JP3374539B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3374539B2
JP3374539B2 JP18839794A JP18839794A JP3374539B2 JP 3374539 B2 JP3374539 B2 JP 3374539B2 JP 18839794 A JP18839794 A JP 18839794A JP 18839794 A JP18839794 A JP 18839794A JP 3374539 B2 JP3374539 B2 JP 3374539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の記録再生に
用いる記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記録再生装置へのディジタル技術
の導入にはめざましいものがあり、ディジタル記録型の
記録再生装置がいくつか実用化されている。
【0003】テープ状記録媒体にヘリカル記録を行うデ
ィジタル記録型の記録再生装置においては、例えば特願
平5−232916号に示されているように、テープ状
記録媒体を通常再生時より高速に移動する高速再生時に
おいて、高速再生用データをテープ状記録媒体上の高速
再生用領域に複数回繰り返して記録し、高速再生時のヘ
ッド、磁気テープの制御が簡単で、安定した高速再生を
行う装置であった。
【0004】以下、図面を参照しながら、従来の記録再
生装置の一例について説明する。図9は、従来の記録再
生装置のブロック図である。図9において、29は入力
端子、30は高速再生用符号化回路、31はフォーマッ
タ、32はECC回路、33は変調器、34は記録アン
プ、35は記録ヘッド、36はテープ状記録媒体、37
は再生ヘッド、38は再生アンプ、39は復調器、40
はECC回路、41はデフォーマッタ、42は高速再生
用データ復号化回路、43はスイッチ、44は出力端子
である。
【0005】本例においては、入力端子29に入力され
たディジタル画像信号を記録再生する装置である。記録
時にディジタル画像信号は通常再生用データとしてフォ
ーマッタ31に入力される。また、入力されたディジタ
ル画像信号から、高速再生用符号化回路30で高速再生
用データが符号化され、フォーマッタ31に入力され
る。この高速再生用データは、フレーム間圧縮された映
像信号の場合、フレーム内圧縮された信号、あるいは映
像信号の重要なデータのみを取り出し、より少ないデー
タで画面を再生することを可能とする。これら画像デー
タは、フォーマッタ31で記録するときの順序を並べ変
えられ、図11に示すようなトラックパターンにフォー
マットされ、記録データとなる。その後、ECC回路3
2で誤り訂正符号が付加されて、変調器33で変調さ
れ、記録アンプ34、記録ヘッド35を経て、テープ状
記録媒体36に記録される。
【0006】また、再生時は再生ヘッド37(記録ヘッ
ド35と兼用しても構わない)によって再生された信号
は、再生アンプ38を通って復調器39で復調され、E
CC回路40に入力される。ここで記録再生時の誤りを
できる限り訂正され、デフォーマッタ41で順序が元に
並べ変えられ、通常再生用データと、高速再生用データ
とに分離される。通常再生時には、スイッチ43によっ
て通常再生用データを映像信号出力として出力する。ま
た、高速再生時には、高速再生用データ復号化回路42
で高速再生用データを復号し、通常再生用データと同様
のフォーマットに戻し、映像信号として出力する。
【0007】この時、図11に示すテープパターンはフ
ォーマッタ31によって形成されるトラックパターンの
一例である。図11において、46、47は高速再生用
データ領域、48は通常再生用データ領域である。ま
た、高速再生用データ領域のA、Bそれぞれの異なるア
ジマスのトラック46、47毎に、高速再生用データを
それぞれA、B、A、B・・・と記録することにより、
種々のヘッド、シリンダ構成においても高速再生用デー
タを確実に再生できるようにしたテープパターンであ
る。
【0008】今、図11においては、高速再生用データ
領域46、47は計34トラックに渡ってA、B、A、
B・・・と各高速再生用データが17回ずつ繰り返し記
録されているものとする。この時、例えば図10(a)
に示すような180度対向してアジマス角が反対のヘッ
ド構成をもつシリンダの場合や、図10(b)に示すよ
うに1トラック分離れてアジマス角の異なる2つのヘッ
ドがシリンダの1ヶ所に設けられているシリンダのいず
れにおいても、図11に示すように8.5倍速以下の整
数+1/2倍速時、つまり、8.5、7.5、6.5・
