JPH01138659A - デジタル信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデジタルＶＴＲに通用して好適なデジタル信号
再生装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、磁気記録媒体上に記録されたデジタル信号を
、複数の磁気ヘッドで再生し、この複数の磁気ヘッドで
夫々再生された再生信号の合成信号を、レベル比較器で
波形整形し、クロック再生回路によって、合成信号から
クロック信号を再生し、ラッチ回路によって、波形整形
された合成信号をクロック信号でラッチするようにした
デジタル信号再生装置において、クロック再生回路にお
いて、複数の磁気ヘッドに対応して得られたクロック信
号の位相を各別に補正する移相器を設けたことにより、
再生エラーレートを最小にするようにしたものである。

〔従来の技術〕

先ず、第２図を参照して、従来のデジタル信号再生装置
について・説明する。第２図はデジタルＶＴＲの再生系
を示す。第２図において、（１）、（４）は再生回転磁
気ヘッドで、テープ案内ドラムの回転のドラムに、１８
０度の角度割を以て取り付けられている。磁気テープに
は、例えば、−ムに付き１０本）の傾斜トランクが形成
される如く記録されている。

かかる磁気テープに記録された傾斜トラックを、回転磁
気ヘッド（１）、（４）によって交互に走査することに
よって得られた再生映像信号は、再生増１闇器（２）、
（５）によって夫々増幅された後、イコライザ回路（３
）、（６）に供給されて、高域が持ち上げられた後、合
成器（７）に供給されて合成される。尚、この合成器（
７）は、イコライザ回路（３）、（６）からの回転磁気
ヘッド（１）、（４）による再生信号を、１１５フイー
ルド毎に切換えるスイッチ回路から構成される。

合成器（７）から出力された合成信号（デジタル信号）
は正弦波状であるので、この合成信号をレベル比較器（
零交叉検出器）（８）に供給して矩形波に波形整形する
。この波形整形された合成信号は、ジッタ除去のための
ラッチ回路（９）のＤ入力端子に供給される。このラッ
チ回路（９）はＤフリフプフロソブ回路、ＥＣＬ回路（
エミ・７り・カップルド・ロジック回路）等により構成
され得る。

（１３）はクロック再生回路で、合成器（７）からの合
成信号が供給される２逓倍回路（１０）と、その２逓倍
回路（１０）の出力の供給されるＰＬＬ　（フェイズ・
ロックド・ループ）回路（１１）と、そのＰＬＬ回路（
１１）の出力の供給される移相回路（１２）とから構成
される。そして、このクロック再生回路（１３）から再
生された、即ち、移相回路（１２）から（孜たクロック
信号が、ラッチ回路（９）のクロック入力端子に供給さ
れる。このクロック信号は、ＰＬＬ回路（１１）によっ
てそのノイズが除去されるが、磁気テープの速度変化に
基づくジッタを含んでいる。

このランチ回路（９）では、レベル比較器（８）から出
力された矩形波の合成信号が、クロック再生回路（１３
）からのクロック信号によってラッチされ、そのＱ出力
端子にジッタの除去された再生デジタル映像信号が得ら
れ、これが出力端子（１６）に出力される。

さて、クロック再生回路（１３）のＰＬＬ回路（１１）
から出力されるクロック信号は、本来、レベル比較回路
（８）から出力される矩形波の合成信号の立ち上がりエ
ツジ及び立ち下がり工・ノジの中間に位置すべきである
が、イコライザ回路（３）、（６）及びＰＬＬ回路（１
１）の位相特性により多少ずれるので、移相器（１２）
によって、このずれが最小に成るように、クロック信号
の位相を補正して、エラーレートが小さく成るようにし
ている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

レベル比較器（８）からの矩形波の合成信号及びクロッ
ク再生回路（１３）のＰＬＬ回路（１１）からのクロッ
ク信号との位相間係は、回転磁気ヘッド（１）、（４）
からの各再生信号によって多少異なるので、１個の移相
器（１２）だけでは、回転磁気ヘッド（１）、（４）か
らの各再生信号に対して、クロック再生回路（１３）の
ＰＬＩ−回路（１１）から出力されるクロック信号の両
方を、レベル比較回路（８）から出力される矩形波の合
成信号の立ち上がりエツジ及び立ち下がりエツジの中間
位置に可及的に接近するように、そのクロ・７り信号の
位相を補正することは困難であり、このため再生エラー
レートを最小にすることは困難である。

