JPH01131121A - 寄生体を制御する方法 - Google Patents

寄生体を制御する方法

Info

Publication number
JPH01131121A
JPH01131121A JP63207470A JP20747088A JPH01131121A JP H01131121 A JPH01131121 A JP H01131121A JP 63207470 A JP63207470 A JP 63207470A JP 20747088 A JP20747088 A JP 20747088A JP H01131121 A JPH01131121 A JP H01131121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
helminth
animal
feed
administered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63207470A
Other languages
English (en)
Inventor
Ellen R Clough
エレン・アール・クラーフ
Iii Carl K Edwards
カール・ケイ・エドワーズ・サード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mallinckrodt Veterinary Inc
Original Assignee
Pitman Moore Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pitman Moore Inc filed Critical Pitman Moore Inc
Publication of JPH01131121A publication Critical patent/JPH01131121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/142Amino acids; Derivatives thereof
    • A23K20/147Polymeric derivatives, e.g. peptides or proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に蠕虫寄生虫を抑制する方法に関し、そし
て特に知られたベプアチドFK−565を用いる蠕虫寄
生虫を抑制する方法に関する。
蠕虫寄生虫汚染により発生する疾病は他の病原体により
生ずる疾病を数の上では遥かにしのぐものである。つま
り、10億の人々が線虫のみに汚染され、また8億の人
々は鉤虫に汚染されていると概算される。この数字はそ
の他の蠕虫寄生虫による感染を含んでいないし、また多
数の恐らくは10億匹の、蠕虫寄生虫により汚染された
動物を含んではいないのである。蠕虫寄生虫の分類、同
定、類別および歴史ならびにより支配的な寄生虫感染の
疫学、処置および管理がジェール・アール・ジョージに
よる「獣医のための寄生虫学(Parasitolog
y for Veterinarians) Jダブリ
ュー°ビー・サンダース・カンパニー(W、B、5an
ders Co、、)第3版(1980年)中で再検討
されている。
蠕虫寄生虫を抑制するための試みは3500年ばかり遡
る古い中国およびエジプトの文書中に開示されている。
より近年、感染した動物の処置方法ならびに蠕虫寄生虫
lη染の蔓延を抑制する方法開発の努力が継続されて来
た。広汎スペクトルの駆虫剤、例えばアミノグリコシド
抗体、有機リン化合物、ベンズイミダゾール、有機ヒ素
化合物、ピパラジン、イミドイル尿素は、蠕虫寄生虫汚
染の蔓延を処理および制御するために使用されて来た数
多くの駆虫剤の中の極く僅かのものである。これらの駆
虫剤は一般に、成虫、幼虫および卵を含む各種の発育段
階において蠕虫寄生虫を撲滅することにより機能するも
のである。しかし、これら化合物の多くは宿主に対し有
効投与量において毒性を有し、調整乃至合成が困難であ
り、高価であり、あるいは宿主動物に対し投与したとき
、有害な副作用を生ずるものである。従って、そこには
新規かつより有効な蠕虫寄生虫抑制方法についての継続
したニーズが存在する。
先行の蠕虫寄生虫を抑制する方法には次のようなものが
ある。米国特許第3.458.633号は駆虫剤として
チオイミデート類の利用を開示している。
米国特許第3.458.633号は駆虫剤としてチアゾ
リン誘導体の使用を開示している。米国特許第3.91
5.986号は動物の胃腸寄生虫に対し5−プロピルチ
オ−2−ベンズイミダゾールの使用を開示している。米
国特許第3.721.740号は駆虫剤としてフェニル
ヒドラゾン誘導体を開示している。米国特許第4.17
