JPH0113691Y2 - - Google Patents

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JPH0113691Y2
JPH0113691Y2 JP1984120468U JP12046884U JPH0113691Y2 JP H0113691 Y2 JPH0113691 Y2 JP H0113691Y2 JP 1984120468 U JP1984120468 U JP 1984120468U JP 12046884 U JP12046884 U JP 12046884U JP H0113691 Y2 JPH0113691 Y2 JP H0113691Y2
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JP
Japan
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pipe
snow
water
roof
groove
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JP1984120468U
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JPS6136025U (ja
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は屋根に積もつた雪を融かす融雪屋根
に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、本願考案者による実公昭57−4186号公報
の屋根面に置ける融雪及び溜水装置がある。この
装置は屋根の傾斜面に適当間隔を置いて複数の抑
止板を横方向に立設すると共に、抑止板の両側端
に側壁を設けて集水槽を形成するものであるが、
抑止板が屋根より上方へ突出するために大量の雪
を溜めて融かすことができない。これは抑止板を
高くすると風圧抵抗が大きくなり、抑止板高さに
制限が生じる為である。このように雪止め量が少
ないと屋根の雪は抑止板を乗り越えて屋根より落
下する虞が生じる。
このように従来技術では屋根から落ちない対策
が十分でなかつた為に家の廻りに雪の落下場所が
必要であつた。しかしながら密集地では雪の落下
場所がなく他人の土地へ雪が落下する大きな弊害
が生じている。又他人の土地の樹木を落雪により
傷つける等が生じ、積雪都市では大きな問題とな
つている。
更に、単に温水を散水しただけでは温水のかか
つた部分の雪だけが穴のあいた様な状態で融雪さ
れるだけで、散水された水はまだ融雪に利用でき
る熱を有したまま排水され、熱効率が悪い。
このような問題を解決する一手段として、特公
昭57−12823号公報には、下部が少なくとも凍結
深度以下になるように配置したタンクと、このタ
ンク内に一端が開口され他端が屋根あるいは屋根
の末端部に設けられた樋に開口され該樋内からの
融水等が前記タンク内へ流水しないように設けた
パイプと、前記樋内に流入する融水等を地中に埋
設した配水管に排出するよう設けたパイプとから
なり、タンク内の地熱をパイプを介して屋根ある
いは屋根の末端部に設けた樋へ導き該部にたまつ
た雪をとかし、融水タンク内へ流入することなく
排水管へ排水できるようにした融雪装置が提案さ
れている。
しかしながら、この消雪装置においては地熱を
利用するものであるため、寒冷期や一時的に多量
の降雪があつたような場合には融雪のための熱量
が不足する。
本考案は前記問題点に鑑みて考案されたもので
あり、雪が滑り得る傾斜屋根において、屋根上で
屋根の雪を溜める体積を増加させ、屋根の落雪を
防止し、融雪効率と融雪能力の優れた融雪屋根を
提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は屋根の軒側寄りに設けられた雪溜め
用溝と、この溝の軸方向に設けた散水パイプと、
一端を前記散水パイプに接続され、他端を地下水
層に接続された地下水パイプと、前記溝に排水パ
イプを介して接続される受水槽と、一端が前記受
水槽に接続され他端が温水パイプを介して前記地
下水パイプと接続されるヒータと、前記温水パイ
プに装着される切替え弁と前記溝に設けられるオ
ーバーフローパイプとを具備して成るものであ
る。
〔作用〕
屋根に積もつた雪は溝に滑り込み、雪は溝に止
まり、地下水パイプからの温水は散水パイプより
溝に溜まつた雪に向かつて散水し、融雪された水
は排水パイプを通つて外部へ排水されるか、受水
槽に貯水され、降雪量の多い時や極寒地のように
地下水温が低いときには温水パイプの切替弁を開
けて温水パイプより地下水パイプへヒータにより
加熱された温水が供給され水温を上げて散水パイ
プへと送られる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して以下に詳説す
る。
第1図に示すように、屋根1の軒側寄りに雪溜
め用溝2を形成し、この溝2に散水パイプ4を装
着し、この散水パイプ4に地下水パイプ14の上
端を接続する。地下水パイプ14の下端は井戸ポ
ンプ5を介して地下水井に通じている。
10は溝2の底部に上端を装着する排水パイプ
で下端は受水槽9に接続される。受水槽9には加
圧ポンプ8を介してヒータ6が接続され、このヒ
ータ6と前記地下水パイプ14が温水パイプ13
により連結され、この温水パイプ13の途中に
は、切替弁7が接続され、大量の降雪時や地下水
温が低くて散水融雪効果が低い時には、切替弁7
開き切替弁7aを閉じ、ヒータ6で加熱された温
水を地下水パイプ14へ送り加温水を散水パイプ
4へ送るようにしている。3a,3bは溝2の左
右側壁で同一高であるFRP等耐蝕背U時溝3を
屋根1に埋め込まれている。尚、U字溝3の幅は
大概1mである。11はオーバーフロー用の配水
管であり、融雪された水が溝2よりの溢水を防ぐ
ために設けられている。7aは地下水パイプ14
に設けられた切替弁で、地下水よりの給水を止
め、ヒータ6により加温水を溝2に送る場合に閉
成される。7bは排水パイプ10と受水槽9との
間のパイプに設けられる切替弁で排水を受水槽9
