JPH01121683A - 焼塊冷却装置 - Google Patents

焼塊冷却装置

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Publication number
JPH01121683A
JPH01121683A JP27565187A JP27565187A JPH01121683A JP H01121683 A JPH01121683 A JP H01121683A JP 27565187 A JP27565187 A JP 27565187A JP 27565187 A JP27565187 A JP 27565187A JP H01121683 A JPH01121683 A JP H01121683A
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JP
Japan
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grate
plate
baked
ingot
clinker
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Pending
Application number
JP27565187A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Enomoto
博康 榎本
Akira Mochizuki
明 望月
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Publication of JPH01121683A publication Critical patent/JPH01121683A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、焼塊を搬送しつつ冷却用空気により冷却す
る焼塊冷却装置に関する。
・〔従来の技術〕 焼塊冷却装置の代表的なものに、例えばセメントの製造
工程で用いられるクリンカ急冷l!1がある。このクリ
ンカ急冷機1は、第27図に示すように、基本的にはク
リンカ2をクリンカ出口3方向へ搬送する移動床として
の複数のグレートプレート(以下、グレートプレートは
グレートと略称する)4群と、このグレート4の下面か
ら冷却空気を供給する送風装置5とからなっている。ク
リンカ2は、石炭をキルン6で回転しながらバーナ7に
より焼成し、キルン6からクリンカ落し口8に落し込み
、グレート4群の受入れ端4aに連続的に供給される。
このグレート4群は、冷却空気室9の上部に並設されて
おり、搬送方向に対し前後に揺動し、この揺動によって
クリンカ2をクリンカ出口3方向へ搬送する。そして、
搬送される間にグレート4群の下方から送風装置5を介
して送風される冷却空気によってクリンカ2は冷却され
、グレート4およびクリンカ2を通過した冷却空気は昇
温しで排気口10から排出される。
〔発明がM決しようとする問題点〕
ところで、クリンカ2はキルン6で回転させられている
ので、回転による分離効果により、第28図に示すよう
に大径のクリンカ2aはキルン6の回転中心の鉛直下方
付近で落下し、細粒2bはキルン6の回転に巻き上げら
れて回転方向の端部側の耐火壁1)近傍に落下する。こ
のようにして大粒のクリンカ2aがグレート4群の中央
部に、また細粒のクリンカ2bが端部に堆積する。
一方、グレート4の下面か、ら吹き上げられる冷却空気
の圧力損失は、りVンカ層、グレート4の開孔部および
ダクト系による圧力拶失の総計であるが、クリンカ層に
よる圧力損失が支配的である。
このクリンカ層による圧力損失は全層圧が等しい場合、
クリンカ2の・粒径分布に支配される。すなわち、粒径
が太き(空隙が大きい場合には空気が抜は易く、粒径が
小さい場合には逆に空気が抜は難く、圧力損失が大きく
なる。したがって、キルンの分離効果により細粒2bの
集った側は空気が抜は難くなるので、冷却され難い。
さらに細粒2bには、エアスライド現象と称される現象
が生じ、この現象が発生すると細粒2bはわずかな量の
