JPH01140399A - 車速超過警報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車速超過警報装置に関し、特に自動車が走行し
ている道路の制限速度に見合った車速超過警報を発する
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

最近の自動車には、その速度が１００にｍ／ｈを超すと
警報を発する機構が設けられているのが一般的であるが
、道路にはその制限速度が４０．５０．６０．７０．８
０、・・・Ｉ　ＯＯＫｍ／ｈといろいろあり、それぞれ
の制限速度に見合った車速超過警報が木来出されるべき
である。

このような各制限速度に見合う車速超過警報を発する装
置としては、特開昭５９−２０５７００号公報、実開昭
５９−１４７２９号公報及び特開昭６１−１６００６１
号公報に開示されたものがある。

これらの従来技術を総合すると、まず、特開昭５９−２
０５７００号公報に記載された装置では、第４図（ａ）
に示すように、道路１０の端部又は近傍に所定間隔を定
めて送信機１１が設けられている。

この送信機１１には特開昭６１−１６００６１号公報に
記載されているように制限速度設定装置からの制限速度
情報が伝送路１３を介して送られている。そして、この
送信機１１からの制限速度信号は実開昭５９−１４７２
９７号公報に記載されているように走行中の車両１４に
搭載したアンテナ１５から受信され、受信機１６でディ
ジタル信号に復調して、その時の実際の車速と比較し、
実際の車速が当１亥制限車速を超えている場合には警報
を発する。

このようにして、道路状態に見合った車速超過警報を発
している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来の車速超過警報装置では、この装置を装
備した自動車が、制限速度信号を発信する送信機を設置
していない道路へ移行しても、この前に走行していた道
路の制限速度信号が保持されているため、現に走行して
いる道路の制限速度より低い車速でも速度超過警報が発
せられてしまい、耳障りとなるという問題点があった。

従って、本発明の目的は、道路に所定間隔で設置された
送信機からの制限速度信号に基づいて車速超過警報を発
するとともに、かかる送信機が設置されていない道路に
移行しても、誤った車速超過警報を発しない車速超過警
報装置を提供することに在る。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するための手段として、本発明にかか
る車速超過警報装置では、道路に所定間隔で設置された
送信機から発信される制限速度信号を受信する受信機と
、車速センサと、該センサからの車速信号を距離信号に
変換して該送信機の設置の有無を判定し、それぞれ該制
限車速及び所定車速を車速判定値として実際の車速と比
較することにより警報器を付勢する制御手段と、を備え
ている。

〔作　　用〕

本発明の車速超過警報装置においては、制御手段は、車
速センサからの車速信号を車両の走行距離に換算し以て
その距離により、道路に所定間隔で設置されて制限速度
信号を発信する送信機が設置されているか否かを判定す
る。そして、送信機が設置されていると判定したときに
はその送信機からの制限車速を車速判定値とし、送信機
が設置されていないと判定したときには所定の車速を車
速判定値として実際の車速と比較する。この結果、実際
の車速かその車速判定値を超えている時には警報器を付
勢して警報を発する。

このようにして送信機の有無に応じた車速超過警報を行
う。

〔実　施　例〕

以下、本発明に係る車速超過警報装置の実施例を説明す
る。

第１図は本発明の車速超過警報装置の一実施例をブロフ
ク図で示したもので、この車速超過警報装置も第４図に
示すような路車間情報システムに適用される。

第１図において、ｌは道路に所定間隔で設置された送信
機としての無指向性ビーコン（ＮＤＢ）から発信される
微弱な電波にコード化されたデータとして含まれる制限
速度信号を受信して検波・復調しデータ処理に必要なデ
ィジタル信号として取り出す受信機、２は車速を検出す
る車速センサ（例えば、スピードメータケーブルの回転
に応じたパルス出力信号を発生するもの）、３は受信機
１からの制限速度信号及び車速センサ２からの車速信号
に基づいて警報器としての警報ブザ−４を鳴らし、また
表示器５に制限速度表示を行うための信号を発生する制
御手段としてのコントローラである。

コントローラ３には更に受信機ｌからのシリアルな制限
車速信号を受けるシリアル・コミュニケーション・イン
タフェース回路３１と、車速センサ２からの車速信号を
パルスの形で受けて一定時間間隔でカウントするプログ
ラマブル・タイマ３２と、インタフェース回路３１及び
タイマ３２の出力信号に基づいて所定の演算処理を行う
ＣＰＵと、このＣＰＵ３３の演算を実行するためのプロ
グラム並びにＣＰＵ３３の演算結果を格納するため（７
）メ−ｔ−ＩＪ　（ＲＯＭ＋ＲＡＭ）３４と、このメモ
１Ｊ３４のためのバックアップ電源３５と、トランジス
タ３７を介して警報ブザ−４を付勢し、表示器５に表示
を行うための信号を送るインタフェース回路３６と、を
含んでいる。