・・において、シリンダが2回転する間に確実にAとB
領域のデータが相補的に補完されて再生できることにな
る。図11の場合、例として図10(b)に示すシリン
ダで8.5倍速でのスキャンの様子を示したが、1回目
のスキャンでA1、A2、A3とB1、B2、B3の部
分のデータが、2回目のスキャンでA4、A5、A6と
B4、B5、B6の部分のデータがそれぞれ再生され、
合わせて全てのデータが再生されている。
【0009】このように、n+1/2倍速の時には(n
+1/2)×4トラックの間、サーチ領域に交互にA、
B2種類のサーチ用データを交互に繰り返し記録するこ
とで、これらのデータを確実に再生することが可能とな
る。こらは、ヘッドパスが異なっていても変わらないた
め、高速再生時のヘッド、磁気テープの制御を簡単にす
ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のような映像信号記録再生装置においては、高速再
生用データを最高倍速にあわせて繰り返して記録するた
め、低倍速においては再生される有効な単位時間あたり
の画像データ量が少なく、したがって再生画面が更新さ
れる周期が長くなるという課題があった。
【0011】そこで本発明は、上記課題を解決するもの
で、低倍速時でも更新周期が短い、あるいは画質のよい
高速再生が可能な記録再生装置を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録再生装置は、高速再生用のデータ領域を
アジマスの異なるトラックごとに2種類に分離し、一方
に高速再生用データ、もう一方に比較的低い倍速の高速
再生用データを記録する構成を有している。また、低い
倍速においてはヘッドまたはテープ状記録媒体の速度を
制御して、位相ロックをかけることにより、高速再生用
データを効率的に再生する構成を有する。
【0013】
【作用】本発明は、上記した構成により、最高倍速付近
の高速再生時においてはヘッドの位相を制御する必要な
しに、簡単な制御で高速再生が可能で、また、比較的低
倍速の高速再生時においては、位相ロックをかけて高速
再生データを効率的に再生することにより、従来より高
画質あるいは更新周期の短い高速再生データを得ること
ができる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例の映像信号記録再
生装置を示すブロック図である。図1において、1は入
力端子、2は高速再生用符号化回路、3はフォーマッ
タ、4はECC回路、5は変調器、6は記録アンプ、7
は記録ヘッド、8はテープ状記録媒体、9は再生ヘッ
ド、10は再生アンプ、11は復調器、12はECC回
路、13はデフォーマッタ、14は高速再生用復号化回
路、15はスイッチ、16は出力端子である。
【0016】本実施例においては、入力端子1に入力さ
れたディジタル画像信号は、記録時に通常再生用データ
としてフォーマッタ3に入力される。また、入力された
ディジタル画像信号から、高速再生用符号化回路2で高
速再生用データA及び高速再生用データBが符号化さ
れ、それぞれフォーマッタ3に入力される。この高速再
生用データは、フレーム間圧縮された映像信号の場合、
フレーム内圧縮された信号、あるいは映像信号の重要な
データのみを取り出し、より少ないデータで画面を再生
することを可能とする。
【0017】また、データAは最高倍速での高速再生用
データであり、したがってテープ上に記録可能なデータ
量にあわせて通常再生用画像データのフレームの全部ま
たは一部を用いて符号化し、データBはデータAより低
い倍速用の画像データであり、したがって、データAよ
り繰り返し周期が短いのでより多いフレームまたは多く
の画像データを高速再生用データとして符号化すること
になる。
【0018】これら画像データは、フォーマッタ3で記
録時の順序を並べ変えられ、また、高速再生用データは
それぞれ所定の回数だけ繰り返して記録されるように、
図2に示すようなトラックパターンにフォーマットさ
れ、記録データとなる。その後、ECC回路4で誤り訂
正符号が付加されて、変調器5で変調され、記録アンプ
6、記録ヘッド7を経て、テープ状記録媒体8に記録さ
れる。
【0019】また、再生時は再生ヘッド9(記録ヘッド
7と兼用しても構わない)によって再生された信号は、
再生アンプ10を通って復調器11で復調され、ECC
回路12に入力される。ここで記録再生時の誤りをでき
る限り訂正され、デフォーマッタ13で順序が元に並べ
変えられ、通常再生用データと、高速再生用データとに
分離される。通常再生時には、スイッチ15によって通
常再生用データを映像信号出力として出力する。また、
