JPH0114043B2 - - Google Patents
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- JPH0114043B2 JPH0114043B2 JP57109950A JP10995082A JPH0114043B2 JP H0114043 B2 JPH0114043 B2 JP H0114043B2 JP 57109950 A JP57109950 A JP 57109950A JP 10995082 A JP10995082 A JP 10995082A JP H0114043 B2 JPH0114043 B2 JP H0114043B2
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- JP
- Japan
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- carcass cord
- layer
- cord layer
- tire
- reinforcing
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/28—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers characterised by the belt or breaker dimensions or curvature relative to carcass
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は空気入りタイヤに関し、さらに詳しく
は、高速耐久性、操縦安定性を向上すると共に、
特に低内圧走行時における耐久性を著しく向上せ
しめ得るようにした乗用車用の空気入りタイヤに
関するものである。
は、高速耐久性、操縦安定性を向上すると共に、
特に低内圧走行時における耐久性を著しく向上せ
しめ得るようにした乗用車用の空気入りタイヤに
関するものである。
従来の乗用車用ラジアルタイヤは一般に、トレ
ツドとカーカスコード層との間に、タイヤ周方向
に対する補強コードの角度が15゜〜30゜で相互に交
差する少なくとも2層のベルト補強層を積層配置
する一方、前記カーカスコード層の補強コードは
タイヤ周方向に対し略90゜をなすような構成とな
つている。この種のラジアルタイヤは、バイアス
タイヤと比較して、上記ベルト補強層の効果によ
り制動性能、低燃費性、耐摩耗性などに優れてい
る。
ツドとカーカスコード層との間に、タイヤ周方向
に対する補強コードの角度が15゜〜30゜で相互に交
差する少なくとも2層のベルト補強層を積層配置
する一方、前記カーカスコード層の補強コードは
タイヤ周方向に対し略90゜をなすような構成とな
つている。この種のラジアルタイヤは、バイアス
タイヤと比較して、上記ベルト補強層の効果によ
り制動性能、低燃費性、耐摩耗性などに優れてい
る。
しかしながら高速道路網の完備に伴なつて、最
近では乗用車用タイヤに、より高い高速耐久性と
操縦安定性が要求されるようになり、この要求に
応えるべく、カーカスコード層を上下2層積層す
ると共に、この上側のカーカスコード層と下側の
カーカスコード層を構成する補強コードを、タイ
ヤ子午断面方向に相互に交差せしめて配列したラ
ジアルタイヤが提案されている。
近では乗用車用タイヤに、より高い高速耐久性と
操縦安定性が要求されるようになり、この要求に
応えるべく、カーカスコード層を上下2層積層す
ると共に、この上側のカーカスコード層と下側の
カーカスコード層を構成する補強コードを、タイ
ヤ子午断面方向に相互に交差せしめて配列したラ
ジアルタイヤが提案されている。
ところが上述したように、上下各カーカスコー
ド層の補強コードを、タイヤ子午断面方向に対し
て対称相互に交差せしめて配列すると、成型・加
硫工程において、上側のカーカスコード層の補強
コードに加わる緊張と、下側のカーカスコード層
の補強コードに加わる緊張との差が大きくなり、
特に低内圧走行時において上下各カーカスコード
層の補強コードが圧縮により切断するという問題
があつた。
ド層の補強コードを、タイヤ子午断面方向に対し
て対称相互に交差せしめて配列すると、成型・加
硫工程において、上側のカーカスコード層の補強
コードに加わる緊張と、下側のカーカスコード層