5.135号は2−アリール−1,3−シクロヘキサン
ジオンを使用する外部寄生体ダニ(acarinaec
toparasites)を抑制する方法を開示してい
る。米国特許第4.255.447号はだに駆除特性を
有するフェニルシクロプロパンカルボン酸誘導体の利用
を開示している。米国特許第4.299.837号は駆
虫剤としてベンズイミダゾール−カルバメートを使用す
ることを開示している。米国特許第4゜468、390
号は抗生物質、ベンズイミ゛ダゾール、サリチルアミド
およびイソキノリン化合物を含んで成る駆虫剤組成物を
開示し【いる、米国特許第4゜105.779号はホス
フェート化合物および熱可塑性樹脂を含んで成る経口駆
虫剤を開示している。米国特許第4.287.176号
はレバミゾール、テトラアミソール、ブタアミソールお
よびベンズアミソールを含む熱可逆性ゲルを使用するこ
とを開示している。米国特許第4.348.389号は
置換キノキサリン付加物を汚染動物に投与して寄生畑土
を抑制することを開示している。米国特許第4.337
.274号は吸虫類駆除ジフェニルエーテル化合物を開
示している。ルー他(Lu et al、)の米国特許
第4.593゜024号は駆虫剤特性を有するジヒドロ
イソオキサゾール化合物を開示している。米国特許第4
,009゜266号は家畜における胃腸線虫寄生虫を抑
制する方法を開示している。米国特許第3.978.(
160号は内部寄生虫をIl絶するために使用される新
規な化合物を開示している。米国特許第3.980.7
91号はポアーオン(pour−on)テトラアミソー
ルおよびレバミゾール駆虫剤組成物を開示している。
本発明のペプチドFK−565は知られた化合物である
。 FK−565はマクロファージ活性化物質であり、
これは宿主の感染に対する耐性を増加させるものである
ことが報告されているが、これはマクロファージ内にイ
ンターロイキン−1の生産を誘発し、そしてマクロファ
ージの食作用および殺滅活性を強化するものである。^
gric、Bio1.Che+++、+48(9):2
393−2394 (1984年)、 FK−565は
ストレプトミセス・オリヴアセオグリセウス(SLre
ptomyces olivaceogriseus>
5pnov、およびストレプトミセス・ヴィオラセウス
(Strsptosyces violaceus)の
菌株の培養濾液から単層された天然ペプチドFK−15
6の合成誘導体である。 FK−156の単層、生成お
よび構造は下記の文献中で十分に再検討されている。ジ
ャーナル・オン・アンチバイオティックス(J、Ant
ibi。
tics) 、35:1280−85 (1982年)
(「生成する菌株の分類法J Taxonomy of
 the Producing 5trains)Hジ
ャーナル・オン・アンチバイオティック、35;128
6−92 (1982年)(rl!III、抽出ナラび
に化学および生物学的特性化) Fermentati
on、l!xLraction andChemica
l and Biological Characte
rization)Hジャーナル・オン・アンチバイオ
ティックス、35:1293−99 (1982年)(
「構造の解明J 5tructure l!1vcid
ation) ;およびジャーナル・オン・アンチバイ
オティックス、35:1300−11 (1982年)
(「FK−156の合成およびその幾何異性体J 5y
nthesis of FK−156and Its 
Geometric l5olller) a黒用等の
、ここに参考として引用する、米国特許第4.311.
640号はFit−156およびその誘導体の若干のも
のを開示している。北浦等の米国特許第4.322.3
41号(ここに参考として引用する)にはFK−565
の生成方法が開示されている。北浦等の米国特許第4.
349.466号(ここに参考として引用する)にはF
K−565に関連した数vagのペプチドの生成方法が
開示されている。
FK−156は構造: を有している。
FK−565は構造: D を有している。
従って、本発明の目的は蠕虫寄生虫感染を受けている動
物の処置方法を提供することである。
本発明の他の目的は蠕虫寄生虫による感染を阻止する方
法を提供することにある。
本発明の別の目的は蠕虫寄生虫を抑制するのに有用な組
成物を提供することにある。
これらおよび他の目的は蠕虫寄生虫抑制量のペプチドF
K−565を動物に対し投与することにより達成される
。FK−565は体重(7)kg当たり約0.001−
5mgの投薬量をもって予想される蠕虫寄生虫について
感染中またはそれに先立って投与されて、疾病ならびに
その結果である臨床的徴候を阻止または処置するもので
ある。好ましいのはFK−565が予想される感染に先
立って動物に投与されてその結果である疾病を阻止する
