JPH01119696A - 厚膜型カチオン電着塗装方法 - Google Patents

厚膜型カチオン電着塗装方法

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JPH01119696A
JPH01119696A JP27692687A JP27692687A JPH01119696A JP H01119696 A JPH01119696 A JP H01119696A JP 27692687 A JP27692687 A JP 27692687A JP 27692687 A JP27692687 A JP 27692687A JP H01119696 A JPH01119696 A JP H01119696A
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JP
Japan
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paint
electrodeposition
thick film
film type
painting
Prior art date
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Pending
Application number
JP27692687A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Minami
達郎 南
Hirobumi Kono
河野 博文
Noboru Sato
登 佐藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、厚膜型カチオン塗料を収容した槽に、被塗装
物を浸漬させながら通電する厚膜型カチオン電着塗装技
術に闇する。
(従来技術) 例えば、自動車ボディの防錆には、通常、アミン変性エ
ポキシ樹脂を主成分とするカチオン電着塗料を使用して
被膜を形成することが行なわれでいる。これによれば、
20um程度の塗膜を形成することが可能となる。
しかしながら、年々防錆能力の向上か求められ、最近で
は、従来の電着塗料よりの高い分子量の成分を混合して
塗膜厚の増加を可能とした厚膜型カチオン電着塗料が開
発されている。この厚膜型カチオン電着塗料によれば、
高い分子量の成分により電着時にあける被膜の電気抵抗
を低下させることかでき、泳動電圧を高くすることによ
り塗膜を25乃至30μm程度まで厚くすることか可能
となる。
ところで、自動車ボディのように大きな被塗装物に電着
塗装を行なう場合には、通常、塗料を収容する電着槽と
、被塗装物の間に電圧を印加した状態で、被塗装物をそ
の一端から部分的に電着塗料に順次浸漬させて電着を実
行することにより、塗装時間の短縮を図ることが行なわ
れている。
しかしながら、電着膜形成部は、電着膜か一種の絶縁膜
として作用するため電気抵抗が極めで高くなるのに対し
、未電着部分は、その表面の電気抵抗が極めで低いため
、ここに泳動電流か集中的に流れて塗膜が急速に形成さ
れる。このとき、被塗装表面に結晶粒や不純物が付着し
ていると、この結晶粒や不純物が存在する部分と、他の
部分の間で電流密度に差が生じるため、塗料電着量にム
ラが生じ、いわゆるユズ肌を主じて外観品質を低下させ
るという問題があった。
もとより、このような問題を解消するため、被塗装物全
体を厚膜型電着塗料に浸漬させた後、通電を開始するこ
とも考えられるが、全没までの時間が無駄となって塗装
作業に長時間を要するばかりでなく、電着槽が大型化す
るという問題がある。
(目的〕 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって
、その目的とするところは外観品質を低下させることな
く、塗装時間の短縮と電着槽の小型化を図ることができ
る厚膜型カチオン電着塗装方法を提案Tることにある。
(発明の概要) すなわち、本発明が特徴とするところは、被塗装物を厚
膜型カチオン電着塗料を電着する前に、同種の厚膜型カ
チオン塗料を被塗装物の浸漬部に塗布し、未塗装部分に
集中的に流れる電流を可及的に小ざくした点にある。
(実施例) そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて
説明する。
第1図は本発明が適用された厚膜型カチオン電着塗装設
備で、図中符号]は、厚膜型カチオン電着塗料P、つま
り低分子量と高分子量のアミン変性エポキシ樹脂を主成
分とする塗料を収容する電着槽で、これの大端側には、
門型フレーム2を配設し、これの周囲、及び床3に塗料
噴霧ノズル4.4.4・・・・を配設してコンヘア5に
より移送されてきた自動車ボディBの全面に厚膜型カチ
オン電@塗料を塗布する塗布袋M6か配設されている。
7は、電着槽1と自動車ボディBとの間に塗装電流を供
給する電源装置で、自動車ボディBの浸漬面積に合せて
印加電圧を単調増加させ、全体か浸漬した段階で、一定
電圧を保持するように構成されている。なお、図中符号
8は、電着槽1内の塗料Pをノズル4.4.4に供給す
るポンプを示す。
この実施例において、コンベア5により自動車ボディB
が塗布袋=6の直前まで移送されて来ると、図示しない
検出装置により自動車ボディBが検出され、これからの
信号により塗布袋M6が作動する。これにより、ノズル
4.4.4・・・・から噴霧された厚膜型カチオン電着
塗料が自動車ボディ8 IL:塗布される。この過程に
おいて、ボッ1B表面に付着しでいる異物は、塗料とと
もに洗いながされて除去される。
状態で、ボディBの先端、つまり厚膜型カチオン電着塗
料が予め塗布された箇所が電着槽1内の塗料Pに浸漬さ
れ始めると、電源装置7は、ボディBの浸漬度合、つま
りボディの移動路層に応じて電圧を徐々に増加古せ、電
気泳動により塗料成分をボディBに付@させる。この浸
漬過程において、ボディの表面には予め厚膜型カチオン
