JPH01136649A - 衝撃波治療装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は例えば被検体内にある被破砕物例えば結石を衝
撃波の集束エネルギで破砕することで治療する衝撃波治
療装置に関する。

（従来の技術） 従来の超音波治療装置は、凹面状若しくは凹面状アニユ
ラ構造又は平面状からなる二次元アレイ構造の超音波振
動子を備えた超音波アプリケータを有し、これにより収
集されデイスプレィ上に表示された画像に基づき被検体
内にある被破砕物たる結石に対する位置決め及び該結石
の破砕の両方に兼用していた。また、補助用の位置決め
装置として別に超音波診断装置あるいはＸ線診断装置を
用いる場合もあった。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上述した超音波治療装置では、凹面状の超
音波振動子では視野が一点に限定され、他方前記凹面状
アニユラ構造からなる超音波振動子では視野が同心円の
中心を通り、核内に垂直な直線上に限定されるために位
置合せが困難であった。また、この位置合せの際に補助
として超音波探触子を用いる場合にも、前記破砕用振動
子が障害となって前記超音波探触子の設定位置が限定さ
れる結果となり、位置合せに必要なデイスプレィ上に表
示される画像の画質を確保できなかった。

また、破砕用超音波を被検体内に良好に伝えるために、
超音波振動子と被検体との間に水等の媒体を介在させる
が、この水等の媒体に起因する超音波の減衰、散乱等が
発生し、このためデイスプレィ上に表示される画像に悪
影響を及ぼして前記破砕用振動子による位置合せが困難
になるという問題があった。

そこで本発明は、破砕用振動子を被破砕物に対して位置
決め容易な衝撃波治療装置の提供を目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上述した問題点を解決するための本発明の構成は、被検
体に向けて衝撃波の送波を行う衝撃波アプリケータを有
する衝撃波治療装置において、前記衝撃波アプリケータ
は被検体内に衝撃波の集束点を形成する衝撃波トランス
ジューサと、この衝撃波トランスジューサの衝撃波送波
面に設けられた水槽と、この水槽内でかつ前記衝撃波ト
ランスジユーザの衝撃波送波面から集束点に至る衝撃波
送波領域内に配置され前記集束点を含む音場領域を形成
して該被検体の断層像データを収集する超音波トランス
ジューサとを備えたものとしている。

（作　用） 上記構成を有する本発明の作用は、超音波トランスジュ
ーサを水槽内でかつ衝撃波トランスジユーザの衝撃波送
波領域内に配置し、該衝撃波トランスジューサで形成さ
れる一撃波の集束点を含む音場領域を形成させて、被検
体の画像データを収集する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の衝撃波治療装置について図面
を参照して説明する。尚、本実施例では衝撃波として超
音波を用いた実施例について説明する。

第３図は一実施例の衝撃波治療装置の構成ブロック図で
ある。

図示する衝撃波治療装置は人別するとシステム制御部、
破砕部、イメージング部及び破砕目標設定部からなる。

前記システム制御部は、被破砕物の破砕力の強度を設定
するシステム設定器１２、この設定値に従い、イメージ
ング系、破砕系を制御するシステム制御回路１３と、イ
メージング系制御回路１９と破砕系制御回路１５とから
構成されている。

前記破砕部は、破砕系制御回路１５と、破砕衝撃波パル
スのタイミングを決定するクロック発振回路１８と、各
振動子を駆動するパルスに破砕系制御回路１５により制
御されるデイレイを与えるプログラマブルデイレイ回路
群１と、デイレイ波形により振動子を駆動するパルサ群
２と、Ｎ個に分割された破砕用振動子群（衝撃波トラン
スジューサ）３より構成されている。

前記イメージング部は、被検体７Ｍの断層像データを収
集する超音波トランスジューサ４と、回路選択切替スイ
ッチであるマルチプレクサ２０と、断層像データ収集用
の超音波パルスのタイミングを決定するクロック発振器
２１と、イメージング系制御回路１９によりデイレイを
与えるプログラマブルデイレイ群２２と、振動子を駆動
するパルサ群２３と、エコーの遅延量を得る受信用プロ
グラマブルデイレイ２４と、得られたエコーを合成。

検波等を行い受信信号として出ノＪするＢモード用受信
回路２５と、アナログの受信信号をディジタル信号に変
換するＡ／Ｄ変換器２６と、走査変換を行うディジタル
スキャンコンバータ２７と、デイスプレィ２８とから構
成されている。

前記破砕目標設定部はプローブ位置検出器１６と、この
プローブ位置検出器１６及び破砕系制御回路１５から得
られる情報により破砕目標（非破砕物）を輝出する破砕
目標設定回路１７とにより構成される。ここで得られた
破砕目標（非破砕物）は前記イメージング系のディジタ
ルスキャンコン＝　６　＝ バーク２７に加えられ、デイスプレィ２Ｂ上には断層画
像１０．１１と共に破砕目標像（非破砕物像、本実施例
では結石像）が表示される。