第２図はメモリ３４に格納され、ＣＰＵ３３で実行され
る車速超過警報プログラムのフローチャ〒トであり、第
３図はビーコン（図示せず）からの制限速度信号を受信
した時に第２図のプログラムに割り込み処理をかけるた
めのプログラムのフローチャー１・である。以下、これ
らのフローチャー１・に沿って第１図の実施例の動作を
説明する。

第２図に示したデータ処理はΔｔ〔秒〕毎に行われるも
のであり、受信ａ１からの車速制限信号を受信した時点
、即ちビーコンの設置位置を通過した時点からの走行距
離を車速センサ２からの車速信号に基づいて換算するた
め、ＣＰＵ３３内のレジスタＲＮＧに該車速信号を逐次
保持する（第２図のステンブＳｌ）。

即ち、車速はプログラマブル・タイマ３２に設定される
一定時間（例えばΔｔとする）内の距離Δ２を表すパル
ス数で示されるが、第２図の処理ルーチンがΔＬ秒毎に
行われるので、（Δ２／Δｔ）Δを一Δｌとなって車速
信号がそのまま距離信号に変換された形で使用すること
ができることが分かる。

従って、レジスタＲＮＧの初期値を”°０゛としておき
、タイマ３２からの一定時間内の出力パルス数を最初の
距離値としてレジスタＲＮＧに保持し、Δを秒毎に逐次
タイマ３２からの出力パルス数を累積して行くことによ
り、ビーコン設定位置からの走行距離を演算することが
できる。

但し、このレジスタＲＮＧの値はビーコンからの制限速
度信号を受ける度に、第３図のルーチンに示されるよう
にレジスタＲＮＧの値を“０゛に戻す割り込み処理が行
われる（第３図のステ、プＳ９．５１０）。

ステップＳ１で走行距離を求めた後、この走行距離が判
定値を越えたか否かをチェフクする（第２図のステップ
Ｓ２）。この距離判定値とは、通常前のビーコンから次
のビーコンが設置されているであろうと考えられる距離
（例えば、Ｉ　Ｋｍ）に相当する値が設定され、これを
越えてもレジスタＲＮＧがリセットされない場合には、
直前に制限速度信号を受信したビーコンが最後のビーコ
ンであったと判定することができることになる。

従って、距離判定値を越えた場合には、ビーコンが設置
されていないと考えられるから、目下走行中の道路の制
限速度は不明であり、従って、擬似的な制限速度として
通常の１００　Ｋｍ／ｈを設定しく同ステップＳ３）、
Ｌかも制限速度表示は行わない（同ステップＳ４）。

一方、距離判定値を越えていない場合には、次のビーコ
ンが設置されている可能性があるため、直前の制限速度
信号をそのまま制限速度としてインタフェース回路３６
を介して表示２Ｓ５に表示する（同ステップ゛Ｓ５）。

この後、上記の擬似制限速度及び制限速度を車速判定値
とするのであるが、通常は車速か太き目に読むように設
計されるので、かかる制限速度をｌＯ％増した値を車速
判定値とする（同ステップＳ６）。

そして、この車速判定値と、車速センサ２からの車速信
号パルスを一定時間で割って得られる実際の車速（これ
はＣＰＵ３３で演算される）とを比較しく同ステップＳ
７）、車速判定値を越えた場合のみ警報ブザ−４を付勢
するための信号をトランジスタ３７に与えて警報を発す
る（同ステ・ンプＳ８）。

尚、メモリ３４にはバンクアンプ電源３５を設け、ＣＰ
Ｕ３３で演算された「レジスタＲＮＧの内容」、「制限
車速」、「車速判定値」等の各データを逐次保持するこ
とにより、サービスエ１１７等に駐車中でもかかるデー
タが消えないようにすることができ、発進加速時に低車
速で警報が鳴ることを防ぐことができる。

〔発明の効果］ このように、本発明に係る車速超過警報装置によれば、
車速信号を距離信号に変換することにより送信機の設置
の有無を判定し、それぞれ該送信機からの制限車速及び
所定車速を車速判定値として実際の車速と比較すること
により警報を発するように構成したので、道路に適した
車速超過警報を出すことができるとともに、送信機が設
置されていない状態に移行しても前の低い制限車速に従
って警報が鳴り続けるという不具合を無くすことができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車速超過警報装置の−実施例を示
すブロック図、 第２図は本発明において第１図のＣＰＵで実行されるプ
ログラムのフローチャート図、第３図は第２図のプログ
ラムの割り込み処理を行うプログラムのフローチャート
図、 第４図は本発明及び従来例に適用される路車間情報シス
テムを概略的に示した図、である。 第１図において、■は受信機、２は車速センサ、３はコ
ントローラ、４は警報ブザ−，５は表示器である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　道路に所定間隔で設置された送信機から発信される制
   限速度信号を受信する受信機と、車速センサと、該セン
   サからの車速信号を距離信号に変換して該送信機の設置
   の有無を判定し、それぞれ該制限車速及び所定車速を車
   速判定値として実際の車速と比較することにより警報器
   を付勢する制御手段と、を備えたことを特徴とする車速
   超過警報装置。