JPH0112740B2 - - Google Patents

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JPH0112740B2
JPH0112740B2 JP55145839A JP14583980A JPH0112740B2 JP H0112740 B2 JPH0112740 B2 JP H0112740B2 JP 55145839 A JP55145839 A JP 55145839A JP 14583980 A JP14583980 A JP 14583980A JP H0112740 B2 JPH0112740 B2 JP H0112740B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cobalt
water
reaction
acetylacetonate
azeotrope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55145839A
Other languages
English (en)
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JPS56120631A (en
Inventor
Yohanesu Fuuberutosu Fuan Deru Maasu Hendorikusu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynamit Nobel AG
Original Assignee
Dynamit Nobel AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Dynamit Nobel AG filed Critical Dynamit Nobel AG
Publication of JPS56120631A publication Critical patent/JPS56120631A/ja
Publication of JPH0112740B2 publication Critical patent/JPH0112740B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/77Preparation of chelates of aldehydes or ketones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C49/00Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
    • C07C49/92Ketonic chelates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コバルト()−アセチルアセトネ
ートの製法に関する。この方法ではコバルト化合
物を高温でアセチルアセトンと常法で反応させ
る。しかし反応は特定の有機溶剤中で起り、その
際反応温度は100℃を越える必要はない。
コバルト()化合物をアセチルアセトンと反
応させることによりコバルト()−アセチルア
セトネートを製造することは公知である。コバル
ト化合物としては、無機酸の塩、例えば塩化物、
硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩又は水酸化物が適当であ
る。コバルト酸化物も使用しうる。反応を水性媒
体中で行なう。この場合、アンモニア又は他の弱
塩基で中和しなければならない。
この操作法では、2モルの結晶水を結合して含
む結晶水含有生成物が生じる。結晶水の除去は、
減圧(20〜2ミリバール)で90℃までの温度で実
施しなければならないので、採算が合わない。こ
の操作法では更に、乾燥した生成物が極めて微粒
状で生じ、容易に粉砕されることは不利に作用す
る。
従つて、無水のコバルト()−アセチルアセ
トネートを、アンモニアでの中和及びこれに基づ
く粗生成物の不経済な洗浄を省くように製造する
という課題が生じた。更に容易に乾燥して無水の
生成物にしうる生成物が生じる方法を見い出すこ
とも課題であつた。
この課題の解決に当つて、反応を水と混和せ
ず、水と共沸混合物を形成する有機溶剤中で、共
沸混合物の沸騰温度の範囲で実施することを特徴
とするコバルト()化合物とアセチルアセトン
との反応によるコバルト()−アセチルアセト
ネートの製法を見い出した。
新規方法の好ましい操作法は、反応の際に生じ
る、有機溶剤及び水から成る共沸混合物を連続的
に留去することにある。次に、留液を有機相及び
水相に分離することができ、有機相を次に反応混
合物に再び添加する。この操作法は、更に留去し
た水の量を測定することによつて反応の進行を制
御することを可能にする。反応の終点は、共沸混
合物として水がもはや留出しなくなる点で知るこ
とができる。
しかし、溶剤及び水から成る共沸混合物を連続