かかる点に鑑み、本発明は再生エラーレートを最小にす
ることのできるデジタル信号の再生装置を提案しようと
するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、磁気記録媒体上に記録されたデジタル信号を
再生する複数の磁気ヘッド（１）、（４）と、この複数
の磁気ヘッド（１）、（４）で夫々再生された再生信号
の合成信号を波形整形するレベル比較器（８）と、合成
信号からクロック信号を再生するクロック再生回路（１
３）と、波形整形された合成信号及びクロック信号を供
給して、波形整形された合成信号をクロック信号でラッ
チするラッチ回路（９）とを有するデジタル信号再生装
置において、クロック再生回路（１３）において、複数
の磁気ヘッド（１）、（４）に対応して得られたクロッ
ク信号の位相を各別に補正する移相器（１４）、（１５
）を設けたものである。

〔作用〕

かかる本発明によれば、移相器（１４）、（１５）の様
相量を各別に設定することによって、回転磁気ヘッド（
１）、（４）からの各再生信号に対して、クロック再生
回路（１３）から出力されるクロック信号の両方を、レ
ベル比較回路（８）から出力される矩形波の合成信号の
立ち上がりエツジ及び立ち下がりエツジの中間位置に可
及的に接近するように、そのクロック信号の位相を補正
することができ、このため再生エラーレートを最小にす
ることができる。

〔実施例〕

以下に、第１図を参照して、本発明をデジタルＶＴＲの
再生系に適用した一実施例を説明するも、第１図におい
て、第２図と対応する部分には同一符号を付して、重複
説明を省略する。

即ち、この実施例では、クロック再生回路（１３）のＰ
ＬＬ回路（１１）の出力側に、磁気ヘッド（１）、（４
）の個数に応じた数、即ち、一対の移相器（１４）、（
１５）を設け、その出力（入力も可）を、切換えスイッ
チＳＷによって、合成器（７）を構成する切換えスイッ
チと連動して、回転磁気ヘッド（１）、（４）の再生信
号に応じて切換えた後、ラッチ回路（９）のクロック入
力端子に供給するようにする。即ち、回転磁気ヘッド（
１）からの再生信号が合成器（７）から出力されている
ときは、切換えスイッチＳＷを移相器（１４）側に切換
え、回転磁気ヘッド（４）からの再生信号が合成器（７
）から出力されているときは、切換えスイッチＳＷを移
相器（１５）側に切換える。その他の構成及び動作は、
第２図の従来例と同様である。

かくして、第１図のデジタル信号再生回路によれば、移
相器（１４）、（１５）の移相量を各別に調整すること
によって、回転磁気ヘッド（１）、（４）からの各再生
信号に対応した、クロック再生回路（１３）のＰＬＬ回
路（１１）から出力されるクロック信号の両方を、レベ
ル比較回路（８）から出力される矩形波の合成信号の立
ち上がりエツジ及び立ち下がりエツジの中間位置に可及
的に接近するように、そのクロック信号の位相を補正す
ることができ、このため再生エラーレートを最小にする
ことができる。

上述の実施例においては、回転磁気ヘッドの個数が２で
あったが、３以上も可能である。又、磁気記録媒体も、
磁気テープに限らず、磁気ディスクも可能である。更に
、デジタル信号もデジタル映像信号に限らず、デジタル
音声信号あるいはその両者の混合信号も可能である。

〔発明の効果〕

上述せる本発明によれば、再生エラーレートを最小にす
ることのできるデジタル信号再生装置を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック線図、第２図
は従来例を示すブロック線図である。 （１）、（４）は回転磁気ヘッド、（７）は合成器、（
８）はレベル比較器、（９）はラッチ回路、（１０）は
２逓倍回路、（１１）はＰＬＬ回路、（１３）はクロッ
ク再生回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気記録媒体上に記録されたデジタル信号を再生する複
   数の磁気ヘッドと、該複数の磁気ヘッドで夫々再生され
   た再生信号の合成信号を波形整形するレベル比較器と、
   上記合成信号からクロック信号を再生するクロック再生
   回路と、上記波形整形された合成信号及び上記クロック
   信号を供給して、上記波形整形された合成信号を上記ク
   ロック信号でラッチするラッチ回路とを有するデジタル
   信号再生装置において、 上記クロック再生回路において、上記複数の磁気ヘッド
   に対応して得られたクロック信号の位相を各別に補正す
   る移相器を設けたことを特徴とするデジタル信号再生装
   置。