JPH01116100A - 電着塗装方法 - Google Patents

電着塗装方法

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JPH01116100A
JPH01116100A JP27435487A JP27435487A JPH01116100A JP H01116100 A JPH01116100 A JP H01116100A JP 27435487 A JP27435487 A JP 27435487A JP 27435487 A JP27435487 A JP 27435487A JP H01116100 A JPH01116100 A JP H01116100A
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JP
Japan
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electrodeposition
group
resin
acid
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JP27435487A
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English (en)
Inventor
Teiji Katayama
片山 禎二
Akira Tominaga
富永 章
Reijiro Nishida
礼二郎 西田
Eisaku Nakatani
中谷 栄作
Masafumi Kume
久米 政文
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な電着塗装方法に関し、特に低温硬化可能
な電着塗装方法に関する。
従来、約120〜140℃以下の温度で低温硬化が可能
な塗膜を形成する電着塗装方法としては、例えばカチオ
ン電着塗装に関しては低温解離型ブロツクイソシアネー
ト官能基を用いる方法(特公昭61−39351号公報
及び特開昭59−53521号)やN−メチロール官能
基を用いる方法(特表昭57−501128号公報及び
特開昭60−1265号公報参照)などが提案されてい
るが、いずれも低温硬化では付着性、防食性などの塗膜
性能の点で不充分であるのが現状である。
本発明はこれら従来公知の方法と全く異なった電着塗装
方法で、即ちカチオン性基及び水酸基を含有する基体樹
脂とアルコキシシラン基及び/又はヒドロキシシラン基
を含有する架橋剤をビヒクルに、塩基性鉛化合物の硬化
触媒を含有せしめてなる電着塗料を用いて低温硬化性、
浴安定性、塗面平滑性、塗膜性能のいずれの性能をも満
足させる電着塗装方法を提供することを目的とするもの
である。
従来、アルコキシシラン基又はヒドロキシシラン基を含
有する化合物の電着塗装への利用は、電着前の前処理と
してシランカップリング剤を作用させて電着塗膜の密着
性、耐候性、腐食性を向上させることを目的とするもの
である(特公昭51−23973号など)、また、アル
コキシシラン基及び/又はヒドロキシシラン基の縮合反
応を架橋方法として利用することは、湿気硬化型塗料の
分野においてよく知られている(特開昭52−7399
8号公報及び54−40893号公報など)、さらに、
アルコキシシラン基及び/又はヒドロキシシラン基を含
有する樹脂の水分散体としての利用は該官能基含有ビニ
ルモノマー又はアクリルモノマーを共重合することによ
ってえられる樹脂を水分散化して無機質建材の表面処理
材などに利用することが提案されている(特開昭56−
57860号公報参照)。
従来、このようなアルコキシシラン基及び/又はヒドロ
キシシラン基を含有する樹脂の水分散体は非ゲル化状態
で安定に存在するとは考えられておらず電着塗装分野へ
の適用は全く試みられなかった。しかしながら本発明者
は驚くべきことに、該官能基を含有する架橋剤とカチオ
ン性基と水酸基とを含有する樹脂の水性共分散体が電着
塗装に有用であること及び水分散体粒子中で該官能基は
安定に存在し、電着塗膜の析出後加熱すると、水分の揮
発及び塗膜の溶融に伴って、縮合反応が進行して架橋し
て均一な塗膜を形成しうること、および該縮合反応の触
媒として、塩基性鉛化合物を使用することにより、低温
で硬化し、良好な塗膜性能を有する硬化塗膜を得ること
を見い出し、本発明を完成するに至ったものである。
かくして本発明に従えば、水酸基及びカチオン性基を含
有する基体樹脂、アルコキシシラン基及び/又はヒドロ
キシシラン基の官能基を1分子中に少なくとも2個有し
ている硬化剤及び塩基性鉛化合物の硬化触媒を必須成分
とする水性カチオン型電着塗料浴中で被塗物を電着塗装
して該被塗物に析出塗膜を形成させ、ついで加熱により
、硬化塗膜を形成させることを特徴とする電着塗装方法
本発明の電着塗装方法において、電着塗膜の架橋にあず
かる縮合反応は基体樹脂の有する水酸基と架橋剤の有す
るアルコキシシラン及び/又はヒドロキシシラン基との
間で脱水及び/又は、脱アルコール反応が行なわれると
ともに硬化剤同士の上記反応も行なわれる。これらの反
応)st −o−C<  結合を有するのでエステル結
合よりも化学的に安定な塗膜となる。さらに本発明で使
用する塩基性鉛化合物は上記した反応を促進する効果に
優れるとともに、従来から一般に使用されているジアル
キルチタンアセチルアセトネート、ジルコニウムアセチ
ルアセトネート等の触媒と比べて、それ自体酸、アルカ
リ、水等の物質の存在下で加水分解し難いので、長期間
に亘って電着塗装を行なっても、初期のものと変わらず
硬化性に優れた塗膜を形成することができる。又該塩基
性鉛化合物は、硬化塗膜中に存在して防食性に優れた効
果を発揮する。
本発明において用いられる基体樹脂はカチオン性基とし
て1〜3級アミン基、4級アンモニウム塩基、4級ホス
ホニウム塩基、3級スルホニウム塩基などが挙げられる
が、−数的にはアミン基が望ましい。これらは酸で中和
してカチオン性基とする。その量は約0.1〜2.5ミ
リ当量/樹脂(g)、特に約0.2〜1.5ミリ当量/
樹脂(g)の範囲が好ましい。これより少ないと水分散
が難しく、反対にこれより多いとクーロン効率が低くな
りすぎる欠点がある。
導入すべき基体樹脂としては、特に制限されるものでな
く、用途により広い範囲から選択することができが、ア
