JPH01132611A - アクリル系共重合体エラストマーの製造方法 - Google Patents

アクリル系共重合体エラストマーの製造方法

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JPH01132611A
JPH01132611A JP29065487A JP29065487A JPH01132611A JP H01132611 A JPH01132611 A JP H01132611A JP 29065487 A JP29065487 A JP 29065487A JP 29065487 A JP29065487 A JP 29065487A JP H01132611 A JPH01132611 A JP H01132611A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な共重合体エラストマーの製造法に係わり
、さらに詳しくは耐燃料油性にすぐれた新規なアクリル
系共重合体エラストマーの製造法に関するものである。
[従来の技術] アクリル酸アルキルエステルの重合体はアクリルゴムと
して知られている。アクリルゴムは耐熱性にすぐれ、か
つ潤滑油に対する耐性もすぐれることからオイルシール
等に広く使用されている。
しかし、アクリルゴムはガソリン等の潤滑油より厳しい
、すなわちアニリン点の低い燃料油類に対しては全く耐
性がなく、その使用範囲は潤滑油までに限られている。
アクリルゴムの耐燃料油性を改良するため共重合成分と
してシアノ基、フッ素含有基等の極性の大きい官能基を
有する単量体を使用することが試みられているが、これ
ら極性基を導入することにより共重合体のガラス転移点
が上昇し、得られる共重合体エラストマーの低温特性が
損われるという問題点がある。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明の目的は、低温特性を損わず燃料油性に対する耐
性が改良されたアクリル系エラストマーの製造法を提供
することにある0本発明者らはアクリル系エラストマー
を構成する単量体の一成分として特定の構造を有するア
クリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを使用す
ることにより、アクリル系エラストマーの耐燃料油性が
改良され、かつ低温特性がむしろ向上することを見出し
本発明に至った。
[問題点を解決するための手段] 本発明は (A)炭素数2〜4のアルキル基のアクリル酸エステル
から選ばれる少なくとも一種のアクリル酸エステル、8
9.5〜50重量%、(B)下式(I)の構造を有する
アクリル酸エステルおよびまたはメタクリル酸エステル
、10〜50f!量% 會 CH,=C−C−0−[−(CH2)s−C−0−]□
−R2(I )(ここでRは水素またはメチル基、R2
はシアノ置換アルキル基であり、nは1以上の整数であ
り、その数平均値は1〜5である。)(C)架橋性単量
体、0.5〜10重量%、及び (D)上記(A) 、(B)及び(C)と共重合しうる
(A) 、(B)及び(C)以外のモノビニル系、およ
びモノビニリデン系不飽和単量体より選ばれる少なくと
も一種の単量体、0〜15重量% をラジカル開始剤の存在下で共重合することを特徴とす
るアクリル系共重合体エラストマーの製造方法に関する
ものである。
本発明において成分(A)は炭素数2〜4のアルキル基
のアクリル酸エステルから這ばれる少なくとも一種のア
クリル酸エステルであり、具体的にはアクリル酸エチル
、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アク
リルln−ブチル、アクリル[19tert−ブチル、
アクリルasec−ブチルがあげられる。これらのうち
アクリル酸エチル、アクリルln−ブチルが特に好まし
い、その使用全単量体中の量は94.5〜50重量%で
ある。成分(A)が50重量%未満では得られる共重合
体エラストマーの耐熱性、Il械的強度が低下し好まし
くない。
上記成分(B)は、−船底(I)で表わされる構造を有
するアクリル酸エステルおよびまたはメタクリル酸エス
テルである。
(ここでR1は水素またはメチル基、R2はシアノ基含
