JPH01121339A - 防曇性樹脂成形物 - Google Patents

防曇性樹脂成形物

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JPH01121339A
JPH01121339A JP62277381A JP27738187A JPH01121339A JP H01121339 A JPH01121339 A JP H01121339A JP 62277381 A JP62277381 A JP 62277381A JP 27738187 A JP27738187 A JP 27738187A JP H01121339 A JPH01121339 A JP H01121339A
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JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
resin
formed product
fluorine
molded product
Prior art date
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Pending
Application number
JP62277381A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kurita
栗田 雄次
Tokio Fujiki
藤木 時男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taihei Chemicals Ltd
Taihei Kagaku Siehin KK
Tosoh Corp
Original Assignee
Taihei Chemicals Ltd
Taihei Kagaku Siehin KK
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は防曇性を持つ樹脂成形物に関する。
更に詳しくは、セルロース系樹脂の表面をフッ素化した
防曇性樹脂成形物に関する。
[従来の技術] 従来から、ある種の樹脂成形物表面の耐薬品性、ガスバ
リヤ−性の改良に、その表面をフッ素化することは公知
である。
例えば、耐薬品性の改良ではポリアミド、ポリエステル
、ポリオレフィン、ポリアクリロニトリル。
合成ゴム等の表面をフッ素化した成形物、撥水性の付与
ではポリオレフィン、ポリフッ化ビニリデン等をフッ素
化した成形物、ガスバリヤ−性の改良ではポリオレフィ
ン、ポリエステル等をフッ素化した成形物等があげられ
る(特開昭5O−107(188゜同56−12614
6、同57−7187329 、同55−92743、
同80−8735 、同55−5893 、同47−2
1877、同53−27120の各公報参照)。
また、樹脂表面のフッ素化方法についても公知である。
例えば、適当な反応室内で当該樹脂表面を回分法にてフ
ッ素ガスに暴す方法、フィルム、シート、繊維状のもの
であれば、これをフッ素ガスを封入した気密室中に連続
的に通過させて実施する方法などである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは表面をフッ素化した成形物の特性について
種々検討を加えた結果、セルロース系樹脂成形物表面を
フッ素化することにより防曇性が付与されることを見出
し本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本発明はセルロース系樹脂単体成形物表面或いは
セルロース系樹脂とセルロース系樹脂を除く樹脂との積
層物で、少なくともセルロース累樹脂表面をフッ素化処
理したことを特徴とする防曇性の向上したセルロース系
樹脂成形物を提供することにある。
本発明で用いる樹脂は、セルロースと鎖式モノカルボン
酸とのエステル化反応によって得たセルロースカルボン
酸エステル樹脂であり、当該樹脂としてアセチルセルロ
ース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロー
スアセテートブチレートなどをあげることができる。
通常当該セルロース系樹脂には、ジエチルフタレート、
ブチルベンジルフタレートなどのフタレート系可塑剤あ
るいはジオクチルアジペートなどのアジペート系可塑剤
が成形品あるいは塗膜の柔軟性付与を目的に添加される
。その添加量は、アセチルセルロースにおいては20な
いし35%、セルロースアセテートプロピオネートある
いはセルロースアセテートブチレートにおいては5ない
し20%である。本発明の効果は、これら可塑剤の通常
用いられる上記添加量の範囲においては何らその有効性
は損なわれない。
また、当該セルロースカルボン酸エステル樹脂と当該樹
脂を除く樹脂との積層成形物の製造は、プレス積層法、
ドライラミネーション法、あるいはコーティング法など
既存の樹脂積層物製造法によって可能である。当該積層
成形物に用いられるセルロースカルボン酸エステル樹脂
を除く樹脂を例示すると、ポリ塩化ビニル、ポリメチル
メタアクリレート、メチルメタアクリレートとスチレン
との共重合樹脂、ポリエステル樹脂、あるいは、ポリア
ミド樹脂をあげることができる。本発明は、前記した公
知の方法でフッ素化することができる。
例えば本発明を得る際の処理ガスとしては、ヘリウム、
アルゴン、窒素等の不活性ガスによりフッ素含量0.1
〜50(容量)%に希釈されたフッ素含有ガスを用いる
ことができる。また、処理時間は数秒から数時間の範囲
で行うことができる。さらに処理温度、圧力については
特に限定はないが室温及び大気圧が望ましい。
本発明の効果を発現させるためのフッ素結合量は、樹脂
成形物の表面1c−当り10μg以上好まし【は15μ
g以上が必要である。
フッ素結合量が10−当り10μgより少ないと本発明
の有効性は失なわれる。フッ素化量の調節は、用いるフ
ッ素含有ガスのフッ素濃度、フッ素化処理時間等によっ
て行なうことができる。
