JPH01131835A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気調和機の室外ユニットの改良に関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来のこの種技術に関連するものとして、特公昭６２−
２２２６号公報が提案されている。第３図は従来の室外
ユニットの要部断面図を示し、１は熱交換器、２は角形
に形成された外箱、３は外箱２内に形成される風路、４
は風路壁面、４ａは外箱２の前面端部の風路３内に形成
されたマウスリングで、プロペラファン５と熱交換器１
との間に負圧部分を作るために設けられている。５ａは
ブレード、６は保護ガード、７はファンモータである。

そして、ブレード５ａが風路３の風路壁面４に最も近接
する点は、プロペラファン５の上下または左右の風路壁
面４の間口の中間部分となる。従って、上下または左右
の風路壁面４に沿って矢印の如く流入し、熱交換器１に
よって熱交換された空気Ｇは、ブレード５ａとの間に入
ってから急激にブレード５ａ側に吸い寄せられるように
方向変換する。この現象は、ブレード５ａ上の最大負圧
となる点が、ブレード５ａの軸方向の熱交換器１側の端
部から僅かに前側に入った位置で、かつ、径方向では外
径の７０〜８０％の位置にあることによるためである。

そして、空気Ｇが上記のようにブレード５ａ側に方向転
換時に風路壁面４との間に渦を生じこの渦が移動する剥
離渦Ｈを生じ、この剥離渦Ｈは風路壁面４の間口の中間
部に多く生じる。この剥離渦Ｈが前側のブレード５ａ径
方向の先端渦にと干渉したり、ブレード５ａの空気の流
れの乱れを助長し騒音上昇を招くと云う問題があった。

従って、この剥離渦Ｈの発生を無くすには、風路壁面４
とブレード５ａとの距離を大にすることが必要となり、
ユニットの大形化となって据付場所の制約が多くなり重
量や価格が増大すると云う問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の構造においては、風格壁面からブレードに流
入する空気によって剥離渦を生じており、風路壁面にガ
イド片を取り付けて剥離渦の発生を防止することについ
ての配慮がなされず、騒音を高める欠点があった。

本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり、簡単な
構造で騒音を低減できる空気調和機の室外ユニットを提
供することを目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、風路断面が角形をなす外箱の吸込側に熱交
換器が配置され、吐出側にプロペラファンが配設された
ものにおいて、上記外箱内側の風路壁面に該風路壁面の
間口方向に長く形成され該風路壁面側に一端側を固定さ
れ、他端側が該固定された位置側から上記吸込側よりの
吸込空気の流れ方向に斜めに立ち上げられ上記他端側の
先端位置が、上記プロペラファンのブレード外周部の軸
方向間隔の上記熱交換器側の後端部位置よりやや前方位
置にて上記ブレード外周部に対向し形成されたガイド片
を設けられた空気調和機の室外ユニットにより達成され
る。

〔作用〕

後述の実施例の説明中にも記載されているように、ガイ
ド片は、一端側を風路壁面に固定され、他端側かこの固
定された位置から吸込空気の流れ方向に斜めに立ち上げ
られ上記他端側の先端位置がプロペラファンのブレード
外周部の軸方向間隔の熱交換器の後端部位置よりやや前
方の位置でブレード外周部に対向し形成されている。従
って、吸入され流入する空気は矢印Ａのように、剥離渦
を生じることなく円滑にブレード内にガイド片により案
内されて最大負圧部に向かって流入し、先端渦と干渉す
ることもなく流れが円滑に行われ騒音を生じることがな
くなる。

〔実施例〕

以下、本発明の空気調和機の室外ユニットを実施例を用
い従来と同部品は同符号で示し同部分の構造の説明は省
略し第１図、第２図により説明する。第１図は縦断面図
、第２図は第１図のガイド片の斜視図である。図におい
て、８はガイド片であり、ガイド片８は、風路壁面４の
間口方向と直交する方向の一端側を風路壁面４ａに固定
され。

他端側かこの固定された位置から吸込空気の流れ方向に
斜めに立ち上げられ、他端側の先端位置が、プロペラフ
ァン５のブレード５ａ外周部の軸方向間隔の熱交換器１
側の後端部位置よりやや前方のブレード５ａの最大負圧
位置のブレード５ａ外同部に対向し形成されている。そ
して、ガイド片８のブレード５ａ外周に対向する先端位
置のブレード５ａ外周に対する距離はプロペラファン５
の外径の５％程度に形成されている。また、ガイド片８
のブレード５ａ外周に対向する先端側の形状は、ブレー
ド５ａの回転軌跡の円周に対応するように凹部弧状８ａ
に形成されている。従って、ガイド片８により案内され
ブレード５ａに吸入される熱交換器１によって熱交換さ
れた空気Ａは、ガイド片８の先端の凹部弧状８ａから均
等に等距離でブレード５ａに円滑に導かれる。

上記の構造において、全体的な送風作用は従来の場合と
同様に熱交換器１側から吸い込まれ熱交換された空気が
保護ガード６側から吐出されるが、本実施例においては
風路壁面４にガイド片８を設けたことによりプロペラフ
ァン５のブレード５ａに導入される空気はガイド片８に
よって案内され、しかも、ガイド片８を介しブレード５
ａの最大負圧位置に送り込まれるようになっている。従
って、吸入空気は矢印Ａの如くガイド片８に案内され従
来の如き剥離渦Ｈを生じることなく円滑にブレード５ａ
の最大負圧部に吸入され先端渦にと干渉することなく流
れ、そして、ブレード５ａに流入する空気の乱れを助長
することがなくなり騒音を低減し、また僅かながら流量
も増加できる。

このように本実施例の空気調和機の室外ユニットは、風
路壁面に一端側を固定し他端側を流入空気の流れ方向に
斜めに立ち上がらせ、この他端の先端位置をブレードの
最大負圧位置のブレード外周部に対向させたガイド片を
設けたので、従来の如き風路壁面からの先端渦と干渉す
る剥離渦を生じたり流れの乱れを助長することなく、流
入空気をブレードに対し円滑に案内することができ、極
めて簡単な構造で騒音を低減できる。

〔発明の効果〕

以上記述した如く本発明の空気調和機の室外ユニットは
、簡単な構造で騒音を低減できる効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空気調和機の室外ユニットの実施例の
縦断面図、第２図は第１図のガイド片の斜視図、第３図
は従来の空気調和機の室外ユニットの要部断面図である
。 １・・・熱交換器、２・・・外箱、３・・・風路、４・
・・風路壁面、５・・・プロペラファン、５ａ・・・ブ
レード、８・・・ガイド片、８ａ・・・凹部弧状。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、風路断面が角形をなす外箱の吸込側に熱交換器が配
   置され吐出側にプロペラファンが配設されたものにおい
   て、上記外箱内側の風路壁面に該風路壁面の間口方向に
   長く形成され該風路壁面側に一端側を固定され、他端側
   が該固定された位置側から上記吸込側よりの吸込空気の
   流れ方向に斜めに立ち上げられ、上記他端側の先端位置
   が上記プロペラファンのブレード外周部の軸方向間隔の
   上記熱交換器側の後端部位置よりやや前方の位置にて上
   記ブレード外周部に対向し形成されたガイド片が設けら
   れていることを特徴とする空気調和機の室外ユニット。 ２、上記ガイド片の上記ブレード外周に対向する上記先
   端位置が、上記ブレードの回転軌跡の円周に沿うように
   凹部弧状に形成されている特許請求の範囲第１項記載の
   空気調和機の室外ユニット。