こと、あるいは疾病が発生した後動物に対し投与されて
寄生虫個体数を減少させることである。
好ましい実施態様において、FK−565は吸虫類。
条虫類および線虫類、特に移動性呼吸および胃腸寄生虫
により汚染された動物に対し、約0.1−2.5■/体
重1(gの投薬量をもって投与されて寄生虫個体数を抑
制する。
本発明によれば、FK−565は薬学的に受容可能な担
体と混合して蠕虫寄生虫を抑制するために有用な組成物
を生成する。この組成物は蠕虫寄生虫に汚染され、もし
くは汚染され易い動物に対し投与されて寄生虫個体数を
抑制する。
本発明の他の目的は、効果および新規な特徴は下記の本
発明の詳細な説明から明らかとなろう。
本明細書中で使用される下記の用語は次のように定義さ
れる。すなわち、「蠕虫寄生虫」は成虫。
幼虫および卵における寄生虫を含んで定義され、また蠕
虫寄生虫を「抑制すること」および「抑制」は(1)蠕
虫寄生虫汚染動物に対しFK−565を投与して、虫需
虫寄生虫個体群を排除し、または減少させることにより
疾病を処置すること、および(2)FK−565を非汚
染動物に投与して、蠕虫寄生虫による将来の汚染を阻止
することを包含して定義されるものとする。FK−56
5はペプチドのみならず、またその生物学的に活性かつ
薬学的に受容可能な塩類、エステル類およびその他の誘
導体をも包含して定義されるものとする。
本発明によれば、動物中の蠕虫寄生虫抑制方法は動物に
対しFK−565を投与する工程を含んで構成される。
更に、動物中の蠕虫寄生虫を抑制するための組成物は不
活性な薬学的担体と混合されたFK−565を含んで構
成される。この混合物または組成物は蠕虫寄生虫により
汚染された、あるいは汚染され易い動物に対し投与され
て、寄生虫の個体群を抑制する。
本発明の方法は広い範囲におよぷ蠕虫寄生虫、すなわち
吸虫類1条土類そして線虫類、特に吸虫。
肺線虫2回虫、サナダムシ、輪廖、蟯虫および十二指腸
虫を包含するが、これらに限定されるものではないもの
を抑制するために利用することができる。好ましい実施
態様において、FK−565は動物に対し投与されて呼
吸および胃腸条虫類および線虫類、特に移動性寄生虫、
例えば肺線虫1回虫およびサナダムシを抑制するもので
ある。
蠕虫寄生虫によって汚染を受は易いあらゆる動物種には
本発明によるFK−565を投与することが可能である
。ヒト、ウシ、ブタ、イヌ科の動物、ネコ科の動物、ウ
マ、鳥類およびヒツジが好ましく、家畜類ならびに家禽
類、たとえばウシ類、ブタ類。
ヒツジ属、ニワトリおよび七面鳥が最も好ましい。
本発明により動物に対し投与されるFK−565の量は
、動物のタイプ、感染のタイプおよび感染の程度等によ
って変化させることができるが、動物に対する典型的な
投薬量は約0.001−5■/体重kgの範囲に及んで
いる。好ましいのは蠕虫寄生虫により汚染された動物に
約0.1−2.5mg/体重kgが投与されて感染と戦
うことである。蠕虫寄生虫により汚染され易い動物には
、感染を阻止するために約0.1−2.5 mg、/体
重kgが投与される。
本発明によるFK−565は動物に対し、経口的に、注
射により、および移植体を用いる方法等を含むあらゆる
受容可能な方法において投与することができる。注射お
よび移植は投与に関し採用されるタイミングおよび投薬
量レベルの精確な制御を許容するが、経口投与はより便
利である。本発明によるFK−565はまた、非経口的
に投与することもできる。本明細書中で用いられるよう
に、非経口的投与は静脈内、筋肉内、皮下または腹腔内
注射、あるいは皮下移植による投与を意味している。
本発明によるFK−565は動物に対し経口的に投与す
ることができる。経口的投与は、錠剤、懸濁液。
ペレット、溶液、大丸薬、エマルジョン、カプセル、粉
末、シロップ、水性組成物(匈ater compos
itions) 、飼料組成物等においてFM−565
を投与することを包含する。例えば、FK−565は蠕
虫寄生虫汚染を処置し、または阻止するに足る量におい
て通常の飼料組成物と混合するか、飲料水に添加するこ
とも可能である。
FK−565が飼料に投与されるべき際には、動物飼料
組成物は多量の炭水化物、蛋白質、ビタミンおよびミネ
ラルを含む有用で栄養学的にバランスの取れた飼料と共
に本発明によるFK−565を含有して調整すればよい
。動物飼料組成物中に含まれる通常の食物要素の若干の
ものには穀類、例えば挽き割り穀粒および穀粒副生物、
動物蛋白質物質、例えばフィツシュミールおよびミート
スクラップ中に見出されるようなもの、植物蛋白質、例
えば大豆油ミールまたは落花生油ミール、ビタミンおよ
びビタミン含有物質、例えばビタミンAおよびD混合物
、リボフラビン助剤およびその他のビタミン複合体構成
要素、ならびにミネラルを提供する骨粉および石灰石が