[実施例] 次に本発明の有効性を実施例により説明する。
実施例1〜8、比較例1〜7 フッ素化処理は次の方法で行なった。
オートクレーブ内に試料片(Locm X10ca+、
厚さ0.5mm)を入れ、密封後オートクレーブ内の空
気を1a+IHgまで真空ポンプにより脱気する。脱気
後窒素で希釈された1%ないしlO容量%のフッ素を含
むガスを大気圧まで導入し、試料をフッ素ガスと接触さ
せフッ素化を行う。
所定時間(12〜50分)経過後系内を脱気することに
より系内のフッ素ガスを充分除去後試料を取り出す。上
記した方法により表−1に示した夫々の試料、条件でフ
ッ素化を行なった。
また、比較例としてフッ素化を行なわない試料について
も同表に示した。尚、フッ素結合量の測定は試料を18
cmに切り取り、これを用いてポンプ燃焼−イオン電極
法により行なった。
次に実施例1〜8により作成した試料について防曇性試
験を行った結果を同表に示した。
防壁性試験の方法は、内径8.5cmのガラス製円筒容
器に水を入れ、マントルヒータにより80℃まで加熱し
水蒸気を発生させる。次に試験片を円筒容器上に5秒間
静置することにより、試験片に直径8 、5ca+の曇
りを発生させる。次いで試験片をすばやく容器上から取
り去り、曇りの消えるまでの時間を測定した。曇りの消
える時間の短いものが防曇外大のものである。
実施例1〜8、比較例により作成した試料を用いて曇試
験を行った結果を表−1に併せて示した。
表中の略記号は次を意味する。
試料欄 A :セルロースアセテートプロピオネート樹脂シート
(太平化学製品株式会社製商品名「キャブロイドCP−
MJ ) B ニアセチルセルロース樹脂シート(ダイセル化学工
業株式会社製商品名「アセチ」)C:硬質塩化ビニル樹
脂シート(太平化学製品株式会社製商品名「エビロン7
02 j )D :メチルメタアクリレート樹脂シート
(太平化学製品株式会社製商品名「タイクリヤー000
番」) ガス濃度欄 L−F : 1容量%フッ素を含むガス10−F: 1
0容量%フッ素を含むガス表−1 実施例 試 ガス 処理 フッ素 曇の消えるNo、 
 料 濃度 時間 結合量 時間(分)(μg/cj>
  (秒) I   A  l−P   30  7.8    3
22   A  l−F   4G  10.5   
 103   Al0−P   L2 13.0   
 54    Al0−F    30 22.5  
  曇らず5    Al0−P    40 32.
1    曇らず8    ALU−F    50 
45.2    @らず7   B  I−F   8
0   g、0    338   BIO−P   
30 23.0   曇らず比較例 L   A(未処理)34 2   Cl−P   80 11.3    343
   Cl0−F   30 3B!     444
   C(未処理)37 5   D  l−P   30 17.5    3
8B   010−P   30 88.1    4
37   D(未処理)40 表−1から明らかなようにセルロース系樹脂は他の樹脂
に比較して防曇性が高く、セルロースアセテートプロピ
オネートシートあるいはアセチルセルロースシートをフ
ッ素結合量としてlOμg/cj以上にフヴ素化したも
のは、未処理のものに比べ防暑性が発現していることが
わかる。また、硬質塩化ビニルシートおよびメチルメタ
アクリレート樹脂シートのフッ素化物では、たとえフッ
素結合量が10μg/c♂以上であっても防曇性は発現
していない。
また、セルロース系樹脂をフッ素化したものでもそのフ
ッ素結合量がlOμg/c−より小なくなると防曇性は
損なわれる。
一方、フッ素結合量が10−当り45.2μgsc実施
例6)の樹脂シート表面には若干のクラックが発生し劣
化がみられた。
[発明の効果コ 以上の説明からあきらかなように、本発明によればセル
ロース系樹脂、特にセルロースと鎖式モノカルボン酸と
のエステル化反応で得たセルロースカルボン酸エステル
樹脂成形物に防曇性を付与することができる。
フッ素化した当該樹脂防曇性成形物の用途を例示すれば
、例えば、シート状の物は風防ガラス、ゴーグルなど、
またフィルム状のものは包装材料などをあげることがで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)セルロース系樹脂成形物表面1cm^2当り10μ
    g以上のフッ素結合量を有するフッ素化防曇性樹脂成形
    物。 2)セルロース系樹脂成形物が、セルロース系樹脂を除
    く樹脂とセルロース系樹脂との積層物である特許請求の
    範囲第1項記載の成形物。 3)セルロース系樹脂がセルロースと鎖式モノカルボン
    酸とのエステル化反応によって得たセルロースカルボン
    酸エステルである特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の成形物。
JP62277381A 1987-11-04 1987-11-04 防曇性樹脂成形物 Pending JPH01121339A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168630A (ja) * 1982-03-29 1983-10-05 バツテル・デイベロプメント・コ−ポレ−シヨン 表面の調節フツ素化方法
JPS606735A (ja) * 1983-06-07 1985-01-14 バツテル・デイベロプメント・コ−ポレ−シヨン 表面の調節フツ素化方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168630A (ja) * 1982-03-29 1983-10-05 バツテル・デイベロプメント・コ−ポレ−シヨン 表面の調節フツ素化方法
JPS606735A (ja) * 1983-06-07 1985-01-14 バツテル・デイベロプメント・コ−ポレ−シヨン 表面の調節フツ素化方法

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