高速再生時には、後で述べる方法で再生された高速再生
用データが、高速再生用データ復号化回路14で高速再
生用データを復号し、通常再生用データと同様のフォー
マットに戻し、スイッチ15を経て映像信号として出力
端子16から出力される。
【0020】図2に示すトラックパターンはフォーマッ
タ3によって形成されるトラックパターンの一例であ
る。ここで、17は高速再生用データ領域A、18は高
速再生用データ領域B、19が通常再生用データ領域で
ある。ここで、通常再生用データ領域19には通常再生
用画像データが記録され、17の高速再生用データ領域
Aには高速再生用データAが記録される。
【0021】この時、図3に示すように、例えば最高倍
速が16.5倍速の場合、従来例の図11において示し
た場合と全く同様に、66トラックのうち、片一方のア
ジマス角Aを持つトラック上の高速再生用データ領域A
に33回同一のデータが繰り返し記録される。これによ
り、図3に示すように16.5倍速以下の整数+1/2
倍速において、高速再生用データ1は例えば図10
(a)、(b)等に示すようなシリンダが2回転する間
に、同一アジマスAのヘッドの2回のスキャンにより補
完されることにより、すべて相補的に再生され、これを
用いて高速再生が可能となる。
【0022】図3のヘッド軌跡の場合は、1回目のスキ
ャンでデータA1、A2、A5、A6部分を再生し、2回目
のスキャンでデータA3、A4、A7部分を再生すること
が可能となる。また、ヘッド軌跡が異なっても同様にす
べてのデータを確実に再生することができる。このよう
なトラックパターンで記録することにより、テープ送り
速度を制御するだけで高速再生が可能となる。
【0023】また、18の高速再生用データ領域Bには
高速再生用データBが記録され、再生時に位相ロックを
かけてヘッドの軌跡を制御し、この領域に記録されたデ
ータを再生する構成となっている。ここで、本実施例に
おいては、トラックの制御システムとして、4周波数周
期のオートマチック トラック フォローイング(AT
F)システムが採用されているものとする。これは、図
4に示すように、記録時に変調器5において、トラック
単位で記録信号にパイロット信号の周波数がf1、また
はf2を重畳したトラックF1、あるいはトラックF2
と、パイロット信号で周波数f1、f2にピークの無いF
0トラックの3種類のトラックを、例えばF1、F0、F
2、F0・・・の順に4トラック周期で20、21、2
2、23のように記録することにし、これをもとに位相
制御を行うシステムである。
【0024】すなわち、F0トラックをヘッドが走査し
ているときに、隣接したトラックから漏れて再生される
パイロット信号(周波数f1やf2)の大きさによりテー
プ走行を制御する。例えば、位相ロックポイント24に
ヘッド走査を合わせようとすると、隣接トラックからの
パイロット信号の大きさが、位相ロックポイント24で
f2−f1=0となるように制御を行う。つまり、図に示
すように、f2−f1をトラッキングエラー信号とし、ト
ラッキングエラー信号f2−f1が正ならば左方向へ、負
ならば右方向へヘッドトレースがずれるように制御すれ
ばよいことになる。また、もしももう一方のF0トラッ
ク23上の位相ロックポイントに相当する場所をヘッド
が走査した場合にも、外乱等により少しでも隣接トラッ
クから漏れるパイロット信号f1、f2の大きさに差が生
じた場合に、上記制御方法により、21のF0トラック
の位相ロックポイント24にヘッド走査が制御されるこ
とになる。
【0025】したがって、図4に示すように、F0トラ
ックに高速再生用データBを4トラックに1ヶ所だけ、
2回ずつ繰り返して記録しておくと、ATFを用いて4
倍速再生を行うことで18の高速再生用データ領域Bを
ヘッドが走査することになり、効率的なデータ配置が可
能となる。また、同様の手法で高速再生用データBの繰
り返し周期を2倍にして、8倍速、4倍にして16倍速
等にも適応が可能である。
【0026】また、ATFシステムのトラック周波数の
周期が4トラックではなくNトラックで、そのうちの1
トラックにヘッドスキャンの位相ロックが行える場合、
Nトラックに1本高速再生用領域を設けて、上記システ
ムと同様にN倍速などを行ってもよい。
【0027】なお、本実施例においてはATFを用いた
位相ロックシステムについて述べたが、異なるシステム
によって位相ロックを行い、あらかじめ定められた高速
再生用領域Bにヘッドを走査させて高速再生を行っても
よい。
【0028】(実施例2)本発明の実施例2の記録再生
装置の構成は実施例1と全く同様であり、異なるのはフ
ォーマッタ3においてテープ状記録媒体に記録再生され
