JPH01146065A - 梁、柱筋組付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は垂直な複数の柱筋よりなる既設の柱に、水平な
複数の梁筋よりなる梁を組み付ける方法に関する。

（従来技術） 従来より複数の垂直な柱筋よりなる柱に、地上組みした
梁を組み付ける場合には、梁をクレーン等で吊り上げ、
柱に対応する位置で降ろすことにより各梁筋を柱筋間の
所定位置に挿入している。

ところがこの挿入組付作業において、たとえ梁を正確に
位置合わせしていても、梁筋間あるいは柱筋間の間隔の
誤差等により、一部の梁筋が柱筋に当接してしまい、従
って作業者がその当接した箇所を修正しながら上記作業
を行わなければならず、挿入組付作業に手間がかかる。

（発明の目的） 本発明の目的は、既設の柱に対する梁の組付作業の能率
の向上及び省力化を図ることである。

（目的を達成するための技術的手段） 上記目的を達成するために本発明は、垂直な複数の柱筋
よりなる既設の柱に、水平な複数の梁筋よりなる梁を組
み付ける方法において、柱筋の上端部に、上方に行くに
従い細くなる先細テーパー状のガイドキャップを抜差自
在に被せ、梁の各梁筋を上方から柱筋間に挿入するよう
にしている。

（実施例） 第１図において、既設の柱１は地上あるいは各階のフロ
ア−Ｆに互いに一定間隔を隔てて設けられており、複数
の垂直な柱筋Ｔより構成されている。柱１の外周には例
えば帯板状のフープＴａが巻き付けられている。

梁２は複数の水平な梁筋Ｓより構成されており、例えば
スターラップＳａが巻き付けられ溶着されている。

第３図に示す梁２の断面図において、梁２を構成する各
梁筋（中吊り筋等も含む）Ｓは全体として縦長の矩形状
に配置されている。即ち上端と下端には左右方向に等間
隔を隔てて４本ずっ梁筋Ｓが配置され、上端梁筋Ｓより
下方へ間隔Ｄｉを隔てた位置及び下端梁筋Ｓより上方へ
間隔Ｄ２を隔てた位置にはそれぞれ中間の梁筋Ｓが３本
ずつ配置されている。左端の縦列４本の梁筋Ｓは同一垂
直面に揃えられ、左端から２番目の縦列は上端と下端の
梁筋Ｓのみであってこれも同一垂直面上に揃えられ、左
端から３番目の縦列４本の梁筋Ｓ並びに右端の縦列４本
の梁筋Ｓもそれぞれ同一垂直面に揃えられている。

第５図に示す柱１の断面図において、柱１を構成する柱
筋Ｔは全体として前後方向に少し長い矩形状に配置され
ており、左右端にはそれぞれ前後方向に間隔を隔てて４
本の柱筋Ｔが配置され、左右方向の中間部分には前後に
それぞれ２個ずつの柱筋Ｔが配置されている。また右端
の前後方向列４本の柱筋Ｔと、右端から２番目の前後方
向列２本の柱筋Ｔ及び右端から３番目の前後方向列２本
の柱筋Ｔは、第５図のようにそれぞれ梁筋Ｓに接する位
置に配置されている。例えば右端の柱筋Ｔと右端から３
番目の柱筋Ｔの間隔Ｗが梁２の左右幅に略一致し、右端
から２番目の柱筋Ｔは右端から２番目の梁筋Ｓの左縁に
当接する位置に配置されている。

第６図は組付時に使用するガイドキャブ１０の断面図を
示しており、この第６図において、キャップ１０は下半
部が柱筋Ｔに嵌合しうる筒部１１に形成されており、上
半部が上方に行くに従い小径となる先細テーパー状の円
錐部１２に形成されている。モして柱筋Ｔの上端部に仮
想線のように上方から抜差自在に被せることができ、ま
たキャップ１０内の段部１１ａが柱筋Ｔの上端縁に当接
するようになっている。

組付方法を説明する。

（１）まず組み付ける前において、例えば第５図の左端
列の４つの柱筋Ｔを除いた残り３列の各柱筋Ｔ（合計８
本）の上端部にそれぞれ第６図のようにガイドキャップ
１０を上方から被せておく。

（２）次に第１図のように梁２をクレーンで吊り下げて
柱１の上方に移動させ、概ね水平状態でゆっくりと下降
させる。下降途中においては第３図のように各梁筋Ｓが
所定の柱筋間に位置するように調節し、そして各梁筋Ｓ
を所定の柱筋間へと挿入する。この時多少梁筋Ｓの位置
及び間隔がずれていても、柱筋上端のがイドキャップ１
０のガイド作用により、全ての端部Ｓを略同時に所定の
柱筋間の位置にスムーズに挿入することができる。

（２）挿入後は例えば第２図のように仮置き台１５の上
に梁２を仮置きし、各キャップ１０を抜き、そして梁２
と柱１の交叉部分を溶接などにより結合する。

（３）シかる後にコンクリート用仮枠等をセットしてコ
ンクリートで固める。

（４）キャップ１０は何回も使用することができる。

以上説明したように本発明によると： （１）各柱筋Ｔの上端部に、上方に行くに従い細くなる
先細テーパー状のガイドキャップ１０を被せておき、そ
の状態で上方から梁２の各梁筋Ｓを柱筋１間の所定位置
に挿入するので、梁筋Ｓの位置あるいは間隔が所定位置
等から多少ずれていても、キャップ１０に梁筋Ｓがガイ
ドされることにより、柱筋Ｔの頭部に引っ掛かることな
く、スムーズに梁筋全部を所定の柱筋間の位置に挿入す
ることができる。

即ち柱１への梁２の挿入組付作業が能率良くスムーズに
行え、省力化も達成できる。

（２）抜差自在なガイドキャップ１０を利用しているの
で、ガイドキャップ１０を何回も再使用でき、コストの
節約になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法による組付前の状態を示す柱及び
梁の側面図、第２図は組付時の状態を示す柱及び梁の側
面図、第３図は第１図の■−■断面拡大図、第４図は第
２図のＩＶ−ＩＶ断面拡大図、第５図は第２図のｖ−■
断面拡大図、第６図はガイドキャブの拡大断面図である
。１・・・柱、２・・・梁、１０・・・ガイドキャップ
、Ｓ・・・梁筋、Ｔ・・・柱筋特許出願人　　大末建設
株式会社 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 垂直な複数の柱筋よりなる既設の柱に、水平な複数の梁
   筋よりなる梁を組み付ける方法において、柱筋の上端部
   に、上方に行くに従い細くなる先細テーパー状のガイド
   キャップを抜差自在に被せ、梁の各梁筋を上方から柱筋
   間の所定位置に挿入することを特徴とする梁、柱筋組付
   方法。