電着塗料が付着しているので、電着槽1内の塗料Pとの
馴染みが良くなり、気泡等の発生が抑えられる。
ところで、ボッ1B表面には塗布製雪6により予め厚膜
型カチオン電着塗料が塗布されて被膜Hが形成されでい
て、この塗料膜Hが抵抗膜を形成することになるから、
未電着部分と電着層りとの電気抵抗の差が低減される。
このため、電流は、未電着層部分に集中するのことがで
きす、しかも結晶粒Cや異物も塗料膜Hにより凹われて
いるから、他の部分との電気抵抗の局所的な不連続性も
緩和されることとなって、電流が均一(こ流れる(第3
図)。したかって、塗料成分は、結晶’fQcや異物の
存在に開わつなくボディ表面に均一に付着することにな
る。
このようにしで、ボディ全体か浸漬された段階で、一定
電圧を保持してさらに電着を進め、所定膜圧となった段
階でボディを引上げる。
これにより、浸漬開始から全体が没するまでの時間を有
効に利用しつつ、浸漬面積の増加に対応する電流を供給
するだけで電着が実行される。
なお、この実施例においては、電着塗料をr#を霧化し
で塗布しているが、刷毛塗り、ドブ漬けにより塗布する
ようにしても同様の作用を奏することは明らかである。
また、この実施例においては、自動車ボディに例を採っ
て説明したが、導電性を有する他の被塗装物にも適用で
きることは明らかである。
第4図は、本発明による塗装方法の有効性を確かめるべ
くなされた実験設備の一例を示すものであって、図中符
号2oは、厚膜型カチオン電着塗料Pを収容した電着槽
で、これの上方には、一定速度で降下するようにテスト
ピースTが垂下され、また電着槽20とテストピースT
との間に電流検出器22を介して電源装置24を接続し
、ざらに電着槽2oとテストピース1間に電圧検出器2
3を接続し、これら検出器22.23からの出力をレコ
ーダ25により記録するように構成されている。
この実験設備を使用して、従来方法、つまりテストピー
スに予め厚膜型カチオン電着塗料を塗布しない状態で、
テストピースを下げて塗料に浸漬するとともに、浸漬面
積に比例させて印加電圧を増加させると、第6図に示し
たように、電流は、浸漬開始時に急激に流れて第1のビ
ークP、を形成したのち、急激に減少しでデイ・ンブD
を形成し、以後テストピースTの降下につれて徐々に単
調に増加し、浸漬が完了した段階で第2のビークP2を
形成し、以下時間とともに減少した。
このデイツプDから第2のビークP2までの期間、つま
りテストピースが定常的に浸漬されている状態における
電流増加速度は、約12mA/秒であった。
一方、本発明方法、つまり浸漬開始前に予め厚膜型カチ
オン電着塗料を塗布した状態で、前述と同様に電圧を変
化させながら浸漬を開始すると、第5図に示したように
電流は、第1のど−クP、゛を形成するものの、その値
は従来方法に比較して80%程度に減少しており、定常
的な浸漬過程(デイツプD°から第2のビークP2゛に
至る過程)における電流密度も従来方法の60%である
約7mA/秒まで減少し、さらに、全没時における第2
のビークP2′も従来方法の80%にまで低下した。
このようにして塗装が終了したテストピースの表面を比
較したところ、従来方法では、表面にユズ肌が発生しで
いるのに対し、本発明方法にあっては表面が極めて滑ら
かであった。
このことから、電着前に予め厚膜型カチオン塗料を塗布
しておくことは、電流の急激な増加を防止して、ユズ肌
か発生するのを防止するのに極めて有効な手段であるこ
とが判明した。
(効果) 以上、説明したように本発明によれば、厚膜型カチオン
電着塗料を電着させる前に、同種の厚膜型カチオン塗料
を被塗装物の浸漬部分に塗布するようにしたので、予め
塗布した厚膜型カチオン電着塗料により未塗装部分に集
中的に流れる電流を可及的に小さくしてユズ肌の発生を
防止することができ、これによつ浸漬開始から全体が没
するまでの時間を有効に利用しつつ可及的に小ざな電着
槽により品質の高い厚膜塗装ができる。
また、予め同種の塗料により洗浄することになるので、
表面に付着しでいる異物を除去し、また浸漬時にお]プ
る泡付着を防止して塗装品質を一層高めることかできる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された塗装製画の一実施例を示す
製画の構成図、第2図は同上製雪にあける塗布装Mを示
す正面図、第3図は同上製雪による電着塗装の動作を示
す説明図、第4図は本発明の塗装方法による効果を桟証
するための実験製雪を示す構成図、第5図は本発明によ
る塗装電流の変化を示す線図、及び第6図は従来方法に
よる塗装電流の変化を示す線図である。 1・・・・電着槽 2・・・・厚膜型カチオン電着塗料 4.4.4・・・・塗料噴霧ノズル 5・・・・コンベア 7・・・・電源装置    B・・・・被塗装物第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 厚膜カチオン塗料を収容した電着槽に、被塗装物を浸漬
    させながら通電する厚膜型カチオン電着塗装方法におい
    て、電着開始以前に被塗装物の浸漬部分に同種の厚膜型
    カチオン塗料を塗布しておくことを特徴とする厚膜型カ
    チオン電着塗装方法。
JP27692687A 1987-10-30 1987-10-30 厚膜型カチオン電着塗装方法 Pending JPH01119696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113197A (ja) * 1993-10-14 1995-05-02 Honda Motor Co Ltd 電着塗装方法
JP2002285394A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Nippon Paint Co Ltd 電着塗装方法および電着塗装装置

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