JP2980126B1 - 渦電流型指示計器における回転検出装置 - Google Patents

渦電流型指示計器における回転検出装置

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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、渦電流型指示計器の指示特性を阻
害することなく、指示計器の磁石による漏れ磁束を利用
してリードスイッチにて良好に回転検出を行うことがで
きるようにするとともに、追加部品の構成要素を抑えつ
つ安価にしてコンパクトな渦電流型指示計器における回
転検出装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、渦電流型指示計器のフレーム
1の底面側に軸支された回転軸2と、この回転軸2の上
端に固定された磁石3と、この磁石3を取り巻いて前記
回転軸2に固定されたカップ状の導磁体4と、この導磁
体4と前記磁石3との間に配設され、指針軸8を取り付
け固定した逆カップ状の誘導板9と、前記指針軸8の上
端に固定された指針10とを備え、前記磁石3には少な
くとも4極以上の偶数の数からなる磁極を設け、前記カ
ップ状の導磁体4の底面4Bには前記磁石3のS極とN
極とを対とした磁極部分と対向する位置に開口孔14を
設けるとともに、導磁体4の底面4B部分に接近してリ
ードスイッチ15を配設してなることを特徴とする渦電
流型指示計器における回転検出装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渦電流型指示計器
において、特に指示計器の磁石の回転数に比例して発生
する渦電流作用による回転トルクに影響を及ぼすことな
く、すなわち指示計器の指示特性を阻害することなく、
指示計器の磁石による磁束を利用してリードスイッチに
て回転検出を行うようにした渦電流型指示計器における
回転検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の渦電流型指示計器として
は、図5に示すように、コ字状に形成されたフレーム1
の底面には軸受部材を介して回転軸2が回動自在に支承
保持去れ、この回転軸2の上端には磁石3と、この磁石
3と近接してカップ状の導磁体4が固着されており、回
転軸2は計測されるべき回転部分たとえば自動車の車輪
からの回転をフレキシブルケーブルを介して回転伝達す
るように形成している。
【0003】また、コ字状のフレーム1の開口側上端に
はプレート5が架設され、このプレート5の中央には上
側軸受6が設けられるとともに、前記回転軸2の上端中
央には下側軸受7が設けられ、各軸受6,7に指針軸8
が軸支されている。
【0004】この指針軸8の下端側には回転軸2に固着
された磁石3と対応して逆カップ状の誘導板9が固定さ
れ、上端には指針10が圧入固定されている。
【0005】また指針軸8の回動を制御するヒゲバネ1
1は、その内端が指針軸8側に固定され、その外端が前
記プレート5にアーム12を介して固定されており、ま
たプレート5上にはビスなどを介して文字板13が取り
付けられている。
【0006】従って、車輌からの回転は図示しないフレ
キシブルケーブルを介して回転軸2に伝達され、回転軸
2とともに磁石3および導磁体4が回転され、この磁石
3の回転運動により発生する渦電流作用を導磁体4によ
って有効的に誘導板9へ導き、磁石3の回転と比例した
回転トルクが誘導板9へと作用し、この誘導板9の回転
トルクをヒゲバネ11の弾性力と均衡させて回転軸2の
回転数に応じた指針10の回転変位を文字板13上の目
盛や数値と対比判読して計測表示するようにしている。
【0007】ところで、前述した渦電流型指示計器にお
いて、たとえば前記回転軸2の回転から速度を検出して
速度警報装置を作動させたり、回転軸2の回転数をカウ
ントして走行距離に換算したり、あるいは回転軸2の回
転の有無を検出して車輌のドアロックを作動させたりす
るために、前記回転軸2に取り付け固定された磁石3と
接近状態にしてリードスイッチを配設して回転軸2の回
転を検出するようにしたものが知られている。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】たとえば、実開昭50−48689号公報
