JPH01127165A - ダイカスト機における運転監視方法 - Google Patents
ダイカスト機における運転監視方法Info
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- JPH01127165A JPH01127165A JP28516687A JP28516687A JPH01127165A JP H01127165 A JPH01127165 A JP H01127165A JP 28516687 A JP28516687 A JP 28516687A JP 28516687 A JP28516687 A JP 28516687A JP H01127165 A JPH01127165 A JP H01127165A
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- plunger
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Links
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はダイカスト機の鋳造運転におけるオンライン監
視ならびに成形品の鋳造状態の良否判別方法に関するも
のである。
視ならびに成形品の鋳造状態の良否判別方法に関するも
のである。
[従来の技術]
ダイカスト機における鋳造作業は、型締された金型のキ
ャビティ内へ溶湯を射出し、金型内で溶湯が固化するこ
とによって成形品を得るものである。
ャビティ内へ溶湯を射出し、金型内で溶湯が固化するこ
とによって成形品を得るものである。
このような射出動作においては、溶融物がプランジャ等
で押出されるときに空気が巻き込まれてキャビティ内へ
侵入し、溶融物中に混在することがあり、この結果、成
形品中に巣が発生して品質を低下させるという問題があ
った。
で押出されるときに空気が巻き込まれてキャビティ内へ
侵入し、溶融物中に混在することがあり、この結果、成
形品中に巣が発生して品質を低下させるという問題があ
った。
そこで従来、成形品にX線を当て、密度によるX線の透
過吸収差によって巣の有無を検査するX線検査や、成形
品に超音波を送りその反射音を受信することによって巣
の有無を検査する超音波検査等を用いて成形品の良否を
判別していた。しかしながら、このような従来の成形良
否判別方法においては、必ずしも満足した判別結果が期
待できないばかりでなく、射出工程の後の工程で検査が
行なわれるために、不良品が多発した場合の対策が遅れ
たり、あるいは製造ロッド別の不良品発生率が把握しに
くいという問題があった。
過吸収差によって巣の有無を検査するX線検査や、成形
品に超音波を送りその反射音を受信することによって巣
の有無を検査する超音波検査等を用いて成形品の良否を
判別していた。しかしながら、このような従来の成形良
否判別方法においては、必ずしも満足した判別結果が期
待できないばかりでなく、射出工程の後の工程で検査が
行なわれるために、不良品が多発した場合の対策が遅れ
たり、あるいは製造ロッド別の不良品発生率が把握しに
くいという問題があった。
そこで従来、射出開始時における加速度の大きさや、低
速射出から高速射出への切替に要する時間などを測定し
て成形の良否を判別する方法が試みられている。第3図
はこれを説明するために示すダイカスト機における射出
開始から充填完了までの時間と射出速度および射出圧力
との関係線図であって、曲!iL+は、横軸に時間t、
縦軸に射出速度Vをとって示す曲線であり、また曲線L
2は、横軸に時間t、縦軸に射出圧力Pをとって示す曲
線である0図において、射出速度Vは、射出開始後、立
上り角度θで示す加速度により低速射出速度Vl にな
り、to点において高速射出に切替えられて速度v2ま
で加速されたのち停止する。また、射出圧力は、高速射
出に切替えられたのち溶湯の射出が開始されると圧力p
oとなり、充填開始から充填完了までの時間t2の間に
圧力Pt まで加圧される。そして、従来の成形良否判
別方法においては、上記立上り角度θと、高速射出への
切替に要する時間t1.充填に要する時間(2を管理値
として用いていた。
速射出から高速射出への切替に要する時間などを測定し
て成形の良否を判別する方法が試みられている。第3図
はこれを説明するために示すダイカスト機における射出
開始から充填完了までの時間と射出速度および射出圧力