空気に乗ってすべるように移送される。このため、エア
スライド現象が発生したときのII!1m2bは、グレ
ート4の揺動速度よりもはるかに遠く送られるので、冷
却時間が短かくなり、冷却が不充分になっていた。この
ようなエアスライド現象は、熱い未冷却のクリンカ粒が
帯状に走ることから「赤い河」と俗称されており、この
「赤い河」の発生により次のような問題が起っていた。
その間厩とは、 ■ 冷却効率の低下 ■ 出口クリンカの平均湿炭の上昇 ■ グレートの損傷激化による交換頻度の激化■ クリ
ンカクーラのメンテナンスインターバルが短かく、長期
連続運転が困難 ■ 運転中のグレート傷失によるプラント・トリップの
危険性大 な□どである。
したがって、現在まで上記「赤い河」の発生を抑えるた
め、種々の提案がなされ、また、実施されてきた。それ
らは、「赤い河」を選択的に冷却する方法と、「赤い河
」の流れを阻止し7他のクリンカと混ぜる方法の二つに
大別されるが、いずれにしても、現在まで提案されたも
のでは実際のプラントで十分に効果を発揮することはで
きなかった。
この発明は、上記のような技術的背景に鑑みてなされた
もので、その目的は、「赤い河」の発生、発展を阻止し
、プラントの運転効率の向上と長寿命化を図ることので
きる焼塊冷却装置を提供することにある。
〔間ぎ点を解決するための手段〕
従来技術が抱える問題点を解決し、上記目的を達成する
ため、この発明は、焼塊が供給されて層状に堆積される
グレートプレート群と、グレートプレートを焼塊の搬送
方向に対し前後に揺動する揺動手段と、グレートプレー
トの下面からグレートプレートの上面に堆積した焼塊層
に冷却用空気を送出する送風手段とを備え、グレートプ
レートを揺動して焼塊を搬送しつつ冷却する焼塊冷却装
置において、焼塊の難冷却領域に対応する個所のグレー
トプレートのプレート面が、他の領域のグレートプレー
トのプレート面よりも高く形成された構成になっている
〔作用〕
上記手段によれば、「赤い河」が発生する難冷却領域の
グレートのプレート面を冷却容易な領域のグレートのプ
レート面より高く形成しであるので、細粒が堆積する難
冷却頭域の堆積層の厚さが薄くなり、冷却空気が抜は易
く、十分な冷却効果を得ることができる。
〔実施例〕
、以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明する
(第1実施例〉 第1図は、第1の実施例に係るタリンカ急冷機1の横断
面図、第2図および第3図はそれに用いられるグレート
の斜視図、第4図は第2図および第3図に示したグレー
トを組み合せた組立状態を示す要部斜視図、第5図はグ
レートとそのサポートとの状態を示す第1図におけるA
−AIJ9断面図、第6図は第5図におけるB −B 
rA断面図である。
なお、以上の説明において、第27図および第28図に
示した従来例と同一もしくは同一とみなせる構成要素に
は同一の符号を付しである。
第1図において、タリンカ急冷機1は、対向する一対の
耐火IJ、1)と、これらの耐火壁1)間でサポート1
2によって支持されたグレート4とを備えており、サポ
ート12はさらに長手方向に配置されたサポートビーム
13によって支持されている。上記グレート4の下面側
は、図示しない送風装置5から冷却空気が送風さ、れる
冷却空気室9になっている。グレート4は、第1図に示
すように図において左側の耐火壁1)側の端部に他より
一段と高くなったプレート面4hを備え、底あげされて
いる、この位置はクリンカ2の龍冷却領域に発生する[
赤い河J14に対応している。「赤い河」は、他側の耐
火壁1)側の端部に生しることもあるが、この実施例の
場合は左側にのみ生じていると仮定し、グレート4もそ
れに応じて左側の端部だけが底あげされている。
この底あげは第2図に示した下側底あげグレート15と
、第3図に示した上側底あげグレート16とを組み合せ
ることによって行なわれる。下側底あげグレート15は
、グレート4群の下側の而の一部を構成す−る下側プレ
ート15aと、この下側プレート15aから垂直に立ち
上った暇直立[−リブレート15bとから一体的に成形
され、進行方向例の@端に、下側に折曲された断面コの
