールが直接にめっき液と接触(浸漬も含む)す
る。
このような構造の電気めっき装置においては、めっき作
業中に、コンダクタ−ロールへめっき金属が付着する。
業中に、コンダクタ−ロールへめっき金属が付着する。
コンダクタ−ロールへめっき金属が付着すると、コンダ
クタ−ロールと被めっき金属ストリップとの電気的接触
が不完全となり通電が部分的に阻害されて均一なめっき
が不可能となる。更にコンダクタ−ロールへ付着しため
つき金属が、被めっき金属ストリップの上に剥がれ落ち
てコンダクタ−ロールと被めっき金属ストリップとの間
に噛み込まれ被めっき金属ストリップの表面に押し疵を
発生して、製品欠陥となる。このような製品欠陥の発生
は絶対に回避しなければならない問題であるので、コン
ダクタ−ロールへのめつき金属の付着防止または除去が
必要である。
クタ−ロールと被めっき金属ストリップとの電気的接触
が不完全となり通電が部分的に阻害されて均一なめっき
が不可能となる。更にコンダクタ−ロールへ付着しため
つき金属が、被めっき金属ストリップの上に剥がれ落ち
てコンダクタ−ロールと被めっき金属ストリップとの間
に噛み込まれ被めっき金属ストリップの表面に押し疵を
発生して、製品欠陥となる。このような製品欠陥の発生
は絶対に回避しなければならない問題であるので、コン
ダクタ−ロールへのめつき金属の付着防止または除去が
必要である。
かかる目的のために従来広の方法がおこなわれていた。
第4図に特開昭60−697981号による方法を示す
、コンダクタ−ロール2とめつき陽極14との闇にコン
ダクタ−ロール2に近接して逆電解電極13を取り付は
電源11により逆電解電圧を印加して、コンダクタ−ロ
ール2へ付着しためっき金属を電解剥離するものである
。第5図は回転するコンダクタ−ロール2へ研磨材15
を押し付けてコンダクタ−ロール2へ付着しためつき金
属を機械的に収り除くものである。
、コンダクタ−ロール2とめつき陽極14との闇にコン
ダクタ−ロール2に近接して逆電解電極13を取り付は
電源11により逆電解電圧を印加して、コンダクタ−ロ
ール2へ付着しためっき金属を電解剥離するものである
。第5図は回転するコンダクタ−ロール2へ研磨材15
を押し付けてコンダクタ−ロール2へ付着しためつき金
属を機械的に収り除くものである。
[発明が解決しようとする問題点]
前述の逆電解による方法は、コンダクタ−ロールと此れ
に近接して設置された逆電解電極との間で電解を行うた
め、コンダクタ−ロールへめっき金属が隙間無く一面に
付着している場合は、問題を生じないでめっき金属を除
去出来るが、コンダクタ−ロール表面の一部が露出して
いる場合は逆電解を行うとコンダクタ−ロールのロール
本体の金属が電解して、めっき液中に、不純物金属イオ
ンとして混入し、更にロールが電蝕されるので、ロール
寿命を短かくするという問題点がある。また研磨材を押
し付けてコンダクタ−ロールへ付着しためっき金属を機
械的に取り除く方法の場合は、付着しているめっき金属
を機械的に削り取るものであるために、めっき金属の粉
末がめつき液中に混入して、被めっき金属ストリップの
表面に押し疵を発生して、製品欠陥となる。又コンダク
タ−ロール表面の一部が露出している箇所では、コンダ
クタ−ロール表面を疵付けて、ロール寿命を短かくする
という問題点がある。コンダクタ−ロールへめっき金属
が隙間無く一面に付着しているかどうかは、目視観察に
よっている。以上述べたことかられかるように、コンダ
クタ−ロールに付着しためつき金属の除去に際しては、
除去のタイミングが遅れるとコンダクタ−ロールと被め
っき金属ストリップとの電気的接触が不完全となること
による問題、あるいはコンダクタ−ロールに付着しため
つき金属の剥がれ落ちによる問題が起こり、又タイミン
グが早やすぎたり、あるいは長時間にわたり除去をおこ
なった場合には、露出したコンダクタ−ロールを電解あ
るいは研磨することによる問題が起こる。従ってコンダ
クタ−ロールに付着しためつき金属の除去に際しては除
去の開始、終了の時点を的確に判断することが肝要であ
る。然るに従来の方法ではコンダクタ−ロールへのめつ
き金属の付着状態の判断を目視観察によっているので、
めっき金属の除去開始、終了の時点を的確に把握出来な
いため、コンダクタ−ロールに付着しためつき金属の除
去を効果的に行うことが出来ないという問題がある。
に近接して設置された逆電解電極との間で電解を行うた
め、コンダクタ−ロールへめっき金属が隙間無く一面に
付着している場合は、問題を生じないでめっき金属を除
去出来るが、コンダクタ−ロール表面の一部が露出して
いる場合は逆電解を行うとコンダクタ−ロールのロール
本体の金属が電解して、めっき液中に、不純物金属イオ
