JPH01137193A - 玩具用花火 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は興趣に富むと同時に安全性をそこなうことのな
いように構成された玩具用花火に関するものである。

［従来の技術とその問題点］ 一般に玩具用花火は１個当り使用できる火薬の量が制限
されていてその安全が図られている。即ち、１個の花火
に制限以上の火薬を詰め込むことは製造上も取扱上も使
用上も危険を伴うこととなりその安全性をそこなうこと
となるものである。

しかるに火薬量が少ない花火は概して単調であるし、ま
た短時間で終わってしまいおもしろさに欠けるものとな
り易い。即ち、従来がら玩具用花火には色々な種類があ
るものの、火の粉を吹出すものや、乱玉、落下傘等を打
ち上げるもの、或いはロケット花火のように笛音を出し
ながら飛昇するもの、或いは爆竹のような単なる爆発音
を出すもの、煙を出すもの等、いくつかの類型に分けら
れその個々の型の特徴とするところは旧態からほとんど
変化してないのが現状であってすでにおもしろさに欠け
るものとなっていた。このため当玩具用花火製造業Ｗで
は新規なものと言っても外観を変えたり、火薬の配合を
変えたりする程度のことしか行なわれていなかった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記問題点を解決しようとするもので、上端に
吹出口を形成した外ケースを安定設置基板上に直立させ
、該外ケース中に火花、品玉または落下傘等を吹出す筒
物若しくはロケット花火等の主煙火と、笛音または爆発
音を出す副煙火とを並設し、一端が前記外ケースから外
へ突出した導火線により前記主煙火と前記副煙火とが続
けて着火されるようにしたことを特徴とする玩具用花火
である。

［作用］ 外ケースの中に主煙火と副煙火とを個別のものとして並
設することで、安全性が保たれると共に。

導火線に点火することでこの主煙火と副煙火とが同時ま
たは時間差をもって続けて着火され主煙火の発する光な
ど視覚に訴えるものと副煙大の発する音との相乗作用に
より花火の醍醐味を増長させる。

［実施例コ 第１図に示した実施例の安定設置基板１はプラスチック
製で平面四角形の各辺に下方折曲縁２が一体に形成され
、上面に大径の環状リブ３が一体に起立形成され、該環
状リブ３によって囲われた内側には円形隆起部４が偏心
位置に形成され、その隣位置には有底筒状部５が夫々一
体に形成されている。６は下端が前記環状リブ３の外周
に１萩合状態にて直立状に支持された円筒状の外ケース
で。

該ケース６の上端には吹出ロアが形成され、該吹出ロア
にプラスチック製のキャップ８が着脱自在に被せられて
いる。しかして該ケース６中には筒状の主煙火１０がそ
の下端を前記隆起部４に嵌合させて垂直に支持されてい
る。また前記有底筒状部５には小径筒状の副煙火１１が
嵌め込まれている。

この主煙火１０は筒内底部を封止する土込め１２の上に
発射薬１３．品玉１４が配設され発射薬１３から連なる
導火線１５をその一側に突出させて設けてなる玩具用打
上げ煙火である。なお１６は導火線１５の突出端を係止
している粘着テープである。また、副煙火１１は笛ロケ
ットと称され従来から知られているもので、プラスチッ
ク製の有底筒体１７中に過塩素酸カリウムとサリチル酸
ソーダと硝化綿とを混合してなる火薬１８を適宜圧力で
充填してなる。これを前記有底筒状部５中にその開口側
を上にして嵌合する。そして前記主煙火１０の導火線１
５を該副煙火１１の開口の真上に対向位置させると共に
、該副煙火１］中の火薬１８に連なる導火線１９を粘着
テープ２０でもって止着してその先端を外ケース６の外
側に突出しさらにその突出部分を粘着テープ２１により
止着している。

このように構成した玩具用花火では、いま外ケース６か
ら突出している導火線１９にマツチ等で点火すると該導
火線１９を伝わる火種により副煙火１１の火薬１８が先
ず燃焼し、笛様の燃焼音を数秒間発生させる。そのとき
ｌｉｔ煙火１１の開口から噴出す燃焼火炎がその真上の
導火線１５に着火する。このため主煙火１０の発射薬１
３が爆発しキャップ８をその燃焼に伴なう空気膨張によ
り押し開は品玉１４が上方に打ち上がって空中にて破裂
する。

このようにこの玩具用花火では先ず副煙火１１に着火す
ることにより笛音が出てそれに続いて品玉が打ち上げら
れるので、その笛音により着火状況を周囲に知らせしめ
、これが警鐘となることで避難できその意味での安全性
も向上する。

第３図に示した実施例の主煙火１０は着火により火の粉
を上方に吹出す「吹出し」或いは「噴火山」と称される
もので、この場合導火＃１１５がその着火位置である上
端部まで配設されている。この実施例においても導火線
１９に着火した火種が先ず副煙火１１を燃焼させ笛音の
燃焼音を発生させた後に導火線１５を伝って主煙火１０
に着火され主煙火１０から吹出す火花が外ケース６の上
方に噴火山の如くに噴出しあでやかな光景を楽しむこと
ができる。

さらに第４図に示した実施例は前記実施例の笛音を出す
副煙火に代えて点火により爆発音を出す複数の筒状の副
煙火２０．２０・・・・を設けたものである。即ちこれ
は従来から爆竹、ファイヤークラッカー、或いはスモー
クフランカーと称されている小径の筒物で、該副煙火２
０．２０・・・・を主煙火１０の周囲にバンド２１によ
って止着し、該側煙火２０．２０・・・・および主煙火
２２に継がる一連の導火線２３の一端を外ケース６の外
部に突出させている。この場合においても導火線２３は
副煙火２０．２０・・・・に着火させて「パン、パン・
・・・」という爆発音を連発させた後生煙火２２に着火
し、該主煙火２２中に配されている複数の火玉２４を連
発式に打ち上げる。

なお、主煙火としてはこれらの実施例に示したもののほ
か、落下傘を打ち上げるもの或いはロケツｊ−形のもの
を飛昇させるものでもよい。

［発明の効果］ このように本発明の玩具用花火は、外ケース中に個別の
玩具用花火である主煙火と副煙火を並設するものである
ので、１つの筒状花火に多量の火薬を詰め込むのと異な
り安全に製造、取扱いができると共に、使用に際しては
導火線により両者が続けて着火されるため、副煙大の発
する音と主煙火の発する光等、類型の異なる玩具用花火
の競演を楽しむことができその相乗効果により新らしい
醍醐味を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の玩具用花火の実施例を説明したもので、
第１図は縦断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、
第３図は他の実施例を示した縦断面図、第４図はさらに
他の実施例を示した縦断面図である。 ｌ・・・・安定設置基板、６・・・・外ケース、７・・
・・吹出口、　１０．２２・・・・主煙火、１１．１２
・・・・副煙火、１５、１９．２３・・・・導火線。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上端に吹出口を形成した外ケースを安定設置基板上
   に直立させ、該外ケース中に火花、乱玉または落下傘等
   を吹出す筒物若しくはロケット花火等の主煙火と、笛音
   または爆発音を出す副煙火とを並設し、一端が前記外ケ
   ースから外へ突出した導火線により前記主煙火と前記副
   煙火とが続けて着火されるようにしたことを特徴とする
   玩具用花火。 ２、主煙火に継がる導火線の途中に副煙火を設けること
   により主煙火が着火する時前に副煙火が着火するように
   した特許請求の範囲第１項に記載の玩具用花火。