字形の折曲部15ct−備えている。また上記垂直立上
りプレー)15bは2個所で折曲された傾斜部15dを
備え、この傾斜部15dより前方(図において右側)の
垂直立上りプレート15bと、これに対応する下側プレ
ート15aには冷却空気が抜ける多数の通気孔17が穿
設されている。
これに対し、上記底あげグレート16は、グレート4群
の底あげ面を形成する上側プレー)16aと、この上側
プレート16aから垂直に立ち下った垂直立下りプレー
)16bとから一体的に成形され、上記と同様の断面コ
の字形の折曲部16Cを前端に備えている。また、上記
垂直立下りプレート16にも、下側プレート15と同一
傾斜角のIIJI斜部16(lが形成され、この傾斜部
16dより前方側に通気孔18が多数穿設されている。
上記のように構成された下側プレート15とL側プレー
ト16は、第4図に示すように垂直立」:リプレート1
5bと垂直立下りプレート+6bの端部を突き合せて組
み合わされ、さらに、上記訴曲部15c、16cが若干
部上りになって前方に位置する下側底あげグレート15
と上側底あげグレート16の後部側にそれぞれ乗り上げ
るように連続して配置される。これらのグレート4は、
可動のものと固定のものが交互に組み合わされる。
この可動と固定は第5図に示すように、可動サポート1
2aに下側プレー)15aが支持されるものが可動側に
、また固定サポート12bに下側プレー)15aが支持
されるものが固定側になる。
このように構成された下側および上側の底あげグレート
15.16の動作を次に説明する。
すなわち、可動サポート12aが図示しない駆動機構を
介して第5図矢印T方向に駆動されると、下側および上
側の底あげグレート15.16がストロークSで揺動し
、下側プレート15aおよび上側プレート16aがその
傾きに並行な方向(矢印U方向)に往復動する。この際
、揺動の前端にあたる折曲部15G、16Cは第6図に
示すように隣接するプレート面に二重になった状態で摺
接し、これにより、クリンカ2を前方に押し出して搬送
する。
このように構成すると、「赤い河」14に対応する個所
に上側底あげグレート16の上側プレート16aが位置
し、他の個所よりも垂直立上りプレート15bの高さと
垂直立下リプレートi6bの高さの和に相当する高さh
だけ、クリンカ2層を薄(する結果となる。これにより
、クリンカ2層が搬送されている間に、冷却空気室9か
ら冷却空気が送風されると、上側底あげグレート16の
上側プレート16aおよび垂直立下りプレート16bの
通気孔18と、下側底あげグレー)15の下  ゛側プ
レート15aおよび垂直立上りプレート15bの通気孔
17から冷却空気が吹き出し、「赤い河」14が形成さ
れる領域もN厚が薄くなっているので十分に冷却され「
赤い河」140発生が抑えられる。
また、この搬送過程でクリンカ2層は可動グレート4の
揺動に従って前進するため、上側底あげグレート16に
よってクリンカ2層の層厚が薄(なっても、その薄くな
った領域だけが他の領域よりも速(移動することはない
、さらに、「赤い河」14は、僅かに吹き上ってきた冷
却空気がクリンカ2によって熱せられて体積が急激に膨
脹し、その膨脹した空気に乗って流れて生じるが、この
実施例によれば圧損が少なく冷却空気速度が速いので細
粒は吹き上げられて冷却してしまい、熱い赤い流れとは
ならない、加えて、急速に細粒が冷却してしまうので、
熱による空気の膨脹が起りにく(、エアスライド現象そ
のもの自体の発生も抑制される。
く第2実施例〉 第7図ないし第10図に第2の実施例を示す。
第7図は上側底あげグレート19の斜視図、第8図は側
面グレー)20の斜視図、第9図は下側底あげグレート
21の斜視図、第10図は上記王者を組み立てた状態を
示す要部斜視図である。
図からもわかるように、この実施例は第1の実施例の上
側底あげグレート16の上側プレート16aと下側底あ
げグレート15の下側プレート15aとを独立させて、
上側底あげグレート19と下側底あげグレート21とを
形成し、さらに、上側底あげグレート16の垂直立下リ
ブレート16cと下側底あげグレートの垂直立上りプレ
