JPH01124695A - ポリアミド繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上法 - Google Patents
ポリアミド繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上法Info
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- JPH01124695A JPH01124695A JP62280548A JP28054887A JPH01124695A JP H01124695 A JPH01124695 A JP H01124695A JP 62280548 A JP62280548 A JP 62280548A JP 28054887 A JP28054887 A JP 28054887A JP H01124695 A JPH01124695 A JP H01124695A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
ポリアミド系剛性繊維はスポーツ衣料、産業資材等の材
料として現在広く使用されている。特に自動車内装材と
して、シート表皮ファプリツタ、天井張りファプリツタ
、トリム表皮ファブリック。
料として現在広く使用されている。特に自動車内装材と
して、シート表皮ファプリツタ、天井張りファプリツタ
、トリム表皮ファブリック。
フロアカーペット等に、また最近ではコンソール。
トリム、ピラー、天井張り等の基材表面にフロック加工
したものが使用されているが、これら素材は長時間日光
の照射と高温下に曝されるため、とりわけ耐熱性および
耐光性が強く要求されている。
したものが使用されているが、これら素材は長時間日光
の照射と高温下に曝されるため、とりわけ耐熱性および
耐光性が強く要求されている。
本発明は、かかるポリアミド系剛性繊維又はその染色物
の耐熱・耐光性向上法に関するものである。
の耐熱・耐光性向上法に関するものである。
（従来の技術）
ポリアミド系繊維又はその染色物の耐光性は従来、染色
工程において耐光性に優れた金属錯塩酸性染料で染色し
、更に銅、ニッケル等の錯塩を染浴に併用し染色する方
法を行うことにより得られ、これによっである程度の効
果を達成している。
工程において耐光性に優れた金属錯塩酸性染料で染色し
、更に銅、ニッケル等の錯塩を染浴に併用し染色する方
法を行うことにより得られ、これによっである程度の効
果を達成している。
しかしながら、近年、前述した各種用途への拡がりと共
により優れた耐光性のみならず耐熱性が要求されるに及
んで、前記従来方法では必らずしも満足すべき高性能を
得ることができず、そのためこの点に関し改善が強く望
まれている状況である。
により優れた耐光性のみならず耐熱性が要求されるに及
んで、前記従来方法では必らずしも満足すべき高性能を
得ることができず、そのためこの点に関し改善が強く望
まれている状況である。
（発明が解決しようとする問題点）
本発明は上述の如き実状に対処しミ特に安定化材処理に
着目し、二層高性能の耐光性２．耐熱性を達成するため
の、ポリアミド繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上
を図ることを目的とするものである。
着目し、二層高性能の耐光性２．耐熱性を達成するため
の、ポリアミド繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上
を図ることを目的とするものである。
（問題点を解決するための手段）
即ち、上記目的に適合する本発明のポリアミド繊維又は
その染色物の耐熱・耐光性向上法の特徴とするところは
、下記構造式を有するヒドラジノアミド基含有化合物（
Ｉ）単独又は化合物（Ｉ）と下記構造式を有するペンド
トリアゾール誘導体（ＩＩ）との組み合わせを含む光、
熱安定化材で処（但し式中Ｒ，Ｒ’は同じか相異なるＣ
原子数１〜５のアルキル基、ｎは１〜６の整数、＋ｍは
１〜８の整数、Ｘはハロゲン原子を表わす。）以下、更
にこれを詳述すれば、上記光・熱安定化剤における化合
物（Ｉ）の具体例として特に好ましいものはＲ，Ｒ’＝
メチル基、ｎ＝６の場合のＮ、Ｎ、Ｎ−１−リス（イソ
シアナトへキサメチレン）ビウレットとＮ、Ｎ−ジメチ
ルヒドラジンとの反応であるＮ、Ｎ、Ｎ−トリス（Ｎ、
Ｎ−ジメチルヒドラジノアミドへキサメチレン）ビウレ
ット（Ｉ）生成物であり、また化合物（ＩＩ）のうち特
に具体的に好ましいのはＸ−ｃｌ！、ｍ ＝１の場合の
、２−（２−ヒドロキシ−クロロ−５−ヒドロキシカル
ボニルエチル）フェニル−ベンゾトリアゾール（２）で
ある。
その染色物の耐熱・耐光性向上法の特徴とするところは
、下記構造式を有するヒドラジノアミド基含有化合物（
Ｉ）単独又は化合物（Ｉ）と下記構造式を有するペンド
トリアゾール誘導体（ＩＩ）との組み合わせを含む光、
熱安定化材で処（但し式中Ｒ，Ｒ’は同じか相異なるＣ
原子数１〜５のアルキル基、ｎは１〜６の整数、＋ｍは
１〜８の整数、Ｘはハロゲン原子を表わす。）以下、更
にこれを詳述すれば、上記光・熱安定化剤における化合
物（Ｉ）の具体例として特に好ましいものはＲ，Ｒ’＝
メチル基、ｎ＝６の場合のＮ、Ｎ、Ｎ−１−リス（イソ
