JPH01127008A - 汚泥掻寄機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目°的〕 （産業上の利用分野） 本発明は雨水沈殿池における汚泥掻寄機の制御装置に関
する。

（従来の技術） 一般に雨水沈殿池は雨水排水中の汚濁物質を沈降処理す
る目的で設置される。雨水は汚水に比べ汚濁度は比較的
低いが、降雨初期に流みする雨水は路上の土、砂、ごみ
等を含んでいるため非常に汚濁度が高くなっている。こ
のため初期雨水を沈殿・処理する雨水沈殿池の汚泥掻寄
機には、沈殿物質によって掻寄せ部が埋没し運転不能と
なるのを防ぐため掻寄せ部降昇装置を備えている。

従来、この種の汚泥掻寄機は雨水流入期間中連続運転を
行なうと共に、最初は掻寄せ部の位置を上限にしておき
タイマにより一定時間毎に一定の距離だけ下降させるこ
とにより沈殿物の上層から除々に掻寄せを行なう方法が
採られていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前記の様な従来装置においては、流入す
る雨水の汚濁濃度によって沈殿量や、沈殿部の性状が変
化するため、汚泥掻寄機が過負荷になったり、反対に充
分に掻寄せ可能であるにもかかわらず長時間をかけて掻
寄せ部を下降させる場合があり、沈殿物の引抜き時期を
遅らせてしまうという欠点があった。

本発明は、従来装置の欠点を除去するためになされたも
ので、汚泥掻寄機の負荷電流から掻寄せ部の埋没状態を
推定して掻寄せ部を昇降することにより、汚泥掻寄機の
過負荷を防いで速やかな沈殿物の掻寄せができる汚泥掻
寄機の制御装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は、汚泥掻寄機の負荷電流を検出する変流器と、
この検出値を弱電流信号に変換する信号変換器と、この
信号変換器の出力信号を入力する入力装置と、汚泥掻寄
機の負荷電流に基づいて汚泥掻寄機の掻寄せ部の埋設状
態を推定して掻寄せ部の昇降時間を算出する演算処理装
置と汚泥掻寄機の負荷電流と掻寄せ部の昇降距離の関係
を記憶する記憶装置と、算出結果に基づいて汚泥掻寄機
と掻寄せ機部昇降装置に運転指令を出力する出力装置と
からなる汚泥掻寄機の制御装置である。

（作　　用） 演算処理装置に入力装置を介して入力された汚泥掻寄機
の負荷電流から、掻寄せ部の埋没状態を推定して掻寄せ
部の昇降距離を求め、汚泥掻寄機が最適負荷電流となる
ように制御する。

（実　施　例） 第１図は本発明の一実施例を示す構成図である。

第３図は、第１１図の構成における本発明の制御方法を
示すブロック図である。第１図において、雨水沈殿池１
に流入した雨水中の汚濁物質は、自重により沈降し、汚
泥掻寄機２によって中央低部に集められ、汚泥引抜弁５
を開ける事によって外部に取り出される。汚泥掻寄機２
の駆動型ｉＩ！ｌ１機３は、開閉器８によって作動（Ｏ
Ｎ）−停止（ＯＦＦ）され、昇降用電動機４は上昇用開
閉器９及び下降用開閉器１０によって制御する事により
、掻寄せ部が昇降する。変流器６は駆動電動機３の電流
、即ち汚泥掻寄機の負荷電流を測定し電流変換器７によ
って弱電流信号に変換して入力装置１１ａを介して演算
処理装置１１ｂに読み込まれる。

今、雨水が流入すると、汚泥掻寄機２は他の指令により
開閉器８を作動（ＯＮ）にして運転状態となる。演算処
理装置Ｌｌｂでは入力装置１１ａを介して読み込んだ負
荷電流を記憶装置ｌｉｅに予め記憶されている汚泥掻寄
機の負荷電流と昇降距離の関係を表わす曲線と照合する
。第２図は、この負荷電流と昇降距離の関係を表わす曲
線の一例で１例・えば、負荷電流Ｉ＝Ｉａの時には上昇
距離はＬ＝Ｌａとなるので、この値を次式により昇降装
置の作動（ＯＮ）時間Ｔに換算する。

