JPH01117278A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JPH01117278A
JPH01117278A JP62273413A JP27341387A JPH01117278A JP H01117278 A JPH01117278 A JP H01117278A JP 62273413 A JP62273413 A JP 62273413A JP 27341387 A JP27341387 A JP 27341387A JP H01117278 A JPH01117278 A JP H01117278A
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健次 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は燃料の有する化学エネルギーを直接電気エネル
ギーに変換させるエネルギ一部門で用いる燃料電池に関
するものである。
[従来の技術] 現在までに提案されている燃料電池のうち、溶融炭酸塩
型燃料電池は、第3図に示す如く、電解質として溶融炭
酸塩を多孔質物質にしみ込ませてなる電解質板(タイル
)1の両面を、カソード(酸素極)2とアノード(燃料
極)3の画電極で挟み、カソード2側に酸化ガスOGを
供給すると共にアノード3側に燃料ガスFGを供給する
ことによりカソード2とアノード3との間で発生する電
位差により発電が行われるようにしたものを1セルとし
、各セルをセパレータ4を介して多層に積層させるよう
にしである。
燃料電池は、運転中に電解質板1及びカソード2、アノ
ード3の各電極で発熱するので、この熱を除去し電解質
板1を適正な温度範囲に保ち、更に電池内をできる限り
均一な温度分布にすることが燃料電池の性能と構造健全
性を維持するために必要である。
そのため、従来では、第4図に示す如く、電解質板1及
びカソード2、アノード3の電極を挟んで流れる酸化ガ
スOGと燃料ガスFGが並行流となるようにすると共に
、セパレータ4を挟んで流れる酸化ガスOGと燃料ガス
FGとは対向流となるようにして、1セルごとに酸化ガ
スOGと燃料ガスFGの流れ方向が逆になるようにした
交換流方式が採用され、かかる交換流方式で電解質板1
を適正な温度範囲に保つようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上記交換流方式により燃料電池の冷却を行う
場合は、電解質板1の最高温度を低く抑えることに効果
的であるが、第5図に示す如く、燃料電池の排出側のガ
ス温度は相変らず高温であり、又、供給側のガスは発電
部で反応するに必要な温度まで昇温する必要がある(第
5図中、Aはカソードガスの、Bはアノードガスの、C
はセルの8熱の移動を示す曲線である)。
従来の燃料電池では、第3図において、マニホールド部
と電極との間に熱交換部を設ける考え方は全くなかった
ため、供給側のガスを発電部で反応に必要な温度まで昇
温させるために、電池に設けられたガス供給側の流路孔
には予熱されて昇温されたガスを流す必要があると共に
、ガス排出側の流路孔では高温のままのガスが流される
ことになっていた。したがって、ガス′の供給側及び排
出側の各流路孔に接続される配管には高温のガスが流さ
れることになることからこれら配管に鉄系材料が使用で
きない等、配管設計が大変であると共に、供給側のガス
を予熱するガスの予熱器も必要とされていた。
そこで、本発明は、供給側のガスを発電部での反応に必
要な温度に昇温し且つ排出側でも高温のまま流す場合に
、上記ガスの供給側及び排出側の各流路孔を流れるガス
温度を低くできるようにして、配管設計を容易にすると
共に、ガスの予熱器を不要にし、更に、パツキンの信頼
性を高めてシールの信頼性を向上させることを目的とす
るものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、電解質板を挟む
ように両面にカソードとアノードを配した1セルをセパ
レータを介して多層に積層するようにし、且つ電解質板
及び電極を挟んで流れる酸化ガスと燃料ガスの並行流を
各セルごとに逆にしてセパレータを挟んで流れる酸化ガ
スと燃料ガスが対向流となるようにした燃料電池におい
