JPH0112608Y2 - - Google Patents

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JPH0112608Y2
JPH0112608Y2 JP2620885U JP2620885U JPH0112608Y2 JP H0112608 Y2 JPH0112608 Y2 JP H0112608Y2 JP 2620885 U JP2620885 U JP 2620885U JP 2620885 U JP2620885 U JP 2620885U JP H0112608 Y2 JPH0112608 Y2 JP H0112608Y2
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JP
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pieces
wood
termite
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damage detector
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  • Catching Or Destruction (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、木造建築物に於ける白蟻食害の精細
な検査に先立つ予備的検査のための白蟻食害検出
器に関するものである。
[従来の技術] 現在、住居用家屋等の木造建築物に於ける白蟻
食害の検査は、その各部で白蟻の活動音(白蟻が
木材を食する音、白蟻の足音、白蟻が意志伝達の
ために発する音)を検出すること、あるいは同部
に特定の振動を与え、空洞音を検出することによ
て行なわれている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の方法により全ての家屋の全ての要検査木
質部分の食害検査を実行するのは極めて大変な作
業であり、かつ費用も膨大なものになる。
そこで実際上の多くは、家屋の使用者が、建具
の具合、床の揺れあるいは雨漏等に気付いたり、
または白蟻そのものを家屋内で発見したような場
合に、白蟻食害の可能性を察知しているのが実情
である。
したがつて白蟻食害の認識が不正確であり、認
識時期も遅れがちとなる。その結果、白蟻の駆
除、家屋の修理等が手遅れになる恐れもある。
そこで本考案は、費用の無駄使いを避けるた
め、白蟻食害の可能性のある家屋についてのみ上
記のような精度の高い検査をするようにすること
を前提にし、そのために簡易かつ高感度な白蟻食
害の予備的検出手段を開発することを課題とした
ものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成の要旨とするところは、二個以上
の木質片を着脱自在な連結手段で結合して一以上
の接合部を構成した白蟻食害検出器である。
(この明細書中で、「接合部」は、対向する面
相互が完全に接触している場合の他、若干の隙間
を残して対面している場合をも含むものとする。) 前記木質片としては、白蟻が好む材質のものが
選択されるべきである。特に杉や松等が良い。必
要があれば適当な白蟻誘引剤をこれらの木質片に
含浸させても良い。
また木質片の形状等は特に限定されないが、接
合部を構成する面の面積が広くなるようにするの
が好ましい。また接合部の数も多めの方が良い。
即ち白蟻の食害には走融性と呼ばれる特質があ
り、木材相互の接触部分、たとえば梁と桁、土台
と柱、柱と桁または梁等の仕口部より侵し始める
傾向を有するからである。
前記連結手段は、これも特別のものであること
は必要でないが、簡易であり、かつ着脱が容易で
あることが好ましい。
たとえば、相互に結合すべき木質片を加工し、
その一方に連結雄部を、他方に連結雌部を形成し
て連結手段とすることができる。あるいは木質片
相互の各対面部にそれぞれ結合孔を形成し、対応
する各一対の結合孔に結合軸を着脱自在に嵌合す
ることにより木質片相互を連結するようにすると
か、または結合すべき複数の木質片にこれらを貫
通する貫通結合孔を形成し、その貫通結合孔にボ
ルト・ナツトを挿通して木質片相互を連結するよ
うにするのも良い。
[作用] 本考案は上記のように構成したものであるか
ら、次のように使用する。
まず白蟻が好んで活動する領域にこれを配置す
る。
いえ白蟻とやまと白蟻では若干活動領域が異な
るので、それぞれ該当する活動領域に各別に配置
することが必要である。やまと白蟻については具
体的には、湿り易い家屋の下部、たとえば土台、
浴室、炊事場等に配置し、いえ白蟻については家
屋の上部、たとえば梁、桁等の横架材に配置する
のが良い。
そうして配置した各白蟻食害検出器を適当な時
間間隔で定期的に点検する。少なくとも一年に一
回位は点検する。点検は各接合部に白蟻の食害が
生じたかどうかをチエツクすることである。そこ
で連結手段を解放し、各木質片を分離して接合部
を目視点検する。
各接合部に食害が発見されなければ、家屋につ
いての食害の可能性は非常に低いので、敢て更に
精細な検査をする必要はないものと考えられる。
一方接合部のいずれかに食害が発見された場合に
は、家屋に食害が始まつた可能性があるので、更
に精細な検査をするべきである。いずれにしても
この場合には適切な対策を施しておく必要があ
る。
なお前記のように定期的な検査の際に食害が発
見されなかつた場合には、各木質片を連結手段で
再度結合し、かつ同様の位置に配置して検査を継
続する。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図〜第3図は第一の実施例を示すものであ
る。
第1図に示したように、四個の直方体状の木片
1,1…を接合する。二個の木片1,1を長さ方
向に並列にして側面で接合し、その両端に各一個
の木片1の側面を接合する。
各木片1,1…相互は、第1図及び第2図に示
したように、それぞれ対応する接合面1aと1a