シアナトへキサメチレン）ビウレットとＮ、Ｎ−ジメチ
ルヒドラジンとの反応であるＮ、Ｎ、Ｎ−トリス（Ｎ、
Ｎ−ジメチルヒドラジノアミドへキサメチレン）ビウレ
ット（Ｉ）生成物であり、また化合物（ＩＩ）のうち特
に具体的に好ましいのはＸ−ｃｌ！、ｍ ＝１の場合の
、２−（２−ヒドロキシ−クロロ−５−ヒドロキシカル
ボニルエチル）フェニル−ベンゾトリアゾール（２）で
ある。
そして、上記化合物（Ｉ）又は化合物（■）＋（ＩＩ）
は適当な有機溶剤の溶液或いは水性乳化分散液の形で、
光・熱安定化剤処理液として調製される。
は適当な有機溶剤の溶液或いは水性乳化分散液の形で、
光・熱安定化剤処理液として調製される。
そして、このように調製された本発明の光・熱安定化処
理液はその一態様によればポリアミド繊維又はその染色
物の仕上加工工程において、パジング・ドライ法又はス
プレー・ドライ法により適用され、付着されて繊維表面
に薄膜を形成して、それが光や熱に対する遮蔽効果を発
揮する。
理液はその一態様によればポリアミド繊維又はその染色
物の仕上加工工程において、パジング・ドライ法又はス
プレー・ドライ法により適用され、付着されて繊維表面
に薄膜を形成して、それが光や熱に対する遮蔽効果を発
揮する。
なお、上記とは別の他の態様によれば、本発明の光・熱
安定化処理液はポリアミド繊維カーマット、カーシート
、フロツキ−等のバッキング、コーティング、接着工程
等の応用加工工程においてバッキング剤、コーティング
剤、バインダー等に添加混合されて適用され、繊維表面
に付着される。
安定化処理液はポリアミド繊維カーマット、カーシート
、フロツキ−等のバッキング、コーティング、接着工程
等の応用加工工程においてバッキング剤、コーティング
剤、バインダー等に添加混合されて適用され、繊維表面
に付着される。
また、本発明の光・熱安定化処理液は前記仕上加工工程
および応用加工工程の両工程でも適用することができ、
その結果、更に良好な耐熱・耐光性を得ることが可能で
ある。
および応用加工工程の両工程でも適用することができ、
その結果、更に良好な耐熱・耐光性を得ることが可能で
ある。
実施例１
次に前記本発明向上法の好ましい実施態様ならびにその
効果を実施例により更に説明する。
効果を実施例により更に説明する。
ナイロン６カーシート用起毛トリコットを第１表Ａ、
Ｂに示す各染色条件で染色した。得られた各試料Ａ、
Ｂの耐光性、耐熱性の評価は併記した通りであった。
Ｂに示す各染色条件で染色した。得られた各試料Ａ、
Ｂの耐光性、耐熱性の評価は併記した通りであった。
そして、その後、上記得られた試料Ｂについて前記化合
物（Ｉ）、化合物（ＩＩ）を第２表に表記する割合で含
む本発明の光・熱安定化処理液によりバジング・ドライ
法（Ｉ００°ＣＸ５分間）を適用し仕上加工を施し、フ
ェト・オ・メーター（Ｆ。
物（Ｉ）、化合物（ＩＩ）を第２表に表記する割合で含
む本発明の光・熱安定化処理液によりバジング・ドライ
法（Ｉ００°ＣＸ５分間）を適用し仕上加工を施し、フ
ェト・オ・メーター（Ｆ。
０、Ｍ）で８３°Ｃ，２００時間、３００時間、４００
時間（Ｉ０ｍｍウレタンフオーム添付）の各条件下での
耐光性及び耐熱性を測定した。結果を第２表に併せて示
す。
時間（Ｉ０ｍｍウレタンフオーム添付）の各条件下での
耐光性及び耐熱性を測定した。結果を第２表に併せて示
す。
第 １ 表
第 ２ 表
上記各表において耐光性の評価はＪＩＳ変褪色用グレー
スケールに拠った。
スケールに拠った。
又、耐熱性の評・価は次のような基準による。
Ｏ：良好 （熱処理前と同じ強度を有するも）Δ：や
や不良（熱処理により若干強度低下が認められるもの）
×：不良 （熱処理による強度低下が大きいもの）な
お、オープン乾燥機を用いて１５０°ＣＸ５時間熱処理
した試験布を引張試験機を用いて引裂強度を測定した。
や不良（熱処理により若干強度低下が認められるもの）
×：不良 （熱処理による強度低下が大きいもの）な
お、オープン乾燥機を用いて１５０°ＣＸ５時間熱処理
した試験布を引張試験機を用いて引裂強度を測定した。
実施例２
前記実施例１に６ける試料Ｂを用いて、第２表試験Ｎα
２により仕上加工処理し、その後、第３表に示すバッキ
ング剤に本発明の光・熱安定化剤を４０％の割合で添加
混合した混合物を適用し、処理加工した。
２により仕上加工処理し、その後、第３表に示すバッキ
ング剤に本発明の光・熱安定化剤を４０％の割合で添加
混合した混合物を適用し、処理加工した。
得られた各試料の耐光性、耐熱性は併記の通りであった
。
。
第 ３ 表
上記各実施例より本発明の安定化剤によって仕上加工お
よび／又は応用加工することにより、ポリアミド繊維染
色物の耐光性と耐熱性が著しく向上することが分かる。
よび／又は応用加工することにより、ポリアミド繊維染
色物の耐光性と耐熱性が著しく向上することが分かる。
特に再抽工法を併用すれば、抜群の高性能を達成するこ
とが首肯される。
とが首肯される。
また、本発明の光・熱安定化剤は化合物（Ｉ）単独より
も化合物（Ｉ）と（ＩＩ）の併用の方が優れた効果を達
成し得ることがわかる。
も化合物（Ｉ）と（ＩＩ）の併用の方が優れた効果を達
成し得ることがわかる。
（発明の効果）
以上のように、本発明によれば従来の耐光性、耐光性向
上法崎対し、より一層の性能向上が達成され、長時間の
日光の照射、高温下被曝においても充分、耐えることが