ート15Cとを一体にして、側面グレート20としたも
のである。
この例の場合、上側底あげグレート19の前端には前記
折曲部16cは設けられておらず一枚の平板状に形成さ
れ、側面グレート20および下側底あげグレート21の
前端には断面コの字形の折曲部20a、21aがそれぞ
れ設けられている。
そして、第10図に示したように第4図と同様に組み立
てられ、第5図に示した可動サポート12aと固定サポ
ート12bにより交互に可動グレートと固定グレートが
形成される。
上記のように構成すると、グレー1−の種類は1つ増え
るものの次のような効果がある。すなわち、第1実施例
では底あげグレート15.16がL字形の断面をしてい
るため、曲げにより角部から破損しやすいが、この実施
例ではL字形を形成する角部がないので破損の心配がな
い。また、側面グレー)20の反冷却空気室9側の面2
0bに下側底あげグレート21の端面21bが当接した
状態で組み合わされているので、下側底あげグレート2
1は上下方向には自由に動かすことができる。
これにより、クリンカ2の層厚に応じて適宜上側底あげ
グL−−ト19の下側底あげグL/−ト21に対する高
さの調整が行なえ、最適な冷却状態を実現することが可
能となる。
(第3実施例〉 第1)図および第12図に第3の実施例を示す。
第1)図は斜めグレート22の斜視図、第12図は上側
底あげグレート19、斜めグレート22および下側底あ
げグレート21の王者を組み立てた状態を示す要部斜視
図である。
この実施例は、第12図から明らかなように第2実施例
における垂直な側面グレー)20t−傾斜した斜めグし
ノート22としたもので、上側底あげグレート19と下
側底あげグlノート2!は第2実施例のものと同一であ
る。したがって、斜めグレート22の下側底あげグレー
ト22例の端面22aは、下側底あげグレート22の垂
直な端面と当接するために、斜めグレート22の本体に
対してその傾きに応じ垂直になるような傾斜面に形成さ
れている。また、上側底あげグレート19側の端・面2
2bは、上側底あげグレート19の下面に当接するよう
に、同じく斜めグレート22の本体に対してその傾きに
応じて水平になるような傾斜面に形成されている。
このように構成すると、クリンカ2の層厚が上側底あげ
グレート19から下側底あげグレート21に至る間に連
続的に変化するため「赤い河J14を形成する微細粒よ
りもやや粒径の大きい、「赤い河」に隣接した細粒層に
対して冷却効果を発揮することができる。
(第4実施例) 第13図ないし第16図に第4の実施例に係るグレート
プレートを示す。第13図は上側底あげグレート23の
斜視図、第14図は斜めグレート24の斜視図、第15
図は下側底あげグレート25の斜視図、第16図は王者
を組み立てた状態を示す要部斜視図である。
この実施例は、斜めグレート24を1個所24aだけで
折り曲げた形状に形成したもので、これに対応して上側
底あげグレート23と下側底あげグレート25の斜めグ
レート24例の端面がそれぞれ形成されている。そして
、第16図に示すように組み立てられ、第1の実施例と
同様に、一つおきに可動サポート12aと固定サポート
12bに支持され、可動サポート12aに支持されたグ
レートプレートが可動グレートとなって揺動するように
構成されている。
このように構成すると、これまで述べた実施例の効果に
加えて、斜めグレート24が1個所24aだけで折り曲
げられているので、斜めグレート24が押すクリンカ2
は、押されるに従い斜めグレート24の傾斜に沿って滑
らかに横方向に移動する。そして、これによりクリンカ
2による抵抗力が小さぐなるとともに、横方向R重の発
生を極力低減でき、動力の消費を節約できる。
なお、この例の場合、第14図に1点鎖線で示したよう
に斜めグレート24は、上側底あげグレート23例の側
面24bが、上側底あげグレート23、の斜めグレート
24例の側面23aと当接しない・ような形状にしてお
く必要がある。
(第5実施例〉 第17図および第18図に第5の実施例に係るグレート
4を示す。第17図(a)は斜めグレート27の斜視図
、第17図(b)は斜めグレート)27の前端部27a