有アルキル基であり、nは1以上の整数であり、その数
平均値は1〜5である) R2の具体例としては、2−シアノエチル基。
1−シアノエチル基、1−シアノ10ピル基、2−シア
ノプロピル基、3−シアノプロピル基、4−シアノブチ
ル基、6−ジアツヘキシル基等が挙げられるが、2−シ
アノエチル基が特に好ましい。
成分(II)のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸
エステルは、通常以下に記述する一般的製造法に従って
製造した場合分子量の異なる、すなわち式(I)におけ
るnの異なるものの混合物として得られるが、混合物の
まま使用することが可能である。勿論、蒸留等により分
離した分子量に分布の無い該アクリル酸エステルまたは
メタクリル酸エステルを使用してもなんらさしつかえな
い。本発明においては、nの数平均値は1〜5である。
nの数平均値が大きすぎる場合は、不飽和度が低くなり
重合性が低下するうえ、耐燃料油性の改良効果も小さい
ため好ましくない、成分(B)のアクリル酸エステルま
たはメタクリル酸エステルには、その製法上、下式(I
f)で表わされるシアノアルキルアクリレートまたはシ
アノアルキルメタクリレートが混在することがあるが1
0重量%以下の少量であれば特に問題はない。
I CH,=C−C−0−R2(n ) (ここで、R1は水素またはメチル基、R2はシアノ基
含有アルキル基である。) 成分(B)のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エ
ステルは、式(III)で表わされる構造を有する化合
物とアクリルa、tたはメタクリル酸とを反応させる公
知のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの
合成方法、あるいは化合物(III)とハロゲン化アク
リロイルまたはハロゲン化メタクリロイルとを反応させ
る公知のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステ
ルの合成方法と同様の方法により容易に合成することが
できる。
R2−[−〇−C−(CH2)s −]n−OH(II
I )(ここでR2はシアノ基含有アルキル基であり、
nは1以上の整数であり、その数平均値は1〜5である
。) 式(III)で表わされる構造を有しかっnの数平均値
が1〜5である化合物は、R”OHの構造を有する一価
のシアノ基含有飽和アルコールにε−カプロラクトンを
触媒の存在下で開環付加する公知の方法により合成され
る。ε−カプロラクトンの開環付加反応において使用さ
れるアルコールとしては2−シアノエチルアルコール、
1−シアンエチルアルコール、1−シアノプロピルアル
コール、2−シアノプロピルアルコール、3−シアノプ
ロピルアルコール、4−シアノブチルアルコール、6−
シアノヘキシルアルコール等があげられる。開環付加反
応の触媒としてはテトラエトキシチタン、テトラブトキ
シチタン等の有機チタン化合物、ジn−ブチルスズジラ
ウレート、ジブチルスズオキサイド等の有機スズ化合物
、塩化第一スズ等のハロゲン化スズ化合物、過塩素酸等
が知られている。また上記化合物におけるε−カプロラ
クトンの付加量すなわちnの数平均値は、反応に供する
シアノ基含有飽和アルコール(R2oH)とε−カプロ
ラクトンのモル比を変えることにより調節することが可
能である。
本発明において使用全単量体中の成分(B)の量は5〜
50重量%、好ましくは10〜30重量%である。成分
(B)が少ない場合は本発明の効果が表われず、多すぎ
る場合は、得られる共重合体エラストマーの耐熱老化性
や機械的強度が低下するという問題点が生じる。
上記成分(C)は、本発明の共重合体エラストマーにお
いて加硫の際の架橋点として作用する単位であり、分子
中に活性ハロゲン基、エポキシ基。
カルボン酸等の活性な官能基を含有する不飽和化金物が
使用される。活性ハロゲン含有不飽和化合物の具体例と
しては2−クロロエチルビニルエーテル、とニルクロロ
アセテート、アリルクロロアセテート、り四日メチルス
チレン。アクリル酸2−り四日エチル。メタクリル酸2
−クロロエチル等があげられる。エポキシ基含有不飽和
化合物の例としては、ア窓すルグリシジルエーテル、ア
クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等があけ
げられる。また不飽和カルボン酸としてはアクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸。
イタコン酸等があげられる。使用全単量体中の成分(C
)の量は0.5〜10重量%好ましくは0゜5〜5重量
%である。これらの架橋性単量体は単独としであるいは
二種以上の混合物として使用することが可能である。成
分(C)の量が少ないと加硫が十分に行えず、また多す
ぎると加硫が過度に進行して満足な加硫ゴムシートを得
ることが不可能である。
上記必須成分(^) 、 (B)およびfc)に、本発
明の効果を損わない範回でさらに成分(D)を加えるこ
とも可能である。成分(D)は上記必須成分(A)。
(B)および(C)とラジカル共重合しうる(A) 。
(B)および(C)以外のモノビニル系およびモノビニ
リデン系の不飽和単量体、すなわち分子中に一つの 遣を有する単量体より選ばれる少なくとも一種の単量体
であり、その例とししてはアクリル酸メチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル等の成分(A)以外のアクリル酸
アルキルエステル類、アクリル酸メトキシエチル、アク
リル酸エトキシエチル等のアクリル酸アルコキシアルキ
ルエステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル等のメタクリル酸エステル類、#酸ビニル、アクリロ
ニトリル、メタクリ口ニトリル、スチレン等があげられ
る0本発明の効果が損われない使用全単量体中の成分(
D)の最大量は化合物の種類により異なるが多くとも1
5重量%である。
本発明において前記単量体混合物を通常使用されるラジ
カル開始剤を使用することにより、塊状重合、溶液重合
、乳化重合、懸濁重合等の公知の方法により本発明のア
クリル系共重合体エラストマーを容易に製造することが
できる0重合方法としては乳化重合が特に好ましい。
ラジカル重合開始剤としては、過酸化物、レドックス系
、過硫酸塩、アゾ系化合物等の通常のラジカル開始剤を
用いることができる。重合は0〜100℃、好ましくは
5〜80°Cの温度範囲で可能である。
重合により得られた共重合体エラストマーは塩化カルシ
ウム、塩化ナトリウム等の無機塩の水溶液を使用する塩
析やメタノール等のポリマー不溶性溶剤を使用すること
により容易に単離できる。
本発明の方法により製造されるアクリル系共重合体エラ
ストマーは、通常知られているアクリルゴムの加硫方法
と同様の方法で加硫することが可能である。加硫は共重
合体エラストマーに、架橋点として作用する成分(C)
の種類により選択される加硫剤、ならびに必要に応じて
加硫促進剤、補強剤、充填剤、可塑剤、老化防止剤、安
定剤等を配合して行われる。
[実施例] 以下に本発明を実施例により具体的に説明するが本発明
の範囲はこれに制限されるものではない。
1孟且ユ 攪拌機と凝縮器のついた三ツロフラスコにエチレンシア
ンヒドリン383.4重量部とε−カプロラクトン14
8.2重量部を仕込み、撹拌しながら昇温しな、温度が
150℃になったところでテトラブトキシチタン0.0
75重量部を添加し温度を150℃に保持して窒素雰囲
気下で約5時間反応を行った0反応後のエチレンシアン
ヒドリン及びε−カプロラクトンの転化率は各々8.9
%、98%であった。更に減圧下で加熱することにより
反応物から未反応のエチレンシアンヒドリンを除去し、
水酸基を末端に持つカプロラクトン付加化合物を得な、
得られたカプロラクトン付加化合物の平均分子量は41
0であった。ここでエチレンシアンヒドリンおよびε−
カプロラクトンの転化率はガスクロマトグラフを使用す
ることにより、またカプロラクトン付加化合物の分子量
は、JIS  KOO70に従って測定したKOH価か
ら求めた。
得られたカプロラクトンオリゴマー250重盗部、アク
リル酸65重量部、トルエン500重量部、ヒドロキノ
ン6.5重量部、硫酸3重量部を、攪拌機、凝縮器及び
分離器のついたフラスコ中に仕込み、エステル化反応を
行った0反応により生成する水は、溶剤とともに蒸留、
凝縮し分離器により糸外に取除き、溶剤のみを反応系中