ンとして混入し、更にロールが電蝕されるので、ロール
寿命を短かくするという問題点がある。また研磨材を押
し付けてコンダクタ−ロールへ付着しためっき金属を機
械的に取り除く方法の場合は、付着しているめっき金属
を機械的に削り取るものであるために、めっき金属の粉
末がめつき液中に混入して、被めっき金属ストリップの
表面に押し疵を発生して、製品欠陥となる。又コンダク
タ−ロール表面の一部が露出している箇所では、コンダ
クタ−ロール表面を疵付けて、ロール寿命を短かくする
という問題点がある。コンダクタ−ロールへめっき金属
が隙間無く一面に付着しているかどうかは、目視観察に
よっている。以上述べたことかられかるように、コンダ
クタ−ロールに付着しためつき金属の除去に際しては、
除去のタイミングが遅れるとコンダクタ−ロールと被め
っき金属ストリップとの電気的接触が不完全となること
による問題、あるいはコンダクタ−ロールに付着しため
つき金属の剥がれ落ちによる問題が起こり、又タイミン
グが早やすぎたり、あるいは長時間にわたり除去をおこ
なった場合には、露出したコンダクタ−ロールを電解あ
るいは研磨することによる問題が起こる。従ってコンダ
クタ−ロールに付着しためつき金属の除去に際しては除
去の開始、終了の時点を的確に判断することが肝要であ
る。然るに従来の方法ではコンダクタ−ロールへのめつ
き金属の付着状態の判断を目視観察によっているので、
めっき金属の除去開始、終了の時点を的確に把握出来な
いため、コンダクタ−ロールに付着しためつき金属の除
去を効果的に行うことが出来ないという問題がある。
この発明は、斯かる事情に鑑みなされたもので、コンダ
クタ−ロールへ付着しためつき金属を効果的に除去する
ために、除去の開始、終了の時点を的確に判断出来るコ
ンダクタ−ロールの付着金属の除去方法を提供すること
を目的とする。
クタ−ロールへ付着しためつき金属を効果的に除去する
ために、除去の開始、終了の時点を的確に判断出来るコ
ンダクタ−ロールの付着金属の除去方法を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段]
めっき液にコンダクタ−ロールの一部を接触させて、電
気めっきを行うにあたり、前記コンダクタ−ロールに近
接して、めっき液にコンダクタ−ロールの電位測定用参
照電極を設置し、コンダクタ−ロールと参照電極との電
位差を連続的に測定し、その電位差の測定値の変化から
コンダクタ−ロールへ付着するめつき金属を検出するコ
ンダクタ−ロールの付着金属の検出方法である。
気めっきを行うにあたり、前記コンダクタ−ロールに近
接して、めっき液にコンダクタ−ロールの電位測定用参
照電極を設置し、コンダクタ−ロールと参照電極との電
位差を連続的に測定し、その電位差の測定値の変化から
コンダクタ−ロールへ付着するめつき金属を検出するコ
ンダクタ−ロールの付着金属の検出方法である。
[作用]
本発明の方法は電気めっき中のコンダクタ−ロールと参
照電極との電位差を連続的に測定し、コンダクタ−ロー
ルの表面にめっき金属が付着するとその表面電位が変化
することから、コンダクタ−ロールの付着金属を検出す
る。
照電極との電位差を連続的に測定し、コンダクタ−ロー
ルの表面にめっき金属が付着するとその表面電位が変化
することから、コンダクタ−ロールの付着金属を検出す
る。
[発明の実施例]
次に本発明について図によって詳しく説明する。第1図
は本発明方法を行うための装置の模式図であり、図にお
いて、めっき液に一部接触している(ここでは浸漬して
いる)コンダクタ−ロール2に近接しかつ、めっき液3
に浸漬するようにコンダクタ−ロールの電位測定用参照
電極6を設置し電位測定用参照電極6の周囲をコンダク
タ−ロール2に対面する側を除いて蔽う絶縁カバー5を
設けである。コンダクタ−ロール2と電位測定用参照電
極6との電位差即ちコンダクタ−ロールの電位を電位差
測定装置7によって検出する(以降電位と呼称する)。
は本発明方法を行うための装置の模式図であり、図にお
いて、めっき液に一部接触している(ここでは浸漬して
いる)コンダクタ−ロール2に近接しかつ、めっき液3
に浸漬するようにコンダクタ−ロールの電位測定用参照
電極6を設置し電位測定用参照電極6の周囲をコンダク
タ−ロール2に対面する側を除いて蔽う絶縁カバー5を
設けである。コンダクタ−ロール2と電位測定用参照電
極6との電位差即ちコンダクタ−ロールの電位を電位差
測定装置7によって検出する(以降電位と呼称する)。
コンダクタ−ロールへめっき金属が付着していない状態
ではコンダクタ−ロールの本体の電位を示し、コンダク
タ−ロールへめっき金属が付着し始めるに伴って電位は