の厚みを説明するための説明図、第18図は底上げグレ
ート26、斜めグレート27および下側グレート28の
王者の組み立て状態を示す要部斜視図である。
第17図(a)において、斜めグレート27は平面視長
方形に形成され、前端27aに断面コの字形の折曲部2
7bを備えている。また、底あげグレート26および下
側グレート28も、この斜めグレート27の形状に相応
して平面視長方形に形成されている。
なお、斜めグレート27の前端27aの厚みtlは下側
グレート28の前端28aの厚みをtoとし、下側グレ
ート28と底あげグレート26の水平方向の距趙をW、
下側グレート28の上面から底あけグレート26の上面
までの高さをHとすると、 t、wcos  (tll、l−鵞 □)となる。
この実施例は、斜めグレート22.24を用いた第3お
よび第4の実施例と同様の効果に加えて、斜めグレート
27の構造が簡単となるのでコストが安(なり、クリン
カ2のひっかかりが少ないという効果を有する。
次に、これまで説明してきたグレート4のクリンカ急冷
機1への組込みについて説明する。
第1図に示したようにグレート4はサポート12を介し
て長いサポートビーム13に一括して取り付けられてお
り、大型のものでは3段、小型のものでは1段である。
このため底あげグレートが中。
下段まであると、その分の冷却効率が損なわれることに
なる。それを防ぐため、「赤い河J14の発生から消滅
まで、すなわち、難冷却領域にあたる部分だけ、グレー
ト4を底あげすることが望ましい。
そこで、第19図および第20図に第1の組込例として
最も単純なグレート4の配置を示す、第19図は底あげ
した部分を中心とするグレート4群の平面図、第20図
はその立体的モデル図である。同図において、斜視部が
固定グレート(F)、非斜線部が可動グレート(M)で
あり、各セクションに付したO印が底あげグレートを、
また印が斜めグレートを示している。すなわち、この例
では、底あげグレート30と斜めグレート31が5枚づ
つで一つの底あげ項域Rを形成しており、この底あげ領
域Rの上流端および下流端は垂直な壁になっている。
このような底あげ領域Rの形で運転すると、この壁のと
ころにクリンカ2が溜り、クリンカ流が溜ったクリンカ
2を乗り越えて底あげグレート30もしくは斜めグレー
ト31上に至るため、底あげ領域Rのグレート4に大き
な力が加わることはない。また、垂直壁に隣接するグレ
ート4は、可動サポート12aに支持される可動列にあ
たるが、これらのグレート4は図に示すように隣接する
固定列により橋渡しのようにサポートさせて固定されて
いる。
次に、第2の組込例を第21図および第22図に示す。
第21図は底あげした部分を中心とするグレート4群の
平面図、第22図はその立体的工・フル図である。この
例は、第1の組込例の底あげ々゛レート30よび斜めグ
レート31の底あげ領域Rと隣接するグレート4を全て
斜めグレート32としたもので、これにより、クリンカ
2の流れが第1の組込例よりもさらに滑らかになる。
最後に、第3の組込例を第23図および第24図に示す
第23図は底あげした部分を中心とするグレート4群の
平面図、第24図はその立体的モデル図である。この例
は、底あげしない領域から底あげ領域Rに至るまでのグ
レート33を階段状に上げ、底あげ領域Rから底あげし
ない領域に至るまでのグレート34を階段状に下げたも
ので、具体的には第25図および第26図に示すグレー
ト31上をとっている。
すなわち、階段状に下げる場合には、第25図に示すよ
うに第18図に示した下側グレート28および斜めグレ
ート27に対し、板厚t□の厚い底あげグレート35を
使用し、徐々に底あげ高さを減じるように構成しである
。この場合、斜めグレート27は全て同一のものを便用
し、底あげ高さが減じるに従って下部35aを下側グレ
ート28の下方にはみ出ずようにすれば、その分グレー
ト4の種類を増さずに実施できる。
また、階段状に上げる場合には、下側グレート28から
、斜めグレート27を徐々に高く突出させ、底あげグレ
ート36の前端36aの板厚t。
を厚く形成すればよい、これにより、徐々にクリンカ2
を押し上げながら搬送することが可能になる。
