JPH0114343Y2 - - Google Patents

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JPH0114343Y2
JPH0114343Y2 JP14415880U JP14415880U JPH0114343Y2 JP H0114343 Y2 JPH0114343 Y2 JP H0114343Y2 JP 14415880 U JP14415880 U JP 14415880U JP 14415880 U JP14415880 U JP 14415880U JP H0114343 Y2 JPH0114343 Y2 JP H0114343Y2
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pipe
ring
cooling
heating
bent
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は薄肉パイプ曲げ用加熱装置に関するも
のである。
第1図は従来一般に高周波パイプベンダーと呼
ばれている装置の概略図である。この装置におい
てパイプを曲げる場合について説明すると、駆動
台車1に塔載されたパイプ2の曲げ部に、加熱リ
ング3と冷却リング4とを、図のように並べてセ
ツトしたのち、加熱リング3の高周波誘導加熱に
よつてパイプ2を加熱し、2個の支点ローラ5,
6及び油圧シリンダ7に結合された押しローラ8
によつてパイプ2を任意の曲率及び角度に曲げる
ようにしたものである。
パイプの加熱部は、曲げ加工と並行して冷却リ
ング4から噴射される冷却水によつて水冷され、
また加熱リング3自体も水冷されるようになつて
いる。なお、図中9はサーボ弁、10は増幅器、
11は差動トランス、12は検出棒である。
第2図は加熱リングと冷却用リングとが並行に
組合わされた従来の高周波加熱リングの側面図、
第3図は第2図のA〜A矢視図である。図におい
て13は銅板製の2個の本体で、互に絶縁材14
を挾んで相対している。15は互に連接された4
個からなる環状の加熱リングで、互に円周方向に
並行に配列され、端部はそれぞれ前記本体13に
接続されている。なお、角筒状の内部には冷却用
カプラ15a,15bを介して冷却水が通流する
ようになつている。
16は互に連接された4個からなる環状の冷却
リングで、前記加熱リング15のように互に円周
方向に並行に配列され、端部はそれぞれ冷却用カ
プラ16a,16bにて接合されている。なお、
角筒状の内部は冷却水が通流し、しかも冷却水は
内側に設けた複数個の噴射孔から曲げ加工される
パイプに向けて噴射されるようになつている。ま
た前記加熱リング15、冷却リング16はいずれ
も銅板によつて成形されている。
17は前記本体13を所定位置に固定させるた
めのボルト、18は固定板、19は前記加熱リン
グ15を固定させるためのボルト、20は前記冷
却リング16を固定させるためのボルト、21は
前記加熱リング15と冷却リング16とを合せる
ための合せ板を示す。
しかしながら第1〜3図に示されるような前記
従来の高周波加熱リングによつて、薄肉パイプを
曲げ加工する場合には、次のような欠点があつ
た。即ち、加熱リングと冷却リングとが分離して
いるため、加熱幅が広くなり、熱エネルギーの消
耗が大になつて不経済であつた。また前記のよう
に加熱幅2aが広くなると、第4図に示されるよ
うに、曲げ加工されたパイプ2の腹側にしわ22
が生じてパイプの商品価値が低下する欠点があつ
た。なお、第4図の23は冷却水の噴射孔であ
る。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、リング状をなす筒体の内部に冷却
水が供給され、かつ内側に向つて冷却水を噴射す
るための、曲げ加工されるパイプの曲り部の背部
に向け軸心方向に対し約10゜、腹部に向け約45゜の
噴射角度をもつた複数の噴射孔が形成された冷却
リングと、同冷却リングの外周に一体化して同心
的に設けられ一端部が高周波電源に接続され内部
に冷却水を通流させる加熱リングとを備えること
により、曲げ加工されたパイプの腹側にしわが生
じるような欠点はなく、商品価値の高いパイプが
得られるパイプの曲げ加工が出来る薄肉パイプ曲
げ用加熱装置を提供せんとするものである。
以下図面の実施例について本考案を説明する
と、第5図〜10図は本考案装置の実施例を示す
ものである。図において24,24は銅板で出来
た2本の本体で、絶縁体25を挾んで相対し、そ
の一端部は図示されない高周波電源に接続されて
いる。26は銅板によつて環状に成形された筒体
の加熱リングで、冷却用カプラ26a,26bを
備えており、両端部はそれぞれ前記本体24の他
端部に接合されている。
27は銅板によつて環状に成形された筒体の冷
却リングで、前記加熱リング26の内周部に同心
的に配設されており、その両端部は前記本体24
の外側に設置され、しかも冷却用カプラ27a,
27bを具備する冷却用パイプ28にそれぞれ接
合されている。更に冷却リング27の内周面には
被加工パイプの曲げ位置によつて水の噴射角度が
異なる複数の噴射孔が設けられている。
29は本体24を所定位置に固定させるための
ボルト、30は前記本体24同志を互い固定させ
るための固定板、31は前記冷却用パイプ28を
締付けるためのバンド、各矢印は冷却水の流れ方
向を示す。
また第7図における32は冷却リング27に設
けられ、内側に向つて冷却水を噴射するための噴