的に留出させなくてもよい。次に、反応混合物を
還流下にこの共沸混合物の沸騰温度までの温度に
加熱する。溶剤混合物がなお沸騰しない場合に
も、反応は進行し、本発明方法は一般に60〜100
℃の温度で実施しうる。しかしこのような操作法
では、反応の終点近くに共沸混合物を留去するの
が有利である。
反応室中に存在する有機溶剤の量は、少なくと
も、得られるコバルト()−アセチルアセトネ
ートが溶剤中に反応温度で溶解する程度であるべ
きである。この量は選択する溶剤の種類による。
更に、溶剤の量は少なくとも、冷却する際に溶剤
中の所望の塩の良好に濾過しうる懸濁液が存在す
る程度であるべきである。
反応が終了したら直ちに、反応混合物を冷却す
る。この場合、コバルト()−アセチルアセト
ネートが沈殿する。水性媒体中での操作法に反し
て、本発明方法では結晶水をほとんど含まない生
成物が沈殿する。濾過した後、これを簡単な、自
体公知の方法で乾燥する。この場合、生成物を出
来る限り90℃を越えないように加温すべきであ
る。それというのは90℃を越えると分解し始める
からである。従つて、生成物は真空下に乾燥する
のが有利であり、20〜100ミリバール、特に30〜
60ミリバールの圧力で完全に充分である。これよ
り高い圧力では、相応して長く乾燥しなければな
らない。
乾燥した最終生成物の収率は、使用したコバル
ト化合物に対して一般に90〜96重量%である。こ
れは公知方法(60〜75%の収率が得られる)にお
けるより著しく高い。
本発明により使用することのできる溶剤とし
て、芳香族並びに脂肪族又は脂環式溶剤が適当で
ある。前提条件は、溶剤が水とほとんど混和せ
ず、水と沸点が100℃以下である共沸混合物を形
成することだけである。これらの条件を満足する
芳香族炭化水素の例は、ベンゼン、アニソール、
キシレン、クロルベンゼンである。使用しうる脂
肪族溶剤には、脂肪族飽和炭化水素、塩素化炭化
水素、ケトン及び低級カルボン酸のアルキルエス
テルがある。例えば、ヘキサン、ヘプタン、ノナ
ン、シクロヘキサン、ジクロルエタン、トリクロ
ルエタン、シクロヘキサノン、シクロペンタノ
ン、炭素原子数1乃至4個のカルボン酸のメチル
エステル乃至ブチルエステル、例えばギ酸ブチル
エステル、酢酸プロピルエステル、プロパン酸エ
チルエステル及び酢酸アリルエステルが挙げられ
る。有利な溶剤はベンゼン及びn−ヘプタンであ
る。
好ましいコバルト化合物は水酸化コバルト
()である。しかし塩基性炭酸コバルト()
を用いても反応を実施することができる。本発明
方法の収率はほぼ定量的であるので、反応成分を
一般に化学量論的割合で反応させる。しかし、ア
セチルアセトンを小過剰(化学量論的に必要な量
の10%までであつてよい)で使用するのが好まし
い。この過剰分をコバルト()−アセチルアセ
トネートを留去した後、回収した母液と一緒に新
しいバツチに供給することができる。この場合、
母液の後処理は必要でない。
コバルト()−アセチルアセトネートは、例
えばメタクリル酸エステル又はブタジエンを重合
及び共重合させて立体特異性生成物を得るための
触媒、液相酸化又は水素添加用触媒として使用さ
れる。これは更に、ガラス表面用被覆剤又は潤滑
剤の酸化防止剤として使用される。
例 1 蒸留装置を設けた反応フラスコ中にn−ヘプタ
ン4600mlを装入し、これに水酸化コバルト1068.1
g(11.5モル)を懸濁する。この混合物を90〜94
℃の温度に加熱すると、その際軽い還流が起る。
4時間以内にこの混合物にアセチルアセトン
2417.5gを加える。反応容器の温度を添加の間90
〜94℃に保持した。反応の進行中に還流が激しく
なつた。留出する共沸混合物を受器に取り、分離
ロートで水を分離し、留出するヘプタンを再び反
応混合物に添加した。
この方法で8時間の間に水405mlが分離された。
これは414mlの理論的に脱離しうる量の98%に相
応する。
その後反応混合物を15℃に冷却した。その際コ
バルト()−アセチルアセトネートの深暗赤色
結果が生じる。これを濾別し、合計1000mlのヘプ
タンで洗浄する。引続き溶剤を激しく吸引する。
この方法で得られた生成物を乾燥器中で40℃の
温度で40ミリバールの圧力で乾燥した後、所望の
コバルト()−アセチルアセトネート合計
2856.8gが得られる。これは96.6%の収率に相当
する。コバルト含有率は22.6〜22.7%であり、含
水率は1%以下であつた。
例 2 例1の反応容器中に例1の母液及び全体流量が
4600mlである程度に多量の洗浄ヘプタンを装入し
た。この中に再び水酸化コバルト1068.8gを装入
した。例1に記載したのと同じ方法で更に処理し
た。
コバルト()−アセチルアセトネート合計
2862.4gが得られた。これは96.7%の収率に相当
する。コバルト含有率は22.6〜22.7%であり、含
水率は0.5%より低かつた。
例 3 例1の装置に相応する装置中で塩基性炭酸コバ
ルト128gをn−ヘプタン500ml中で撹拌した。撹