及び1b,1bと1Cに対応する結合孔2をあけ
ておき、対応する各一対の結合孔2,2に各一本
の連結軸3を着脱自在に嵌合させて連結する。
なお上記接合面1a,1a…の接合によつて構
成される接合部は、対向する接合面1aと1a及
び1b,1bと1c相互を完全に接触させても、
若干の隙間を残して対面させても良い。たとえば
両端の木片1,1の各接合面1cと中間の木片
1,1の端部の各接合面1b,1bとは密着さ
せ、中間の木片1,1の側部の各接合面1aと1
aで構成される接合部は若干の隙間をあけておく
ようにする。後者の連結接合には、第3図に示し
たように、中間部に大径のスペーサー部4を有す
る連結軸5を採用することもできる。
前記木片1,1…の材質としては、杉を使用し
た。
この実施例では以上のように構成したので、次
のように使用する。
まず白蟻が好む各活動領域に少なくとも一個づ
つ上記白蟻食害検出器を配置する。
前述のように、いえ白蟻とやまと白蟻では若干
活動領域が異なるので、それぞれ相当する活動領
域に各別に配置する。しかしてやまと白蟻の検出
のためには、家屋の土台、浴室あるいは炊事場等
に配置し、いえ白蟻の検出のためには、家屋の梁
あるいは桁等の横架材に配置する。
配置した白蟻食害検出器は定期的に点検する。
少なくとも一年に一回位は点検をすることが必要
である。点検は、前述したように、各木片1,1
…を分離して各接合面1a,1a…に食害が発生
しているかどうかという観点から行なう。各木片
1,1…は、相互を連結接合方向と逆方向に強く
引つ張ることで容易に分離することができる。
点検の結果、いずれの接合面1a,1a…にも
食害が生じていなければ、家屋についての食害の
可能性は非常に低いので、特に白蟻の対策を検討
する必要はない。そこで再度木片1,1…を、前
述のようにして結合し、再度同様の位置に配置し
て、引続き食害の検出を継続する。
一方いずれかの接合面1a,1a…に食害が生
じていた場合には家屋に食害が発生している可能
性があるので、更に精細な検査をする。その上で
適切な対策を施すことになる訳である。
次に他の数実施例について略述する。
第4図は第二の実施例を示したもので、板状の
複数の木片6,6…を重ね合わせて、各々に対応
してあけられた結合孔を通じてボルト・ナツト
7,7により、分離可能に結合したものである。
第5図は第三の実施例を示したもので、二個の
木片8,8の一方に結合雄部9を形成し、他方に
結合雌部10を形成して、相互をスライド結合し
たものである。
第6図は第四の実施例を示したもので、二個の
木片11,11を対面接触させ、両者の側面に
各々形成してある結合孔にコ字形の結合部材12
の端部を嵌合して結合したものである。
以上の第二乃至第四の実施例の白蟻食害検出器
は、第一の実施例と同様に使用することができ、
同様の作用を有するものである。
[考案の効果] 本考案によれば、簡易な使用操作で容易にかつ
早期に白蟻の食害の可能性を検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したものである。第
1図〜第3図は第一の実施例を示しており、第1
図はその概略斜視図、第2図は概略分解斜視図、
第3図は連結軸の他の例を示した概略斜視図、第
4図は第二の実施例の概略斜視図、第5図は第三
の実施例の概略斜視図、第6図は第四の実施例の
概略斜視図である。 1,6,8,11……木片、1a,1b,1c
……接合面、2……結合孔、3,5……連結軸、
4……スペーサー部、7……ボルト・ナツト、9
……結合雄部、10……結合雌部、12……結合
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 二個以上の木質片を着脱自在な連結手段で結
    合して一以上の接合部を構成したことを特徴と
    する白蟻食害検出器。 2 上記連結手段を、相互に結合すべき木質片の
    一方に形成した連結雄部と他方に形成した連結
    雌部とで構成したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の白蟻食害検出器。 3 上記連結手段を、相互に結合すべき木質片の
    各対面部にそれぞれ形成した結合孔とその結合
    孔に着脱自在に嵌合する結合軸とで構成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の白蟻食害検出器。 4 上記連結手段を、結合すべき複数の木質片を
    貫通する貫通結合孔とその貫通結合孔に挿通し
    て締結することのできるボルト・ナツトとで構
    成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の白蟻食害検出器。 5 上記連結手段を、結合すべき木質片の側面に
    形成した結合孔とそれらの木質片を相互に接せ
    しめた場合に側部よりそれらの結合孔に嵌合さ
    せて接合を保持させる結合部材とで構成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の白蟻食害検出器。
JP2620885U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPH0112608Y2 (ja)

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JP2620885U JPH0112608Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

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JPS61142586U JPS61142586U (ja) 1986-09-03
JPH0112608Y2 true JPH0112608Y2 (ja) 1989-04-12

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