射孔で、曲げ加工されるパイプ33の曲り部の背
部は、軸心方向に対し約10゜の噴射角度を有し、
腹部は約45゜の噴射角度を備えている。なお、第
7図、第8図の34は加熱幅である。
次に作用を説明すると、第5図及び第6図に示
されるような加熱リング26を、冷却リング27
とともに第7図に示されるように被加工パイプ3
3の外周にセツトしたのち、前記加熱リング26
に冷却用カプラ26a,26bを介して冷却水を
通流させながら高周波電流を流すと、前記被加工
パイプ33は誘導加熱される。
加熱された被加工パイプ33は、第1図に示さ
れるような曲げ機構によつて曲げられるととも
に、冷却リング27の内部を通流し、かつ噴射孔
32より噴射される冷却水によつて冷却されて、
第8図に示されるように曲げ加工されたパイプの
腹部にしわも発生せず、商品価値の高いパイプが
得られる曲げ加工が行なわれる。
さて第7図においてパイプ33の曲げ中心側
(腹側)は、45゜の噴射角度で冷却水が噴射され、
外側(背側)は10゜で噴射されているので、加熱
幅は腹側の方が広くなつているが、曲げが開始さ
れると第8図のように均一な幅となる。従つて第
4図に示す従来装置に比べ加熱幅がせまくなり、
かつ内側から外側にわたつて均一な加熱幅が得ら
れる。
次に第9図において、左側が前記腹側で、右側
が背側である。図に示すように噴射ノズル32の
噴射角度は、円周上で上下10゜づつ背側の部分ま
で(合計200゜の範囲まで)45゜とし、背側の残り
160゜の範囲のノズル噴射角を10゜とすれば、良好
な冷却が得られることが確認されている。また第
5図に示すように冷却用パイプ28を本体24に
固定しているので、本体24も冷却されるように
なつている。
以上詳細に説明した如く本考案は、内側に向つ
て冷却水を噴射するための、曲げ加工されるパイ
プの曲り部の背部に向け軸心方向に対し約10゜、
腹部に向け約45゜の噴射角度をもつた噴射孔が形
成された冷却リングの外周に、一端部が高周波電
源に接続され内部に冷却水を通流させる加熱リン
グを設け、両リングを一体化して同心的に配置し
たので、パイプの加熱幅が狭く、かつ均一とな
り、熱エネルギーが有効に利用できる。このよう
にパイプの加熱幅が狭くなつたことにより、薄肉
パイプの曲げ加工が可能となり、曲げ加工された
パイプの腹部にしわが生じるような欠点はなく、
商品価値の高いパイプの曲げ加工を容易に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な高周波パイプベンダーにより
パイプの曲げ加工を行なつている状態を示す説明
図、第2図は従来の高周波加熱リングの1例を示
す側面図、第3図は第2図のA〜A矢視図、第4
図は従来のパイプベンダーにより曲げ加工された
パイプのしわの状態を示す説明図、第5図は本考
案の実施例を示す薄肉パイプ曲げ用加熱装置の側
面図、第6図は第5図のB〜B矢視図、第7図及
び第8図は第5図及び第6図の装置によるパイプ
の曲げ加工状態を示す説明図、第9図は第6図に
おいて冷却水の流れる状態を詳細に示す説明図、
第10図は第5図における要部の拡大断面図であ
る。 図の主要部分の説明、26……加熱リング、2
7……冷却リング、28……冷却用パイプ、32
……噴射孔、33……曲げ加工されるパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リング状をなす筒体の内部に冷却水が供給さ
    れ、かつ内側に向かつて冷却水を噴射するため
    の、曲げ加工されるパイプの曲り部の背部に向け
    軸心方向に対し約10゜、腹部に向け約45゜の噴射角
    度をもつた複数の噴射孔が形成された冷却リング
    と、同冷却リングの外周に一体化して同心的に設
    けられ、一端部が高周波電源に接続され内部に冷
    却水を通流させる加熱リングとよりなることを特
    徴とする薄肉パイプ曲げ用加熱装置。
JP14415880U 1980-10-09 1980-10-09 Expired JPH0114343Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14415880U JPH0114343Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

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JP14415880U JPH0114343Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

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Publication Number Publication Date
JPS5770721U JPS5770721U (ja) 1982-04-28
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JP14415880U Expired JPH0114343Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

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JPS5770721U (ja) 1982-04-28

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