JPH01126706A - 直流電源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は直流電源装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、直流電源装置は、シリーズ型直流電源装置の一例
の回路図が第３図に示されるように、外部負荷３０に対
応して、直流入力電源１９、ノーマルオン型スイッチ２
０、抵抗２１〜２５、トランジスタ２６〜２８、および
ツェナダイオード２９を備えて構成されている。

第３図において、ノーマルオン型スイッチ２０が閉路さ
れると、トランジスタ２７のベースには、抵抗２２およ
びツェナダイオード２９を介して得られる基準電圧が印
加され、また、トランジスタ２８のコレクタには抵抗２
１を介して直流電圧が入力される。一方、トランジスタ
２６を経由して出力される直流電圧が、トランジスタ２
７のコレクタ、ならびに抵抗２４および２５による分圧
電圧としてトランジスタ２８０ベースに供給される。ト
ランジスタ２６のベース電流は、トランジスタ２７およ
び２８における基準電圧と外部負荷３０に対する出力電
圧との電圧比較作用を介して制御調整され、所定の負荷
電流が外部負荷３゜に供給される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の直流電源装置においては、ツェナダイオ
ードを介して生成され、第３図におけるトランジスタ２
７のベースに印加される基準電圧が、ノーマルオン型ス
イッチ２ｏの閉路および開路に対応して、同時に所定の
基準電圧値まで立上り、または所定の基準電圧値がら零
電位まで立下るため、外部負荷３０に対する出力電圧に
は、出力電圧の立上り時および立下り時にオーバシュー
トが生じる。

第４図（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）に示されるのは、そ
れぞれノーマル型スイッチ２ｏにおける閉路ならびに開
路の状態、トランジスタ２７のベースにおける基準電圧
、および外部負荷３ｏに出力される出力電圧を示す図で
ある。第４図（Ｃ）より明らかなようり、ノーマルオン
型スイッチ２０の閉路時には正側のオーバシュートが発
生し、開路時には負側のオーバシュートが発生する。従
って、従来の直流電源装置には、前記オーバシュートの
発生により、外部負荷に破損等の障害を引起すという欠
点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の直流電源装置は、所定の直流電源入力に対応し
て、外部負荷に対する出力電圧と所定の基準電圧とを比
較照合して所定の制御信号を出力する電圧比較回路と、
前記制御信号を介して前記外部負荷に対する出力電流を
制御調整する電流制御回路とを備える直流電源装置にお
いて、前記直流電源入力投入時には前記基準電圧の急激
な立上りを抑制し、前記直流電源入力解除時には前記基
準電圧の急激な立下りを抑制するように形成される基準
電圧回路と、前記直流電源入力解除時に、前記電圧比較
回路ならびに電流制御回路を所定時間の間動作状態に保
持するように作用する遅延型リレー回路と、を備えて構
成される。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の回路図である。第１図に示
されるように、本実施例は、外部負荷１８に対応して、
直流入力電源１と、ノーマルオフ型スイッチ２と、遅延
型リレー３と、遅延型リレー３に対応するリレー接点４
と、通常リレー５と、通常リレー５に対応するリレー接
点６と、抵抗７〜１２と、コンデンサ１３と、ツェナダ
イオード１４と、トランジスタ１５〜１７と、を備えて
構成される。

第１図に示される状態は、外部負荷１８に対して直流電
圧が供給されていない状態を示している。ノーマルオフ
型スイッチ２が開路されると、遅延型リレー３の作用を
介して瞬時にリレー接点４は閉路状態に切替えられ、通
常リレー５の動作を介して、リレー接点６も瞬時にリレ
ー接点４の側に切替えられる。リレー接点４は、遅延型
リレー３に電圧が印加された時には所定の遅延時間の経
過後に開路となり、電圧印加が解除されると瞬−５＝ 時に閉路となるように作動する。

リレー接点４が閉路となり、リレー接点６がリレー接点
４の側に切替えられることにより、抵抗８、コンデンサ
１３およびツェナダイオード１４を含む基準電圧回路に
直流電圧が入力せれるが、抵抗８およびコンデンサ１３
を含む回路の時定数に対応して、トランジスタ１６のベ
ース電圧１゜１は緩やかに上昇し所定の基準電圧に到達
する。