ある。ウシ類について用いる慣用の飼料物質のタイプに
はムラサキウマゴヤシの干し草およびトウモロコシの穂
軸、また所望により補充用ビタミンおよびビタミン含有
物質がある。同様に、レバーミールに基づく薬を投入し
た、例えば米国特許第4,283,400号中に開示さ
れたものであって、ここに参考として引用するものは本
発明の化合物を投与するために使用することができる。
本発明によるFK−565は約0.001−5mg/体
重kg、典型的には動物に対し1O−10h/ トンを
供給するに足る量をもって飼料と混合される。
本発明によるFK−565は、あらゆるバイオ適合性お
よびFK−565適合性担体、例えば各種のビヒクル。
アジュバント、添加物および希釈剤を含有する注射可能
処方物において動物に対し投与することができる。この
種の処方物および担体は当該技術分野において周知であ
る。注射する場合、l’に−565は動物に対し約0.
001−5g/体重kgを供給するに足る量をもって担
体に添加される。好ましいのはPH−565が約0.1
−2.5■/体重kgを供給するに足る量をもって担体
に冷力μされて汚染を阻止することである。
水性ビヒクル、例えば不揮発性発熱物質を含まない水、
無菌水および制菌性水もまた、注射可能FK−565処
方物を生成するのに適切である。これら形態の水に加え
て、数種類の他の水性ビヒクルも使用可能である。これ
らのものには減菌可能な等張注射組成物、例えば塩化ナ
トリウム、カルボキシメチルセルロース(CMC)、 
 リンゲルのブドウ糖、ブドウ糖および塩化ナトリウム
、そして乳酸加リンゲル液がある。水混和性溶剤、例え
ばメタノール、エタノールまたはプロピレングリコール
の添加は一般に溶解性およびこれらビヒクルにおけるF
K−565の溶解性を高めるものである。。
非水性ビヒクル、例えば綿実油、ごま油または落花生油
ならびにエステル類、例えばミリスチン酸イソプロピル
もまた、FK−565組成物についての溶剤系として使
用してもよい。付加的に各種の添加剤であって、抗菌防
腐剤、酸化防止剤、キレート化剤および緩衝剤を含む、
組成物の安定性、滅菌性および等偏性を高めるものを添
加することもできる。しかし、使用される如何なるビヒ
クル。
希釈剤または添加剤も本発明によるFK−565と適合
性を有していなければならない。好ましいのはFK−5
65がスクアレン、 HBSS、生理的食塩水またはC
MCビヒクルにおいて投与されることである。
本発明によるFK−565は動物に対し、緩慢放出皮下
移植体の形態で投与することもでき、これは動物の皮膚
の下方に挿入されるものである。この移植体はペレット
の形を取ることもでき、これは動物に移植された後、緩
慢に溶解するものであり、あるいは当業者に周知のバイ
オ適合性かつFK−565適合性のデリベリ−モジュー
ルであってもよい。
この種の周知の投薬形態は、活性成分が数日乃至数週間
の期間に亙って緩慢に放出されるようにデザインされて
いる。
本発明による移植は、FK−565を約0.001−5
mg/体重kg/日、好ましくは約0.1−2.5mg
/体重kg/日の量をもって、送り出すようにデザイン
されている。
本発明は一般的に説明されて来たが、以下の実施例は本
発明の特別な実施態様として示され、そしてその実施お
よび効果を例示するものである。
これらの実施例は例示の方法により示されるものであっ
て、その明細書または特許請求の範囲を限定して何らか
の方法に従うことを意図するものではない。
実1 FK−565の駆虫薬活性を実験的に汚染したCF。
雄マウスにおける寄生虫線虫、ニッポストロンギラス・
ブラシリエンシス(Nippostrongylus 
brasiliensis)に対し評価した。40匹の
マウス、それぞれ4−6週齢で、体重約18−20gの
ものを新しいケージに順応させ、そしてペレット化した
搦歯動物用チャウ(rodent chow )  (
’プリナ(Purina)I15002J )および水
を随意に供給した。
これらのマウスは8つの処置グループに分け、各処置グ
ループはマウス5匹/ケージから成り、重複例は全く準
備しなかった。各処置グループに1%スクアレン中のF
K−565または対照を以下のように投与した。
グル−フ′    几 置    ヒ゛ヒクルFK一5
65組成物および対照は皮下注射により投与された。グ
ループ1−5は1%スクアレン中の実験化合物から成る
エマルジョンをもって処理した。
グループ6はHBSS (rハングのバランス塩溶液」
)1ank’s l1alanced 5alt 5o
lution)中1%のスクアレンをもって処置したの
に対し、グループ7は「レバミゾール(Levamis
ole)で処置、すなわち市販の駆虫生成物を9.6μ
g/マウスの投薬量で投与し、そして正の対照として供
した。グループ8は寄生虫による感染を伴う負の対照と