めつき金属の析出電位に近づき、コンダクタ−ロールの
全表面にめっき金属が更に付着すると、電位は急に卑な
る方向にシフトしてめっき金属の析出電位になりそれ以
上変化しなくなる。この時点がコンダクタ−ロールの全
面にめっき金属が付着した時点であることがわかった。
ではコンダクタ−ロールの本体の電位を示し、コンダク
タ−ロールへめっき金属が付着し始めるに伴って電位は
めつき金属の析出電位に近づき、コンダクタ−ロールの
全表面にめっき金属が更に付着すると、電位は急に卑な
る方向にシフトしてめっき金属の析出電位になりそれ以
上変化しなくなる。この時点がコンダクタ−ロールの全
面にめっき金属が付着した時点であることがわかった。
電位差記録装置8により電位の変化が示されるので、コ
ンダクタ−ロール全面にめっき金属が付着した時点は容
易に判断することが出来る。以下に本発明の実施例につ
いて具体的に述べる。
ンダクタ−ロール全面にめっき金属が付着した時点は容
易に判断することが出来る。以下に本発明の実施例につ
いて具体的に述べる。
(実施例)
コンダクタ−ロール本体はFe−Cr−Ni系合金材料
、参照電極は銀−塩化銀電極を用いた。
、参照電極は銀−塩化銀電極を用いた。
コンダクタ−ロールの電位を電位差測定装置7により測
定し同時にコンダクタ−ロールへのめっき金属の付着状
態の観察を行った。めっき条件は次のようである。めっ
き液組成は、硫酸亜鉛=400g/l、硫酸ソーダーニ
ア0g/l、硫酸マグネシウム: 60 g / Iで
あり、pH:1.5、温度:50℃、電流密度が、それ
ぞれ100A/dm” 、70A/dm2.60A/d
m2.50A/dm2である。被めっき金属ストリップ
の走行速度は120m/minである。
定し同時にコンダクタ−ロールへのめっき金属の付着状
態の観察を行った。めっき条件は次のようである。めっ
き液組成は、硫酸亜鉛=400g/l、硫酸ソーダーニ
ア0g/l、硫酸マグネシウム: 60 g / Iで
あり、pH:1.5、温度:50℃、電流密度が、それ
ぞれ100A/dm” 、70A/dm2.60A/d
m2.50A/dm2である。被めっき金属ストリップ
の走行速度は120m/minである。
めっき作業は連続的に48時間行った。コンダクタ−ロ
ールの表面電位の鍍金時間による変化を第2図に示す。
ールの表面電位の鍍金時間による変化を第2図に示す。
電流密度が、それぞれ100A/d m 2.70 A
/ d m 2.60 A / d m 2でめっき
作業をした場合それぞれ5時間後、10時間後、20時
間後に電位は急に卑な方向にシフトして、Znの析出電
位になりそれ以降変化しなくなった。この際にコンダク
タ−ロール全面にめっき金属が付着していた。またZn
の析出電位に到達後、暫くしてからコンダクタ−ロール
に付着したZnの剥離が認められた。Znの剥離は高電
流密度程短時間で発生した。更に50A/dm2でめっ
き作業をした場合は、表面電位は緩やかに隼な方向にシ
フトしてゆくが、次第に変化が緩やかになり結局Znの
析出電位になることは無かつた。この際にコンダクタ−
ロール全面にめっき金属が付着することは無かった。又
、コンダクタ−ロール表面からのZnの剥離も認められ
なかった。電位が急に卑な方向にシフトして、Znの析
出電位になりそれ以上変化しなくなる時点が、コンダク
タ−ロール全面にめっき金属が付着した時点であり、位
差記録装置8に電位が次第に変化していく状況が示され
るので、コンダクタ−ロール全面にめっき金属が付着し
た時点は、容易に判断することができる。
/ d m 2.60 A / d m 2でめっき
作業をした場合それぞれ5時間後、10時間後、20時
間後に電位は急に卑な方向にシフトして、Znの析出電
位になりそれ以降変化しなくなった。この際にコンダク
タ−ロール全面にめっき金属が付着していた。またZn
の析出電位に到達後、暫くしてからコンダクタ−ロール
に付着したZnの剥離が認められた。Znの剥離は高電
流密度程短時間で発生した。更に50A/dm2でめっ
き作業をした場合は、表面電位は緩やかに隼な方向にシ
フトしてゆくが、次第に変化が緩やかになり結局Znの
析出電位になることは無かつた。この際にコンダクタ−
ロール全面にめっき金属が付着することは無かった。又
、コンダクタ−ロール表面からのZnの剥離も認められ
なかった。電位が急に卑な方向にシフトして、Znの析
出電位になりそれ以上変化しなくなる時点が、コンダク
タ−ロール全面にめっき金属が付着した時点であり、位
差記録装置8に電位が次第に変化していく状況が示され
るので、コンダクタ−ロール全面にめっき金属が付着し
た時点は、容易に判断することができる。
本実施例では硫酸浴による亜鉛めっきを施したが、めっ