との関係線図であって、曲!iL+は、横軸に時間t、
縦軸に射出速度Vをとって示す曲線であり、また曲線L
2は、横軸に時間t、縦軸に射出圧力Pをとって示す曲
線である0図において、射出速度Vは、射出開始後、立
上り角度θで示す加速度により低速射出速度Vl にな
り、to点において高速射出に切替えられて速度v2ま
で加速されたのち停止する。また、射出圧力は、高速射
出に切替えられたのち溶湯の射出が開始されると圧力p
oとなり、充填開始から充填完了までの時間t2の間に
圧力Pt まで加圧される。そして、従来の成形良否判
別方法においては、上記立上り角度θと、高速射出への
切替に要する時間t1.充填に要する時間(2を管理値
として用いていた。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、このような従来の成形良否判別方法に用
いられる管理値θ、tl、t2はいずれも平均値である
ため、第3図に対応しこれとすべて同符号を付して第4
図に示すように、速度Vや圧力Pにハンチングがある場
合でもθ、t1 。
いられる管理値θ、tl、t2はいずれも平均値である
ため、第3図に対応しこれとすべて同符号を付して第4
図に示すように、速度Vや圧力Pにハンチングがある場
合でもθ、t1 。
t2の出力値が同じかあるいはほとんど同じであって、
この値によって成形品の良否を判別することはきわめて
困難であった。
この値によって成形品の良否を判別することはきわめて
困難であった。
このことは、射出シリンダのハンチングが品質不良の原
因となっていると考えられるので、従来のθ、tl+t
2を管理する方法では成形品の良否を判別する方法とし
ては不十分である。
因となっていると考えられるので、従来のθ、tl+t
2を管理する方法では成形品の良否を判別する方法とし
ては不十分である。
[問題点を解決するための手段]
上記の技術的課題を解決するために、ダイカスト機の鋳
造作用において加圧完了前における射出プランジャの運
動が各ショットごとに微妙に異なり、この異なりが鋳造
状態を左右することに着目した。そこで金型キャビティ
内へ溶湯が充填完了する前の加圧工程において、射出プ
ランジャの移動量を計測し、かつまた、射出プランジャ
の速度変化状態を計測してその計測値をもって成形品の
鋳造状態の良否を判別する。
造作用において加圧完了前における射出プランジャの運
動が各ショットごとに微妙に異なり、この異なりが鋳造
状態を左右することに着目した。そこで金型キャビティ
内へ溶湯が充填完了する前の加圧工程において、射出プ
ランジャの移動量を計測し、かつまた、射出プランジャ
の速度変化状態を計測してその計測値をもって成形品の
鋳造状態の良否を判別する。
[作用]
第3図に示す射出曲線Ll と成形品の品質との関係で
、特に符号L3で示されたこの領域の射出プランジャの
移動量及び射出プランジャの速度変化状態が成形品の鋳
造状態を顕著に反映する。
、特に符号L3で示されたこの領域の射出プランジャの
移動量及び射出プランジャの速度変化状態が成形品の鋳
造状態を顕著に反映する。
まず射出プランジャの移動量について述べる。
この移動量は製品毎に金型温度、射出速度、射出力等に
よって最適移動量が決められている。射出シリンダのハ
ンチングや空気巻き込みの場合は、この移動量は大きく
なり、成形品としては不良率が高くなることを意味する
。
よって最適移動量が決められている。射出シリンダのハ
ンチングや空気巻き込みの場合は、この移動量は大きく
なり、成形品としては不良率が高くなることを意味する
。
なお、加圧工程のプランジャ移動量の計測の開始点は金
型キャビティ内のガス抜き弁の作動信号とし、また計測
終了点は固化完了とする。
型キャビティ内のガス抜き弁の作動信号とし、また計測
終了点は固化完了とする。
次に射出プランジャの速度変化状態について述べる。
第5図は本発明に係るプランジャの速度変化状態を示す
もので第3図のL3で示す部分の詳細説明図である。本
図における速度の一定部LMは射出プランジャが溶湯を
加圧した結果、溶湯中に含まれていたガスを圧縮しその
結果不足となる溶湯をキャビティ内へ補充するために発
生する部分である。したがってこの射出プランジャの一
定速度領域の速度VMと時間LMを計測すればVM 。
もので第3図のL3で示す部分の詳細説明図である。本
図における速度の一定部LMは射出プランジャが溶湯を
加圧した結果、溶湯中に含まれていたガスを圧縮しその