して供したが、何らの処置も施さなかった。
処置後、24時間で投与を行い、個々のマウスに対し感
染段階のニッポストロンギラス・ブラシリエンシス幼虫
についての単一投薬fit (0,1ml)(注射光た
り約300 L3を形成)をもって皮下に注射した。注
射に先立ち、幼虫の実際の数を計数した。
これらマウスには7日間に亙り水と飼料を継続的に供給
し、そして身体的に良い生活状態におけるあらゆる変化
を観察した。
注射後7日目にこれらのマウスから飼料を取り去り、そ
して−晩絶食させた。これらのマウスは翌日層り、そし
て各マウスの小腸を取り出した。
この小腸は2枚の厚いガラス板の間で圧縮し、そして赤
い成虫螺出を計数した。効力を測定するために、薬物処
理マウス中で回収した螺出の数を薬物投与を全くしなか
った対照マウスのそれと比較した。ニッポストロンギラ
ス・ブラシリエンシス怒染1日後にHBSSエマルジョ
ンにおける1%スクアレン中0.01.0.1.1.5
または25μg FK−565をもって静脈注射処理し
た動物から回収した成虫螺出の数を測定し、かつ負の対
照であるエマルジョンのみで処置した動物と比較した。
それらの結果を第1表に示す。
第1表を参照すると、300L3幼虫をもってチャレン
ジした非処置マウスからは約229匹の成虫螺出が回収
された。この229匹の値を処置動物における螺出減少
百分率を測定するために用いた。25μf+/マウスの
FK−565投与は畑土積@量を60%だけ減少させた
。5,1または0.01gg/マウスのいずれかで処置
したグループは成虫螺出において47%の減少を示した
。0.1μg/マウスでの処置は単に21%の減少をも
たらした。このグループ内の標(1鯉偏差は7に過ぎな
いので、この百分率効力は動物がllBs5エマルジヨ
ン中のスクアレンのみ(19%)により処置されたとき
に観察されるものと非常に類似しており、こりらの動物
はミスによりFK−565によって処置されなかったも
のと信じられる。
従って、スクアレンビヒクル中でFK一565付与した
マウスは肺を経由して移動する幼虫に対して用量関連態
様において保護された。ビヒクルのみ(19%)で最低
保護がみられた。
実施■−又 FK−565の駆虫薬活性を実験的に汚染したCF。
雄マウスにおける寄生虫線虫、ニッポストロンギラス・
ブラシリエンシスに対し評価した。60匹のマウス、そ
れぞれ4−6週齢で、体重約18−20gのものを新し
いケージに順応させ、そしてベレット化した置歯動物用
チャウ「プリナ15002 Jおよび水を随意に供給し
た。これらのマウスは12の処置グループに分け、各処
置グループはマウス5匹/ケージから成り10重複例は
全く準備しなかった。処置グループは次の通りでる。
処置前、24時間で投与を行い、個々のマウスに対し感
染段階のニッポストロンギラス・ブラシリエンシス幼虫
についての単一投薬I(0,1mj2)注射当たり約3
00L3を形成)をもって皮下に注射した。注射に先立
ら、幼虫の実際の数を計数した。
これらマウスには7日間に亙り水と飼料を継続的に供給
し、そして身体的に良い生活状態におけるあらゆる変化
を観察した。
注射後7日目にこれらのマウスから飼料を取り去り、そ
して−晩絶食させた。翌日、これらのマウスを層り、そ
して各マウスの小腸を取り出した。
この小腸は2枚の厚いガラス板の間で圧縮し、そして赤
い成虫螺出を計数した。効力を測定するために、薬物処
理マウス中で回収した螺出の数を薬物投与を全くしなか
った対照マウスのそれと比較した。それらの結果は第2
表中に示す。
第2表を参照すると、これらの結果は1%スクアレン/
llBs5エマルジヨンにおいて皮下的に付与されたF
K−565で以前処理されたマウスの消化管内の成虫成
熟螺出の投与量依存減少を示している。
25−100μgFK−565によって処置されたマウ
スは最大の減少を示した。効力の範囲は45%乃至71
%であることが判明している。HBSSに1%スクアレ
ンのみのビヒクルであって、皮下的もしくは静脈的に付
与したものは最小の保護をもたらした。油中FK−56
5の皮下的送り出しの効力をII B S S中の皮下
的送り出しならびにエマルジョン中の静脈的送り出しの
それらとFK−565の2種類の投与量5および25μ
g/マウスにおいて°比較した。それらの結果はこの3
種類の処置が螺出の積載量を減少させるためのそれらの
能力において比較し得るものであったことを示している
第2表のデータは、適切な投与量およびルートにおいて
付与したときはFK−565が駆虫薬活性を有すること
を示している。どのようにして°FK−565が作用し
得るのかという正確なメカニズムについての解明は残っ
ているが、0.001 μg/マウス乃至100μg/
マウスの範囲内における用量でs、c、送り出しされた
この化合物がN、ブラシリエンシスで汚染されたマウス
