JPH01132509A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ドライヤー等による毛髪の熱損傷を防止し、
毛髪に櫛通り易さ、滑らかさ及び軽い仕上り感を付与す
る上で優れた効果を有する毛髪化粧料に関する。

［従来の技術］ 従来、シリコーン及びシリコーン誘導体を用いた毛髪化
粧料は毛髪に対し仕上り性能で優れた効果を表わすこと
が知られている。例えば特開昭５６−９２８０８では疎
水性シリコーンと第４級アンモニウム塩、特開昭５９−
１１０６０９では疎水性シリコーンとモノＮ−長鎖アシ
ル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩、そして特開
昭５７−１３０９１０ではシリコーン誘導体とケラチン
物質分解誘導体を各々用いた毛髪化粧料が開示されてい
る。しかしながらいずれも、ドライヤー等による熱損傷
防止効果、櫛通り易さ、滑らかさ及び軽い仕上り感につ
いて良好な結果を得ることができなかつた。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、毛髪の熱ｔｉ
傷防止に効果的であり、毛髪に櫛通り易さ、滑らかさ、
軽い仕上りを付与する毛髪化粧料を提ａ（することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ね
た結果、毛髪化粧料に低粘度ジメチルボ嗅シロキサン（
Ａ）と特定のシリコーン誘導体（Ｂ）の２種のシリコー
ンを配合することにより、ドライヤー等による毛髪の熱
損傷を防止し、また毛髪に櫛通り易さ、滑らかさ及び軽
い仕上り感を付与し１する毛髪化粧料が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。

本発明の毛髪化粧料は低粘度メチルポリシロキサン（Ａ
）と特定のシリコーン誘導体（Ｂ）とを特定の配合量及
び配合比率で含有することを特徴とする。

本発明において用いられる低粘度ジメチルポリシロキサ
ンは下記式で示される。

（但し、ｎが４〜２５の範囲にあり、かつ粘度は３〜ｌ
□Ｃｓ　（センチストークス）である。）また、本発明
において用いられる特定のシリコーン誘導体（Ｂ）はメ
チルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサ
ン、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、ポリオキシ
アルキレン変性ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキ
サン及びカチオン変性ポリシロキサンよりなる群から選
ばれる。

そして、低粘度ジメチルポリシロキサン（Ａ）と特定の
シリコーン誘導体（Ｂ）の配合量は、合計で０．０１〜
１０，０重量％の範囲で効果的であり、好ましくは０．
０５〜５．０重量％で顕著な効果を発現する。配合量が
０．０１ｆｆｉｆ２ｔ％未満では上述の効果が発現され
ず、また１０．０ｆｆｌｆｆｉ％を越えると重い仕上り
となり好ましくない。

また、低粘度ジメチルポリシロキサン（Ａ）と特定のシ
リコーン誘導体（Ｂ）との配合比（Ａ：Ｂ）は１００：
１〜１　；　１００の範囲がであり、好ましくは１０：
１〜１：１０が望ましい。

なお、本発明の毛髪化粧料には必要に応じて高分子物質
、油分、乳化剤、可溶化剤、殺菌防腐剤、色素、紫外線
吸収剤、香料などの任意成分を添加することができる。

効果的な任意成分の一例としては、例えばポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル（ポリエチレングリコールの
分子量１５００以上、脂肪酸の炭素数１２〜２２である
もの）を毛髪化粧料の総量に対し０，０５〜５．０％、
好ましくは０．１〜３．０％を配合すると、櫛通り易さ
及び滑らかさが更に向上する。

［発明の効果〕 本発明の毛髪化粧料は２１のシリコーンを併用すること
により、毛髪に対し優れた損傷防止効果を示し、また毛
髪に良好な櫛通り易さ、滑らかさ及び軽い仕上りを付与
することができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例と比較例を示し、本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。なお、各々の例示に先立ち、各例において採
用した評価方法について説明する。

（ｉ）　　熱損傷防止効果 調製された毛髪化粧料０．１５ｇを毛髪３ｇに塗布もし
くは散布し、櫛入れを十分に行った後、７０〜８０℃の
ホットカーラ−に巻き、温度を一定に保った状態で３０
分間放置した。その後カーラ−から取り外した毛髪と、
毛髪化粧料を使用せずに同様にして加熱処理した毛髪と
を、毛髪の滑らかさとバサつきのなさについて比較する
ことによって熱損傷防止効果を次の様に評価した。