結果不足となる溶湯をキャビティ内へ補充するために発
生する部分である。したがってこの射出プランジャの一
定速度領域の速度VMと時間LMを計測すればVM 。
tMが運転方案より考えられる値より大きくなることは
溶湯中のガス含有量が大きく、成形品としては不良率が
高くなることを意味する。
溶湯中のガス含有量が大きく、成形品としては不良率が
高くなることを意味する。
[実施例]
第1図は本発明に係る加圧工程における射出シリングの
移動量を計測する説明図で、ダイカスト機の概略構成図
と鋳造状態の良否判別をする装置のブロック図を表わし
た一実施例を示す。
移動量を計測する説明図で、ダイカスト機の概略構成図
と鋳造状態の良否判別をする装置のブロック図を表わし
た一実施例を示す。
以下第1図の説明を行なう。
ダイカスト機は固定プラテンlに装着された固定金型1
aと、可動プラテン2に装着されて固定金型1aに対し
遠近方向へ進退することにより型締、型開される可動金
型2aとを備えており、型締された両全型1a、2aの
分割面3の両側には、キャビティ4が形成されている。
aと、可動プラテン2に装着されて固定金型1aに対し
遠近方向へ進退することにより型締、型開される可動金
型2aとを備えており、型締された両全型1a、2aの
分割面3の両側には、キャビティ4が形成されている。
固定プラテンlのスリーブ孔には、注湯口5aを有する
射出スリーブ5が挿入されており、その内孔とキャビテ
ィ4とは金型1a、2aに設けたスリーブ1bとゲート
6とを介して連通されている。7は射出スリーブ5と同
心状に配設された射出シリンダであって、その油圧で進
退するピストンロッド8にはプランジャ9がカップリン
グ10を介して連結されており、このプランジャ9の頭
部であるプランジャチップ11は、射出スリーブ5の内
孔に進退自在に嵌合されている。また、固定金型1aの
上部には金型内のガス抜き弁(以下GF弁という)30
が取り付けである。
射出スリーブ5が挿入されており、その内孔とキャビテ
ィ4とは金型1a、2aに設けたスリーブ1bとゲート
6とを介して連通されている。7は射出スリーブ5と同
心状に配設された射出シリンダであって、その油圧で進
退するピストンロッド8にはプランジャ9がカップリン
グ10を介して連結されており、このプランジャ9の頭
部であるプランジャチップ11は、射出スリーブ5の内
孔に進退自在に嵌合されている。また、固定金型1aの
上部には金型内のガス抜き弁(以下GF弁という)30
が取り付けである。
このように構成されていることにより、図示の状態にお
いて、注湯口5aから射出スリーブ5内へ溶湯12を供
給して射出シリンダ7の油圧でピストンロッド8を前進
させると、プランジャチップ11が射出スリーブ5内と
スリーブlb内とで前進し、溶湯12が押出されてゲー
ト6を介しキャビティ4内へ射出される。
いて、注湯口5aから射出スリーブ5内へ溶湯12を供
給して射出シリンダ7の油圧でピストンロッド8を前進
させると、プランジャチップ11が射出スリーブ5内と
スリーブlb内とで前進し、溶湯12が押出されてゲー
ト6を介しキャビティ4内へ射出される。
キャビティ4内へ溶湯12が充填されると、この溶湯1
2の慣性力で直接作用するGF弁30が作動する。その
後、 さらに押し続ける射出シリンダ7の作用によ
る押圧力によってキャビティ4内の溶湯12はさらに押
されて押湯作用を受け、キャビティ4内の溶湯12はよ
り緻密になって充填が完了する。その後、溶湯12の固
化、冷却を待ち、型開して固化した鋳造品をキャビティ
4から押出す。
2の慣性力で直接作用するGF弁30が作動する。その
後、 さらに押し続ける射出シリンダ7の作用によ
る押圧力によってキャビティ4内の溶湯12はさらに押
されて押湯作用を受け、キャビティ4内の溶湯12はよ
り緻密になって充填が完了する。その後、溶湯12の固
化、冷却を待ち、型開して固化した鋳造品をキャビティ
4から押出す。
このように構成されて動作するダイカスト機には、全体
を符号20で示す成形良否判別装置が付設されている。
を符号20で示す成形良否判別装置が付設されている。
すなわち、前記カップリング10には、ピストンロッド
8と平行しこれと一体的に進退する磁気スケール21が
固定されており、この磁気スケール21には、演算器2
2に電気接続された磁気ヘッド23がマシンベース側に
固定されて対向している。そして、磁気ヘッド23が、