るテープフォーマットである。図5に実施例2の記録再
生装置によりテープ状記録媒体に記録再生されるトラッ
クパターンを示す。
【0029】図5において、図2と同様に17が高速再
生用データ領域A、18が高速再生用データ領域B、1
9が通常再生用領域である。
【0030】図に示すように、高速再生用データ領域A
は、1トラックおきに同一アジマス角を持つトラックで
テープ長さ方向に連続していればよい。この場合も実施
例1と全く同様の原理により高速再生用データAが再生
される。したがって、トラック上のどの位置に高速再生
用データAが設けられていてもよい。また、同一アジマ
スであればよいので、図6に示すように、F0トラック
に高速再生用データ領域Aがある場合でもよい。
【0031】また、高速再生用データ領域Bは、高速再
生用データ領域Aとは独立に設けられ、実施例1と同様
に再生されるので、図5や6に示すように、高速再生用
領域Aと異なる長さの領域であっても、トラック上のど
の位置にあってもよい。
【0032】なお、図5や6ではトラックの端部に高速
再生用領域Aを設けたが、高速再生用領域A、Bとも
に、トラック上のどの位置に設けてもよい。
【0033】また、高速再生用領域Aは、従来例のよう
に全トラックにわたって、2種類のデータを、Aa、A
b、Aa、Ab・・・のように繰り返し記録再生する構成
であっても、AaとAbで領域の長さや位置が異なってい
てもよい。
【0034】また、高速再生用領域A、Bともに、1ト
ラック上で分割された複数の領域においてデータ領域を
とって、同様の原理を使ってそれぞれの高速再生用領域
を再生してもよい。
【0035】(実施例3)本発明の実施例3の記録再生
装置の構成は実施例1や実施例2と全く同様であり、異
なるのはフォーマッタ3においてテープ状記録媒体に記
録再生されるテープフォーマットと、高速再生Bにおけ
るトラッキングの方法である。図7(a)、(b)に実
施例3の記録再生装置によりテープ状記録媒体に記録再
生されるトラックパターンを示す。
【0036】図7において、図2や図5、6と同様に1
7が高速再生用データ領域A、18が高速再生用データ
領域B、25、26、27、28・・・が通常再生用領
域である。
【0037】図に示すように、高速再生用データ領域A
は、実施例1、2と同様に1トラックおきに同一アジマ
ス角を持つトラックでテープ長さ方向に連続していれば
よい。
【0038】また、同一アジマスであればよいので、図
7に示すように高速再生用データ領域AがF1、F2トラ
ック上にある場合でも、F0トラック上にある場合でも
よい。
【0039】また、本実施例においては高速再生用デー
タ領域Bは、F1またはF2トラック上に設けられる。こ
の時、図7のように位相ロックポイント24はF0トラ
ック上にあり、図7(a)の例では4倍速時の位相ロッ
クの方法、(b)の例では−4倍速の位相ロックの方法
を示す。
【0040】図7(a)の4倍速の場合、トラック26
のF0トラックの位相ロックポイント24に4倍速で位
相ロックをかけた時のヘッド軌跡上に、高速再生用デー
タ領域Bを設けてある。この時、実施例1で説明した場
合と全く同様に、トラッキングエラー信号をf2−f1と
して、これが正の時に左、負の時に右にヘッド軌跡がず
れるように制御すればよい。
【0041】また、−4倍速の場合、図7(b)に示す
ように、トラック28のF0トラックの位相ロックポイ
ント24に、−4倍速で位相ロックをかけると、ヘッド
軌跡は高速再生用データ領域Bを通過することになる。
したがって、この時の制御方法としては、トラッキング
エラー信号をf2−f1とすれば、これが正の時に右、負
の時に左にヘッド軌跡がずれるように制御すればよいこ
とになる。あるいは、トラッキングエラー信号をf1−
f2として正倍速の場合と同様の制御を行ってもよい。
【0042】なお、他の実施例同様高速再生用領域A、
Bともに、トラック上のどの位置に設けてもよい。ま
た、位相ロックポイントが領域Bより上方でも下方にあ
ってもよい。
【0043】(実施例4)本発明の実施例4の記録再生
装置の構成は実施例1〜3と全く同様である。図8
(a)、(b)に実施例4の記録再生装置によりテープ
状記録媒体に記録再生されるトラックパターンを示す。
【0044】図8において、図2や図5〜7と同様に1
7が高速再生用データ領域A、18が高速再生用データ
領域B、19が通常再生用領域である。
【0045】図8(a)、(b)に示すように、高速再
生用データ領域AおよびBは、トラック上で2ヶ所設け
られている。この場合、高速再生用データ領域Aは、実
施例1〜3と同様に1トラックおきに同一アジマス角を
