JPH01116309A - ボルト・ナットの締付方法 - Google Patents
ボルト・ナットの締付方法Info
- Publication number
- JPH01116309A JPH01116309A JP27285087A JP27285087A JPH01116309A JP H01116309 A JPH01116309 A JP H01116309A JP 27285087 A JP27285087 A JP 27285087A JP 27285087 A JP27285087 A JP 27285087A JP H01116309 A JPH01116309 A JP H01116309A
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- JP
- Japan
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- nut
- bolt
- tightening
- sub
- main part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
- 239000003518 caustics Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、被締付対象物に挿通したボルトにナツトを所
要の締付力をもって確実に締付けするボルトの締付方法
に関する。
要の締付力をもって確実に締付けするボルトの締付方法
に関する。
[従来の技術]
従来、多数本のボルトナツトにより一接合箇所を接合す
る場合に、その接合を確実とするために全部のナツトを
一旦締付けた後、さらに全ナツトを再び締付ける所謂二
度締めが広く行なわれている。 特に、鉄骨を組み合わ
せてなる構造物においては、部材間に生じる摩擦力によ
って応力を伝達する高力ボルト摩擦接合構造が採用され
ているため、ボルトが正確な締付力で綿付けられている
ことが施工の基本である。
る場合に、その接合を確実とするために全部のナツトを
一旦締付けた後、さらに全ナツトを再び締付ける所謂二
度締めが広く行なわれている。 特に、鉄骨を組み合わ
せてなる構造物においては、部材間に生じる摩擦力によ
って応力を伝達する高力ボルト摩擦接合構造が採用され
ているため、ボルトが正確な締付力で綿付けられている
ことが施工の基本である。
このため、従来は二度締めが確実に行なわれるようにす
るために一次締めした後にボルトとナツトにマーキング
を施し、二次締め後にマーキングのずれを目視して確認
する手段を講じていた。
るために一次締めした後にボルトとナツトにマーキング
を施し、二次締め後にマーキングのずれを目視して確認
する手段を講じていた。
[発明が解決しようとする問題点]
しかるに、上記従来技術によれば、マーキングを施すた
めの作業が煩雑であるため作業に時間が掛り、また、監
督が充分でないと見かけ上二度締めが行なわれたかのよ
うに作業が怠われ易いという問題があった。
めの作業が煩雑であるため作業に時間が掛り、また、監
督が充分でないと見かけ上二度締めが行なわれたかのよ
うに作業が怠われ易いという問題があった。
そして、一次、二次の各締付けが規定の締付力で行なわ
れていることの確認が困難であるため十分な管理ができ
ないものであった。
れていることの確認が困難であるため十分な管理ができ
ないものであった。
[問題点を解決するための手段]
そこで本発明は1次の(a)〜(d)のようなボルト・
ナットの締付方法を提供することにより問題点の解決を
図ったものである。
ナットの締付方法を提供することにより問題点の解決を
図ったものである。
(a)ボルトlの先端に一定の捩りモーメントで捩じ切
れる品数断部1cを介して係合子1dを形成する。
れる品数断部1cを介して係合子1dを形成する。
(b)ナツト2は、主部2aと副部2bに分割し。
該主部2aと副部2bを前記ボルトlの品数断部lcよ
り小さい援すモーメントで捩じ切れる品数断部2cによ
り連結する。
り小さい援すモーメントで捩じ切れる品数断部2cによ
り連結する。
(C)一次締付けにおいてボルトlの係合子1dとナツ
ト2の副部2bに工具を係合させてナツト2の品数断部
2cが捩じ切れるまでボルトとナツトのいずれか一方を
回転させる。
ト2の副部2bに工具を係合させてナツト2の品数断部
2cが捩じ切れるまでボルトとナツトのいずれか一方を
回転させる。
(d)次に、二次締付けにおいてボルトlの係合子1d
とナツト2の主部2aに工具を夫々係合させてポル1−
1の品数断部1cが捩じ切れるまでナツトの主部を回転
させる。
とナツト2の主部2aに工具を夫々係合させてポル1−
1の品数断部1cが捩じ切れるまでナツトの主部を回転
させる。
[作用]
一次締付けにおいて、ナツト2の品数断部2cが捩じ切
れた時点でボルト1とナツト2は一定の締付力で締付け
られている。
れた時点でボルト1とナツト2は一定の締付力で締付け
られている。
そして、二次締付けにおいてボルト1の品数断部1cが
捩じ切れた時点でボルト1とナツト2は一定の締付力で
確実に締付けられる。
捩じ切れた時点でボルト1とナツト2は一定の締付力で
確実に締付けられる。
しかして、二次締付は終了後においてボルト1とナツト
2の品数断部1c、2cが捩じ切れているため、その確
認が容易に行なえる。
2の品数断部1c、2cが捩じ切れているため、その確