磁気スケール21がIIIII11移動するたび、すな
わちプランジャチップ11のストロークst 1mmご
とに信号を発して演算器22へ伝送するように構成され
ている。
8と平行しこれと一体的に進退する磁気スケール21が
固定されており、この磁気スケール21には、演算器2
2に電気接続された磁気ヘッド23がマシンベース側に
固定されて対向している。そして、磁気ヘッド23が、
磁気スケール21がIIIII11移動するたび、すな
わちプランジャチップ11のストロークst 1mmご
とに信号を発して演算器22へ伝送するように構成され
ている。
演算器22にはモニタ装置25が接続されており、磁気
スケール21の移り量が常時読み取れるようになってい
る。
スケール21の移り量が常時読み取れるようになってい
る。
モニタ装置25には、前記GF弁30の作動信号スイッ
チ30aからの信号と1図示していないマシン制御装置
からの成形品の取り出し指令信号すなわち成形品の固化
完了信号26とが、接続されている。
チ30aからの信号と1図示していないマシン制御装置
からの成形品の取り出し指令信号すなわち成形品の固化
完了信号26とが、接続されている。
モニタ装置25は、上記GF弁30の作動信号スイッチ
30aからの信号の入力時点の演算器22の磁気スケー
ル21の値を読み取り、また、図示していないマシン制
御装置からの成形品の固化完了信号26の入力時点の演
算器22の磁気スケール21の値を読み取り、この2点
間の磁気スケール21の読み取り値の差すなわち磁気ス
ケール21の移動量により、成形品の良否判別を行なう
ものである。
30aからの信号の入力時点の演算器22の磁気スケー
ル21の値を読み取り、また、図示していないマシン制
御装置からの成形品の固化完了信号26の入力時点の演
算器22の磁気スケール21の値を読み取り、この2点
間の磁気スケール21の読み取り値の差すなわち磁気ス
ケール21の移動量により、成形品の良否判別を行なう
ものである。
このようにして、充填完了直前の加圧工程での射出シリ
ンダの移動量を計測することにより、成形品の良否判定
がオンラインで出来る。
ンダの移動量を計測することにより、成形品の良否判定
がオンラインで出来る。
第2図は本発明に係わる加圧工程における射出シリンダ
の速度変化を計測する説明図で、ダイカスト機の概略構
成図と鋳造状態の良否判別をする装置のブロック図を表
わした一実施例を示す。
の速度変化を計測する説明図で、ダイカスト機の概略構
成図と鋳造状態の良否判別をする装置のブロック図を表
わした一実施例を示す。
以下、第2図の説明を行なう。
ダイカスト機は固定プラテンlに装着された固定金型1
aと、可動プラテン2に装着されて固定金型1aに対し
遠近方向へ進退することにより型締、型開される可動金
型2aとを備えており、型締された両全型1a、2aの
分割面3の両側には、キャビティ4が形成されている。
aと、可動プラテン2に装着されて固定金型1aに対し
遠近方向へ進退することにより型締、型開される可動金
型2aとを備えており、型締された両全型1a、2aの
分割面3の両側には、キャビティ4が形成されている。
固定プラテン1のスリーブ孔には、注湯口5aを有する
射出スリーブ5が挿入されており、その内孔とキャビテ
ィ4とは金型1a、2aに設けたスリーブ1bとゲート
6とを介して連通されている。7は射出スリーブ5と同
心状に配設された射出シリンダであって、その油圧で進
退するピストンロッド8にはプランジャ9がカップリン
グlOを介して連結されており、このプランジャ9の頭
部であるプランジャチップ11は、射出スリーブ5の内
孔に進退自在に嵌合されている。
射出スリーブ5が挿入されており、その内孔とキャビテ
ィ4とは金型1a、2aに設けたスリーブ1bとゲート
6とを介して連通されている。7は射出スリーブ5と同
心状に配設された射出シリンダであって、その油圧で進
退するピストンロッド8にはプランジャ9がカップリン
グlOを介して連結されており、このプランジャ9の頭
部であるプランジャチップ11は、射出スリーブ5の内
孔に進退自在に嵌合されている。
このように構成されていることにより、図示の状態にお
いて、注湯口5aから射出スリーブ5内へ溶湯12を供
給して射出シリンダ7の油圧でピストンロッド8を前進
させると、プランジャチップ11が射出スリーブ5内と
スリーブlb内とで前進し、溶湯12が押出されてゲー
ト6を介しキャビティ4内へ射出される。