他方、リレー接点４の閉路により、直流電圧はトランジ
スタ１５．１６および１７のコレクタ等にも印加される
。この状態において、前述の従来例の場合と同様に、ト
ランジスタ１５を経由して出力される直流電圧が、トラ
ンジスタ１６のコレクタ、ならびに抵抗１１および１２
による分圧電圧゛としてトランジスタ１７のベースに供
給され、トランジスタ１５のベース電流は、トランジス
タ１６および１７における基準電圧と外部負荷１８に対
する出力電圧との電圧比較作用を介して制御調整され、
所定の負荷電流が外部負荷１８に供給される。

＝６− 本発明の従来例と異なるところは、トランジスタ１６の
ベースに基準電圧を供給する基準電圧回路にツェナダイ
オード１４に対して並列接続されるコンデンサ１３を備
えていることである。このコンデンサ１３を備えること
により、ノーマルオフ型スイッチ２の開路による電源投
入時には、前述のように、トランジスタ１６のベース電
圧１０１は緩やかに上昇し所定の基準電圧に到達する。

また、電源投入を解除する場合には、ノーマルオフ型ス
イッチ２を閉路とすることにより、通常リレー５の作用
を介して、リレー接点６は瞬時に接地点の側に切替えら
れるが、リレー接点４は、遅延型リレー３の作用を介し
て所定の時間遅れにおいて開路となる。従って、前記基
準電圧回路からトランジスタ１６のベースに供給される
ベース電圧１０１は、ノーマルオフ型スンイッチ２の開
路とともに緩やかに低下してゆくが、遅延型リレー３に
よる遅延時間に対応してリレー接点４は閉路の状態に維
持されるため、トランジスタ１５゜１６および１７は動
作状態のままに保持されており、ベース電圧１０１が零
電位に低下した後に動作状態が解除される。このため、
ノーマルオフ型スイッチ２の開路（電源投入）ならびに
閉路（電源解除）に対応して、トランジスタ１６のベー
ス電圧１０１の立上りならびに立下りが緩やかに変化し
、外部負荷１８に対する出力電圧１０２におけるオーバ
シュートは完全に除去される。

第２図（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）に示されるのは、そ
れぞれノーマルオフ型スイッチ２の閉路ならびに開路の
状態、トランジスタ１６のベース電圧派形および外部負
荷１８に対する出力電圧波形を示す図である。上述のよ
うに、第２図（ｂ）に示されるトランジスタ１６のベー
ス電圧１０２に対応して、出力電圧１０２は、第２図（
Ｃ）に示されるように、オーバシュートなしの状態で出
力される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、直流電源入力の投入時
および解除時に、それぞれ電圧比較回路に入力される基
準電圧の急激な立上りおよび急激な立下りを抑制し、前
記直流電源入力の解除時に、電圧比較回路ならびに電流
制御回路を所定の時間の間動作状態に保持することによ
り、前記直流電源入力の投入時および解除時において、
外部負荷に供給される出力電圧のオーバシュートを完全
に除去し、外部負荷に対する破損等の障害を排除するこ
とができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図（ａ）、（
ｂ）および（Ｃ’）は、前記実施例における電圧波形等
を示す図、第３図は従来の直流電源装置の一例の回路図
、第４図（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）は、前記従来例に
おける電圧波形等を示す図である。 図において、１．１９・・・直流入力電源、２・・・ノ
ーマルオン型スイッチ、３・・・遅延型リレー、４゜６
・・・リレー接点、５・・・通常リレー、７〜１２゜２
１〜２５・・・抵抗、１３・・・コンデンサ、１４゜２
９・・・ツェナダイオード、１５〜１７．２６〜一つ− ２８・・・トランジスタ、１８．３０・・・外部負荷、
２０・・・ノーマルオフ型スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　所定の直流電源入力に対応して、外部負荷に対する出
   力電圧と所定の基準電圧とを比較照合して所定の制御信
   号を出力する電圧比較回路と、前記制御信号を介して前
   記外部負荷に対する出力電流を制御調整する電流制御回
   路とを備える直流電源装置において、前記直流電源入力
   投入時には前記基準電圧の急激な立上りを抑制し、前記
   直流電源入力解除時には前記基準電圧の急激な立下りを
   抑制するように形成される基準電圧回路と、前記直流電
   源入力解除時に、前記電圧比較回路ならびに電流制御回
   路を所定時間の間動作状態に保持するように作用する遅
   延型リレー回路と、を備えることを特徴とする直流電源
   回路。