JPH01122220A

JPH01122220A - 天井情報伝達システム

Info

Publication number: JPH01122220A
Application number: JP62280225A
Authority: JP
Inventors: Naoki Kawada; 直樹川和田; Toshiji Takei; 利治武居
Original assignee: Seiko Instruments Inc
Current assignee: Seiko Instruments Inc
Priority date: 1987-11-05
Filing date: 1987-11-05
Publication date: 1989-05-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、それぞれが異なる発光波長をもつ複数の可視
光源を用いた照明兼情報伝達システムに関するものであ
る。

〔発明の概要〕

本発明、それぞれが異なる発光波長をもつ複数の可視光
源を発光源とする送信部と、光源から発せられる光を識
別するためのフィルタを備えた受信部とからなるシステ
ムにおいて、それぞれの光源には、人間の目の認識限界
以上の速さで変調した別々の信号を印加し、通常は照明
として用いることを可能とし、同時に受信部においてそ
れぞれの光源に印加された信号を別々に再生することを
可能としたものである。

〔従来の技術：従来、比較的近距離にある点に情報を伝達する場合、有
線と無線の２通りが考えられる。

まず有線の場合、情報を伝達したい２点間に導線や光フ
アイバーケーブルを張ることで目的が達成される。

次に無線の場合、可視光より長い波長のＴ！ｊ、磁波を
使用するものがほとんどである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記の二つの情報伝達方法はそれぞれに固有の
問題点と共通の問題点を持っている。

まず有線の場合の固有の問題点は、導線や光フアイバー
ケーブルを張るのに手間がかがり、場所によっては美観
を損ねることもある。さらに、信号の伝達場所が増えた
り、偏光になったときの手続きが大変である。

次に無線の場合の固有の問題点は、混信や雑音に対する
弱さが考えられる。さらに電波を送信、受信するために
ある程度の大きさを持ったアンテナが必要となり、送信
部、受信部の小型化が難しい。

最後に両者に共通の問題点としては、情報の伝達という
機能しか持っておらず、照明が必要な場合、別に照明器
具を設置する必要があるという点である。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明では、以上の問題点を解決し、照明機能と
信号伝送機能を兼ねた方式を得ることを目的としている
。具体的には、それぞれが異なる発光波長をもつ複数の
可視光源を発光源とする送信部と、それぞれの光源から
の光を分離するための光学フィルタを備えた受信部とか
らなる構成とした。

〔作用〕

上記のように構成された情報伝達システムにおいて、異
なる発光波長をもつ複数の可視光源に、人間の目の認識
限界以上の速さで変調した別々の信号を印加し、通常は
これらの光が合成された照明光として機能させる。

受信部では、複数の発光源から出された光をそれぞれの
波長に対応した光学フィルタにより分離し、その光源に
印加されていた信号を再生することができる。

〔実施例１〕以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明による天井情報伝達システムの実施例で
、美術館の展示物の説明のために用いたものである。こ
こでは−例として見学者のレベルに合わせて、Ａ幼児向
け、Ｂ中学生向け、Ｃ大人向けの３種類の説明が録音さ
れたテープを’４（ＩＮする。そして、これらの説明音
声は第３図に示すようにＰＷＭ　（パルス幅変調）など
によって、発光ダイオードの０Ｎ１０ＦＦ信号に変換さ
れる。

第３図に示す。ＰＷＭ変調回路では、カセット・プレー
ヤ１５からのアナログ音声の出力信号をサンプリング回
路１６によりＰＡＭ化（パルス振幅変調）し、さらにホ
ールド回路１７によりパルス幅を拡大した後、保持ＰＡ
Ｍ信号とし、コンパレータ回路２０においてクロックに
同期した比較波と電波比較を行ってＰＷＭ信号を得るこ
とができる。

その結果、赤（Ｒ）の発光ダイオードからは大人向けの
説明が、緑（Ｇ）の発光ダイオードからは中学生向けの
説明が、青色（Ｂ）の発光ダイオードからは幼児向けの
説明が、それぞれその変調波となって放射される。この
ときに、変調周波数（クロック周波数）を人間の目の認
識限界以上の速さに設定しておけば、展示会場にいる人
が照明のチラッキなど気にすることはない。そして、天
井から放射される光は赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の
３原色であるから、その合成光は白色になり、通常の室
内照明としての機能をも果たす。