の補強コードに加わる緊張との差が大きくなり、
特に低内圧走行時において上下各カーカスコード
層の補強コードが圧縮により切断するという問題
があつた。
従つて本発明の目的は、上述のような問題を解
消し、高速耐久性、操縦安定性を向上すると共
に、特に低内圧走行時における耐久性を大幅に改
善した乗用車用の空気入りタイヤを提供すること
にある。
消し、高速耐久性、操縦安定性を向上すると共
に、特に低内圧走行時における耐久性を大幅に改
善した乗用車用の空気入りタイヤを提供すること
にある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤ
は、トレツドとカーカスコード層との間に、ベル
ト補強層を積層配置した空気入りタイヤにおい
て、前記カーカスコード層を上下2層に積層され
たカーカスコード層で構成し、その上側カーカス
コード層と下側カーカスコード層を構成する補強
コードをタイヤ周方向に対して60゜〜80゜で相互に
交差せしめると共に、タイヤ子午断面方向に対し
て実質的に対称に配列し、さらに下側カーカスコ
ード層の50mm当りのトータルデニール(TDD)
を上側カーカスコード層の50mm当りのトータルデ
ニール(TDU)の1.2〜1.4倍としたことを特徴と
するものである。
は、トレツドとカーカスコード層との間に、ベル
ト補強層を積層配置した空気入りタイヤにおい
て、前記カーカスコード層を上下2層に積層され
たカーカスコード層で構成し、その上側カーカス
コード層と下側カーカスコード層を構成する補強
コードをタイヤ周方向に対して60゜〜80゜で相互に
交差せしめると共に、タイヤ子午断面方向に対し
て実質的に対称に配列し、さらに下側カーカスコ
ード層の50mm当りのトータルデニール(TDD)
を上側カーカスコード層の50mm当りのトータルデ
ニール(TDU)の1.2〜1.4倍としたことを特徴と
するものである。
以下本発明を図に示す実施例により具体的に説
明する。
明する。
第1図は本発明の実施例からなる空気入りタイ
ヤの半断面斜視図、第2図は同タイヤのベルト補
強層及びカーカスコード層の平面視展開説明図、
第3図は同じく他の実施例による平面視展開説明
図である。
ヤの半断面斜視図、第2図は同タイヤのベルト補
強層及びカーカスコード層の平面視展開説明図、
第3図は同じく他の実施例による平面視展開説明
図である。
第1図〜第3図において、1はトレツド、2は
このトレツド1の両側にそれぞれ延長するように
設けられるサイドウオール、3はこのサイドウオ
ールの下端部に周方向に沿つて埋設されるビード
ワイヤである。この両端部におけるビードワイヤ
3をそれぞれ包込み、サイドウオール2およびト
レツド1の内側面に沿うようにしてカーカスコー
ド層4が設けられており、さらにこのカーカスコ
ード層4とトレツド1との間にスチールコードか
らなるベルト補強層5が介在するように設けられ
ている。カーカスコード層4は上側のカーカスコ
ード層4uと下側のカーカスコード層4dとの2
層積層構造からなつており、またベルト補強層5
も上側のベルト補強層5uと下側のベルト補強層
5dとの2層積層構造からなつている。
このトレツド1の両側にそれぞれ延長するように
設けられるサイドウオール、3はこのサイドウオ
ールの下端部に周方向に沿つて埋設されるビード
ワイヤである。この両端部におけるビードワイヤ
3をそれぞれ包込み、サイドウオール2およびト
レツド1の内側面に沿うようにしてカーカスコー
ド層4が設けられており、さらにこのカーカスコ
ード層4とトレツド1との間にスチールコードか
らなるベルト補強層5が介在するように設けられ
ている。カーカスコード層4は上側のカーカスコ
ード層4uと下側のカーカスコード層4dとの2
層積層構造からなつており、またベルト補強層5
も上側のベルト補強層5uと下側のベルト補強層
5dとの2層積層構造からなつている。
ベルト補強層5を構成する2層のうち、上側及
び下側のベルト補強層5u,5dはその補強コー
ドのタイヤ周方向E,E′に対する角度が15゜〜30゜
で互に交差するような関係に配置されている。こ
のベルト補強層5における補強コードの構成は、
従来のラジアルタイヤに用いられている構成と同
じである。
び下側のベルト補強層5u,5dはその補強コー
ドのタイヤ周方向E,E′に対する角度が15゜〜30゜
で互に交差するような関係に配置されている。こ
のベルト補強層5における補強コードの構成は、