◎　：毛髪化粧料を無使用の場合に較べ非常に優れた効
果がある ○　：　　　〃　　　　優れた効果があるΔ　：　　　
〃　　　　やや良い効果があるΔ′：〃　　　　　若干
良い効果がある×：〃　　　　　同等である （　ｉｉ）　　櫛通り易さ、滑らかさ、軽い仕上り感毛
髪化粧料０．５ｇを毛髪１０９に塗布もしくは散布し、
櫛入れを十分に行ったのち、室温２５℃、湿度６５％に
保たれた部屋で一昼夜風乾した。

これを毛髪化粧料を用いずに同様に処理した毛髪と比較
して、各々の項目について次の様に評価した。

◎　二毛髪化粧料を無使用の場合に較べ非常に優れた効
果がある ０　：　　　〃　　　　優れた効果がある△　：　　　
〃　　　　やや良い効果があるΔ′：〃　　　　　若干
良い効果があるＸ　：　　　〃　　　　同等である 実施例１〜４ 次の第１表に示す１１種の毛髪化粧料を調製し、上記方
法に従って、その性能評価を行った。

その結果を同表に示す。表中＊１〜３は次の通りである
。

＊ｌ　（ＰＯＰ）・・・ポリオキシプロピレン＊２　（
ＰＯＥ）・・・ポリオキシエチレン＊３　（ＰＥＧ）・
・・ポリエチレングリコール下記第１表に示すように、
特定の２種のシリコーンを含む整髪料は熱損傷防止効果
に優れ、櫛通り易さ、滑らかさ、及び軽い仕上り感の評
価が高い。

以下に本発明を具体的な製品に適用した処方例を示す。

何れも、毛髪の熱損傷防止効果が高く、これらを用いて
処理された毛髪は、櫛通り易さ、滑らかさ及び軽い仕上
り感に優れていた。

処方例１ ［ヘアリンス］ ジステアリルジメチル アンモニウムクロライド　１．５重量％ステアリルアル
コール　　　　　　１．　０ジメチルポリシロキサン （５Ｃ８）　　　　　　１．０ ポリオキシエチレン（４０） 変性シリコン　　　　１．０ プロピレングリコール　　　　　　３．０香料　　　　
　　　　　　　　　　　適量精製水　　　　　　　　　
　　　　バランス処方例２ ［ヘアスタイリングフオーム］ （原液） カチオン性ポリマー（レオガードＧ ライオン（株）製）　１，０重量％ ポリオキシエチレン（２） ステアリルエーテル　　　１．０ ジメチルポリシロキサン （１０ｃｓ）　　　０．８ ポリオキシエチレン 変性シリコン　　　　　２．０ エタノール　　　　　　　　　　　　２０．０香料　　
　　　　　　　　　　　　　適量（ガス） フロン１２　　　　　　　　　　　６０．０ＬＰＧ　　
　　　　　　　　　　　　　４０．０但し、（原液）と
（ガス）は９２対８の割合で混合する。

処方例３ ［ヘアブロー剤］ ポリオキシプロピレン（２０） ブチルエーテルリン酸　　５．０重量％ポリオキシエチ
レン（４０） 硬化ヒマシ油　　　　１，５ ジメチルポリシロキサン （５ｃｓ）　　２．０ アミノ変性シリコン　　　　　　　１．５ポリエチレン
グリコール１５００　３．０エタノール　　　　　　　
　　　　３０．０トリエタノールアミン　　　　　　適
量香料　　　　　　　　　　　　　　適量精製水　　　
　　　　　　　　　バランス出願人代理人　弁理士　鈴
江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記一般式で示される低粘度ジメチルポリシロキ
   サン（Ａ）と、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸
   変性ポリシロキサン、脂肪族アルコール変性ポリシロキ
   サン、ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサン、アミ
   ノ変性ポリシロキサン及びカチオン変性ポリシロキサン
   よりなる群から選ばれたシリコーン誘導体（Ｂ）とを含
   有 する毛髪化粧料。 ▲数式、化学式、表等があります▼ （但し、ｎは４〜２５の範囲にあり、かつ粘度が３〜１
   ０ｃｓ（センチストークス）である。）（２）上記低粘
   度ジメチルポリシロキサン（Ａ）とシリコーン誘導体（
   Ｂ）との配合量の合計が０．０１〜１０．０重量％であ
   り、かつその配合比（Ａ：Ｂ）が１００：１〜１：１０
   ０である特許請求の範囲第１項記載の毛髪化粧料。