に記載のように、渦電流型指示計器の導磁体(ヨーク)
の外周に回転検出用としての磁石を別個に取り付け固定
し、この磁石に対設してリードスイッチなどの磁気応動
手段(磁電変換器)を配設し、車輌の制限速度などを検
出可能にしたものが知られている。
【0009】しかしながら、上述した従来装置にあって
は、指示計器用の磁石とともに、指示計器の磁気経路を
形成する導磁体(ヨーク)に別個に磁石を取り付け固定
するため、両磁石が磁気的に相互干渉し、指示計器の磁
気経路に影響を与えてそのその指示特性を狂わせてしま
いやすく、また導磁体(ヨーク)の外周に回転検出用の
磁石を別個に固定することによって重量が増し回転軸に
負荷がかかりやすく、回転軸に回転むらが発生して指示
計器の針振れ現象を誘発する虞があり、さらにスペース
的に大型化してしまうという問題もある。
【0010】この点を考慮するものとして、たとえば実
開昭47−17685号公報や実開昭53−71478
号公報などに記載されているように、指示計器の導磁体
の底部には指示計器用の磁石の磁極部の1極部分にそれ
ぞれ対応して切り欠き孔を設け、かつ導磁体の底部に近
接してリードスイッチを設けて構成したものが知られて
いる。
【0011】この場合、磁石の磁極部の位置に対して、
前記導磁体の底部に設けた切り欠き孔の位置が若干狂っ
てしまった状態にて取り付けてしまうと、導磁体部分に
てリードスイッチ側に関与する漏れ磁束が極端に絶たれ
て減少し、リードスイッチのスイッチング作動に影響を
与えてしまい、追従性が劣ってしまったり、リードスイ
ッチの開閉作動において誤動作を起こしてしまうという
不具合を招くことがある。
【0012】そこで本発明は、渦電流型指示計器の指示
特性を阻害することなく、指示計器の磁石による漏れ磁
束を利用してリードスイッチにて良好に回転検出を行う
ことができるようにするとともに、追加部品の構成要素
を抑えつつ安価にしてコンパクトな渦電流型指示計器に
おける回転検出装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、渦電
流型指示計器のフレームの底面側に軸支された回転軸
と、この回転軸の上端に固定された磁石と、この磁石を
取り巻いて前記回転軸に固定されたカップ状の導磁体
と、この導磁体と前記磁石との間に配設され、指針軸を
取り付け固定した逆カップ状の誘導板と、前記指針軸の
上端に固定された指針とを備え、前記磁石には少なくと
も4極以上の偶数の数からなる磁極を設け、前記カップ
状の導磁体の底面には隣り合う前記磁石のS極とN極と
を対とした磁極部分と対向する位置に開口孔を設けると
ともに、導磁体の底面部分に接近してリードスイッチを
配設してなることを特徴とする渦電流型指示計器におけ
る回転検出装置である。また請求項2の発明は、前記請
求項1において、前記導磁体の開口孔は、前記磁石のS
極とN極とを対とした磁極部分の配置位置に沿って円弧
状に切り欠き形成してなることを特徴とする渦電流型指
示計器における回転検出装置である。また請求項3の発
明は、前記請求項1または請求項2において、前記リー
ドスイッチは、絶縁性部材からなるホルダーに取り付け
固定され、このホルダーを前記渦電流型指示計器のフレ
ームに固定保持してなることを特徴とする渦電流型指示
計器における回転検出装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】前記請求項1の構成によって、渦
電流型指示計器において、隣り合う磁石のS極とN極と
を対とした磁極部分と対向する位置に合わせて導磁体の
開口孔を設けることにより、特に指示計器の磁石の回転
数に比例して発生する渦電流作用による回転トルクに影
響を及ぼすことなく、すなわち指示計器の指示特性を阻
害することなく、指示計器の磁石による漏洩磁束を有効
に利用してリードスイッチにて回転検出を行うことがで
きる。しかも、隣り合う磁石のS極とN極とを対とした
磁極部分と対向する位置に合わせて導磁体の開口孔を設
けるだけで回転検出用の磁石などの追加部品を必要とす
ることなく構成でき、部品コストを抑えつつ製作が容易
で、コンパクトな渦電流型指示計器における回転検出装
置を提供することができる。また前記請求項2の構成に
よって、磁石に着磁される磁極の配列に合わせて、円弧
状に切り欠いた開口孔を形成することにより、漏洩磁束
をリードスイッチへと有効に導き入れることができ、こ