見学者は携帯用の受信機を持ち、３種類の説明のうち自
分の望むものを選びレシーバ−で聞くことができる。こ
の受信機は、−例として第２図に示すような小型のもの
で、上方からの光を受ける受光窓１２と、望みの波長を
選択するための円板状のダイヤル（フィルタ切換用）１
）からなっている。

そして第４図に示すように、天井から放射された光Ｒ，
Ｇ、Ｂは、光学フィルタ２５を通過することで希望する
波長の光信号のみ選択され（ここではＲ）、これをコン
バータ回路２２により光電変換することでＰＷＭの電気
信号を得ることができる。

さらにフィルタ回路２３により高周波成分を減衰させア
ンプ２４で増幅すれば、元の音声信号が復調される。そ
こで、見学者が大人向けの説明を聞きたい場合は、ダイ
ヤル１）を回転させて赤色光（Ｒ）だけを通過させるフ
ィルタにセットすれば良いし、中学生向けの説明を聞き
たくなったらダイヤルを回して赤色（Ｒ）の光学フィル
タを緑色（Ｇ）の光学フィルタに切換えるだけで良い。

このように、展示会の説明などに本システムを採用する
と、■情報が不要な人にとっては単に照明でしかなく、
■特別な受発光素子は不要であり、■混信しない、など
の利点がある。

なお、本実施例では赤色〈Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ
）の３原色を用いたが、本発明による方式は、これに限
らず他の複数の光源を用いた場合にも適用可能である。

〔実施例２〕この発明の別の実施例について説明する。システム構成
は実施例１とほとんど同じであるが、発光源をＲＧＢの
３色でなく、２０〜３０波長の光源を設け、受信機側の
光学フィルタはダイヤルによる回転可変型でなく、ひと
つの受信機には固有の波長を割り当てる。そしてこのシ
ステムを用いて、例えば銀行などで順番を待っているお
客さんにこの受信機を渡し、順番が来たらその受信機の
受信波長に対応した光を放射することで２０〜３０個の
個別呼出システムとして使用することができる。

〔実施例３〕この発明のさらに別の実施例について図面を用いて説明
する。第５図は製品の展示会場を表すもので、システム
の基本構成は実施例１と同じであるが、受信機側が音声
をレシーバで聞くのでなくラウドスピーカを備えており
、受信機の周囲にいる人が同時にその説明を聞くことが
可能となっている。

〔発明の効果〕

以上のように本発明による情報伝達システムによれば、
従来の有線や無線の場合と異なり、比較的簡単な装置で
照明と複数情報の伝達を兼ねることができる。さらに、
混信や雑音にも強い情報伝達手段が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の天井情報伝達システムの実施例を示す
概略図、第２図は受信機の斜視図、第３図は変調部のブ
ロック図、第４図は受信部のブロック図、第５図は本発
明の他の実施例を示す概略図である。 ■・・・発光ダイオード２・・・受信機■ ３・・・受信機■ ４・・・美術館５・・・絵６・・・見学者（大人）７・・・見学者（幼児）８・・・床９・・・天井ｌＯ・・・受信機１）・・・光学フィルタ切換えダイヤル１２・・・受光
窓１４・・・ラウドスピーカ− １５・・・カセット・プレーヤー１６・・・サンプリング回路１７・・・ホールド回路１８・・・ＰＡＭ信号１９・・・保持ＰＡＭ信号２０・・・コンパレータ回路２１・・・ジェネレータ回路２２・・・コンバータ回路２３・・・フィルタ回路２４・・・アンプ２５・・・光学フィルタ以上出願人　セイコー電子工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）それぞれが異なる発光波長をもつ複数の光源によ
り構成された照明装置において、前記光源にそれぞれ別
々に信号を印加し、同時に、受信部ではそれぞれの光源
から発せられた信号を別々に再生することを特徴とする
天井情報伝達システム。
（２）前記光源の一部または全部を可視光源とし、使用
している光源からの合成光が照明として用いることがで
きる特許請求の範囲第１項記載の天井情報伝達システム
。
（３）前記信号を５０Ｈｚ以上で変調して光源に印加す
る特許請求の範囲第１項記載の天井情報伝達システム。