中の成虫螺出積載量を減少させることは明白である。こ
れらのデータはまた、FK−565がそれの懸濁される
ビヒクルとは無関係に、そしてそれが付与されるルート
とは無関係に活性であることを示している。
ユJ1生−1 FK−565の駆虫薬活性を実験的に汚染したCF。
雄マウスにおける寄生虫線虫、ニッポストロンギラス・
ブラシリエンシスに対して評価を行って、ニッポストロ
ンギラス幼虫に対するチャレンジに関する処置の時期が
、腸管から回収された成虫螺出の減少量について効果を
有するか否かを決定する。150匹のマウスそれぞれ4
−6週齢で、体重18−20 gのものを新しいケージ
に順応させ、そしてペレット化した囚歯動物用チャウ「
プリナ#5002」および水を随意に供給した。これら
のマウスは処置グループに分け、各処置グループはマウ
ス5匹/ケージから成り、重複例は全く準備しなかった
。各処置グループに対し、FK−565を各種のビヒク
ルまたは対照において以下のように投与した。
几                        
      日装置はニッポストロンギラス・ブラシリ
エンシスL3怒染性幼虫による皮下的感染の前後第一6
゜−3,−1,+1.+3または第+6日目に施した。
第O日目に、全マウスは約300匹の感染段階の幼虫を
伴うものに単一投与ff1(0,1mf)をもって皮下
注射した。
注射7日目にこれらのマウスから飼料を取り去り、そし
て−晩絶食させた。翌日、これらのマウスを層り、そし
て各マウスの小腸を取り出した。
この小腸は2枚の厚いガラス板の間で圧縮し、そして赤
い成虫螺出を計数した。効力を測定するために、薬物処
理マウス中で回収した切土の数を薬物投与を全くしなか
った対照マウスのそれと比較した。それらの結果は第3
表中に示す。
第3表を参照すると、第一1日目のFK−565による
処置は回収された成虫切土の数を約57%減少させる。
第一6.−3.+1.+3または第+6日目の処置もま
た、螺出回収における減少をもたらした。第一1日目の
経口的に投与したFK−565゜50μgによる処置は
減少64%をもたらした。このことは経口的に付与した
場合、FK−565は駆虫薬として作用し得ることを示
している。
明らかに、本発明の多くの変形および変更が上記の教示
に鑑みて可能である。従って、特許請求の範囲内で、本
発明は具体的に説明した以外に実施し得ることが理解さ
れるべきである。
第  1  表 *全ての処置はHBSSエマルジョンにおける1%スク
アレン中で行い、そして静脈的に送りだした。
第2表 *特に明記しない限り、全ての処置は)I B S S
における1%スクアレン中で皮下的に行った。
第3表

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)動物に対し、蠕虫寄生虫抑制量のFK−565を
    投与する工程を含んで成ることを特徴とする動物中の蠕
    虫寄生虫を抑制する方法。
  2. (2)FK−565が約0.001−5mg/体重kg
    の量をもって投与される請求項1記載の方法。
  3. (3)FK−565が経口的に投与される請求項1記載
    の方法。
  4. (4)前記経口法が前記動物に対し錠剤、懸濁液、溶液
    、大丸薬、エマルジョン、カプセル、粉末、シロップ、
    飲料水組成物および飼料組成物において投与されること
    からなる群から選択される請求項3記載の方法。
  5. (5)FK−565が飼料組成物において投与されるが
    、前記飼料組成物が更に、栄養学的にバランスの取れた
    飼料と、前記飼料と混合された蠕虫寄生虫抑制量FK−
    565とを含んで構成される請求項4記載の方法。
  6. (6)FK−565が成る処方物を注射することにより
    投与されるが、前記処方物が更に、バイオ適合性かつF
    K−565適合性ビヒクルと、前記ビヒクルと混合され
    た蠕虫寄生虫抑制量のFK−565とを含んで構成され
    る請求項1記載の方法。
  7. (7)前記ビヒクルがカルボキシメチルセルロース(C
    MC)、スクアレン、生理的食塩水およびハングのバラ
    ンス塩溶液から成る群から選択される請求項6記載の方
    法。
  8. (8)FK−565が移植体を用いて投与されるが、前
    記移植体が更に、バイオ適合性かつFK−565適合性
    移植体物質と、前記移植体物質と混合された、蠕虫寄生
    虫抑制量のFK−565とを含んで構成される請求項1
    記載の方法。
  9. (9)前記蠕虫寄生虫が吸虫類、条虫類および線虫類か
    ら成る群から選択される請求項1記載の方法。
  10. (10)前記蠕虫寄生虫が前記動物の呼吸および胃腸管
    を汚染する蠕虫寄生虫から成る群から選択される請求項