れにより前記リードスイッチの開閉作動を安定にしてか
つ確実に行うことのできる回転検出装置を構成すること
ができる。また前記請求項3の構成によって、回転検出
装置の部品であるリードスイッチの組み付けを良好にし
て、その取付位置も所定位置に確実に固定保持できると
いう効果がある。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図1から図4は本発明の第1実施例を示すもの
であり、前述した従来例の構成と同一もしくは均等箇所
には同一符号を用いて説明する。たとえば自動車あるい
はオートバイなどの速度計に適用される渦電流型指示計
器であって、コ字状に形成されたフレーム1の底面側に
回転軸2を軸支し、この回転軸2の上端には磁石3と、
この磁石3を取り巻いてカップ状の導磁体4とを固定
し、上記フレーム1の側壁開口側を橋絡するプレート5
をフレーム1に架設固定し、このプレート5の中央に上
側軸受6を形成するとともに、上記回転軸2の上端中央
に下側軸受7を形成して指針軸8を軸支し、この指針軸
8の下端側には回転軸2に固着された磁石3と少許空隙
を介して配設された逆カップ状の誘導板9を固着形成
し、さらに上記指針軸8の上端に指針10を固定すると
ともに、指針軸8のほぼ中央位置にヒゲバネ11の内端
を固定し、その外端をフレーム1側に固定し、磁石3の
回転運動により発生する渦電流作用によって上記誘導板
9と上記ヒゲバネ11の弾性力と均衡させて回動支持す
るようにしている。
【0016】本発明はこのような渦電流型指示計器に適
用されるものであって、この実施例では、円形からなる
前記磁石3には、その周面部分に沿って等間隔にS極と
N極とによる4極の磁極が交互に着磁されており、前記
カップ状の導磁体4の底面には、隣り合っている前記磁
石3のS極とN極とを対とした2極の磁極部分と対向す
る位置に合わせて切り欠いた開口孔14が2箇所に設け
られているが、この場合、前記磁石3の形状および2極
の磁極の配設位置に合わせて、前記開口孔14の形状を
円弧状に切り欠いてそれぞれ形成している。
【0017】また、カップ状の導磁体4は、その側周面
4A部分によって前記磁石3の回転運動により発生する
渦電流作用を有効的に誘導板9へと導き出すために設け
られており、この渦電流型指示計器としての本来の機能
を果たす導磁体4の側周面4A部分と懸け離れた導磁体
4の底面4B部分に前記開口孔14が設けられており、
また導磁体4の底面4B部分には前記指示計器の回転軸
2に取り付けるための取付孔4Cが形成されている。
【0018】また前記導磁体4の底面4B部分に接近し
て回転検出装置のセンサー部となるリードスイッチ15
を配設しているが、この実施例では、リードスイッチ1
5は、絶縁性部材たとえば合成樹脂材料からなるホルダ
ー16に取り付け固定され、このホルダー16の両端部
を前記渦電流型指示計器のフレーム1にビス17などに
よって固定保持している。
【0019】この場合、具体的には、リードスイッチ1
5のバルブ部分がホルダー16に設けた支承部16Aに
よって支持され、リードスイッチ15のそれぞれのリー
ド15A,15B部分の両端側が折り曲げられ、そのリ
ード15A,15Bの各端部がホルダー16に取り付け
られた各端子18に半田付け接続されており、この一方
の端子18を前記ホルダー16の端部とフレーム1に対
して共締め固定してボディーアースとし、他端側の端子
18は外部と電気接続可能に設けて構成している。
【0020】上記構成において、図示しないフレキシブ
ルケーブルを介して回転軸2を回転駆動すると、その回
転軸2とともに磁石3および導磁体4が回転され、この
磁石3の回転運動により発生する渦電流作用を導磁体4
の側周面4A部分によって有効的に誘導板9へ導き、磁
石3の回転と比例した回転トルクが誘導板9へと作用
し、この誘導板9の回転トルクをヒゲバネ11の弾性力
と均衡させて回転軸2の回転数に応じて指針軸8を回動
し、この指針軸8に取り付けた指針10の回転変位を文
字板13上の目盛や数値と対比判読できるようにしてい
る。
【0021】この際、回転検出装置のセンサー部となる
リードスイッチ15においては、前記回転軸2の回転と
ともに磁石3および導磁体4が一緒に回転し、導磁体4
に切り欠いて設けた開口孔14が前記リードスイッチ1
5の上方位置に達する毎に、導磁体4の開口孔14を介
