JPH0545612Y2 - - Google Patents

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JPH0545612Y2
JPH0545612Y2 JP11250189U JP11250189U JPH0545612Y2 JP H0545612 Y2 JPH0545612 Y2 JP H0545612Y2 JP 11250189 U JP11250189 U JP 11250189U JP 11250189 U JP11250189 U JP 11250189U JP H0545612 Y2 JPH0545612 Y2 JP H0545612Y2
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sprinkling
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sprinkler
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は家屋敷地、駐車場、屋根、歩道、道路
等の積雪を散水によつて融雪する散水式融雪装置
における散水管に関するものである。
従来の技術 従来、豪雪地帯では道路、駐車場等の路面の融
雪方法として、上水、地下水等を散水して融雪す
る散水方式が見受けられるも、かかる散水式融雪
装置の散水管Aにはその散水口B,B′…が第9
図に示す様に散水管Aの軸線上に所定間隔を有し
て点状に穿設されており、その散水状態は第10
図に示す様に散水口B,B′…よりその噴出力が
衰えた箇所より若干広がる程度でそれほどの融雪
能力を備えておらず、そのため膨大な水量を消費
する欠点を有している。
又、温水を散水する場合であつても、上記の場
合より多少融雪能力を向上することが出来たが、
温水を得るためにボイラを使用するため、上記の
ものよりもランニングコストが高騰する欠点を有
していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は散水管の散水口の形状を点状となした
従来のものに比し、各々の散水口における散水範
囲を拡張することにより、融雪能力を向上させ、
又特に温水を散水する場合にあつては、散水時の
温水温度を設定値より差程低下させずに散水して
融雪することにより、ランニングコストを低減す
る様にした散水式融雪装置における散水管を提供
せんとするものである。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案はかかる点に鑑み、散水式融雪装置に設
置する散水管において、該散水管の少なくとも一
側に軸線方向に沿つて多数の線分状の散水口を穿
設したもの、又前記線分状の散水口を散水管の軸
線上に穿設したもの、又前記線分状の散水口を散
水管の軸線方向に対し所定角度位相して穿設した
散水式融雪装置における散水管を提供して上記欠
点を解消せんとしたものである。
作 用 本考案は散水管に多数穿設された散水口が線分
状のため、散水範囲が横方向に拡張されるのであ
る。
又、温水を散水する場合には、散水管における
1つの散水口の面積が点状の散水口に比して大き
いため、両者の管内圧力を同等とした場合、温水
の散水圧力は線分状の散水口を有する散水管の方
が低く、この散水圧力によつて損失するエネルギ
ーを低減出来るのである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
ると、 1は本考案にかかる散水式融雪装置における散
水管であり、該散水管1は家屋敷地の地上融雪箇
所2における建築物3の周囲に略沿う様に融雪面
4より所定高さを以て配設し、又かかる散水管1
における建築物3の適宜軒下部位より上方へ分岐
して建築物3の屋根、陸屋根等の屋根融雪箇所2
aの融雪面4a,4bより所定高さを以て棟5に
沿つて四角環状に散水管1aを配設している。
6,6a…は散水管1,1aの散水口であり、
該散水口6,6a…は散水管1,1aの融雪箇所
2,2a側にその軸線上にて所定間隔を有して線
分状に穿設してなり、第1図及び第2図に二点鎖
線で示す散水状態をなしており、又散水管1,1
aの配設条件等によつては散水管1,1aの両側
に散水口6,6a…を穿設することも可能で、例
えば第11図及び第12図に一点鎖線で示す様に
散水管1aの両側に散水口6,6a…を穿設した
ものを屋根融雪箇所2aの棟5上に配設すれば、
上記の様に四角環状に配設せずとも、屋根融雪箇
所2aの各融雪面4a,4bに散水出来る。
ここで、散水口6,6a…の他の形状について
説明すると、 第3図に示す散水口6,6a…は散水管1,1
aの一側に所定間隔毎にその軸線方向に対して垂
直方向に線分状に穿設してなり、第4図に二点鎖
線で示す散水状態をなしている。
又、第5図に示す散水口6,6a…は散水管