従来のラジアルタイヤに用いられている構成と同
じである。
前述したカーカスコード層4を構成する補強コ
ードの角度は、タイヤの高速耐久性と操縦安定性
を向上させる上で重要な構成要素であり、本発明
においては、上側のカーカスコード層4uと下側
のカーカスコード層4dを構成する補強コードの
タイヤ周方向に対する角度θ2およびθ1を60゜〜80゜
で相互に交差せしめると共に、タイヤ子午断面方
向に対して実質的に対称に配列してある。
ードの角度は、タイヤの高速耐久性と操縦安定性
を向上させる上で重要な構成要素であり、本発明
においては、上側のカーカスコード層4uと下側
のカーカスコード層4dを構成する補強コードの
タイヤ周方向に対する角度θ2およびθ1を60゜〜80゜
で相互に交差せしめると共に、タイヤ子午断面方
向に対して実質的に対称に配列してある。
ここで上述した「タイヤの子午断面方向に対し
て実質的に対称」とは、前記上側のカーカスコー
ド層5uの補強コードのタイヤ周方向に対する角
度θ2を、下側のカーカスコード層5dの補強コー
ドのタイヤ周方向に対する角度θ1と同じ方向から
測つた角度をθ2′とした時、この上側のカーカス
コード層5uの補強コードのタイヤ周方向に対す
る角度θ2′と、下側のカーカスコード層5dの補
強コードのタイヤ周方向に対する角度θ1との平均
角度η=1/2(θ1+θ2′)が90゜±4゜以内である
こと を意味している。
て実質的に対称」とは、前記上側のカーカスコー
ド層5uの補強コードのタイヤ周方向に対する角
度θ2を、下側のカーカスコード層5dの補強コー
ドのタイヤ周方向に対する角度θ1と同じ方向から
測つた角度をθ2′とした時、この上側のカーカス
コード層5uの補強コードのタイヤ周方向に対す
る角度θ2′と、下側のカーカスコード層5dの補
強コードのタイヤ周方向に対する角度θ1との平均
角度η=1/2(θ1+θ2′)が90゜±4゜以内である
こと を意味している。
本発明は上述したように、上側のカーカスコー
ド層5uと下側のカーカスコード層5dを構成す
る補強コードを、タイヤ周方向に対して60゜〜80゜
で相互に交差せしめると共に、タイヤ子午断面方
向に対して実質的に対称に配列したから、上下2
層のカーカスコード層の各補強コードをタイヤ周
方向に対してそれぞれ90゜で、すなわち各補強コ
ードを平行にタイヤ子午断面方向に配列したいわ
ゆる従来のラジアルタイヤと比較して、カーカス
部分の剛性を向上することができ、良好な操縦安
定性を得ることができる一方、高速走行時におけ
るサイドウオール上部のせり上り現象を有効に阻
止できて高速耐久性を向上せしめることができ
る。
ド層5uと下側のカーカスコード層5dを構成す
る補強コードを、タイヤ周方向に対して60゜〜80゜
で相互に交差せしめると共に、タイヤ子午断面方
向に対して実質的に対称に配列したから、上下2
層のカーカスコード層の各補強コードをタイヤ周
方向に対してそれぞれ90゜で、すなわち各補強コ
ードを平行にタイヤ子午断面方向に配列したいわ
ゆる従来のラジアルタイヤと比較して、カーカス
部分の剛性を向上することができ、良好な操縦安
定性を得ることができる一方、高速走行時におけ
るサイドウオール上部のせり上り現象を有効に阻
止できて高速耐久性を向上せしめることができ
る。
しかしながら上下各カーカスコード層5u,5
dの補強コードのタイヤ周方向に対する角度が、
60゜未満では荷重耐久性が低下して好ましくない。
また80゜を越えると前述した操縦安定性及び高速
耐久性が低下するので好ましくない。
dの補強コードのタイヤ周方向に対する角度が、
60゜未満では荷重耐久性が低下して好ましくない。
また80゜を越えると前述した操縦安定性及び高速
耐久性が低下するので好ましくない。
また本発明は、前記下側のカーカスコード層4
dの50m/m当りのトータルデニール(TDD)
を、前記上側のカーカスコード層4uの50m/m
当りのトータルデニール(TDU)の1.2〜1.4倍と
したから、成型・加硫工程において、上側のカー
カスコード層4uの補強コードに加わる緊張と、
下側のカーカスコード層4dの補強コードに加わ
る緊張の差を小さくできて、例え著しい低内圧走
行に於ても良好な耐久性を享受することができ
る。
dの50m/m当りのトータルデニール(TDD)
を、前記上側のカーカスコード層4uの50m/m
当りのトータルデニール(TDU)の1.2〜1.4倍と