して磁石3からの漏洩磁束がリードスイッチ15側へと
流れ、この磁石3からの磁気作用によってリードスイッ
チ15を閉成し、また磁石3とともに導磁体4の開口孔
14位置がリードスイッチ15から懸け離れた位置へ移
行した時には、導磁体4の底面4B部分などによって漏
洩磁束がリードスイッチ15側へと流れでなくなり、こ
の結果リードスイッチ15が開放し、回転軸2の回転数
に比例してリードスイッチ15の開閉回数による出力パ
ルス数が変化するものであり、この出力パルス信号に基
づいて、たとえば速度を検出して速度警報装置を作動さ
せたり、パルス信号をカウントして走行距離に換算した
り、あるいはパルス信号の有無を検出して車輌のドアロ
ックを作動させたりすることができる。
【0022】従って、指示計器の回転軸2に取り付けら
れた磁石3は、その上方から逆カップ状の誘導板9と少
許間隙を介して被せ、下方からは磁石3とともに誘導板
9を包囲してカップ状の導磁体4を被せることにより指
示計器の磁気回路を形成するとともに、前記磁石3には
少なくとも4極以上の偶数の数からなる磁極を設け、前
記カップ状の導磁体4の底面4Bには前記磁石3のS極
とN極とを対とした磁極部分と対向する位置に開口孔1
4を設けるとともに、導磁体4の底面4B部分に接近し
てリードスイッチ15を配設してなることによって、前
記磁石3からの一部漏洩磁束をリードスイッチ15に作
用させることができ、前記指示計器の磁気回路への影響
がなく、指示計器の指示トルクを阻害することなく指示
計器の磁石3による漏洩磁束を有効に利用してリードス
イッチ15にて良好に回転検出を行うことができる。
【0023】しかも、隣り合っている磁石3のS極とN
極とを対とした磁極部分と対向する位置に合わせて導磁
体4の開口孔14を設けるだけで回転検出用の磁石など
の追加部品を必要とすることなく構成でき、部品コスト
を抑えつつ製作が容易で、コンパクトな渦電流型指示計
器における回転検出装置を提供することができる。
【0024】また前記磁石3に着磁される磁極の配列に
合わせて、円弧状に切り欠いた開口孔14を形成するこ
とにより、漏洩磁束をリードスイッチ14へと有効に導
き入れることでき、これにより前記リードスイッチ14
の開閉作動を安定にしてかつ確実に行うことのできる回
転検出装置を構成することができる。
【0025】また前記リードスイッチ14を絶縁性部材
からなるホルダー16に取り付け固定し、このホルダー
16を前記渦電流型指示計器のフレーム1を基準にして
固定保持してなることによって、回転検出装置の部品で
あるリードスイッチの組み付けを良好にして、その取付
位置も所定位置に確実に固定保持できるという効果があ
る。
【0026】なお、上述した実施例では指示計器のフレ
ーム1を平板状の導電性金属製材料からなるパネルによ
って折り曲げ形成して構成し、このフレーム1を利用し
てボディーアースとしていたが、リードスイッチ14の
両端にそれぞれ端子を設け、この両方の端子から直接外
部へと電気的に引き回し形成するようにしても良く、あ
るいは電気コードを介して外部へと接続するようにして
も良いものであり、また場合によっては端子部分から直
接コネクタに差し込んで電気的に引き回し形成するよう
にしても良い。また、前述した実施例では磁石3に着磁
する磁極数を4極として交互に配列して構成していた
が、6極などの極数の場合などにおいても同様に、等間
隔にS極とN極とによる6極の磁極を交互に着磁し、か
つ隣り合っている前記磁石3のS極とN極とを対とした
2極の磁極部分と対向する位置に合わせて導磁体4の底
面4B部分に開口孔14を3箇所設けて構成すればよい
ものである。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明で
は、渦電流型指示計器のフレームの底面側に軸支された
回転軸と、この回転軸の上端に固定された磁石と、この
磁石を取り巻いて前記回転軸に固定されたカップ状の導
磁体と、この導磁体と前記磁石との間に配設され、指針
軸を取り付け固定した逆カップ状の誘導板と、前記指針
軸の上端に固定された指針とを備え、前記磁石には少な
くとも4極以上の偶数の数からなる磁極を設け、前記カ
ップ状の導磁体の底面には隣り合う前記磁石のS極とN
極とを対とした磁極部分と対向する位置に開口孔を設け
るとともに、導磁体の底面部分に接近してリードスイッ