き浴組成が変わっても、それに応じてコンダクタ−ロー
ル表面へ付着する金属の電位を測定することにより同様
の結果を得ることが出来る。
き浴組成が変わっても、それに応じてコンダクタ−ロー
ル表面へ付着する金属の電位を測定することにより同様
の結果を得ることが出来る。
[発明の効果]
この発明の方法によれば、電気めっき中に連続的にコン
ダクタ−ロールと参照電極との電位差の変化を測定して
、コンダクタ−ロールへのめっき金属の付着を検出出来
るので、コンダクタ−ロールに付着した金属を除去する
のに際して、その開始、終了の時期を的確に判断出来る
。従ってコンダクタ−ロールのめっき金属の除去をタイ
ミングよく出来る等優れた発明である。
ダクタ−ロールと参照電極との電位差の変化を測定して
、コンダクタ−ロールへのめっき金属の付着を検出出来
るので、コンダクタ−ロールに付着した金属を除去する
のに際して、その開始、終了の時期を的確に判断出来る
。従ってコンダクタ−ロールのめっき金属の除去をタイ
ミングよく出来る等優れた発明である。
第1図は本発明の方法に使用する装置の模式図、第2図
はこの発明の一実施例によるめっき時間とコンダクタ−
ロールの電位との関係を示す図、第3図は従来の水平型
電気亜鉛めっき装置の概略図、第4図、第5図は従来の
コンダクタ−ロールの付着金属の除去装置の概略図を示
す。 1・・・被めっき金属ストリップ、2・・・コンダクタ
−ロール、3・・・めっき液、4・・・バックアップロ
ール、5・・・絶縁カバー、6・・・電位測定用参照電
極、7・・・電位差測定装置、8・・・電位差記録装置
、14・・・めっき電極、16・・・電解槽。
はこの発明の一実施例によるめっき時間とコンダクタ−
ロールの電位との関係を示す図、第3図は従来の水平型
電気亜鉛めっき装置の概略図、第4図、第5図は従来の
コンダクタ−ロールの付着金属の除去装置の概略図を示
す。 1・・・被めっき金属ストリップ、2・・・コンダクタ
−ロール、3・・・めっき液、4・・・バックアップロ
ール、5・・・絶縁カバー、6・・・電位測定用参照電
極、7・・・電位差測定装置、8・・・電位差記録装置
、14・・・めっき電極、16・・・電解槽。
Claims (1)
- めっき液にコンダクターロールの一部を接触させて、電
気めつきを行うにあたり、前記コンダクターロールに近
接して、めっき液にコンダクターロールの電位測定用参
照電極を設置し、コンダクターロールと参照電極との電
位差を連続的に測定し、その電位差の測定値の変化から
コンダクターロールへ付着するめっき金属を検出するこ
とを特徴とするコンダクターロールの付着金属の検出方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30393887A JPH01147089A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | コンダクターロールの付着金属の検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30393887A JPH01147089A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | コンダクターロールの付着金属の検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01147089A true JPH01147089A (ja) | 1989-06-08 |
JPH057472B2 JPH057472B2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=17927091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30393887A Granted JPH01147089A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | コンダクターロールの付着金属の検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01147089A (ja) |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP30393887A patent/JPH01147089A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057472B2 (ja) | 1993-01-28 |
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