て、上記カソード、アノードが配置された中央部分の発
電部の両端側に、ガスを対流させるようセパレータの表
裏両面に伝熱促進体を形成してなる予熱部を設けた構成
とする。
[作  用] セパレータを挟んで対向流となっている酸化ガスの供給
側(入口側)では、燃料ガスの排出側が対応し、酸化ガ
スの排出側では、燃料ガスの供給側が対応している。酸
化ガスを冷却用ガスとして用いるため酸化ガスの流量が
燃料ガスの流量よりも多くしであるが、各ガスの供給側
と排出側には、セパレータの両面に多くの伝熱促進体が
設けられていて、この部分にガスが流れる。各ガスの排
出側の温度は高いので、酸化ガスの供給側では、予熱部
で供給される酸化ガスと隣接する排出側の燃料ガスが積
極的に熱交換されて酸化ガスが予熱されると共に、燃料
ガスの供給側の更に隣りにある排出側の酸化ガスによっ
ても上記供給側の酸化ガスは予熱される。
この場合、酸化ガスの流量が多いので、はとんど酸化ガ
ス同士で熱交換されている状態になる。
同様に酸化ガスの排出側では、高温の酸化ガスと低温の
燃料ガスとがセパレータを介して熱交換して燃料ガスは
予熱され、酸化ガスは降温されて排出される。これによ
り供給されるガスは昇温されて発電部に導かれ、排出さ
れるガスは降温されて排出され、供給側及び排出側の配
管に高耐熱材料でない安価な金属材料が使用できる等、
設計が容易になる。
[実 施 例] 以下−1本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示す如く、電解質板1の両面をカソ−ド2とア
ノード3とで挟み、カソード2側に酸化ガスを供給し、
アノード3側に燃料ガスを供給するようにしである1セ
ルを、セパレータ4を介して多層に積層するようにしで
ある構成において、電解質板1のガス流れ方向の両端外
方に絶縁材(アルミナファイバ、溶融塩、等)5を各セ
ルごとに配し、且つ電解質板1を挟むようにカソード2
とアノード3が配置されている発電部■のガス流れ方向
両端にカバープレート6.7を各セルごとに配し、上記
周辺部に絶縁材5及びカバープレート6.7を配した各
セルを多層に積層するときの仕切り板となるセパレータ
4に、上記カバープレート6.7を固定させ、各セルの
カバープレート6.7がセパレータ4の両面のガス通路
形成用凹凸の凸部に接して支持されるようにする。又、
上記セパレータ4と、該セパレータ4に固定したカバー
プレート6.7のガス流れ方向の周辺部には、酸化ガス
OG及び燃料ガスFGの各供給用及び排出用の流路孔8
,10及び9,11を設け、各セパレータ4の上記各流
路孔を設けたマニホールド部と前記発電部工との間に、
表裏両面共に発電部■におけるガス通路形成用の凹凸の
ピッチよりも狭いピッチとして多数の凹凸を形成し、カ
バープレート6.7に接するスペーサ兼伝熱促進体12
の数を多く且つ不連続に設けてガスが拡散されて流され
るようにしたガスの予熱部■とし、表裏両面の各予熱部
■が異なるガスの供給側と排出側の所定の流路孔に切欠
き13にて連通し、交換流方式の酸化ガスOGは各セル
のカソード2側へ、又、燃料ガスFGは各セルのアノー
ド3側へそれぞれ導かれて反対側から排出され、この間
に両端の予熱部で両ガスの熱交換が行われるようにする
。14は絶縁材5の周辺のマニホールド部に用いるアス
ベスト級のパツキンである。
今、第1図では、成るセルにおけるカソード2側へ酸化
ガスOGが供給される状態を示しており、当該セルの下
側に位置するセパレータ4の上面(表面)に、酸化ガス
供給流路孔8が切欠き13にて開口させられ、該供給側
の流路孔8からの酸化ガスOGのみがセパレータ4の表
面側を流れるようにしである場合が示されている。
燃料電池のセルを挟んで並行流となる酸化ガスと燃料ガ
スは、ともに発電部で昇温されて高温の状態で排出側に
導かれる。本発明では、発電部工の両端に予熱部■を設
けた構成としであるため、1セルごとにガスの流れ方向
が逆になっても、各酸化ガスの供給側では、予熱部■に
おけるセパレータ4両面の多数のスペーサ兼伝熱促進体
12により高温の排出側燃料ガスFGと低温の酸化ガス
OGとの間で積極的に熱交換が行われ、燃料ガスFGは
予熱部■で降温されて排出され、酸化ガスOGは予熱部