この例は、初めはエアスライド現象を意図的に発生させ
て「赤い河」14を形成させ、その[赤い河」14が幼
児期にある間に底あげグレート30で冷却することを狙
ったもので、階段状にクリンカ2を押し上げるグレート
34により「赤い河」を形成する細粒を集めてから集中
的に冷却するので非常に効率が良い。そして、これによ
り冷却空気の増加を抑えることができ、経済的なプラン
トの運転が可能になる。
以上のように1、これまで説明した実施例に共通する効
果としては次のようなものがある。
■ グレート4の種類を少々追加し、「赤い河」14が
発生し易い無冷却領域のグレート4を底あげするだけで
「赤い河」14に対応した冷却空気を送風することがで
きるので、「赤い河」を早期に冷却して消滅させること
ができる。
■ 「赤い河」14を早期に冷却し、消滅させることが
できるので、グレート4め消耗を少なくできる。
■ 上記■によってグレート4の消耗が少ないので、セ
メントプラントの’aht運転期間を延長でき、メンテ
ナンスの手間が少なくなることとも相俟ってセメントプ
ラントの運転効率の向上とコストの低減を図ることがで
きる。
■ クリンカ急冷機1自体はほとんど既存の設備と変り
はなく、既存のグレート4を底あげグレートに10ない
し20段変更すればよいだけなので、既存設備の改造が
容易である。
■ また、底あげグレートの置換によって駆動動力の増
加、冷却風量および吐出圧の増加を招くことはなく、既
存設備のまま効率的な冷却性能を発揮できる。
■ グレート4の置換だけでよいので、クリンカ急冷機
1の内外に追設エリアを必要としない。
したがって、クリンカ急冷機用ピットの掘り増しもなけ
れば、クリンカ急冷機内の冷却空気室内に追加の装備を
置くことによるメンテナンスの障害も発生しない。
〔発明の効果〕
こ、れまでの説明で明らかなように、焼塊の無冷却領域
に対応する個所のグレートプレートを、他の領域のグレ
ートプレートよりも高く形成したこの発明によれば「赤
い河」発生部分のみを効率的に冷却できるので、「赤い
河」の発生を抑制することができ、これによりプラント
の運転効率の向上と長寿命化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は第1実施例を説明するためのもの
で、第1図はクリンカ急冷機の横断面図、第2図は下側
底あげグレートの斜視図、第3図は上側底あげグレート
の斜視図、第4図は下側・上側底あげグレートを組み合
せた状態を示す要部斜視図、第5図は第1図におけるA
−A線要部断面図、第6図は第5図におけるB−B線要
部断面図、第7図ないし第10図は第2実施例を説明す
るためのもので、第7図は上側底あげグレートの斜視図
、第8図は側面グレートの斜視図、第9図は下側底あげ
グレートの斜視図、第10図は上側底あげ・側面・下側
底あげグレートを組み合わせ状態を示す要部斜視図、第
1)図および第12図は第3実施例を説明するためのも
ので、第1)図は斜めグレートの斜視図、第12図1よ
上側底あげ・斜め・下側底あげグレートを組み合せた状
態を示す要部斜視図、第13図ないし第16図は第4実
施例を説明するためのもので、第13図は上側底あげグ
レートの斜視図、第14図は斜めグレートの斜視図、第
15図は下側底あげグレートの斜視図、第16図は上側
底あげ・斜め・下側底あげグレートを組み合せた状態を
示す要部斜視図、第17図および第18図は第5実施例
を説明するためのもので、第17図(a)は斜めグレー
トの斜視図、第17図(b)は板厚の設定方法を示す説
明図、第18図は底あげグレート・斜めグレート・下側
グレートの組み合−Uた状態を示す要部斜視図、第19
図および第20図はそれぞれ第1組込例を示す要部平面
図および要部立体モデル図、第21図および第22図は
それぞれ第2組込例を示す要部平面図および要部立体モ
デル図、第23図および第24図はそれぞれ第3&1)
込例を示す要部平面図および要部立体モデル図、第25
図および第26図はそれぞれ第3Ml込例のグレートの
1造を示す要部側面図、第27図および第28図は従来
例を説明するためのもので、第27図はPA塊冷却装置
