JPH01136882A - 指示計器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、検出対象である液面や操作物等の位置を使用
者に示す指示計器に関する。

［従来の技術］ この種の指示計器として、例えば前輪の操作位置を車両
乗員に表示し、車両発進時等に車両の進行方向を示す舵
角表示装置がある。この舵角表示装置は、ステアリング
ホイール操作に連動して抵抗値が変化する可変抵抗器と
、この抵抗値変化に応じて車両乗員に前輪の繰作方向を
表示する表示機器とからなり、ステアリングホイールを
操作することにより可変抵抗器の抵抗値が比例的に変化
し、車両乗員にステアリングホイールの切れ角に応じた
表示がなされる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来の舵角表示装置は、ステアリングホ
イールのわずかな操作も克明に車両乗員に表示するため
、乗員によっては車両走行時などステアリングホイール
のわずかな操作が気になる場合が生じ、運転に向けるべ
き集中力が分散してしまう可能性があった。

つまり、検出対象の位置変化を比例的に表示する従来の
指示計器では、上記のごとく使用する計器によって不具
合を生じる場合があった。

本発明の目的は、検出対象の中間位置での表示内容が変
化しない指示計器の提供にある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、２点間の距離に応
じて抵抗値が変化する抵抗体、および該抵抗体上を摺接
する摺動子を備え、前記抵抗体または前記摺動子の一方
が検出対象の移動に連動し、前記検出対象の位置に応じ
た抵抗値を示す可変抵抗器と、該可変抵抗器の抵抗値に
応じた表示を使用者に行う表示機器とを備える指示計器
において、前記抵抗体の中間位置に、抵抗値の変化割合
が他の部分より小さい部分を設けたことを技術的手段と
する。

つまり、検出対象の移動に際して、表示内容の変（ヒを
望まない範囲での抵抗体と摺動子の接触する間の抵抗体
の抵抗値の変化割合を、他の抵抗値の変化割合より小さ
くしたものである。

［作用］ 上記構成よりなる本発明は、検出対象の位置が変化する
と、その検出対象の位置変化に伴って摺動子または抵抗
体が杯動し、可変抵抗器が検出対象の位置に応じた抵抗
値を示す。そして、表示機器は、可変抵抗器の抵抗値に
応じた内容を使用者に表示する。

これにより、検出対象の位置が変化し、摺動子が抵抗値
変化率が池の部分より低い範囲を移動する間は、可変抵
抗器の抵抗値が変化しない、あるいは大きく変化しない
ため、表示機器に表示される表示内容が変化しない、あ
るいは大きく変化しない。

［発明の効果］ 本発明によれば、抵抗体の中間位置に、抵抗値の変化割
合が他の部分より小さい部分を設けたことにより、検出
対象の移動範囲内に、検出対象が移動しても表示機器の
表示内容が変化しない、あるいは大きく変化しない部分
を設けることができる。

［実施例コ 次に、本発明の指示計器を舵角表示装置に適用した実施
例に基づき説明する。

第１図に舵角表示装置１の概略図を示す。舵角表示装置
１は、図示しないステアリングホイールの切り角に応じ
て抵抗値が変化する可変抵抗器２と、この可変抵抗器２
の抵抗値に応じて車両乗員にステアリングホイールの切
れ角、つまり前輪の回動位置を示す表示機器３とからな
る。

可変抵抗器２は、２点間の距離に応じて抵抗値が変化す
る抵抗体４と、この抵抗体４十、を摺接する摺動子５と
からなる。この摺動子５は、ステアリングホイールに連
動した部材に取り付けられ、ステアリング操作に応じて
抵抗体４上を回転、または直線的に摺動する。また抵抗
体４は、セラミックプレートの上面に、抵抗値の変化割
合の高い厚膜抵抗を印刷し、その厚膜抵抗の」−面の中
央部に抵抗値変化率の極めて小さい金属膜を印刷して焼
成さぜなもので、焼成後ｗ、ｗＡ抵抗が抵抗部４ａ、金
属膜が他の部分である抵抗部４ａより抵抗値の変化割合
が小さい知略部４ｂとなる。なお可変抵抗器２は、ステ
アリングホイールを直進方向を中心にして左５°から右
５°の範囲で操作すると摺動子５が雉絡部４ｂの上面を
摺接し、それ以上回動操作することにより摺動子５が抵
抗部４８十、を摺接するように設けられている。また抵
抗体４は、下述するように表示機器３に結線され、摺動
子５はアースされている。

表示機器３は、本実施例では指針６を約１８０゜の範囲
内に亘って振らすことが可能な周知の交差コイル式計器
で、その概略を第２図の断面図を用いて説明する。

表示機器３は、外部からの磁界の影響を遮断するため、
一端が開放された鉄製のシールドケース７を備える。こ
のシールドケース７の内部には、樹脂製よりなるアッパ
ハウジング８とロアハウジング９とが配設されている。

このアッパハウジング８とロアハウジング９の間には、
密封中空部が形成され、その内部にはシリコンオイルが
充填されるとともに円盤状の永久磁石１０が配設されて
いる。この永久磁石１０は、アッパハウジング８と口ア
ハウジング９によって支持された指針軸１１により回転
自在に支持されている。

この指針軸１１の先端には、車両乗員に前輪の回動位置
を示す土、述の指針６が取り付けられ、永久磁石１０お
よび指針１１が回動することにより指針６がシールドケ
ース７の開放端に装着された目盛盤１２の上面を回動す
る。なお、この目盛盤１２は、第３図に示すように、車
両乗員より見て」一方より左へ４５°傾いた位置にレフ
ト（Ｌ）が表示され、その位置から図示９０”右回転し
た位置にライト（Ｒ）が表示されている。