第１図は被検体に装着して使用する衡撃波アプリケータ
４０の断面図及びその使用状態を示す図である。

同図に示す衝撃波アプリケータ４０は、凹面形状に配置
された被破砕物の破砕用の振動子群３（衝撃波１〜ラン
スジユーサ）と、内部に水を貯水し外周側面に蛇腹を形
成すると共に被検体との接触面（当接部）は水とほぼ等
しい音響インピーダンスを有する薄膜６ａで形成された
水槽６と、この水槽６内で、かつ衝撃波トランスジュー
サ３の衝撃波送波面３ａから衝撃波の集束点４３に至る
衝撃波送波領域４２内に配置され少なくとも画像データ
の収集の際には薄膜６ａを介してその超音波送受波面４
ａを被検体７Ｍに当接させる断層像敵影用の超音波トラ
ンスジユーザ４と構成されている。従って、超音波トラ
ンスジューサ４は衝撃波トランスジューサ３の衝撃波（
超音波）の集束点４３を含む音場領域１１を形成するこ
とになる。

尚、図示超音波トランスジューサ４は被検体７Ｍに当接
させた状態を示すが、これは常時当接させた状態として
いるものに限らず、また断層像データを集束する際にも
薄膜に必ずしも当接しなくてもよい。尚９Ｍは腎臓であ
る。

第２図（ａ）乃至（ｄ＞はそれぞれ衝撃波トランスジユ
ーザ３の詳細な構成を示す図である。

同図（ａ）はアニユラ型に配列したもので、各超音波振
動子３０は凹面状かつ同心円状に配置され、その中心に
は超音波トランスジューサ４を挿通可能な挿通孔４１が
形成されている。尚、同図（ｂ）は同図（ａ）に示すも
のをほぼ矢印六方向から見た斜視図である。

同図（Ｃ）は２次元配列構造としたものである。

同図に示す超音波振動子３１は凹面状かつ同心円状に配
列させた点で同図（ａ）に示すものと同様であり、これ
を同心円の中心口りに一定角度間隔で分割して構成した
ものである。このような構成とした際には形成する集束
点の位置を自由に設定できることとなるので、前述した
破砕目標設定回路１７により任意に被破砕物へ集束点を
一致させることができる。

以上詳述した構成からなる衝撃波治療装置の作用、効果
について以下に説明する。

電源を投入し装置各部を適宜調整する。

まず、衝撃波アプリケータ４０を被検体７Ｍの表面に載
置し、断層像データを収集する超音波トランスジューサ
４によりデイスプレィ２８上に当該部分の断層像を表示
させる。

この場合、超音波トランスレユーザ４の超音波送受波面
４ａと被検体７Ｍの体表との間には水槽６の薄膜６ａだ
けが介在することになり、従来この間に存在していた水
等を排除できる。従って、これらの水等による送受波〆
れる超音波の減衰。

散乱等の発生を防止できる結果、良好な断層像を得るこ
とができるようになる。このことから、衝撃波トランス
ジューサ３（破砕用振動子）で得られる集束点４３の被
破砕物１０Ｍへの位置決めを容易とすることができる。

また、超音波１ヘランスジューサ４の超音波送受波面を
薄膜６ａに当接しない場合にも介在する水の量を低減で
きるので良好な画像を得る上で有効である。さらにまた
、衝撃波トランスジューサ３の中心でかつ水槽６内に超
音波１ヘランスジユーサ４を配置したことから、双方の
トランスジューサが他の障害とならずにそれぞれ衝撃波
の送波と画像データ収集用の超音波の送受波とを行うこ
とができる。

ところで、オペレータはデイスプレィ２８上に表示され
た断層像を基に被破砕物たる結石を探し、該結石像１０
Ｍを表示させる。同時にデイスプレィ２８上には破砕目
標設定部により求められた破砕目標像（マーカ）２９が
表示される。

そして、アプリケータ４０を微調整して表示されている
結石像１０とマーカ２９とを一致させる。

次にオペレータはシステム設定器１２により、破砕開始
を指示することにより結石の破砕が実行される。他方、
システム制御回路１３はイメージング系のクロック発振
器２１と破砕系のタロツク発振器１８との同期をとるこ
とで、破砕用の衝撃−１０＝ 波が断層像に悪影響を与えないようにすることもできる
。また、これは非同期としてもよい。

尚、本発明は前述した実施例に限定されず、その要旨の
範囲内において適宜変形実施することができる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、破砕用衝撃波を被
破砕物に位置決め容易な衝撃波治療装置の提供ができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例衝撃波治療装置の衝撃波アプ
リケータの構成とその使用態様を示す説明図、第２図（
ａ）乃至（ｄ＞は衝撃波トランスジューサの説明図、第
３図は本発明の一実施例衝撃波治療装置の構成ブロック
図である。 ３・・・衝撃波トランスジューサ、 ４・・・超音波トランスジューサ、 ６・・・水槽、４３・・・集束点。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　缶周　　　　　近
　　藤　　　　　　猛 （ｂ） 弔　　２ （ｄ） 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検体に向けて衝撃波の送波を行う衝撃波アプリ
   ケータを有する衝撃波治療装置において、前記衝撃波ア
   プリケータは被検体内に衝撃波の集束点を形成する衝撃
   波トランスジューサと、この衝撃波トランスジューサの
   衝撃波送波面に設けられた水槽と、この水槽内でかつ前
   記衝撃波トランスジューサの衝撃波送波面から集束点に
   至る衝撃波送波領域内に配置され前記集束点を含む音場
   領域を形成して該被検体の断層像データを収集する超音
   波トランスジューサとを備えたことを特徴とする衝撃波
   治療装置。
2. （２）前記超音波トランスジューサは少なくとも画像デ
   ータ収集の際には水槽の被検体との当接部に接触するも
   のである特許請求の範囲第１項記載の衝撃波治療装置。