JP2513214B2 - 焼塊冷却装置 - Google Patents

焼塊冷却装置

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JP2513214B2
JP2513214B2 JP62071149A JP7114987A JP2513214B2 JP 2513214 B2 JP2513214 B2 JP 2513214B2 JP 62071149 A JP62071149 A JP 62071149A JP 7114987 A JP7114987 A JP 7114987A JP 2513214 B2 JP2513214 B2 JP 2513214B2
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cooling device
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JP62071149A
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豊彦 井川
哲郎 尾坂
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セメント工場等において使用されている回
転式焼成炉で焼成された焼塊を、固定格子と可動格子と
からなる格子床上で、格子床の下方より吹込まれる冷却
用空気にて冷却する焼塊冷却装置の熱回収効率の向上に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の焼塊冷却装置を、その縦断面の概要を示した第
5図により説明する。
回転式焼成炉1で焼成された焼塊2は、回転式焼成炉
1から、焼塊冷却装置3の固定格子4と可動格子5とか
らなる格子床の上に落下したのち、可動格子5の往復揺
動により焼塊冷却装置3の出口側に層状をなして輸送さ
れ、この輸送の間に格子床の下方より吹込まれる冷却用
空気によって冷却される。
しかし、従来の焼塊冷却装置3においては、格子床の
回転式焼成炉側の第1列は固定格子4となっているの
で、第1列の固定格子4の上に落下した焼塊2は可動格
子5の往復揺動によっても輸送されず、第1列の固定格
子4の上に、格子床の下方から吹込まれる冷却用空気に
よって冷却された状態で堆積している。従って第1列の
固定格子4に吹込まれた冷却用空気は、熱い焼塊とは殆
ど熱交換せずに吹抜けて回転式焼成炉に誘引され、回転
式焼成炉の熱消費の増大を招いている。
この吹抜けを防止するために、第1列の固定格子4の
空気孔を適宜塞ぐと、回転式焼成炉の運転状況によって
は、固定格子4上で焼塊が相互に付着し、上方に向って
成長し、板状の大塊(通常前土堤と称する)に成長して
格子床上の焼塊の分布を乱し、焼成用二次空気温度を低
下させると共に、冷却状況が不均一になり部分的に高温
の焼塊が排出して製品の品質に悪影響を及ぼしたり、或
は前土堤が成長して回転式焼成炉の落口金物を損傷させ
る等の問題点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、焼塊冷却装置の格子床の回転式焼成炉側の
第1列の格子上に生成する焼塊の堆積を防止することに
より、前記従来技術の問題点を解決しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記問題点を解決するために、回転式焼成
炉で焼成された焼塊を、固定格子と可動格子とからなる
格子床上で、該格子床の下方より吹込まれる冷却用空気
にて冷却する焼塊冷却装置において、該格子床の回転式
焼成炉側第1列を、焼塊冷却装置の前壁の下方に、該第
1列の格子の上面と該前壁の受金物の冷却室側下端との
間に形成される細隙を介して進入可能な可動格子とする
ことを特徴とする焼塊冷却装置を提供するものであり、
該前壁の受金物を、該前壁の該冷却室側下端に該冷却室
の全幅にわたり配設され、かつ該格子床の回転式焼成炉
側第1列の表面に平行に対向する面を有するL字形シー
ル板としたものである。また該第1列の可動格子が、該
前壁に最も進入した時に、該冷却室内に残る格子面上に
突起を有するものとすることができる。
〔作用〕
本発明の作用を、実施例を示す図面を用いて説明す
る。
第1図は、本発明焼塊冷却装置の実施例における、格
子床と焼塊冷却装置3の前壁7との位置関係を示す要部
縦断面概要図で、格子床の回転式焼成炉側第1列を、焼
塊冷却装置の前壁7の焼塊冷却装置3の冷却室8側下方
に、格子の上面と前壁受金物6との間に細隙9を介して
進入可能な可動格子5としたものである。
第1列の可動格子5は、焼塊冷却装置3の前壁受金物
6との間に細隙9を形成しているので、図中に破線で示
したように可動格子5が前壁7の下方に進入するのを妨
害されずに揺動するとともに、前壁受金物6の下端は固
定格子4と同様の働きをし、焼塊2は格子床の回転式焼
成炉側第1列の格子上に堆積されることなく、焼塊冷却
装置3の出口側に輸送され、第1列の可動格子5上に
は、常時回転式焼成炉1から落下した熱い焼塊2が存在
し、各格子に設けられている空気孔10を通って焼塊2間
に吹込まれた冷却用空気は、高温の焼塊2と熱交換を行
ったのち回転式焼成炉1に誘引されるので、従来の焼塊
冷却装置3におけるよりも回転式焼成炉の熱消費を低下
させ得る。
なお、第1列の可動格子5と回転式焼成炉側前壁受金
物6の冷却室8側下端との取付け位置を選定することに
より、焼塊2の格子床の下方への落下および冷却用空気
の格子床の下方から冷却室8への吹抜けを防ぐことがで