に戻しな。
水の生成がなくなった時点で冷却し反応を終了した。得
られた反応溶液を20%水酸化ナトリウム水溶液で中和
した後、20%の塩化ナトリウム水溶液で数回洗浄し、
溶剤を減圧除去して目的とする淡黄色のアクリル酸エス
テルを得た。得られたアクリル酸エステルの末端不飽和
基の定量、及び窒素含有1男)ら算出しな該アクリル・
酸エステルの分子量を表1に示す、この両者がほぼ一致
していることから目的とするアクリル酸エステルが生成
していることが確認された。このものは式(I)におい
て、R’ =H,nの平均値が3.0の化合物に相当す
る。また該アクリル酸エステル中のアクリル酸2−シア
ノエチルの含有量は1重量%以下であった。
ここで、末端不飽和基の定量は、モルホリン法(gAJ
えば、高分子字会高分子実験学編集委員会編高分子実験
学第2巻「単量体I」の225頁に記載されている方法
)により、窒素含有量は元素分析により測定した。また
得られたアクリル酸エステル中のアクリル酸2−シアノ
エチルの量はガスクロマトグラフにより定量した。
1丘且ス エチレンシアンヒドリン355重量部、ε−カプロラク
トン114重量部を使用した他は合成例1と同様の方法
でカプロラクトン付加化合物を合成した0反応後のエチ
レンシアンヒドリン、ε−カプロラクトンの転化率は各
々12.8%および100%であり、得られたカプロラ
クトン付加化合物の分子量は250であった。アクリル
酸100重量部、ヒドロキノン10重量部を使用した他
は合成例1と同様の方法でエステル化反応を行い目的と
するアクリル酸エステルを得た0合成例1と同様の方法
で測定した末端不飽和基量、及び窒素含有量から算出し
た該アクリル酸エステルの分子量を表1に示す、この両
者がほぼ一致していることから目的とするアクリル酸エ
ステルが生成していることが確認された。
このものは式(I>において、R’ =H,nの平均値
が1゜6の化合物に相当する。また該アクリル酸エステ
ル中のアクリル酸2−シアノエチルの含有量は1重量%
以下であった。
i匡皿ユ 合成例2と同様の方法でカプロラクトン付加化合物を合
成した0反応後のエチレンシアンヒドリン、ε−カプロ
ラクトンの転化率は各々13.0%および99%であり
、得られたカプロラクトン付加化合物の分子量−は23
5であった0合成例2と同様の方法でエステル化反応を
行い目的とするアクリル酸エステルを得た0合成例1と
同様の方法で測定した末端不飽和基量及び窒素含有量よ
り算出された該アクリル酸エステルの分子量を表1に示
す、この両者がほぼ一致していることから目的とするア
クリル酸エステルが生成していることが確認された。こ
のものは式(I)において、R1=H,nの数平均値が
1.5の化合物に相当する。また該アクリル酸エステル
中のアクリル酸2−シアノエチルの含有量は6重量%で
あった。
1威1」− 合成例2と同様の方法でカプロラクトン付加化合物を合
成した1反応後のエチレンシアンヒドリン、ε−カプロ
ラクトンの転化率は各々12.5%および100%であ
り、得られたカプロラクトン付加化合物の分子量は25
6であった。メタクリル酸125重量部、ヒドロキノン
12,5重量部を使用した他は合成例1と同様の方法で
エステル化反応を行い目的とするメタクリル酸エステル
を得た。合成例1と同様の方法で測定した末端不飽和基
量及び窒素含有量より算出された該メタクリル酸エステ
ルの分子量を表1に示す、この両者がほぼ一致している
ことから目的とするメタクリル酸エステルが生成してい
ることが確認された。
一 このものは式(I)において、RCH3、nの数平均値
が1.6の化合物に相当する。また該メタクリル酸エス
テル中のメタクリル酸2−シアンエチルの含有量は6重
量%以下であった。
1〜11   1〜5 表2に示す組成のモノマー混合物とn−ドデシルメルカ
プタン(分子量調節のためモノマー組成により変量した
)の混合物のうち5分の1をドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム4重量部、ナトリウムナフタレンスルホネ
ート1重量部、リン酸三カリウム0.2重量部及び蒸留
水200重量部からなる乳化剤溶液と混合攪拌して乳化
した。
この乳化液の温度を10℃とし、硫酸第一鉄0゜01重