認が容易に行なえる。
[実施例]
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図乃至第3図は第一実施例を示したものである。ボ
ルト1は頭部1aが半球状をなし、ねじ杆1bの先端に
一定の捩りモーメントで捩じ切れる品数断部1cを介し
て多角柱状の係合子1dを形成してなる。品数断部1c
はねじ杆1bより細く形成した部分であり、二次締付け
に必要な捩りモーメントで捩じ切れる強度である。
ルト1は頭部1aが半球状をなし、ねじ杆1bの先端に
一定の捩りモーメントで捩じ切れる品数断部1cを介し
て多角柱状の係合子1dを形成してなる。品数断部1c
はねじ杆1bより細く形成した部分であり、二次締付け
に必要な捩りモーメントで捩じ切れる強度である。
ナツト2は六角柱体を主部2aと副部2bに分割し、該
主部2aと副部2bを品数断部2cで連結してなる。品
数断部2cはナツト2の外周に溝を切り込んだ形態であ
り、前記ボルト1の品数断部1cが捩じ切れる捩すモー
メントの60〜70%程度の捩りモーメントで援じ切れ
る強度である。
主部2aと副部2bを品数断部2cで連結してなる。品
数断部2cはナツト2の外周に溝を切り込んだ形態であ
り、前記ボルト1の品数断部1cが捩じ切れる捩すモー
メントの60〜70%程度の捩りモーメントで援じ切れ
る強度である。
しかして、被締付対象物3の透孔4にボルトlを挿通し
、ナツト2を螺合する。このとき、工具は、ナツト2の
副部2bのみとボルトlの係合子1dの双方に係合させ
、ナツト2又はボルト1のいずれか一方を固定し、他方
を回転させて締付けを行なう。
、ナツト2を螺合する。このとき、工具は、ナツト2の
副部2bのみとボルトlの係合子1dの双方に係合させ
、ナツト2又はボルト1のいずれか一方を固定し、他方
を回転させて締付けを行なう。
そして、その締付力がナツト2の品数断部2Cの許容捩
りモーメントを越えるとナツト2の副部2bが接じ切れ
る。これによりナツト2が所定の締付力で締付けられた
ことになる。
りモーメントを越えるとナツト2の副部2bが接じ切れ
る。これによりナツト2が所定の締付力で締付けられた
ことになる。
次いで、ナツト2の主部2aとボルトlの係合子1dの
双方に工具を係合させ、ナツト2又はポルI−1のいず
れか一方を固定し、他方を回転させて締付けを行なう。
双方に工具を係合させ、ナツト2又はポルI−1のいず
れか一方を固定し、他方を回転させて締付けを行なう。
そして、その締付力がボルトlの品数断部1cの許容捩
りモーメントを越えるとボルトlの係合子1dが捩じ切
れる。これによりナツト2が所定の締付力で締付けられ
たことになり、二度締め作業が完了する。
りモーメントを越えるとボルトlの係合子1dが捩じ切
れる。これによりナツト2が所定の締付力で締付けられ
たことになり、二度締め作業が完了する。
第4図乃至第6図は第二実施例を示したものである。
本実施例は前記第一実施例に対して、ナツト2の主部2
aが副部2bより大径に形成されている。
aが副部2bより大径に形成されている。
即ち、第一実施例のナツト2は主部2aと副部2bが同
径であるため捩じ切れた副部2bが主部2aと異なる向
きになるとこれが障害となって工具と主部2aを係合し
兼い場合が生じ得る。そのため−火線めの後副部2bを
回転させて主部2aと完全に重合させる余分な工程が必
要となる。
径であるため捩じ切れた副部2bが主部2aと異なる向
きになるとこれが障害となって工具と主部2aを係合し
兼い場合が生じ得る。そのため−火線めの後副部2bを
回転させて主部2aと完全に重合させる余分な工程が必
要となる。
これに対して、第二実施例の構成にすれば副部2bの向
きに拘らず主部2aに工具を係合させることができるた
め能率的である。
きに拘らず主部2aに工具を係合させることができるた
め能率的である。
なお、ナラ1〜2の主部2aと副部2bに夫々合マーク
M1.M2を刻印しておけば、−火線付けの確認が一層
明瞭となる。
M1.M2を刻印しておけば、−火線付けの確認が一層
明瞭となる。
第7図は第三実施例を示すものである。
本実施例は前記第二実施例に対し、ナツト2の主部2a
にネジが形成されている。このようにナツト2を構成す
れば、締付力が品数断部2cの許容ねじりモーメントを
越えるとナツト2の品数断部2cはねじり切れ、ナツト
の主部72aと副部2bは切り離されるので一次締付け
の確認がより一層明瞭になる。
にネジが形成されている。このようにナツト2を構成す
れば、締付力が品数断部2cの許容ねじりモーメントを
越えるとナツト2の品数断部2cはねじり切れ、ナツト
の主部72aと副部2bは切り離されるので一次締付け
の確認がより一層明瞭になる。
[発明の効果コ
以上説明したように本発明のボルト・ナットの締付方法
によれば、−火線付けによってナツト2に、また、二次
締付けによってボルト1に自動的に痕跡が残るためマー
キングに費す無駄な時間を解消できる。
によれば、−火線付けによってナツト2に、また、二次
締付けによってボルト1に自動的に痕跡が残るためマー
キングに費す無駄な時間を解消できる。
また、−火線付け、二次締付は共にナツト2の品数断部
2cやボルトlの品数断部1cが捩じ切れるまで行なわ
れるため、各締付力が夫々規定値を確実に満し、かつそ
れが目視により明瞭に確認できる。
2cやボルトlの品数断部1cが捩じ切れるまで行なわ