持つトラックでテープ長さ方向に連続していればよい。
したがって、図8(a)、(b)いずれの場合も2ヶ所
の高速再生用データAは、それぞれ確実に再生されるこ
とになる。
【0046】また、本実施例においては高速再生用デー
タ領域Bもトラック上の2ヶ所に設けられている。図8
(a)においては、高速再生時のヘッドスキャンにおい
て、再生ヘッドが、同一アジマス角を持ったトラックを
横切る際に、1トラック上の再生可能な連続した1領域
内の2ヶ所に設けられた高速再生用データ領域Bのデー
タを再生する場合である。また、図8(b)において
は、高速再生時に再生ヘッドが1スキャンする間に、異
なるトラック上の再生可能な領域上で、それぞれ2ヶ所
に設けられた高速再生用データ領域Bのデータを再生す
る場合である。いずれも位相ロックポイント24にヘッ
ドスキャンが合うように位相制御を行い、高速再生を行
う。
【0047】なお、高速再生用データ領域のトラック上
での数は、本実施例のように2ヶ所だけでなく、3ヶ所
以上の場所に設けてもよい。
【0048】なお、以上述べた実施例1〜4では、通常
再生用データと高速再生用データを区別しているが、高
速再生用データは通常再生用データを圧縮してもよい
し、通常再生用データをそのまま用いてもよいし、ある
いは全く別のデータでもよい。
【0049】また、高速再生の速度は、領域Aを最高1
6.5倍速、領域Bを4倍速で説明したが、それ以外の
速度でもよい。
【0050】また、高速再生用データAの高速再生速度
は16.5倍速で説明したが、マイナス16.5倍速
や、マイナス整数+1/2倍速においても同様のパター
ンで実現できる。
【0051】なお、すべての実施例において、高速再生
用データ領域Bのみを、位相ロックポイントを通るヘッ
ド軌跡上に、複数箇所にわたって設けてもよい。
【0052】また、すべての実施例において、高速再生
用データ領域Bを走査する場合の位相制御において、N
=4において、4トラックのうち1トラックを選択して
位相ロックを行う場合について説明したが、別の方法に
よって、Nトラックに1トラックを選択して位相ロック
を行う場合、高速再生用データ領域BはNトラックにつ
き1ヶ所あるいは1ヘッドスキャン上の複数ヶ所に設け
てもよい。したがって、N=6の場合は6トラックに1
ヶ所、N=8の場合は8トラックに1ヶ所の割合で高速
再生用データ領域Bを設けてもよい。
【0053】なお、すべての実施例では図10(b)に
示す2つのヘッドが互いに180度離れて設けられた4
ヘッドのシリンダで、シリンダ回転数が半分であるシリ
ンダに関しても高速再生用データ領域Bの長さをあわせ
ることで全く同様に実現できる。
【0054】また、本発明においては、全ての実施例で
記録再生装置として説明したが、以上の実施例等の記録
部のみを備えた記録装置、あるいは再生部のみを備えた
再生装置としてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力され
た映像信号を高速再生用データに符号化する高速再生用
符号化回路と、高速再生用データと通常再生用データを
テープ上にフォーマットするフォーマット手段を備える
ことにより、簡単な制御での高速再生の実現と、低い倍
速での高速再生時に位相ロックをかけて高速再生を行う
ことにより、効率的なデータ配置が可能となり、高速再
生時の画質を改善し、より良好な画質や画面の更新周期
を短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の信号記録再生装置を示すブ
ロック図
【図2】本発明の一実施例で記録再生するテープパター
ンを示す概念図
【図3】本発明の一実施例での高速再生Aでの再生方法
を示す概念図
【図4】本発明の一実施例での高速再生Bでの再生方法
を示す概念図
【図5】実施例2で記録再生するテープパターンを示す
概念図
【図6】実施例2で記録再生するテープパターンを示す
概念図
【図7】実施例3で記録再生するテープパターンを示す
概念図
【図8】実施例4で記録再生するテープパターンを示す
概念図
【図9】従来の記録再生装置を示すブロック図
【図10】記録再生装置のヘッド、シリンダ構成を示す
を示す概念図
【図11】従来の記録再生装置での高速再生の再生方法
を示す概念図
【符号の説明】
