JPH01132733A - 防振アルミニウム合金 - Google Patents

防振アルミニウム合金

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JPH01132733A
JPH01132733A JP28999687A JP28999687A JPH01132733A JP H01132733 A JPH01132733 A JP H01132733A JP 28999687 A JP28999687 A JP 28999687A JP 28999687 A JP28999687 A JP 28999687A JP H01132733 A JPH01132733 A JP H01132733A
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JP
Japan
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alloy
total
high damping
aluminum alloy
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP28999687A
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English (en)
Inventor
Tatsufumi Kurofuchi
黒淵 達史
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Kasei Naoetsu Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は防振アルミニウム合金に関する。詳しくは本発
明は各種機器の振動による害の防止等の用途に好適に用
いられる、減衰能が大きい防振性アルミニウム合金に関
する。
ここで減衰能Q−sは外部から与えられた振動エネルギ
ーを熱エネルギーに変換する尺度を示し、振動のlサイ
クルの最初において振動系の有する振動エネルギーをE
1振動のlサイクル中に熱エネルギーに変換するエネル
ギーをΔEとすると次式の関係がある。
〔従来の技術〕
現在、工業的に利用されている防振性合金としては、F
e基合金(商品名:サイレンタロイ及びジエンタロイF
)、Ni基合金、Mn基合金(商品名:ソノストン)、
Zn基合金(商品名:コスマールZ及びジエンタロイA
)及びMg基合金がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
公知の防振性合金のうち、Fe基合金、Ni基合金及び
Mn基合金は減衰能に優れるが、比重がtry/cr7
1以上と非常に大きく、機器の軽量化には不適当である
。Zn基合金は減衰能に優れるが、比重がug/cI/
を以上とやはシ大きく、剛性が小さい上、耐食性に劣シ
、実用面での問題が多い。Mg基合金は減衰能が大きく
、比重が1.ざ117allと軽量であるが製造コスト
が高く、汎用性に劣る。またAt基合金は未だ実用的に
満足すべき減衰能レベルに到達していない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、かかる従来技術に鑑み比重が3g/c
rI以下と軽量で、減衰能Q−1が5xio−3以上の
防振性を有し、かつ、製造技術面からも実用的なアルミ
ニウム合金を提供することにある。
アルミニウム合金中で内部摩擦(減衰)を生ずるメカニ
ズムとして、第二相粒子とマトリックスの境界、結晶粒
界及びセル粒界での粘性流動並びに転位、空孔及び積層
欠陥等の結晶中の微小欠陥による振動エネルギーの吸収
が考えられる。
本発明者は上記のメカニズムを考凍、シつつその具体的
実現のために鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達した
即ち、本願の第一発明の要旨は、 重量百分率で、 ■ Ni4A−10チ、 ■(1)  Fe1Zr、 V及びTiからなる群から
選ばれた少なくとも7種の元素を合計で0.05〜0.
1チ、 及び/又は (11)希土類元素の少なくとも1種を合計で0.05
〜コチ、 を含み、残部がアルミニウム及び不純物からなシ、第二
相粒子の平均粒径が/ O11m以下であることを特徴
とする防振アルミニウム合金に存する。
また本願の第二の発明の要旨は、 重量百分率で、 ■ Ni#−10%、 σl) Fe、 Zr、 V及びTiからなる群から選
ばれた少なくとも1種の元素を合計で0.0り〜O1ざ
 チ、 及び/又は、 (11)希土類元素の少なくとも1種を合計で0.02
〜コチ、 ■ SnO,00s〜0./ % を含み、残部がアルミニウム及び不純物からなシ、第二
相粒子の平均粒径が10μm以下であることを特徴とす
る防振アルミニウム合金に存する。
以下に本発明について更に詳細に説明する。
本発明の防振アルミニウム合金においては、重量百分率
で、 ■ Ni4t N10%、 ■(1)  Fe、 Zr、 V及びTiからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の元素を合計で0.0 !;
〜o、g%、 及び/又は (1り希土類元素の少なくとも1種を合計で0.01〜
2%。
を含み、残部がAt及び不純物からなシ、第二相粒子の
平均粒径が/ OI’m以下であることを特徴とする。
At中にNi  が添加されると、マトリックスである
At中にNi粒子が析出し共晶組織を形成する。そして
第2相であるAl3Ni粒子の界面が振動を吸収し減衰
能を向上させるが、Niの含有量がlI%より少ないと
形成される第2相粒子が少ないため充分な減衰能が得ら
れず、10%よシ多いと粗大な第2相粒子を生成するの