きる。
第2図は、本発明におけるシール板およびその取付方
法の実施例を示す焼塊冷却装置3の要部縦断面概要図で
ある。
第2図は、前壁7の冷却室8側下端に、冷却室8の全
幅にわたり、L字形の断面を有するシール板11を有する
もので、第2図に示されたシール板11は、L字形の一辺
を前壁7の冷却室8側下端に接し、他辺を横梁12に接し
て設けられたもので、第1列の可動格子5の表面に対向
する面は、細隙9を介して第1列の可動格子5の表面と
平行に対向している。
シール板11の第1列の可動格子5の表面に対向する面
は、第1列の可動格子5の表面と細隙9を介して平行に
対向しているので、格子床の下方から細隙9を通って冷
却室8へ漏洩する冷却用空気の量を、第1図に示した場
合に比し、減少させることができる。
第3図は、本発明における第1列の可動格子5の実施
例を示す平面図、第4図は第3図のA−A矢視断面図
で、13は突起である。
突起13は、第1列の可動格子5が前壁7の冷却室8側
下端に最も進入した時にも、冷却室8内に残る上面に設
けられているので、第1列の可動格子5の前壁7の冷却
室8側下端への進入を妨害せず、この進入時に、前壁7
と突起13との間に存在した焼塊2の堆積を上方に押上げ
て崩すとともに、突起13により焼塊を前方に押し出す力
が大きくなるため焼塊2の焼塊冷却装置3の出口への輸
送を容易にする。
突起の大きさおよび個数は適宜選定される。
〔実施例〕
セメント焼塊焼出量3600t/dの回転式焼成炉に連設さ
れた既設の焼塊冷却装置を改造し、格子床の回転炉側第
1列を、前壁の冷却室側下端に進入可能な可動格子とす
ると共に、前壁の冷却室側下端に、第2図に断面形状を
示したシール板を設けた。
可動格子は長さ420mm、幅302mmで、第1列の可動格子
の表面には、形状を第3図および第4図に示した高さ30
mmの突起を、可動格子の回転炉側端部より300mm離隔し
て設けた。
改造により、改造前に比し格子床の回転式焼成炉側の
第1列の格子上の焼塊の堆積が防止され、格子床上の焼
塊の輸送が順調になり、回転式焼成炉の運転状況が安定
し、燃料原単位を0.25%削減することができた。
〔発明の効果〕
本発明により、焼塊冷却装置の格子床上の焼塊の輸送
が順調になり、回転式焼成炉の運転状況が安定し、燃料
原単位が削減される効果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における格子床と前壁との位置
関係を示す焼塊冷却装置の要部縦断面概要図、第2図は
本発明の実施例におけるシール板の横断面を示す焼塊冷
却装置の要部縦断面図、第3図は本発明の実施例におけ
る第1列の可動格子の平面図、第4図は第3図における
A−A矢視図、第5図は従来の焼塊冷却装置の要部縦断
面概要図である。 1……回転式焼成炉、2……焼塊、3……焼塊冷却装
置、4……固定格子、5……可動格子、6……前壁受金
物、7……前壁、8……冷却室、9……細隙、10……空
気孔、11……シール板、12……横梁、13……突起。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−149889(JP,A) 特開 昭54−73823(JP,A) 実開 昭59−57539(JP,U) 実公 昭56−55600(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転式焼成炉で焼成された焼塊を、固定格
    子と可動格子とからなる格子床上で、該格子床の下方よ
    り吹込まれる冷却用空気にて冷却する焼塊冷却装置にお
    いて、該格子床の回転式焼成炉側第1列を、焼塊冷却装
    置の前壁の下方に、該第1列の格子の上面と該前壁の受
    金物の冷却室側下端との間に形成される細隙を介して進
    入可能な可動格子とすると共に、該前壁の受金物が、該
    前壁の該冷却室側下端に該冷却室の全幅にわたり配設さ
    れ、かつ該格子床の回転式焼成炉側第1列の表面に平行
    に対向する面を有するL字形シール板としたことを特徴
    とする焼塊冷却装置。
  2. 【請求項2】該第1列の可動格子が、該前壁の該下端に
    最も進入した時に、該冷却室内に残る上面に突起を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の焼塊
    冷却装置。
JP62071149A 1987-03-24 1987-03-24 焼塊冷却装置 Expired - Lifetime JP2513214B2 (ja)

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JPS63238394A JPS63238394A (ja) 1988-10-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5926873B2 (ja) * 1977-11-25 1984-07-02 川崎重工業株式会社 粉粒体の冷却装置
JPS5655600U (ja) * 1979-10-06 1981-05-14
JPS5957539U (ja) * 1982-10-09 1984-04-14 バブコツク日立株式会社 火格子の耐摩耗性を高めた焼塊冷却装置
JPS60149889A (ja) * 1984-01-17 1985-08-07 バブコツク日立株式会社 焼塊冷却装置

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