2、30 高速再生用符号化回路 3、31 フォーマッタ 4、12、32、40 ECC回路 5、33 変調器 6、34 記録アンプ 7、35 記録ヘッド 8、36 テープ状記録媒体 9、37 再生ヘッド 10、38 再生アンプ 11、39 復調器 13、41 デフォーマッタ 14、42 高速再生用復号化回路 17 高速再生用データ領域A 18 高速再生用データ領域B 19 通常再生用データ領域 24 位相ロックポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 康男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山田 正純 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−250302(JP,A) 特開 平8−32929(JP,A) 特開 平7−95512(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 G11B 20/10 - 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シリンダに取り付けられたヘッドによ
    って、テープ状記録媒体に順次トラックを記録再生する
    記録再生装置において、入力映像信号を高速再生用デー
    タとして符号化する高速再生用符号化手段、前記記録さ
    れるトラックを、通常再生時に再生する領域と、高速再
    生時に再生する領域として、1トラックごとに設けられ
    る高速再生用データ領域Aと、N(Nは自然数)トラッ
    クごとに設けられる高速再生用データ領域Bとに分離し
    て映像信号を記録し、高速再生用データ領域Aには高速
    再生用データAの同一データをna回、高速再生領域B
    には高速再生用データBの同一データをnb回それぞれ
    繰り返して記録可能なように並べ変えるフォーマット手
    段、前記フォーマット手段から出力されるデータを記録
    媒体上に記録する手段を具備することを特徴とする記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】同一アジマス角を持つトラックに高速再生
    用データA、前記トラックと異なるアジマス角を持つト
    ラックに高速再生用データBを記録再生することを特徴
    とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】同一アジマス角を持つトラックに高速再生
    用データA、前記トラックと同一のアジマス角を持つト
    ラックに高速再生用データBを記録再生することを特徴
    とする請求項1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】高速再生用データ領域Bはトラック上で同
    一の位置の集合であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】高速再生時にヘッドスキャンの位相を制御
    して、Nトラックごとに設けられた高速再生用データ領
    域Bを再生することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】Nが4であることを特徴とする請求項5に
    記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】記録トラックに4トラック周期で少なくと
    も周波数f1、f2の制御用のパイロット信号が重畳さ
    れ、その周期が、順に周波数f1のパイロット信号が重
    畳されたF1トラック、周波数f1、f2のパイロット信
    号が重畳されないF0トラック、周波数f2のパイロット
    信号が重畳されたF2トラック、周波数f1、f2のパイ
    ロット信号が重畳されないF0トラックの4トラックの
    繰り返しであり、どちらか一方のF0トラックに高速再
    生用データ領域Bを設けることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】記録トラックに4トラック周期で少なくと
    も周波数f1、f2の制御用のパイロット信号が重畳さ
    れ、その周期が、順に周波数f1のパイロット信号が重
    畳されたF1トラック、周波数f1、f2のパイロット信
    号が重畳されないF0トラック、周波数f2のパイロット
    信号が重畳されたF2トラック、周波数f1、f2のパイ
    ロット信号が重畳されないF0トラックの4トラックの
    繰り返しであり、F1またはF2トラックのいずれか一方
    に高速再生用データ領域Bを設けることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の記録再生装置。
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