    1記載の方法。
  11. (11)前記蠕虫寄生虫が吸虫、肺線虫、回虫、サナダ
    ムシ、輪癬、蟯虫および十二指腸虫から成る群から選択
    される請求項1記載の方法。
  12. (12)前記動物がヒト、ウシ、ブタ、イヌ科の動物、
    ネコ科の動物、ウマ、鳥類およびヒツジから成る動物種
    を構成する群から選択される請求項1記載の方法。
  13. (13)前記動物がウシ類、ブタ類、ヒツジ属、ニワト
    リおよび七面鳥から成る群から選択される請求項12記
    載の方法。
  14. (14)FK−565と、不活性な薬学的担体とを含ん
    で成ることを特徴とする動物中の蠕虫寄生虫を抑制する
    のに適した駆虫薬組成物。
  15. (15)前記組成物中のFK−565の量が、前記動物
    に対し約0.001−5mg/体重kgを供給するのに
    足る量である請求項14記載の組成物。
  16. (16)前記組成物が動物中の蠕虫寄生虫を抑制するの
    に適した注射可能処方物であって、更にバイオ適合性か
    つFK−565適合性ビヒクルと、前記ビヒクルと混合
    された、蠕虫寄生虫抑制量のFK−565とを含んで構
    成される請求項14記載の組成物。
  17. (17)前記ビヒクルがスクアレン、カルボキシメチル
    セルロース(CMC)、生理的食塩水およびハングのバ
    ランス塩溶液から成る群から選択される請求項16記載
    の組成物。
  18. (18)前記組成物が飼料組成物であって、前記飼料組
    成物は更に、栄養学的にバランスの取れた飼料と、前記
    飼料と混合された、蠕虫寄生虫抑制量のFK−565と
    を含んで構成される請求項14記載の組成物。
  19. (19)前記FK−565が飼料トン当たり約10乃至
    約100gの量をもって、前記飼料組成物に対し適用も
    しくは混合される請求項18記載の飼料組成物。
  20. (20)前記組成物が移植体であって、前記移植体は更
    に、バイオ適合性移植体物質と、前記移植体物質と混合
    された蠕虫寄生虫抑制量のFK−565とを含んで構成
    される請求項14記載の組成物。
JP63207470A 1987-08-24 1988-08-23 寄生体を制御する方法 Pending JPH01131121A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8881887A 1987-08-24 1987-08-24
US88818 1987-08-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01131121A true JPH01131121A (ja) 1989-05-24

Family

ID=22213676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63207470A Pending JPH01131121A (ja) 1987-08-24 1988-08-23 寄生体を制御する方法

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0305174B1 (ja)
JP (1) JPH01131121A (ja)
AT (1) ATE94402T1 (ja)
AU (1) AU616680B2 (ja)
DE (1) DE3884108T2 (ja)
NZ (1) NZ225898A (ja)
ZA (1) ZA886250B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993023066A1 (en) * 1992-05-08 1993-11-25 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Platelet growth promoter

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2056222A1 (en) * 1990-11-28 1992-05-29 Takashi Mikawa Peptide compound, pharmaceutical composition and feed additive for animal

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4349466A (en) * 1978-11-14 1982-09-14 Fujisawa Pharmaceutical Co Peptide, process for preparation thereof and use thereof