1,1aの一側に所定間隔毎にその軸線方向に対
し所定角度傾斜して線分状に穿設してなり、第6
図に二点鎖線で示す噴射状態をなしている。
又、前記した散水口6,6a…は線分状のもの
を示したが、かかる方式に限定されず、第7図に
示す様に破線状に穿設してなしてもよい。
7は散水式融雪装置であり、該散水式融雪装置
7は温水を融雪箇所2,2aに散水して融雪し、
これにより得た融雪水を回収して循環する様に構
成されている。
8は温水回収水路であり、該温水回収水路8は
家屋敷地内の地上融雪箇所2における建築物3を
隔てた下流側に所定幅、所定深さを以て凹設さ
れ、散水管1からの散水にて地上融雪箇所2を融
雪し、これにより融けた雪水が温水回収水路8内
に回収される様になし、又散水管射管1aからの
散水にて屋根融雪箇所2aの融けた雪水は建築物
3に設置された軒樋9,9aとこれに連続する縦
樋10,10aを温水回収水路8に連結して温水
回収水路8内に回収する様になしており、該温水
回収水路8の一端は地下に埋設した貯溜タンク1
1に連結されている。
貯溜タンク11内は温水回収水路8の一端側よ
り区割板12にて浄化槽13と貯溜槽14に区割
形成されると共に、浄化槽13は区割板12aに
て除砂槽15と沈澱槽16に区割形成され、各槽
14,15,16は区割板12,12aの上方を
通水口17,17aにて連通され、この内沈澱槽
16と貯溜槽14とが連通する通水口17aには
フイルター18が装着されており、又除砂槽15
には玉石、砂利、珪石等の透水性部材19を充填
したバスケツト20を内装している。
21は貯溜槽14の上方部位に連結された上水
動管であり、該上水動管21の吐出口22にはフ
ロート23の上下動により機械的に流路を開閉制
御する自動給水バルブ24を装着しており、かか
る自動給水バルブ24のフロート23は貯溜槽1
4の所定の貯溜量の水位より下方に位置して開弁
状態を維持し、貯溜槽14内の水位が所定の貯溜
量の水位より上昇した時点でのみフロート23が
浮力作用により上昇連動して自動給水バルブ24
を閉弁作動する様にフロート23の位置を設定し
ている。
25は温水ボイラであり、該温水ボイラ25の
流入側に接続した流入管26を貯溜槽14内に導
入し、流入管26にはその流入口27にフイルタ
ー28を装着すると共に、逆止弁29を流入口2
7の近傍位置に介装し、一方温水ボイラ25の流
出側には流出管30を接続し、該流出管30には
自吸式の循環ポンプ31の吸込側を接続し、該循
環ポンプ31の吐出側には前記した散水管1,1
aを流量調節バルブ32,32aを介して接続し
ている。
尚、温水ボイラ25及び循環ポンプ31の運転
は降雪センサー(図示せず)により作動する様に
一連の制御回路にて接続され、降雪センサーによ
り降雪を感知した時点で温水ボイラ25及び循環
ポンプ31は自動的に運転する。
33は上水動管21に配設した給水バルブ、3
4は温水ボイラ25に設けたエヤー抜き弁であ
る。
尚、本実施例において散水式融雪装置7は温水
循環式のものを示したが、かかる方式に限定され
ることなく、他の構成の散水式の融雪装置であつ
てもよく、又散水式融雪装置7は融雪筒所2,2
aを家屋敷地、屋根として設置したものを示した
が、かかる方式限定されることなく駐車場、道
路、橋等を融雪箇所として設置してもよい。
次に本考案に係る散水式融雪装置における散水
管の作用について説明すると、 雪が降り出して降雪センサーがこれを感知する
と、温水ボイラ25及び循環ポンプ31が作動
し、温水ボイラ25内の水を温水ボイラ25の設
定温度まで加温し、かかる温水が循環ポンプ31
により流出管30を経て散水管1,1aの散水口
6,6a…より散水され、融雪箇所2,2aに積
もつた雪を融雪する。
かかる散水状態にあつては散水管1,1aの散
水口6,6a…は線分状に穿設されているため、
第9図に示す散水管Aに穿設された点状の散水口
B,B′…に比し、その散水範囲が横方向に拡張
され、又散水管Aと散水管1,1aとの管内の圧
力を同等とした場合、散水管1,1aにおける1
つの散水口6,6a…の面積が散水口B,B′…
に比して大きいため、温水の散水圧力は散水管
1,1aの方が低く、この散水圧力によつて損失
するエネルギーを低減させることか出来るので、
散水時の温度を温水ボイラ25の設定温度より差
程下げずに散水するのである。
このことは温水の設定温度を50℃として散水管
内の圧力と温水散水時の温度について第1図に示
す散水管1と第10図に示す従来より使用されて
いる散水管Aとの比較試験を行つた結果、その関
係を示す表(第13図)より明らかであり、散水
時の温水の温度は散水管1内の温度より内圧1
Kg/cm2当たり約1℃低下する程度となつているこ
とが解される。
又、第3図、第5図、第7図に示す散水管1に
あつても同様なる作用を有する。
よつて、流量調節バルブ32,32aにて温水
