JPH0114676Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0114676Y2 JPH0114676Y2 JP6736384U JP6736384U JPH0114676Y2 JP H0114676 Y2 JPH0114676 Y2 JP H0114676Y2 JP 6736384 U JP6736384 U JP 6736384U JP 6736384 U JP6736384 U JP 6736384U JP H0114676 Y2 JPH0114676 Y2 JP H0114676Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- weir
- inductor
- furnace
- impurities
- Prior art date
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- Expired
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 30
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 30
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 9
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 4
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、アルミニウム溶解炉あるいは保持
炉などのアルミニウム溶湯炉であつて、しかも炉
床の裏面に電磁撹拌器を備えた炉に関する。
炉などのアルミニウム溶湯炉であつて、しかも炉
床の裏面に電磁撹拌器を備えた炉に関する。
電磁撹拌器は溶湯との接触手段を持たないもの
で、リニアモーターの原理を応用し、誘導子(コ
イル)に三相交流を印加すると移動磁界が発生
し、この磁界により溶湯に起電力が発生して誘導
電流が流れる。この電流はコイルの磁界と作用
し、フレミングの左手の法則に従つて溶湯に推力
を誘起する。しかもその推力は水平方向成分と垂
直方向成分を持つものであつて、単に平面的にの
み流動されるものでなく、溶湯が斜め上方にも流
動され上下層の撹拌をも行なうものである。
で、リニアモーターの原理を応用し、誘導子(コ
イル)に三相交流を印加すると移動磁界が発生
し、この磁界により溶湯に起電力が発生して誘導
電流が流れる。この電流はコイルの磁界と作用
し、フレミングの左手の法則に従つて溶湯に推力
を誘起する。しかもその推力は水平方向成分と垂
直方向成分を持つものであつて、単に平面的にの
み流動されるものでなく、溶湯が斜め上方にも流
動され上下層の撹拌をも行なうものである。
上述の電磁撹拌器を取付けることにより炉内の
溶湯が極めて良好に撹拌され全体に均一化される
ものであるが、溶湯には不純物が含まれており、
前記の撹拌作用で不純物が一旦は浮遊するが再び
混入される問題が発生した。
溶湯が極めて良好に撹拌され全体に均一化される
ものであるが、溶湯には不純物が含まれており、
前記の撹拌作用で不純物が一旦は浮遊するが再び
混入される問題が発生した。
この考案は、上記電磁撹拌器によつて生じる問
題を解決するために工夫し開発したもので、撹拌
されても不純物を溶湯の表面層に確実に滞留され
るアルミニウム溶湯炉を提供することにある。
題を解決するために工夫し開発したもので、撹拌
されても不純物を溶湯の表面層に確実に滞留され
るアルミニウム溶湯炉を提供することにある。
炉床の裏面に電磁撹拌器の誘導子を備えたアル
ミニウム溶湯炉において、炉内の溶湯は誘導子に
よつて循環流動されるが、その流路の帰路におけ
る誘導子に至らない前部に、溶湯の表面層を流動
方向と直交する堰を設けると共に、堰の下部に通
孔を明けたものである。
ミニウム溶湯炉において、炉内の溶湯は誘導子に
よつて循環流動されるが、その流路の帰路におけ
る誘導子に至らない前部に、溶湯の表面層を流動
方向と直交する堰を設けると共に、堰の下部に通
孔を明けたものである。
溶湯が電磁撹拌器で撹拌されながら流動する間
に不純物が浮遊するが、その不純物が堰によつて
溶湯の表面に滞留する一方、下層の純粋な溶湯は
堰の下に設けた通孔を通じて流動されるものであ
る。尚、滞留した不純物は掻棒などで除去する。
に不純物が浮遊するが、その不純物が堰によつて
溶湯の表面に滞留する一方、下層の純粋な溶湯は
堰の下に設けた通孔を通じて流動されるものであ
る。尚、滞留した不純物は掻棒などで除去する。
この考案を具体的に説明すると、第1図乃至第
3図に示す炉体1はアルミニウム溶解炉であつ
て、炉体1の壁に材料投入口2、バーナー口3、
不純物の取出し口4及び溶湯吐出口(図示せず)
が設けてあり、炉床5の裏面に中央部より一方の
側壁寄りに片寄せて電磁撹拌器の誘導子6が取付
けてある。また炉床5の上面中央部に凸条7を誘
導子6と平行に設けたもので、この凸条7によつ
て誘導子6による溶湯の循環流動に小渦巻きの発
生を防止し、大きな循環流を起こすものである。
3図に示す炉体1はアルミニウム溶解炉であつ
て、炉体1の壁に材料投入口2、バーナー口3、
不純物の取出し口4及び溶湯吐出口(図示せず)
が設けてあり、炉床5の裏面に中央部より一方の
側壁寄りに片寄せて電磁撹拌器の誘導子6が取付
けてある。また炉床5の上面中央部に凸条7を誘
導子6と平行に設けたもので、この凸条7によつ
て誘導子6による溶湯の循環流動に小渦巻きの発
生を防止し、大きな循環流を起こすものである。