に送る場合に開かれる。7cは排水パイプ10の
下端寄りに設けられる切替れバルブで排水を受水
槽9へ送水する場合のみ閉じられ常時には開放さ
れている。
しかして、傾斜屋根1に積もつた雪aは傾斜に
沿つて下方へ滑り落ち、軒1a寄りの側壁3aに
当たり、屋根1からの落下が防止されると共に雪
aは溝2に落下して止まる。
そして通常時は切替弁7aを開成し、切替弁7
a、弁7b,7cを閉成して井戸ポンプ5を作動
すると地下水が散水パイプ4より溝2に散水され
て、雪を融かす。そして融雪水の溢水はオーバー
フローパイプ11より排水される。
次に大量の雪aが降つたような場合には切替弁
7a,7cを閉成、切替弁7、弁7bを開成す
る。またこの雪溜め用溝2内の雪bは散水パイプ
4より散水される温水12の熱と、溝2内に溜ま
つている水により融かされる。この際生ずる温水
は切替弁7a、弁7cを閉成し、切替弁7、弁7
bを開成することにより排水パイプ10から受水
槽9に導入され、加圧ポンプ8により給水パイプ
15、及び温水パイプ13を経て、加熱されて再
び散水パイプ4に供給され、リサイクル水路が形
成される。一方、雪bが融けて溢れる水はオーバ
ーフローパイプ11により一定の高さhとなるよ
うに排出される。以上のように、散水パイプ4に
は切替弁7を介して温水パイプ13を接続し、切
替弁7aを介して地下水パイプ15を設けたこと
によつて積雪の量に対応して、温水、または地下
水を供給できるため、融雪量の調節を大幅に調節
することができる。
尚、軒寄りの溝と共に、屋根適所に同様の溝を
設けてもよい。更に、本考案の係る融雪屋根を既
設屋根の上方に、既設屋根と別体に設けてもよ
い。
〔考案の効果〕 この考案は傾斜屋根の軒寄りに屋根面に開口す
るオーバーフローパイプを有する雪溜め用溝を形
成することによつて、雪溜め箇所を屋根面の下方
に配置することができる。従つて従来の屋根面の
上方に雪を溜めるものと比較して、大量の融雪水
を溜めることができ、屋根から落雪を防止できる
効果を有する。
しかもこの考案では屋根面と溝には落差が大き
く形成されている為に、従来の滑り落ち収納方式
に比較して雪が溝を乗り越えることがなく、確実
に雪を止めることができる。
更に、この考案では切替弁によつて散水パイプ
にヒータによる温水と地下水を選択的に又は合流
させて給水でき、このため融雪の為の熱量を大幅
に調整することができる。すなわち、温水の循環
ができることから豪雪等の際には水の温度を高く
した流水を循環して多量の雪を速やかに処理でき
ると共に、排水量及び供給水量を減らすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図である。 1……屋根、1a……軒、2……雪溜め用溝、
4……散水パイプ、5……井戸ポンプ、5a……
地下水パイプ、6……ヒータ、7,7a……切替
弁、9……受水槽、10……排水パイプ、11…
…オーバーフローパイプ、13……温水パイプ、
14……地下水パイプ、15……供給パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根の軒側寄りに設けられた雪溜め用溝と、こ
    の雪溜め用溝の軸方向に設けた散水パイプと、一
    端を前記散水パイプに接続され、他端を井戸ポン
    プに接続された地下水パイプと、前記溝に排水パ
    イプを介して接続される受水槽と、一端が前記受
    水槽に接続され他端が温水パイプを介して前記地
    下水パイプと接続されるヒータと、前記温水パイ
    プに装着される切替え弁と、前記溝に設けられる
    オーバーフローパイプとを具備したことを特徴と
    する融雪屋根。
JP12046884U 1984-08-04 1984-08-04 融雪屋根 Granted JPS6136025U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12046884U JPS6136025U (ja) 1984-08-04 1984-08-04 融雪屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12046884U JPS6136025U (ja) 1984-08-04 1984-08-04 融雪屋根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136025U JPS6136025U (ja) 1986-03-05
JPH0113691Y2 true JPH0113691Y2 (ja) 1989-04-21

Family

ID=30679286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12046884U Granted JPS6136025U (ja) 1984-08-04 1984-08-04 融雪屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6136025U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712823A (en) * 1980-06-18 1982-01-22 Guratsuto Mashiinen Unto Apara Device for forming granule or lump

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712823A (en) * 1980-06-18 1982-01-22 Guratsuto Mashiinen Unto Apara Device for forming granule or lump

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Publication number Publication date
JPS6136025U (ja) 1986-03-05

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