Ｔ＝−ＸＴｏ　　　・・・■ に ここで、Ｋは昇降装置の全ストローク長、Ｔｏは全スト
ローク移動時間である。そして、上式で求めた上昇距離
Ｌ−Ｌａに対する昇降時間Ｔ＝Ｔａの間だけ出力装置１
１ｄから、上昇用開閉器９に対し、上昇指令９ａを出力
する。また、この状態は汚泥掻寄機２にとっては、過負
荷状態であるため、上昇指令９ａを出力している間は出
力装置ｌｉｄから開閉器８に対して停止（ＯＦＦ）ｔａ
令を出力し、汚泥掻寄機２を一時停止させる。

同様に、負荷電流Ｉ＝Ｉｂの場合には下降距離Ｌ＝Ｌｂ
に対する下降時間Ｔ　＝Ｔｂを求め、出力装置ｌｉｄか
ら下降用開閉器１０に対して下降指令１０ａを出力する
。

第３図のブロック図において、ブロック１２ａおよび１
２ｂは演算処理装置１１ｂの機能を示し、ブロック１’
２ａは、汚泥掻寄機２の負荷電流から昇降距離を算出す
るもので、ブロック１２ｂはブロック１２ａで算出した
昇降距離を昇降装置の動作時間に換算するものである。

従って、汚泥掻寄機２の負荷電流がＩＨ＜　Ｉ　＜　Ｉ
Ｌの範囲を外れた場合には掻寄せ部の昇降を行ない効率
的な汚泥掻寄機の運転が行なえることになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、汚泥掻寄機の負
荷電流に応じて汚泥掻寄機の昇降を行なうことにより、
汚泥掻寄機の過負荷を防止し、速かな沈殿物の掻寄せ及
び引抜き開始ができる汚泥掻寄機の制御装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す汚泥掻寄機の制御装置
の構成図、第２図は負荷電流と昇降距離の関係を表わす
説明図、第３図は第１図の制御方法を示すブロック説明
図である。 １・・・雨水沈殿池　　　　２・・・汚泥掻寄機３・・
・駆動用電動機　　　４・・・昇降用電動機５・・・汚
泥引抜弁　　　　６・・・変流器７・・・電流変換器　
　　　８・・・開閉器８ａ・・・開閉器ＯＮ　−ＯＦＦ
指令９・・・上昇用開閉器９ａ・・・上昇用開閉器ＯＮ
　−ＯＦＦ指令ｌＯ・・・下降用開閉器 １０ａ・・・下降用開閉器ＯＮ　−ＯＦＦ指令１１・・
・汚泥掻寄機制御装置 １１ａ・・・入力装置　　　　１１ｂ・・・演算処理装
置１１ｃ・・・記憶装置　　　　ｌｉｄ・・・出力装置
代理人　弁理士　則　近　憲　佑 岡　　　　　　山　　下　　　　　− 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円形又は正方形の雨水沈殿池に設置されて掻寄せ部が昇
   降する装置を装備する汚泥掻寄機の制御装置において、
   汚泥掻寄機用駆動電動機の負荷電流を検出する変流器と
   、この変流器の検出値を弱電流信号に変換する信号変換
   器と、この信号変換器の出力信号を入力する入力装置と
   、前記汚泥掻寄機の負荷電流に基づき前記掻寄せ部の埋
   没状態を推定して前記汚泥掻寄機の昇降時間を算出する
   演算処理装置と、前記汚泥掻寄機の負荷電流及び前記汚
   泥掻寄機の昇降距離の関係を記憶する記憶装置と、前記
   演算処理装置の算出結果に基づいて前記汚泥掻寄機及び
   前記昇降装置に対して運転指令を出力する出力装置とを
   具備してなる汚泥掻寄機の制御装置。