したから、成型・加硫工程において、上側のカー
カスコード層4uの補強コードに加わる緊張と、
下側のカーカスコード層4dの補強コードに加わ
る緊張の差を小さくできて、例え著しい低内圧走
行に於ても良好な耐久性を享受することができ
る。
しかしながら、上記TDD/TDUの値が1.2倍未
満では下側のカーカスコード層4dの補強コード
が上側のカーカスコード層4uの補強コードに沿
つて損傷を受け、また1.4倍以上では逆に上側の
カーカスコード層4uの補強コードが下側のカー
カスコード層4dの補強コードに沿つて損傷を受
けてしまう。
満では下側のカーカスコード層4dの補強コード
が上側のカーカスコード層4uの補強コードに沿
つて損傷を受け、また1.4倍以上では逆に上側の
カーカスコード層4uの補強コードが下側のカー
カスコード層4dの補強コードに沿つて損傷を受
けてしまう。
なお下側のカーカスコード層4dの50m/m当
りのトータルデニール(TDD)は、 TDD=下側のカーカスコード層の素線のデニール数×
素線本数×50m/m当りのコード本数 であり、 また上側のカーカスコード層4uの50m/m当
りのトータルデニール(TDU)は、 TDU=上側のカーカスコード層の素線のデニール数×
素線本数×50m/m当りのコード本数 である。そしてこれらはベルト補強層中央(タイ
ヤ赤道面)位置でしかもカーカスコード層の上下
層とも同位置で測定し、また上記50m/m当りの
コード本数はコード方向に直角に測定する。
りのトータルデニール(TDD)は、 TDD=下側のカーカスコード層の素線のデニール数×
素線本数×50m/m当りのコード本数 であり、 また上側のカーカスコード層4uの50m/m当
りのトータルデニール(TDU)は、 TDU=上側のカーカスコード層の素線のデニール数×
素線本数×50m/m当りのコード本数 である。そしてこれらはベルト補強層中央(タイ
ヤ赤道面)位置でしかもカーカスコード層の上下
層とも同位置で測定し、また上記50m/m当りの
コード本数はコード方向に直角に測定する。
なお、上述した実施例では、ベルト補強層5は
スチールコードからなる2層積層のものについて
説明したが、一層がスチールコードのベルト補強
層であり、他の一層が商表名“ケブラー”と称さ
れている芳香族ポリアミド繊維コードのベルト補
強層にするものとか、あるいは2層ともテキスタ
イルコードのベルト補強層とするものなど、従来
一般に適用されているものが使用できる。当然ベ
ルト補強層の端部を内側へ折曲げるようなもので
あつてもよい。また、従来必要により上記2層の
ほかに付加的に他のテキスタイルコードのベルト
補強層を加えていたようなものでも適用が可能で
ある。
スチールコードからなる2層積層のものについて
説明したが、一層がスチールコードのベルト補強
層であり、他の一層が商表名“ケブラー”と称さ
れている芳香族ポリアミド繊維コードのベルト補
強層にするものとか、あるいは2層ともテキスタ
イルコードのベルト補強層とするものなど、従来
一般に適用されているものが使用できる。当然ベ
ルト補強層の端部を内側へ折曲げるようなもので
あつてもよい。また、従来必要により上記2層の
ほかに付加的に他のテキスタイルコードのベルト
補強層を加えていたようなものでも適用が可能で
ある。
また各カーカスコード層のコードはナイロン、
レイヨン、ポリエステル、芳香族ポリアミド繊維
コード等から構成されている。
レイヨン、ポリエステル、芳香族ポリアミド繊維
コード等から構成されている。
なお図中6はビードフイラーである。
以下に、具体的な実験例によりさらに詳細を説
明する。
明する。
TDD/TDUを0.8〜1.8まで変化させた下記仕
様の空気入りタイヤにつき、直径を1707m/mの
ドラムから室内ドラム試験機により、低内圧走行
時の荷重耐久性を測定した。
様の空気入りタイヤにつき、直径を1707m/mの
ドラムから室内ドラム試験機により、低内圧走行
時の荷重耐久性を測定した。
各タイヤは空気圧1.3Kg/cm2、速度80Km/hr、
荷重675Kgでタイヤが破壊するまで走行を行なわ
せ、その破壊したときの距離を第4図にプロツト
した。
荷重675Kgでタイヤが破壊するまで走行を行なわ
せ、その破壊したときの距離を第4図にプロツト
した。
なお10000Km破壊せずに走行した場合は、完走
とし走行を中止した。
とし走行を中止した。
本実験に用いた空気入りタイヤは、第1図、第