拌しながら合計212gのアセチルアセトンを添加
した。この際直ちにガスの発生が認められ、内温
は45℃に上昇した。更に、色の変化及び固体生成
物の結晶形を認めることができた。
反応混合物をその後5時間沸騰温度に保持し、
留出する共沸混合物から合計54mlの水を捕集し
た。この時間に初めはバラ色に見えるコバルトア
セチルアセトネートは後に深紫色に変色した。
引続き、反応混合物を50℃に冷却し、固体を濾
過し、ヘプタン75mlで洗浄した。乾燥後、金属含
有率22.9〜23.0%及び含水率最高0.5%のコバルト
()−アセチルアセトネート253.1gが得られた。
従つて、収率は98.5%であつた。
例 4 例3の母液及び洗浄水中に塩基性炭酸コバルト
128gを懸濁した。溶剤の量は合計550mlであつ
た。この懸濁液中に撹拌しながらアセチルアセト
ン212gを添加した。この際内温は43℃に上昇し、
明瞭なガス発生が認められた。
引続き、反応混合物を6時間沸騰保持させた。
この際合計53.6mlの水がヘプタンとの共沸混合物
の形で留出した。
例3により更に後処理する。金属含有率22.8〜
22.9%のコバルト()−アセチルアセトネート
合計254.3gが得られた。含水率は0.5%以下であ
つた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コバルト()−化合物を高温でアセチルア
    セトンと反応させることによりコバルト()−
    アセチルアセトネートを製造する方法において、
    反応を水と混和せず、水と共沸混合物を形成す
    る、炭化水素、塩素化炭化水素、ケトン又は低級
    カルボン酸のエステルの群からの芳香族、脂肪族
    又は脂環式溶剤中で、該共沸混合物の沸騰温度の
    範囲で実施することを特徴とするコバルト()
    −アセチルアセトネートの製法。 2 水との共沸混合物が100℃までの温度で沸騰
    する有機溶剤を使用する特許請求の範囲第1項記
    載の製法。 3 反応の際に生成する、溶剤及び水から成る共
    沸混合物をその生成中に留去することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の製法。
JP14583980A 1979-10-19 1980-10-20 Manufacture of cobalt*ii**acetylacetonate Granted JPS56120631A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL7907739A NL7907739A (nl) 1979-10-19 1979-10-19 Werkwijze voor het bereiden van kobalt-(ii)-acetyl- acetonaat.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56120631A JPS56120631A (en) 1981-09-22
JPH0112740B2 true JPH0112740B2 (ja) 1989-03-02

Family

ID=19834049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14583980A Granted JPS56120631A (en) 1979-10-19 1980-10-20 Manufacture of cobalt*ii**acetylacetonate

Country Status (7)

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US (1) US4337210A (ja)
EP (1) EP0027890B1 (ja)
JP (1) JPS56120631A (ja)
AT (1) ATE3848T1 (ja)
CA (1) CA1143744A (ja)
DE (1) DE3063907D1 (ja)
NL (1) NL7907739A (ja)

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Also Published As

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US4337210A (en) 1982-06-29
CA1143744A (en) 1983-03-29
NL7907739A (nl) 1981-04-22
EP0027890B1 (de) 1983-06-22
EP0027890A1 (de) 1981-05-06
JPS56120631A (en) 1981-09-22
DE3063907D1 (en) 1983-07-28
ATE3848T1 (de) 1983-07-15

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