■で昇温されて発電部■へ導かれる。
次に、酸化ガスOGの排出側でも、酸化ガスOGは発電
部■より高温の状態で予熱部■、へ導かれ、一方、セパ
レータ4を挟んで流れる燃料ガスは、低温であるが、予
熱部■で酸化ガスとの間の熱交換により昇温されて発電
部へ導かれ、酸化ガスは降温されて排出される。
上記各セルごとの酸化ガスと燃料ガスの流れ方向におけ
る温度変化は、第2図に示すとおりであり、発電部■の
両端に予熱部■を設け、ここで流入ガスと流出ガスを積
極的に熱交換させることになる。たとえば、第2図の左
側の予熱部■でみると、カソードガスAの供給側では、
カソードガスAは隣接する排出側のアノードガスBによ
り加熱されると共に排出側のカソードガスAによっても
加熱されることになる。このように、1つの電池の中で
、流入するガスの温度を昇温させることから従来の第5
図の場合に比して低温の状態で導入できることになり、
又、流出するガスの温度は降温させることから低温の状
態で排出できることになる。これによりガスの供給及び
排出の管路は耐熱性を考慮する必要がなくなって高耐熱
材料でない安価な金属材料の使用が可能となって配管設
計が容易になると共に、供給側のガスを予熱する手段を
別個設ける必要もなくなる。
なお、本発明の燃料電池は、上記した実施例のものに限
定されるものではなく、たとえば、予熱部■を形成する
セパレータ4の両端部では、ガスの流れを悪くして熱交
換効率を高めるようにできればコルゲート方式、スプリ
ットタイプフィン、その仙図示以外の形状のものでよく
、又、絶縁材5は省略してもよいこと、その池水発明の
要旨を逸脱しない範囲内で種々変更をhaえ(qること
、等は勿論である。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明の燃料電池によれば、電解質板
の両面にカソードとアノードで挟むように配した1セル
をセパレータを介して多層に積層し、1セルを挟んで酸
化ガスと燃料ガスが並行流となるようにし、これを1セ
ルごとに逆方向となるようにした構成において、内部の
発電部のガス流れ方向両端に、セパレータを介して積極
的に熱交換を行わせるようにした予熱部を設け、供給側
の低温のガスを予熱部で昇温させ、又、排出側の高温の
ガスを降温させることを1つの電池の中で行わせるよう
にしであるので、供給側及び排出側のガスは低温で取り
扱えるので、配管として鉄系の材料が使用できることに
なって配管設計が容易になると共に、供給されるガスの
予熱器が不要になり、又、パツキンに信頼性のあるアス
ベスト系のものが使用できてシールの信頼性が向上する
、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本癲明の実施例を示す部分の断面図、第2図は
本発明による交換流方式の熱の移動を示1図、第3図は
従来の燃料電池の一例を示す断面図、第4図は交換流方
式のガスの流れ方向を示す斜視図、第5図は第4図の場
合の熱の移動を示す図である。 1・・・電解質板、2・・・カソード、3・・・アノー
ド、4・・・セパレータ、6,7・・・カバープレート
、12・・・スペーサ兼伝熱促進体、■・・・発電部、
■・・・予熱部。 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)電解質板を挟むように両面にカソードとアノードを
    配した1セルをセパレータを介して多層に積層するよう
    にし、且つ電解質板及び電極を挟んで流れる酸化ガスと
    燃料ガスの並行流を1セルごとに逆にしてセパレータを
    挟んで流れる酸化ガスと燃料ガスが対向流となるように
    した燃料電池において、上記カソード、アノードが配置
    された電池中央部の発電部のガス流れ方向両端側に、セ
    パレータの両面に多数の伝熱促進体を設けてなる予熱部
    を形成し、供給されるガスも排出されるガスも予熱部を
    通るようにしてなることを特徴とする燃料電池。
JP62273413A 1987-10-30 1987-10-30 燃料電池 Expired - Lifetime JP2621240B2 (ja)

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