の流量を増減させることで温水の圧力を上下さ
せ、散水時の温水温度を調整するのである。
即ち、温水の流量を増大させることにて温水温
度を下げ、逆に流量を減少させることにて温水温
度を上げるのである。
そして、地上融雪箇所2より得られる融雪水は
融雪面4を流水して温水回収水路8に流れ込み、
又屋根融雪箇所2aより得られる融雪水は軒樋
9,9aから縦樋10,10aを流水して温水回
収水路8に流れ込み、これより浄化槽13の除砂
槽15内に流入される。
かかる水は除砂槽15のバスケツト20内の透
水性部材19にてゴミ、砂等の不純物が除去さ
れ、通水口17を経て沈澱槽16内にて更に細か
い不純物を沈澱させ、通水口17aのフイルター
18を通過することにより更に浄化され、貯溜槽
14内に貯溜される。
又、貯溜槽14内に貯溜された水が所定の貯溜
量に満たない時は、自動給水バルブ24のフロー
ト23がその所定水位より下方に位置するため、
自動給水バルブ24は開弁し、上水道管21より
上水が給水され、フロート23が所定水位より上
昇した時点で閉弁し、これにより貯溜槽14内は
所定の貯溜量を常時満たしている。
そして、降雪センサーによる循環ポンプ31の
作動によつて、貯溜槽14内の貯溜水は流入管2
6に装着されたフイルター28を通過して更に不
純物を除去され、循環ポンプ31の吸込により温
水ボイラ25内に導入される。
尚、流入管26に配設された逆止弁29は温水
ボイラ25及び循環ポンプ31が運転を停止した
時に温水ボイラ25内の水が温水ボイラ25の給
水側に逆流するのを防止しており、温水ボイラ2
5内には加温される水が常時満たされている。
又、循環ポンプ31の吸込側を温水ボイラ25
の流出側に配設したことにより、貯溜槽14内の
水の吸込時に温水ボイラ25の内圧を上げず、循
環ポンプ31に負がかからないのである。
〔考案の効果〕 要するに本考案は、散水式融雪装置7に設置す
る散水管1,1aにおいて、該散水管1,1aの
少なくとも一側に軸線方向に沿つて散水管1,1
aの軸線上に或いは散水管1,1aの軸線方向に
対し所定角度位相して多数の線分状の散水口6,
6a…を穿設したので、従来の様に散水口B,
B′…が点状の散水管Aに比し、散水範囲が横方
向に拡張され、これにより融雪能力を飛躍的に向
上させることが出来る。
又、温水を散水する場合には、散水管における
1つの散水口の面積が点状の散水口に比して大き
いため、散水管Aと散水管1,1aとの管内の圧
力を同等とした場合、温水の散水圧力は散水管
1,1aの方が低く、この散水圧力によつて損失
するエネルギーを低減させることが出来るのた
め、散水時の温度を温水ボイラ25の設定温度よ
り差程下げずに散水出来、効率的に融雪をするこ
とが出来、そのランニングコストを低減出来る。
又、本考案による散水管1は散水式融雪装置7
を家屋敷地、駐車場、道路、歩道、橋等の地上融
雪箇所2、屋根、陸屋根等の屋根融雪箇所2aの
あらゆる箇所に設置することにより、前記した消
雪能力を発揮出来、特に屋根融雪において、急勾
配な屋根や洋風スレート屋根等屋根雪下ろしの不
可能な屋根融雪箇所2aに散水管1aを配設する
ことによつて、最適な融雪方法として有効利用出
来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図は散水式融雪装置における散水管を示す
図、第2図は同上の散水状態を示す図、第3図は
他の散水管を示す図、第4図は同上の散水状態を
示す図、第5図は他の散水管を示す図、第6図は
同上の散水状態を示す図、第7図は他の散水管を
示す図、第8図は同上の散水状態を示す図、第9
図は従来の散水管を示す図、第10図は同上の散
水状態を示す図、第11図は散水式融雪装置の概
略図、第12図は同上の概略平面図、第13図は
本考案と従来との散水管の管内圧力と散水温度の
関係を示す表である。 1,1a……散水管、6,6a……散水口、7
……散水式融雪装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 散水式融雪装置に設置する散水管において、
    該散水管の少なくとも一側に軸線方向に沿つて
    多数の線分状の散水口を穿設したことを特徴と
    する散水式融雪装置における散水管。 (2) 前記線分状の散水口を散水管の軸線上に穿設
    したことを特徴とする請求項1記載の散水式融
    雪装置における散水管。 (3) 前記線分状の散水口を散水管の軸線方向に対
    し所定角度位相して穿設したことを特徴とする
    請求項1記載の散水式融雪装置における散水
    管。
JP11250189U 1989-09-26 1989-09-26 Expired - Lifetime JPH0545612Y2 (ja)

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