いて、注湯口5aから射出スリーブ5内へ溶湯12を供
給して射出シリンダ7の油圧でピストンロッド8を前進
させると、プランジャチップ11が射出スリーブ5内と
スリーブlb内とで前進し、溶湯12が押出されてゲー
ト6を介しキャビティ4内へ射出される。
キャビティ4内へ溶湯12が充填され終ったら、さらに
押し続ける射出シリンダ7の作用による押圧力によって
キャビティ4内の溶湯12はさらに押されて押湯作用を
受け、キャビティ4内の溶湯12はより緻密になって充
填が完了する。その後、溶湯12の固化、冷却を待ち、
型開して固化した鋳造品をキャビティ4から押出す。
押し続ける射出シリンダ7の作用による押圧力によって
キャビティ4内の溶湯12はさらに押されて押湯作用を
受け、キャビティ4内の溶湯12はより緻密になって充
填が完了する。その後、溶湯12の固化、冷却を待ち、
型開して固化した鋳造品をキャビティ4から押出す。
このように構成されて動作するダイカスト機には、全体
を符号27で示す成形良否判別装置が付設されている。
を符号27で示す成形良否判別装置が付設されている。
すなわち、前記カップリング10には、ピストンロッド
8と平行しこれと一体的に進退する磁気スケール21が
固定されており、この磁気スケール21には、演算器2
2に電気接続された磁気ヘッド23がマシンベース側に
固定されて対向している。そして、磁気ヘッド23が、
磁気スケール21が[■移動するたび、すなわちプラン
ジャチップ11のストロークst 1mmごとに信号を
発して演算器22へ伝送するように構成されている。ま
た、演算器22には、電流を流すことにより固有振動数
で発振する水晶発振器24が電気′Jft続されており
、さらに演算器22にはモニタ装置25が電気接続され
ている。
8と平行しこれと一体的に進退する磁気スケール21が
固定されており、この磁気スケール21には、演算器2
2に電気接続された磁気ヘッド23がマシンベース側に
固定されて対向している。そして、磁気ヘッド23が、
磁気スケール21が[■移動するたび、すなわちプラン
ジャチップ11のストロークst 1mmごとに信号を
発して演算器22へ伝送するように構成されている。ま
た、演算器22には、電流を流すことにより固有振動数
で発振する水晶発振器24が電気′Jft続されており
、さらに演算器22にはモニタ装置25が電気接続され
ている。
このように構成すれていることにより、溶湯12をキャ
ビティ4内へ射出するためにプランジャ9を前進させる
と、磁気スケール21が移動し、これに対向する磁気ヘ
ッド23が、磁気スケール21の1龍移動ごとに信号を
発し、プランジャチップ11のlIごとのストロークs
tを演算器22に入力する。また、水晶発振器24に電
流を流すと固有振動数で発振し演算器22へ入力する。
ビティ4内へ射出するためにプランジャ9を前進させる
と、磁気スケール21が移動し、これに対向する磁気ヘ
ッド23が、磁気スケール21の1龍移動ごとに信号を
発し、プランジャチップ11のlIごとのストロークs
tを演算器22に入力する。また、水晶発振器24に電
流を流すと固有振動数で発振し演算器22へ入力する。
この結果、演算器22ではプランジャチップ11が1m
m移動する時間が演算され、モニタ装置25には、第3
図に符号L1で示す時間−速度線図が表示される。すな
わち、第3図において、曲*L+は、射出開始から充填
を完了して製品が取出されるまでにおけるプランジャチ
ップ11のストロークIII!6ごとの速度を示すもの
である。
m移動する時間が演算され、モニタ装置25には、第3
図に符号L1で示す時間−速度線図が表示される。すな
わち、第3図において、曲*L+は、射出開始から充填
を完了して製品が取出されるまでにおけるプランジャチ
ップ11のストロークIII!6ごとの速度を示すもの
である。
同様に第4図、第5図におけるLlも時間−速度線図を
示している。
示している。
モニター遊設25は、第5図に示した時間−速度線図に
より、加圧工程における射出プランジャ速度のほぼ一定
となる領域の時間tMとその一速度VMを求め、成形品
の鋳造状態の良否判別を行なうものである。
より、加圧工程における射出プランジャ速度のほぼ一定
となる領域の時間tMとその一速度VMを求め、成形品
の鋳造状態の良否判別を行なうものである。
このようにして充填完了直前の速度変化状態を計測する
ことによって成形品の鋳造状態の良否が判別できるとと