2図および第3図に示すベルト補強層およびカー
カスコード層の構成を有し、上側および下側のカ
ーカスコード層のコード角度θ2=70゜、θ1=75゜、
平均角度η=93゜とし、タイヤ赤道面でのTDUと
TDDの和は約16×104デニール/50mmに固定し、
タイヤサイズは185/70HR13、リムは5J×13と
した。
2図および第3図に示すベルト補強層およびカー
カスコード層の構成を有し、上側および下側のカ
ーカスコード層のコード角度θ2=70゜、θ1=75゜、
平均角度η=93゜とし、タイヤ赤道面でのTDUと
TDDの和は約16×104デニール/50mmに固定し、
タイヤサイズは185/70HR13、リムは5J×13と
した。
第4図に〇印で示す各カーカスコード層は、上
下各カーカスコード層共1260D/2でナイロンコ
ードである。(上下各カーカスコード層の補強コ
ード素材は同一材質で、コード本数を変化させた
例) ●印で示す各カーカスコード層は、上側のカー
カスコード層が840D/2でナイロンコードであ
り、下側のカーカスコード層が1260D/2でナイ
ロンコードである。(上下各カーカスコード層の
補強コード素材は同一材質で、コード本数、太さ
を変化させた例) △印で示す各カーカスコード層は、上側のカー
カスコード層が1000D/2でポリエステルコード
であり、下側のカーカスコード層が1500D/2で
ポリエステルコードである。(上下各カーカスコ
ード層の補強コード素材は同一材質で、コード本
数、太さを変化させた例)〇印のTDD/TDU=
1のタイヤは従来タイヤである。
下各カーカスコード層共1260D/2でナイロンコ
ードである。(上下各カーカスコード層の補強コ
ード素材は同一材質で、コード本数を変化させた
例) ●印で示す各カーカスコード層は、上側のカー
カスコード層が840D/2でナイロンコードであ
り、下側のカーカスコード層が1260D/2でナイ
ロンコードである。(上下各カーカスコード層の
補強コード素材は同一材質で、コード本数、太さ
を変化させた例) △印で示す各カーカスコード層は、上側のカー
カスコード層が1000D/2でポリエステルコード
であり、下側のカーカスコード層が1500D/2で
ポリエステルコードである。(上下各カーカスコ
ード層の補強コード素材は同一材質で、コード本
数、太さを変化させた例)〇印のTDD/TDU=
1のタイヤは従来タイヤである。
図から明らかなように、TDD/TDUの値が1.2
〜1.4の範囲である場合良好な結果が得られ、破
壊しないことがわかる。
〜1.4の範囲である場合良好な結果が得られ、破
壊しないことがわかる。
またTDD/TDUの値が1.2未満では上側のカー
カスコードに沿つて下側のカーカスコードが破壊
し、1.4を越えると下側のカーカスコードに沿つ
て上側のカーカスコードが破壊してしまうことを
発見した。
カスコードに沿つて下側のカーカスコードが破壊
し、1.4を越えると下側のカーカスコードに沿つ
て上側のカーカスコードが破壊してしまうことを
発見した。
上述したように、本発明の空気入りタイヤは、
トレツドとカーカスコード層との間に、ベルト補
強層を積層配置した空気入りタイヤにおいて、前
記カーカスコード層を上下2層に積層された同一
材質の補強コードからなるカーカスコード層で構
成し、該上側のカーカスコード層と下側のカーカ
スコード層を構成する補強コードを、タイヤ周方
向に対して60゜〜80゜で相互に交差せしめると共
に、タイヤ子午断面方向に対して実質的に対称に
配列し、さらに下側のカーカスコード層の50m/
m当りのトータルデニール(TDD)を、上側の
カーカスコード層の50m/m当りのトータルデニ
ール(TDU)の1.2〜1.4倍としたから、高速耐久
性、操縦安定性を向上することができる一方、特
に低内圧走行時における耐久性を大幅に改善する
ことができる。つまりカーカスコード層の耐久性
を向上させることができる。
トレツドとカーカスコード層との間に、ベルト補
強層を積層配置した空気入りタイヤにおいて、前
記カーカスコード層を上下2層に積層された同一
材質の補強コードからなるカーカスコード層で構
成し、該上側のカーカスコード層と下側のカーカ
スコード層を構成する補強コードを、タイヤ周方
向に対して60゜〜80゜で相互に交差せしめると共
に、タイヤ子午断面方向に対して実質的に対称に
配列し、さらに下側のカーカスコード層の50m/
m当りのトータルデニール(TDD)を、上側の