量部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02重
量部、パラメンタンハイドロパーオキサイド0.01重
量部を添加して重合を開始した。
その後温度を10℃に保ちながら残りのモノマー混合物
を約6時間で滴下し、同時にパラメンタンハイドロパー
オキサイド0.05重量部を分割添加した。単量体の滴
下が終了後、さらに4時間重合を継続したのち冷却して
重合を終了した。単量体の転化率は96〜99%であっ
た。得られた共重合体ラテックスを80℃の塩化ナトリ
ウム水溶液に投入して共重合体を単離し十分に水洗した
のち乾燥を行い共重合体エラストマーを得た。
実施例1〜8及び比較例1.2により得た共重合体エラ
ストマーを表3に示す配合に従ってロール混練し170
℃で20分プレス加硫を行うことにより加硫ゴムシート
を作成した。
更にこれをギアオーブン中150℃で4時間熱処理した
のち加硫ゴム物性の評価を行った。
また実施例9〜11及び比較例3〜5により得な共重合
体エラストマーを表4に示す配合に従ってロール混練し
170℃で20分プレス加硫を行うことにより加硫ゴム
シートを作成した。更にこれをギアーオーブン中150
℃で4時間熱処理したのち加硫ゴム物性の評価を行った
表5に実施例1〜10及び比較例1〜5の未加硫ゴム物
性および加硫ゴム物性を示す、ムーニー粘度はJIS 
 K6300、加硫ゴム物性はJIS  K6301に
従って評価した。耐燃料油性は加硫ゴムを燃料油C中に
40℃で72時間浸漬下後の体積変化率を測定すること
により評価した。またガラス転移温度は試料として未加
硫ゴムを使用し、示差走査熱量計(DSC)により毎分
10℃の昇温速度で測定した。
表  1 合成例 不飽和結合量から 窒素含有量がら算出した分
子量  算出した分子量 表  3 アクリル系共重合体エラストマー100  重量部ステ
アリン酸          1 力−ボンブラツクMAF      50ステアリン酸
ナトリウム      3ステアリン酸カリウム   
    0.5イオウ             0.
3表  4 アクリル系共重合体エラストマー100  重量部ステ
アリン酸          1 力−ボンブラツクMAF      50安息香酸アン
モニウム       1[発明の効果コ 以上の結果より、本尭明の製遺法により耐燃料油性、耐
寒性にすぐれた新規な共重合体エラストマーが得られる
ことが明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)炭素数2〜4のアルキル基のアクリル酸エ
    ステルから選ばれる少なくとも一種 のアクリル酸エステル、89.5〜50 重量%、 (B)下式( I )構造を有するアクリル酸 エステルおよびまたはメタクリル酸エス テル、10〜50重量% ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ここでR^1は水素またはメチル基、 R^2はシアノ置換アルキル基であり、n は1以上の整数であり、その数平均値は 1〜5である。) (C)架橋性単量体、0.5〜10重量%、及び (D)上記(A)、(B)及び(C)と共重合しうる(
    A)、(B)及び(C)以外のモノビニル系、およびモ
    ノビニリデン系不飽和単量 体より選ばれる少なくとも一種の単量体、 0〜15重量% をラジカル開始剤の存在下で共重合することを特徴とす
    るアクリル系共重合体エラストマーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03160008A (ja) * 1989-11-17 1991-07-10 Japan Synthetic Rubber Co Ltd アクリル系共重合体ゴムおよびその製造方法

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JPH03160008A (ja) * 1989-11-17 1991-07-10 Japan Synthetic Rubber Co Ltd アクリル系共重合体ゴムおよびその製造方法

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