で減衰能が向上しない上に機械的性質に劣る。
従ってNiの添加量はμ〜ioチ、好ましくはり、夕〜
gチである。
Fe、 Zr、 V、 Ti及び希土類元素は結晶を微
細化して粒界を増加させ、減衰能を向上させる。
Fe、 Zr5V及びT1からなる群から選ばれる少な
くとも7種の元素の合計量並びに希土類元素の少なくと
も1種の合計量がいずれも0.0 t %よシ少ないと
、結晶の微細化効果が十分でなく、また前者についての
合計量が0.t %を越える場合及び後者についての合
計量がコチを越える場合については、粗大な金属間化合
物を生成して減衰能及び機械的性質を損なう。従って、
前者の添加量は0.05〜o、gチ、好ましくは0.0
6〜0−1チ、後者の添加量は0.05〜2ts1好ま
しくは0.01.〜1.タチである。
また、本発明において更にSn 0.00r〜0./チ
を含有させると、結晶粒界に微細に析出し、粒界の粘性
を増大させ、減衰能を更に向上させることができる。添
加量が0.00 j %より少ないとその効果は十分で
なく、o、iesを越えるとミクロ偏眸を増大させ、減
衰能を改善しない上に、機械的性質及び耐食性を劣化さ
せる。従ってその添加量はO2O3り〜o、i%、好ま
・しくはO1θOざ〜o、oざチである。
また、本発明のAt合金においては、上記した特定の組
成であることに加えて、その結晶組織について、第2相
粒子の平均粒径がIQμmとすることによって第2相粒
子の界面を増大させ、これによって減衰能Q−” ==
 ffX / 0−”以上の減衰能を得ることができる
。上記平均粒径が7μm以下であることがよシ好ましく
、5μm以下であることがさらに好ましい。
上記のような組織に制御する方法としては、溶融液から
の凝固時の急速冷却による方法や強度の加工によって物
理的に第2相粒子を分断する方法等がある。
具体的には、急速冷却法として連続鋳造法、ロール鋳造
法、ダイカスト鋳造法、アトマイズ法等がまた、強度加
工法として、鍛造法、圧延法、押出し法、引抜き法等が
ある。
〔実施例〕
次に実施例によって本発明の態様をよシ具体的に説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り以下の実施例
によって限定されるものではない。
実施例1 表1に示す組成の合金A−Lを夫々高周波溶解炉にて不
活性雰囲気中で溶解した後、水冷した回転双ロール間に
給湯して厚さ6■、幅7Q圏の鋳造板を作成した。この
時の冷却固化速度は200℃/秒であった。
次に該鋳造板を切削加工して、長さ/uOwr。
幅l0w5z厚さコ■の試験片とし、減衰能の測定に供
した。
減衰能の測定は機械インピーダンス法によりSOO〜1
ooo〆Hzの範囲の共振周波数で行なった。結果を表
−コに示す。
比較例1 表1に示す組成の合金のうち合金G、I及びLについて
、夫々高周波溶解炉にて不活性雰囲気中で溶解した後、
300℃に加熱したJIS弁金型に鋳込み、冷却固化速
度を1℃/秒と遅くシ、第2相粒子の粗大化をはかシ、
厚さUO■、幅’IOamの鋳造板を作成した。
実施例1におけるのと同様に該鋳造板を切削加工して試
験片を作成し、減衰能を測定した。
結果を表−に示す。
実施例λ 実施例1において合金G、I及びLより夫々製造された
鋳造板について、SOO℃で3時間の熱処理後、冷間圧
延して厚さa■まで加工した後、これに実施例1におけ
るのと同様の切削加工をしで試験片を作成し減衰能を測
定した。
結果を表−に示す。
比較例コ 表1に示す組成の合金M−Wを用いたこと以外は実施例
1と同様にして試験片を作成し減衰能を測定した。結果
を表2に示す。
比較例3 比較例コにおける合金Mより製造された鋳造板について
、実施例コにおけるのと同様の熱処理及び冷間圧延を行
ない、試験片を作成して減衰能を測定した。結果を表2
に示す。
表  7 表 / (ツボ豐) ml) M M :ミツシュメタル (組成:LaJタチ、Ce  173%、Nd/タチP
r  G’S、Sm  /%、Y他コチ)表   − A    2   (フヅぐ) 表−から明らかなように、本発明においては特定の合金
組成及び特定の微細組織とすることにより優れた減衰能
を待ることかできる。冷間〔発明の効果〕 本発明に係るアルミニウム合金は減衰能に優れるので、
電子機器、OA機器、自動車部品及び精密機械部品等の
防振性を必要とする用途に好適に用いることができる。
特許出願人 株式会社化成直江津 代 理 人 弁理士 長谷用   − ほか1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)重量百分率で、 [1]Ni4〜10%、 [2](i)Fe、Zr、V及びTiからなる群から選
    ばれた少なくとも1種の元素を合計で 0.05〜0.8%、 及び/又は (ii)希土類元素の少なくとも1種を合計で0.05
    〜2%、 を含み、残部がアルミニウム及び不純物からなり、第2
    相粒子の平均粒径が10μm以下であることを特徴とす
    る防振アルミニウム合金。 (2)重量百分率で、 [1]Ni4〜10%、 [2](i)Fe、Zr、V及びTiからなる群から選
    ばれた少なくとも1種の元素を合計で 0.05〜0.8%、 及び/又は (ii)希土類元素の少なくとも1種を合計で0.05
    〜2%、 (3)Sn0.005〜0.1%、 を含み、残部がアルミニウム及び不純物からなり、第2
    相粒子の平均粒径が10μm以下であることを特徴とす
    る防振アルミニウム合金。
JP28999687A 1987-11-17 1987-11-17 防振アルミニウム合金 Pending JPH01132733A (ja)

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