JPH0111698Y2 - - Google Patents

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JPH0111698Y2
JPH0111698Y2 JP14537784U JP14537784U JPH0111698Y2 JP H0111698 Y2 JPH0111698 Y2 JP H0111698Y2 JP 14537784 U JP14537784 U JP 14537784U JP 14537784 U JP14537784 U JP 14537784U JP H0111698 Y2 JPH0111698 Y2 JP H0111698Y2
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furnace
sintering
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belt
cohesive
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、粉末冶金用のメツシユベルト式焼結
炉の改良に関するものである。
粉末冶金用の連続焼結炉は、成形体の送り方式
によつてプツシヤー式炉とメツシユベルト式炉と
に大別され、それぞれ得失を持つているが、粉末
成形機から焼結炉にかけての成形体の取り扱いを
自動化するためには、後者の方が適している。
第1図は、一般的なメツシユベルト式焼結炉の
概略を示したもので、炉の本体10および図示を
省いたその架台、架台に取り付けられたプーリー
20、およびエンドレスのメツシユベルト30に
よつて構成されている。
メツシユベルト30は、アイドルプーリー2
1,22,23およびドライプーリー24に外接
するループをなし、テンシヨナー25によつてド
ライブプーリー24に押し付けられ、その回転に
より矢印の方向に所定の速度で駆動される。な
お、メツシユベルトの構造については、耐熱合金
製の線材を偏平コイル状に成形し、これを力骨で
順次連結した構造のものが一般に用いられてい
る。
炉の加熱は電熱によるのが一般的で、発熱体は
本焼結帯12に所定の密度で配置され、脱ろう帯
11は本焼結帯からの熱伝達によつて、入口から
内部にかて徐々に温度が高くなつている。
成形体は、アイドルプーリー21と炉の入口と
の間でベルト30上に通常は裸のまま載せられ、
ベルト30の移動につれて脱ろう帯11、本焼結
帯12、冷却帯13の順に炉内を通過し、この間
に脱ろうおよび焼結される。
さて、この種の炉で問題となることの一つに、
成形体から蒸発した成分の処理の問題がある。
ここで問題になる蒸発しやすい成分としては、
カドミウムその他の蒸気圧の高い金属が該当する
が、最も一般的な成分な亜鉛である。亜鉛は黄銅
系その他の焼結合金の原料中に多量に配合される
ほか、成形潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛の形
で殆ど全ての成形体に添加されている。
この亜鉛は本焼結帯12で成形体から蒸発し、
炉の雰囲気ガスとともに出入口に流れるが、その
途中で、脱ろう帯11や冷却帯13の温度が低く
なつた壁面や天井に凝着するものが多い。そして
ある程度凝集すると剥れて落下し、ベルトの上の
成形体に付着する。
この現象の発生が冷却帯であれば、既に焼結を
終わつているので特に支障ないが、脱ろう帯での
場合は大きな問題になる。即ち、成形体は亜鉛が
付着したまま高温の本焼結帯に移行して成形体の
成分と亜鉛が反応し、表面の肌荒れや歪みなどの
製品不良を生じる。
そこで、従来は定期的に炉を休止させて炉内の
清掃を行なつているが、熱損失や休止期間の操業
ロスも含め、多くの出費を余儀無くされていた。
本考案は上述の事態を改善するためになされた
もので、脱ろう帯11の蒸発成分が凝着しやすい
内壁面に第2図に例示する如き凝着用羽根40を
設けて成形体からの蒸発成分を凝着させ、羽根の
温度が低下すると凝着物が剥離しやすくなる現象
を利用して、所望の時機に炉の加熱を止めて空運
転することにより自動的に凝着物の除去を行なう
ことをその骨子とするものである。
この羽根40は、成形体からの蒸発成分と反応
しない材質で、凝着物が剥離しやすいよう表面の
平滑なものが好ましい。またその表面積は大きい
ほど効率的であるが、雰囲気の流れを阻害しては
ならない。
第3図イ〜ハは羽根を取り付ける態様を示した
もので、ロは羽根を雰囲気の流れと平行に設けた
例、イは流れと直角に且つ千鳥に配した例、ハは
同じく流れと直角に、但し通風用の小孔を羽根に
開けた例である。また同図ニは凝着物が羽根から
剥離するのを助長するために、熱膨張率の異なる
2種類の金属箔を貼り合わせたバイメタルを用い
た例を示したもので、バイメタルの代りに、変態
温度を適切に設定した形状記憶合金を用いても同
様の効果を得ることができる。
いずれの場合も炉の加熱を止めて羽根の温度が
下降するにつれて羽根の表面が伸縮し、凝着物を
剥離させる。そこで、成形体を載せずに空運転を
行なえば、ベルト上に落ちた凝着物は炉の出口か
ら自然に排出される。従つて、本考案によれば、
従来のように炉内温度を常温まで冷却して人手で
清掃する必要がなく、短い休止期間と少ない熱損
失で目的を達することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の焼結炉の一般的構造とその問題
点を説明する図面、第2図は本考案に係る焼結炉
を説明する図面、第3図は本考案の特徴とする羽
根40の各態様を例示する図面である。 10……炉の本体、11……脱ろう帯、12…
…本焼結帯、13……冷却帯、30……ベルト、
40……羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉の本体10およびその架台、成形体を搬送す
    るエンドレスのメツシユベルト30およびこのベ
    ルトを支持・駆動する複数のプーリーを具え、且
    つ炉の本焼結帯12に前置する脱ろう帯11の内
    壁面に凝着用羽根40を設けた粉末冶金用焼結炉
    において、この凝着用羽根40が炉の操業時と休
    止時との温度差により反り角度が変化するバイメ
    タルまたは形状記憶合金製であることを特徴とす
    る焼結炉。
JP14537784U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0111698Y2 (ja)

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JP14537784U JPH0111698Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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Publication Number Publication Date
JPS6159640U JPS6159640U (ja) 1986-04-22
JPH0111698Y2 true JPH0111698Y2 (ja) 1989-04-06

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