れるため、各締付力が夫々規定値を確実に満し、かつそ
れが目視により明瞭に確認できる。
以上型するに1本発明は、ボルト・ナットの締付けが従
来より短時間で、なおかつ確実に行なえるため、特に多
くのポル1−・ナツトを使用する構造物の施工に顕著な
効果を発揮する。
来より短時間で、なおかつ確実に行なえるため、特に多
くのポル1−・ナツトを使用する構造物の施工に顕著な
効果を発揮する。
第1図乃至第3図は第一実施例を示すもので。
第1図は締付は前の状態を示す断面図、第2図はナツト
側から見た側面図、第3図は第1図のA−Δ線断面図1
.第4図乃至第6図は第二実施例を示すもので、第4図
は締付は前の状態を示す断面図、第5図はナツト側から
見た側面図、第6図は第4図のB−I3線断面図、第7
図は第三実施例を示すもので、締付は前の状態を示す断
面図である。 1・・・・ボルト、1c・・・・品数断部、1d・・・
・係合子、2・・・・ナツト、2a・・・・主部、2b
・・・・副部、2c・・・・品数断部、3・・・・被締
付対象物。 特 許 出 願 人 大同特殊鋼 株式会社第1図 第2図 第8図 第4図 第5図 第6図 第7図 B
側から見た側面図、第3図は第1図のA−Δ線断面図1
.第4図乃至第6図は第二実施例を示すもので、第4図
は締付は前の状態を示す断面図、第5図はナツト側から
見た側面図、第6図は第4図のB−I3線断面図、第7
図は第三実施例を示すもので、締付は前の状態を示す断
面図である。 1・・・・ボルト、1c・・・・品数断部、1d・・・
・係合子、2・・・・ナツト、2a・・・・主部、2b
・・・・副部、2c・・・・品数断部、3・・・・被締
付対象物。 特 許 出 願 人 大同特殊鋼 株式会社第1図 第2図 第8図 第4図 第5図 第6図 第7図 B
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 被締付対象物に挿通したボルトにナットを螺合させ、該
ナットを二度締めする方法であつて、次の(a)〜(d
)の要件からなるボルト・ナットの締付方法。 (a)ボルトの先端に一定の捩りモーメントで捩じ切れ
る易破断部を介して係合子を形成する。 (b)ナットは、主部と副部に分割し、該主部と副部を
前記ボルトの易破断部より小さい捩りモーメントで捩じ
切れる易破断部により連結する。 (c)一次締付けにおいてボルトの係合子とナットの副
部に工具を係合させてナットの易破断部が捩じ切れるま
でボルトとナットのいずれか一方を回転させる。 (d)次に、二次締付けにおいてボルトの係合子とナッ
トの主部に工具を夫々係合させてボルトの易破断部が捩
じ切れるまでナットの主部を回転させる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27285087A JPH01116309A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | ボルト・ナットの締付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27285087A JPH01116309A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | ボルト・ナットの締付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01116309A true JPH01116309A (ja) | 1989-05-09 |
Family
ID=17519643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27285087A Pending JPH01116309A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | ボルト・ナットの締付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01116309A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0614525U (ja) * | 1991-12-03 | 1994-02-25 | シバタ建設工業株式会社 | 締結具 |
JP2014142031A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Metropolitan Expressway Co Ltd | 部材の二段接合方法、及び、該方法に用いる部材一段接合用ナット |
-
1987
- 1987-10-28 JP JP27285087A patent/JPH01116309A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0614525U (ja) * | 1991-12-03 | 1994-02-25 | シバタ建設工業株式会社 | 締結具 |
JP2014142031A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Metropolitan Expressway Co Ltd | 部材の二段接合方法、及び、該方法に用いる部材一段接合用ナット |
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