カーカスコード層の50m/m当りのトータルデニ
ール(TDU)の1.2〜1.4倍としたから、高速耐久
性、操縦安定性を向上することができる一方、特
に低内圧走行時における耐久性を大幅に改善する
ことができる。つまりカーカスコード層の耐久性
を向上させることができる。
第1図は本発明の実施例からなる空気入りタイ
ヤの半断面斜視図、第2図はカーカスコード本数
を主体に調整してTDD/TDUの比率を定めた同
タイヤのベルト補強層及びカーカスコード層の平
面視展開説明図、第3図はカーカスコードの太さ
を主体に調整してTDD/TDUの比率を定めた他
の実施例による平面視展開説明図、第4図は走行
距離とTDD/TDUとの関係図である。 1……トレツド、4……カーカスコード層、5
……ベルト補強層、5u……上側のベルト補強
層、5d……下側のベルト補強層。
ヤの半断面斜視図、第2図はカーカスコード本数
を主体に調整してTDD/TDUの比率を定めた同
タイヤのベルト補強層及びカーカスコード層の平
面視展開説明図、第3図はカーカスコードの太さ
を主体に調整してTDD/TDUの比率を定めた他
の実施例による平面視展開説明図、第4図は走行
距離とTDD/TDUとの関係図である。 1……トレツド、4……カーカスコード層、5
……ベルト補強層、5u……上側のベルト補強
層、5d……下側のベルト補強層。
Claims (1)
- 1 トレツドとカーカスコード層との間に、ベル
ト補強層を積層配置した空気入りタイヤにおい
て、前記カーカスコード層を上下2層に積層され
たカーカスコード層で構成し、その上側カーカス
コード層と下側カーカスコード層を構成する補強
コードをタイヤ周方向に対して60゜〜80゜で相互に
交差せしめると共に、タイヤ子午断面方向に対し
て実質的に対称に配列し、さらに下側カーカスコ
ード層の50mm当りのトータルデニール(TDD)
を上側カーカスコード層の50mm当りのトータルデ
ニール(TDU)の1.2〜1.4倍としたことを特徴と
する空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57109950A JPS592902A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57109950A JPS592902A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS592902A JPS592902A (ja) | 1984-01-09 |
JPH0114043B2 true JPH0114043B2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=14523229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57109950A Granted JPS592902A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592902A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5155669A (en) * | 1987-05-20 | 1992-10-13 | Yukio Yamuro | Light emitting apparatus |
JP5034688B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2012-09-26 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5288543B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2013-09-11 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りラジアルタイヤ |
-
1982
- 1982-06-28 JP JP57109950A patent/JPS592902A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS592902A (ja) | 1984-01-09 |
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