チを配設してなることを特徴とする渦電流型指示計器に
おける回転検出装置であるため、磁石のS極とN極とを
対とした磁極部分と対向する位置に合わせて導磁体の開
口孔を設けることにより、特に指示計器の磁石の回転数
に比例して発生する渦電流作用による回転トルクに影響
を及ぼすことなく、すなわち指示計器の指示特性を阻害
することなく、指示計器の磁石による漏洩磁束を有効に
利用してリードスイッチにて回転検出を行うことができ
る。しかも、隣り合う磁石のS極とN極とを対とした磁
極部分と対向する位置に合わせて導磁体の開口孔を設け
るだけで回転検出用の磁石などの追加部品を必要とする
ことなく構成でき、部品コストを抑えつつ製作が容易
で、コンパクトな渦電流型指示計器における回転検出装
置を提供することができる。また請求項2の発明は、前
記請求項1において、前記導磁体の開口孔は、前記磁石
のS極とN極とを対とした磁極部分の配置位置に沿って
円弧状に切り欠き形成してなることにより、漏洩磁束を
リードスイッチへと有効に導き入れることができ、これ
により前記リードスイッチの開閉作動を安定にしてかつ
確実に行うことのできる回転検出装置を構成することが
できる。また請求項3の発明は、前記請求項1または請
求項2において、前記リードスイッチは、絶縁性部材か
らなるホルダーに取り付け固定され、このホルダーを前
記渦電流型指示計器のフレームを基準として固定保持し
てなることにより、回転検出装置の部品であるリードス
イッチの組み付けを良好にして、その取付位置も所定位
置に確実に固定保持できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すもので、図1は渦
電流型指示計器および回転検出装置の全体概要を示す分
解斜視図である。
【図2】 図2は図1の組み付け状態を示す指示計器の
断面図である。
【図3】 図3は図2の回転検出装置の主要部を示す平
面図である。
【図4】 図4は図2の回転検出装置の検出部を要部を
示す平面図である。
【図5】 図5は従来および本発明で適用される渦電流
型指示計器の正断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 回転軸 3 磁石 4 導磁体 4A 側周面 4B 底面 4C 取付孔 8 指針軸 9 誘導板 10 指針 11 ヒゲバネ 13 文字板 14 開口孔 15 リードスイッチ 15A リード 16 ホルダー 16A 支承部 18 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 3/495 G01P 1/08 G01D 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦電流型指示計器のフレームの底面側に
    軸支された回転軸と、この回転軸の上端に固定された磁
    石と、この磁石を取り巻いて前記回転軸に固定されたカ
    ップ状の導磁体と、この導磁体と前記磁石との間に配設
    され、指針軸を取り付け固定した逆カップ状の誘導板
    と、前記指針軸の上端に固定された指針とを備え、前記
    磁石には少なくとも4極以上の偶数の数からなる磁極を
    設け、前記カップ状の導磁体の底面には隣り合う前記磁
    石のS極とN極とを対とした磁極部分と対向する位置に
    開口孔を設けるとともに、導磁体の底面部分に接近して
    リードスイッチを配設してなることを特徴とする渦電流
    型指示計器における回転検出装置。
  2. 【請求項2】 前記導磁体の開口孔は、前記磁石のS極
    とN極とを対とした磁極部分の配置位置に沿って円弧状
    に切り欠き形成してなることを特徴とする請求項1に記
    載の渦電流型指示計器における回転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記リードスイッチは、絶縁性部材から
    なるホルダーに取り付け固定され、このホルダーを前記
    渦電流型指示計器のフレームに固定保持してなることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の渦電流型指
    示計器における回転検出装置。
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