もに、いわゆるショックレスショットと呼ばれる衝撃の
ない射出が行なわれるように監視することができる。
ことによって成形品の鋳造状態の良否が判別できるとと
もに、いわゆるショックレスショットと呼ばれる衝撃の
ない射出が行なわれるように監視することができる。
[発明の効果]
以上の説明により明らかなように、本発明によれば成形
品の鋳造状態の良否判別方法として、キャビティ内へ溶
融物が充填され終る直前から充填完了までの間における
射出プランジャの移動量及び速度変化状態を計測するこ
とによって成形品の鋳造状態の良否を判別するという方
法をとることにより、lショット完了ごとに成形の良否
を適切に判別することができるので、不良品の発生時に
おける対策が迅速かつ適切に行なわれ、不良品の発生率
が減少する。
品の鋳造状態の良否判別方法として、キャビティ内へ溶
融物が充填され終る直前から充填完了までの間における
射出プランジャの移動量及び速度変化状態を計測するこ
とによって成形品の鋳造状態の良否を判別するという方
法をとることにより、lショット完了ごとに成形の良否
を適切に判別することができるので、不良品の発生時に
おける対策が迅速かつ適切に行なわれ、不良品の発生率
が減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る加圧工程における射出シリングの
移動量を計測する説明図でダイカスト機の概略構成図と
成形品の鋳造状態の良否判別装置のブロック図、第2図
は本発明に係わる加圧工程における射出シリンダの速度
変化を計測する説明図でダイカスト機の概略構成図と成
形品の鋳造状態の良否判別装置のブロック図、第3図は
従来における成形品の鋳造状態の良否判別方法を説明す
るために示す射出開始から充填完了までの時間と射出速
度および時間と射出圧力との関係を表わした線図、第4
図は射出速度や射出圧力にハンチングがある場合の曲線
を第3図に対応して示した関係線図、第5図は充填完了
直前のプランジャの速度変化状態を示すもので第3図の
L3で示す部分の詳細説明図。 1a・・・固定金型、 2a・・・可動金型、4・・
・キャビティ、 11・・・プランジャチップ、12
・・・溶湯、 20・・・成形良否判別装置、
21・・・磁気スケール、22・・・演算器。 23・・・磁気ヘッド、 24・・・水晶発振器、2
5・・・モニタ装置、 26・・・マシン制御装置からの固化完了信号、30・
・・GF弁、 30a・・・GF弁作動信号スイッチ。 特許出願人 宇部興産株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 針閘t
移動量を計測する説明図でダイカスト機の概略構成図と
成形品の鋳造状態の良否判別装置のブロック図、第2図
は本発明に係わる加圧工程における射出シリンダの速度
変化を計測する説明図でダイカスト機の概略構成図と成
形品の鋳造状態の良否判別装置のブロック図、第3図は
従来における成形品の鋳造状態の良否判別方法を説明す
るために示す射出開始から充填完了までの時間と射出速
度および時間と射出圧力との関係を表わした線図、第4
図は射出速度や射出圧力にハンチングがある場合の曲線
を第3図に対応して示した関係線図、第5図は充填完了
直前のプランジャの速度変化状態を示すもので第3図の
L3で示す部分の詳細説明図。 1a・・・固定金型、 2a・・・可動金型、4・・
・キャビティ、 11・・・プランジャチップ、12
・・・溶湯、 20・・・成形良否判別装置、
21・・・磁気スケール、22・・・演算器。 23・・・磁気ヘッド、 24・・・水晶発振器、2
5・・・モニタ装置、 26・・・マシン制御装置からの固化完了信号、30・
・・GF弁、 30a・・・GF弁作動信号スイッチ。 特許出願人 宇部興産株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 針閘t
Claims (3)
- (1)ダイカスト機の鋳造運転の加圧工程において、金
型キャビティ内への溶湯の充填完了直前の射出シリンダ
の先端に取りついている射出プランジャの移動量及び射
出プランジャの速度変化状態を計測して、成形品の鋳造
状態の良否を判定することを特徴とするダイカスト機に
おける運転監視方法。 - (2)特許請求の範囲第1項記載の射出プランジャの移
動量計測において、射出プランジャの移動開始点に金型
キャビティ内のガス抜き弁の作動信号を用いて計測する