の長平方向の断面構造を示す説明図、第28図はキルン
の分離作用を説明する説明図である。 1・・・・・・・・・クリンカ急冷機、2・・・・・・
・・・クリンカ、4・・・・・・・・・グレート、5・
・・・・・・・・送風装置、9・・・・・・・・・冷却
空気室、15.21.25・・・・・・・・・下側底あ
げグレート、16,19.23・・・・・・・・・下側
底あげグレート、153・・・・・・・・・下側プレー
ト、16a・旧・・・・・上側プレート、20・・・・
・・・・・側面グレート、22゜24+27・・・・・
・・・・斜めグレート、26.3516・・・・・・・
・・底あげグレート、28・・・・・・・・・下側グレ
ート。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5gJ 第6図 15a    u   S 第7図 第10図 第1I図 第13図 第16図 第1θ図 第19図 第20図 第27図 。 第22図 第23図  34 第24図 第25図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼塊が供給されて層状に堆積されるグレートプレ
    ート群と、グレートプレートを焼塊の搬送方向に対し前
    後に揺動する揺動手段と、グレートプレートの下面から
    グレートプレートの上面に堆積した焼塊層に冷却用空気
    を送出する送風手段とを備え、グレートプレートを揺動
    して焼塊を搬送しつつ冷却する焼塊冷却装置において、
    焼塊の難冷却領域に対応する個所のグレートプレートの
    プレート面が、他の領域のグレートプレートのプレート
    面よりも高く形成されていることを特徴とする焼塊冷却
    装置。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項の記載において、焼塊
    の難冷却領域に対応するグレートプレートが、グレート
    プレート群の幅方向の少なくとも一方の端部であること
    を特徴とする焼塊冷却装置。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項の記載において、焼塊
    の難冷却領域に対応するグレートプレートが、焼塊入口
    付近から除々に高く形成されていることを特徴とする焼
    塊冷却装置。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項の記載において、焼塊
    の難冷却領域に対応するグレートプレートが、平面部と
    この平面部から鉛直下方に延出した側面部とを有する第
    1のプレートと、平面部とこの平面部から鉛直上方に延
    出した側面部を有する第2のプレートとを備え、第1の
    プレートの側面部の下端と第2のプレートの側面部の上
    端とを対向させて形成されていることを特徴とする焼塊
    冷却装置。
  5. (5)特許請求の範囲第(1)項の記載において、焼塊
    の難冷却領域に対応するグレートプレートが、高い位置
    を規定する平面状の第1のプレートと、低い位置を規定
    する平面状の第2のプレートと、両プレートをつなぐ第
    3のプレートとから形成されていることを特徴とする焼
    塊冷却装置。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項の記載において、第3
    のプレートが第1のプレートおよび第2のプレートに対
    して垂直に形成されていることを特徴とする焼塊冷却装
    置。
  7. (7)特許請求の範囲第(5)項の記載において、第3
    のプレートが第1のプレートおよび第2のプレートに対
    して傾斜して形成されていることを特徴とする焼塊冷却
    装置。
JP27565187A 1987-11-02 1987-11-02 焼塊冷却装置 Pending JPH01121683A (ja)

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