以上の炉体1において、溶湯の循環流動のうち
誘導子6上に戻る帰路で誘導子6に至らない手前
に、堰8を流動方向と直交し溶湯の表面層を仕切
るように設けたもので、堰8は第3図図示の如く
炉床5より側壁に沿つて起立した板体よりなり、
その板体の下部に溶湯の通孔9を明けたものであ
る。また、前記の不純物取出し口4は堰8に近い
側壁に明けられるものである。
誘導子6上に戻る帰路で誘導子6に至らない手前
に、堰8を流動方向と直交し溶湯の表面層を仕切
るように設けたもので、堰8は第3図図示の如く
炉床5より側壁に沿つて起立した板体よりなり、
その板体の下部に溶湯の通孔9を明けたものであ
る。また、前記の不純物取出し口4は堰8に近い
側壁に明けられるものである。
以上のように堰8が設けてあるため、溶湯の循
環流動中に浮き上がつた不純物は堰8によつてせ
き止められ、堰8の下部には通孔9が開設してあ
つて、下層の純粋な溶湯はこの通孔9を潜つて流
動するから、堰8より取出し口4に亘つて不純物
が順次滞留される。そこで適量の不純物が溜つた
ところで掻棒(図示せず)で取出し口4より除去
するものである。
環流動中に浮き上がつた不純物は堰8によつてせ
き止められ、堰8の下部には通孔9が開設してあ
つて、下層の純粋な溶湯はこの通孔9を潜つて流
動するから、堰8より取出し口4に亘つて不純物
が順次滞留される。そこで適量の不純物が溜つた
ところで掻棒(図示せず)で取出し口4より除去
するものである。
〔考案の効果〕
この考案によるアルミニウム溶湯炉は、電磁撹
拌器を備えた炉体内に堰を溶湯の帰路で誘導子に
至る手前に設けたもので、この堰により不純物取
出し口に亘つて浮遊した不純物が滞留され、しか
も下層の不純物を取り除かれた純粋な溶湯が、堰
の下部に設けた通孔より流動するものであるか
ら、浮遊する不純物の再度の巻き込みが防止さ
れ、純度の高い溶湯として産出できるものであ
る。また不純物を所定箇所に集中して滞留するこ
とが出来るので、その排出操作が容易になるもの
である。
拌器を備えた炉体内に堰を溶湯の帰路で誘導子に
至る手前に設けたもので、この堰により不純物取
出し口に亘つて浮遊した不純物が滞留され、しか
も下層の不純物を取り除かれた純粋な溶湯が、堰
の下部に設けた通孔より流動するものであるか
ら、浮遊する不純物の再度の巻き込みが防止さ
れ、純度の高い溶湯として産出できるものであ
る。また不純物を所定箇所に集中して滞留するこ
とが出来るので、その排出操作が容易になるもの
である。
図面はこの考案によるアルミニウム溶湯炉を示
し、第1図は正面より見た断面図、第2図は平面
より見た断面図、第3図は側面より見た断面図で
ある。 1……炉体、4……不純物取出し口、5……炉
床、6……誘導子、7……凸条、8……堰、9…
…通孔。
し、第1図は正面より見た断面図、第2図は平面
より見た断面図、第3図は側面より見た断面図で
ある。 1……炉体、4……不純物取出し口、5……炉
床、6……誘導子、7……凸条、8……堰、9…
…通孔。
Claims (1)
- 炉床5の裏面に電磁撹拌器の誘導子6を備えた
アルミニウム溶解炉あるいは保持炉などの溶湯炉
において、前記誘導子6によつて生じる溶湯の循
環流路のうち帰路で誘導子6上に至る前部に、流
動方向に対し直交して溶湯の表面層を仕切る堰8
を設けると共に、堰8の下部に通孔9が明けてあ
ることを特徴とするアルミニウム溶湯炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6736384U JPS60178793U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | アルミニウム溶湯炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6736384U JPS60178793U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | アルミニウム溶湯炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60178793U JPS60178793U (ja) | 1985-11-27 |
JPH0114676Y2 true JPH0114676Y2 (ja) | 1989-04-28 |
Family
ID=30601116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6736384U Granted JPS60178793U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | アルミニウム溶湯炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60178793U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007971A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Miyamoto Kogyosho Co Ltd | 溶解炉 |
-
1984
- 1984-05-08 JP JP6736384U patent/JPS60178793U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60178793U (ja) | 1985-11-27 |
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