でき、用途の拡大と共に益々要求され−るポリアミド系
合成繊維またはその染色物の耐熱。
上法崎対し、より一層の性能向上が達成され、長時間の
日光の照射、高温下被曝においても充分、耐えることが
でき、用途の拡大と共に益々要求され−るポリアミド系
合成繊維またはその染色物の耐熱。
耐光性向上法として今後における実効が大いに期待され
る。
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、ポリアミド系繊維又はその染色物を、下記構造式を
有するヒドラジノアミド基含有化合物（ I ）単独又は
該化合物（ I ）と下記構造式を有するベンゾトリアゾ
ール誘導体（II）との組み合わせを含む安定化剤で処理
し、付着させることを特徴とするポリアミド系繊維又は
その染色物の耐熱・耐光性向上法。 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（II） （但し式中、Ｒ、Ｒ′は同じか相異なる炭素原子数１〜
５のアルキル基、ｎは１〜６の整数、ｍは１〜８の整数
、Ｘはハロゲン原子を表す。） ２、化合物（ I ）がＮ，Ｎ，Ｎ−トリス（Ｎ，Ｎ−ジ
メチルヒドラジノアミドヘキサメチレン）−ビウレット
である特許請求の範囲第１項記載のポリアミド系繊維又
はその染色物の耐熱・耐光性向上法。 ３、化合物（II）が２−（２−ヒドロキシ−３−クロロ
−５−ヒドロキシエトテシカルボニルエチル）フェニル
−ベンゾトリアゾールである特許請求の範囲第１項又は
第２項記載のポリアミド系繊維又はその染色物の耐熱・
耐光性向上法。 ４、安定化剤処理がポリアミド繊維染色物の染色仕上加
工工程及び／又は応用加工工程において該安定化剤を含
むバッキング剤、コーティング剤又はバインダーで処理
することにより行われる特許請求の範囲第１項記載のポ
リアミド系繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62280548A JPH01124695A (ja) | 1987-11-05 | 1987-11-05 | ポリアミド繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62280548A JPH01124695A (ja) | 1987-11-05 | 1987-11-05 | ポリアミド繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01124695A true JPH01124695A (ja) | 1989-05-17 |
| JPH0375670B2 JPH0375670B2 (ja) | 1991-12-02 |
Family
ID=17626595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62280548A Granted JPH01124695A (ja) | 1987-11-05 | 1987-11-05 | ポリアミド繊維又はその染色物の耐熱・耐光性向上法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01124695A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5705474A (en) * | 1994-07-26 | 1998-01-06 | The Procter & Gamble Company | Rinse added fabric softener compositions containing sunscreens for sun-fade protection for fabrics |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6081370A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | 日華化学株式会社 | 繊維製品の処理方法 |
-
1987
- 1987-11-05 JP JP62280548A patent/JPH01124695A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6081370A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | 日華化学株式会社 | 繊維製品の処理方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5705474A (en) * | 1994-07-26 | 1998-01-06 | The Procter & Gamble Company | Rinse added fabric softener compositions containing sunscreens for sun-fade protection for fabrics |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0375670B2 (ja) | 1991-12-02 |
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