US4322341A (en) * 1980-05-13 1982-03-30 Fujisawa Pharmaceutical Co Peptide, process for preparation thereof and use thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993023066A1 (en) * 1992-05-08 1993-11-25 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Platelet growth promoter

Also Published As

Publication number Publication date
EP0305174A2 (en) 1989-03-01
ATE94402T1 (de) 1993-10-15
EP0305174B1 (en) 1993-09-15
DE3884108T2 (de) 1994-01-13
NZ225898A (en) 1990-12-21
AU2147188A (en) 1989-03-02
AU616680B2 (en) 1991-11-07
ZA886250B (en) 1989-04-26
EP0305174A3 (en) 1990-11-22
DE3884108D1 (de) 1993-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08231410A (ja) コクシジウム症軽減剤及びそれを含有する飼料
JP2001151675A (ja) コクシジウム症の予防および/または治療用飼料
KR20190058512A (ko) 해산 어류에 기생하는 미포자충 및 점액 포자충에 의한 질환의 치료제
CN1080116C (zh) 系统治疗鱼类疾病的药用饲料的用途
EP2310018B1 (de) Verwendung von nifurtimox zur behandlung der giardiasis
EP2310017B1 (de) Nifurtimox zur behandlung von durch trichomonadida hervorgerufenen krankheiten
US3876767A (en) Treatment of swine dysentery with apramycin
EP0910363B1 (en) Veterinary use of a pleuromutilin derivative
JPH01131121A (ja) 寄生体を制御する方法
US3991209A (en) Halomethanesulfonamides for eradicating internal parasites
KR20030046491A (ko) 돼지와 가금의 질병 및 감염 치료 및 예방
US4778821A (en) Method for controlling helmintic parasites
US5712290A (en) Medicinal feed for the systemic treatment of ectoparasitic and ectobacterial diseases of fish
JP2001081034A (ja) 動物用抗原虫剤
NZ250465A (en) Bactericidal composition; contains macrolide antibiotic, use for treating aquatic species
KR20090047491A (ko) 어류의 체표 기생충 구제 방법
JP2669908B2 (ja) 魚類の表皮保護剤
US5670513A (en) Medicinal feed for the systemic treatment of ectoparasitic and ectobacterial diseases of fish
RU2123332C1 (ru) Антгельминтное средство
US2558702A (en) Sulfonamides preparation
JPH04178333A (ja) 抗コクシジウム剤
US3458631A (en) Methods of treating coccidiosis with 4 - sulfonilamido - 2,6 dimethoxypyrimidine
JPH10298075A (ja) 肝障害予防治療剤
JPH0291026A (ja) 動物の肝膿瘍の予防および治療方法並びに動物飼料組成物
RU2014835C1 (ru) Способ лечения фасциолеза и дикроцелиоза сельскохозяйственных животных