また、アッパハウジング８とロアハウジング９の外周に
は、発生する磁界がそれぞれ順次９０”ずつずれるよう
に、４つのコイル１３ａ　、１３ｂ　、１４ａ、１４ｂ
（第１図参照）が巻回されＣいる。この４つのコイル１
３ａ　、１３ｂ　、１４ａ　、１４ｂの内、コイル１３
ａ　、１３ｂとコイル１４ａ　、１４ｂのそれぞれが直
列に結線されて、コイル１３とコイル１４とされている
。

このコイル１３の両端は、アッパハウジング８とロアハ
ウジング９を貫通して設けられた４本のターミナルの内
、第１ターミナル１５ａおよび第２ターミナル１５ｂに
接続され、コイル１４の両端は、第１ターミナル１５ａ
および第３ターミナル１５ｃに接続されている（第１図
参照）、そして、第１ターミナル１５ａは保護用抵抗１
６を介して電源端子に結線され、第２ターミナル１５ｂ
は可変抵抗器２の抵抗体４の一端に結線され、第３ター
ミナル１５ｃは抵抗体４の他端に結線される。

これにより、ステアリングホイールを左終点から右終点
へ回動操作すると、第２ターミナル１５ｂとアース（摺
動子５）間は、第４図に示すように、左終点から左５°
の間で順次抵抗値が減少し、左５°から右５°の間は抵
抗値が一定とされ、さらに右５°から右終点の間、再び
抵抗値が順次減少する。また、第３ターミナル１５ｃと
アース（摺動子５）間は、第５図に示すように、左終点
から左５°の間で順次抵抗値が増大し、左５°から右５
°の間の抵抗値が一定とされ、さらに右５°から右終点
の間、再び抵抗値が順次増大する。

この結果、ステアリングホイールを左５°から右５°の
間で回動操作し”ζもコイル１３およびコイル１４の通
電量が一定とされ、第６図に示すように、指針６は振れ
ず直進状態を示す。また、ステアリングホイールを左５
°から左終点に向かって回動操作すると、コイル１３の
通電量が減少し、コイル１４の通電量が増大して指針６
がレフトに向かって振れ、逆に、ステアリングホイール
を右５°から右終点に向かって回動操作すると、コイル
１３の通電量が増大し、コイル１４の通電量が減少して
指針６がライトに向かって振れる。

本実施例によれば、車両走行時など、ステアリングホイ
ールの少しの操作を行っても、ステアリングホイールの
操作範囲が、左５６から右５°の間は、指針６は指示方
向を変更することなく直進状態を示すため、運転者は指
針６の動きに気を取られることなく運転を行うことがで
きる。

また、ステアリングホイールが左右５°以上に回動操作
されている場合は、指針６が前輪の回動方向を示すため
、運転者は車両発進時などに車両がどの方向へ進もうと
するかを室内から知ることができる。

第７図に本発明の第２実施例を示す。

本実施例は、抵抗体４をセラミックプレートの上面に印
刷された厚膜抵抗の両端の、前輪の左右の回動終点付近
にも金属膜を印刷して焼成させ、抵抗部４ａの両側にも
短絡部４Ｃを設けたものである。

これにより、前輪の左右の回動終点付近における指針６
の指示方向のバラツキをなくすことができる。

第８図に本発明の第３実施例を示す・。

上記実施例では、セラミックプレートの」−面に厚膜抵
抗を印刷し、その上面に金属膜を印刷した例を示したが
、本実施例は、セラミックプレートの中央部に金属膜を
印刷し、その両（■に厚膜抵抗を連続して印刷して、２
つの抵抗体４ｄ、４Ｃを金属箔部４ｆで繋いだものであ
る。

（変形例） 使用する表示機器に使用したコイルの数およびコイルの
結線方法は」−記実施例に限定されるものではなく、第
９図および第１０図に示すように種々変更可能なもので
ある。

表示機器に交差コイル式計器を用いた例を示したが、バ
イメタル式計器や、発光ダイオードなど他の表示手段を
用いても良い。

抵抗体の他の部分より抵抗値変化率の低い部分を、極め
て抵抗値の変化割合の低いものとした例を示したが、少
しの抵抗値の変化割合を示すものとしても良い。

摺動子を移動させた例を示したが、摺動子を固定し、抵
抗体側を移動させても良い。

指示計器を車両の舵角表示装置に適用した例を示したが
、液面の検出など、センサ部に可変抵抗器を用いた他の
指示計器に通則しても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図から第６図は本発明の第１実施例を示すもので、
第１図は車両用舵角表示装置の概略図、第２図は交差コ
イル式計器の断面図、第３図は目盛盤の平面図、第４図
および第５図はステアリングホイールの回動方向にもと
なう可変抵抗値の抵抗値変化を示すグラフ、第６図はス
テアリングホイールの回動方向にもとなう指針の指示方
向を示すグラフ、第７図は第２実施例を示す車両用舵角
表示装置の概略図、第８図は第３実施例を示す車両用舵
角表示装置の概略図、第９図および第１０図はコイルの
他の結線方法を示した車両用舵角表示装置の概略図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ２点間の距離に応じて抵抗値が変化する抵抗体、および
   該抵抗体上を摺接する摺動子を備え、前記抵抗体または
   前記摺動子の一方が検出対象の移動に連動し、前記検出
   対象の位置に応じた抵抗値を示す可変抵抗器と、 該可変抵抗器の抵抗値に応じた表示を使用者に行う表示
   機器と を備える指示計器において、 前記抵抗体の中間位置に、抵抗値の変化割合が他の部分
   より小さい部分を設けたことを特徴とする指示計器。