ことを特徴とするダイカスト機における運転監視方法。 - (3)特許請求の範囲第1項記載の射出プランジャの速
度変化状態計測において、射出プランジャがほぼ一定速
度で移動する領域のその移動時間、ならびに、その時の
一定速度を計測することを特徴とするダイカスト機にお
ける運転監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28516687A JPH01127165A (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | ダイカスト機における運転監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28516687A JPH01127165A (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | ダイカスト機における運転監視方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01127165A true JPH01127165A (ja) | 1989-05-19 |
Family
ID=17687947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28516687A Pending JPH01127165A (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | ダイカスト機における運転監視方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01127165A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318464A (ja) * | 1989-06-13 | 1991-01-28 | Kobe Steel Ltd | 局部加圧併用式ダイカスト装置 |
JPH03114648A (ja) * | 1989-09-29 | 1991-05-15 | Ube Ind Ltd | 射出特性のモニタ表示方法 |
JPH04157056A (ja) * | 1990-10-15 | 1992-05-29 | Nippondenso Co Ltd | ダイカスト鋳造製品の良否判別方法 |
US5629550A (en) * | 1994-08-31 | 1997-05-13 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Photodiode built-in semiconductor device with dummy photodiode |
DE10233067A1 (de) * | 2002-07-19 | 2004-02-05 | Bühler AG | Umformung eines kristallisierbaren Materials im flüssigen oder pastösen Zustand |
JP2007216279A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Toyota Motor Corp | ダイカスト装置及びダイカスト装置のガス巻込み検出方法 |
-
1987
- 1987-11-13 JP JP28516687A patent/JPH01127165A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318464A (ja) * | 1989-06-13 | 1991-01-28 | Kobe Steel Ltd | 局部加圧併用式ダイカスト装置 |
JPH03114648A (ja) * | 1989-09-29 | 1991-05-15 | Ube Ind Ltd | 射出特性のモニタ表示方法 |
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JP2007216279A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Toyota Motor Corp | ダイカスト装置及びダイカスト装置のガス巻込み検出方法 |
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