ルコキシシラン基又はヒドロキシシラン基と反応性のあ
る水酸基を予め有することが望ましい。基体樹脂が予め
水酸基を有しない場合には、樹脂中の1もしくは2級ア
ミノ基への1.2−エポキシ化合物又はアルキレンカー
ボネートの付加、ジイソシアネート基へのポリオール付
加などにより水酸基を導入することができる。基体樹脂
がエポキシ基を有する場合は、カルボン酸、アミン、ア
ルコール、フェノールとの反応によって水酸基に変える
こともできる。水酸基の量は約0.2〜約10ミリ当量
/樹脂(g)の範囲が好ましい。用途としては例えば防
食性が要求されるプライマーにはポリフェノールのポリ
グリシジルエーテルの重合体(いわゆるエポキシ樹脂)
を主成分とするものがよく、また、耐候性が要求される
ワンコート用としてはアクリル重合体(アクリル樹脂)
、ポリエステル重合体、アルキド樹脂などが好ましい。
前記したエポキシ樹脂の代表例には、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−2,2−プロパン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル) −1、1−エタン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−メタン、4.4′−ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルス
ルホン、フェノールノボラック、クレゾールノボラック
等のポリフェノールのグリシジルエーテル及びその重合
物が挙げられる。
上記したエポキシ樹脂の中で、価格や防食性等の点から
特に好適なものは、数平均分子量が少なくとも約380
、好適には約800〜約2.000、より好適には1,
000〜1.500の範囲内、及びエポキシ当量が一般
に190〜2,000、好適には400〜1.000、
より好適には500〜750の範囲内のポリフェノール
のポリグリシジルエーテルであり、殊に下記一般式 %式%04) で示されるエポキシ樹脂である。前記エポキシ樹脂は単
独で使用できることはもちろん可塑性変性剤で変性して
用いてもよい。
また、アクリル系樹脂としては、例えば、メチル(メタ
)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート
、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどの(メ
タ)アクリル酸のC工〜臣アルキルエステル;ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸のC1〜
4ヒドロキシアルキルエステル;アミノエチル(メタ)
アクリレート、N、N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレートなどの(メタ)アクリル酸のアミノアルキ
ルエステル;グリシジル(メタ)アクリレート; (メ
タ)アクリル酸;などのアクリル系単量体の少なくとも
1種、並びに必要に応じて、スチレン及びその誘導体(
例えばα−メチルスチレン)、(メタ)アクリロニトリ
ル、ブタジェンなどその他のα、β−エチレン性不飽和
単量体の中から前記したイオン性基及び水酸基の導入方
法に応じて1種または2種以上適宜選択し、常法に従っ
て(共)重合することによって得られるものが挙げられ
る。
該アクリル系樹脂は数平均分子量が約 3.000〜約ioo、000、好ましくは約4.00
0〜約50.000の範囲内のものが適している。
さらに、アルキド樹脂(又はポリエステル)は、従来か
ら公知のものを使用することができる。アルキド樹脂(
又はポリエステル)を構成する酸成分はフタル酸および
その酸無水物、イソフタル酸、テレフタル酸、ジメチル
イソフタル酸、ジメチルテレフタル酸、トリメリット酸
およびその酸無水物、ピロメリット酸およびその酸無水
物などの芳香族多塩基酸;ヘキサヒドロフタル酸および
その酸無水物、ヘキサヒドロトリメリット酸およびその
酸無水物、ヘキサヒドロ2−メチルトリメリット酸およ
びその酸無水物などの飽和脂環族多塩基酸;コハク酸(
およびその酸無水物)、アジピン酸、ピメリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ブラシリン酸などの飽和二塩基
酸が使用される。
アルキド樹脂(又はポリエステル)を構成するアルコー
ル成分は例えばエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール
、1,2−ブチレンゲリコール、1.3−ブチレングリ
コール、213−ブチレングリコール、1.4−ブチレ
ングリコール、1.6−ヘキサンジオール、1.5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2.5−
ヘキサンジオール、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジ
ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、
エステルジオール204(ユニオンカーバイド社(米)
製品)トリシクロデカンジメタツール、l、4−シクロ
ヘキサンジメタツールなどが挙げられる。
また変性用油成分としては各種の天然及び合成の脂肪酸
及びそのグリセライドが使用される。該アルキル樹脂(
ポリエステル)は、数平均分子量的1.000〜約15
.000、好ましくは約2.000〜約10,000の
範囲内のものが適している。
前記した基体樹脂の数平均分子量が前記した範囲より小
さいと塗膜性能が出にくく、反対に大きいと高粘度のた
め水分散化が困難である。
アルコキシシラン基及び/又はヒドロキシシラン基を1
分子中に少なくとも2個有する架橋剤は特に制限される
ものではないが、水可溶性塩類を生成せず基体樹脂との
相溶性がよいことが好ましく、例えば下記(1)〜(7
)に示す方法によって生成されるものが好適である。
なお、ヒドロキシシラン基は低級アルコキシシラン基の
加水分解により容易に得られるので、架橋剤中に予め存
在させる必要はない。また、アセトキシシラン基、ケト
キシムシラン基、アミノシラン基、アミノキシシラン基
なども容易に加水分解してヒドロキシシラン基を与える
ので低級アルコキシシラン基の代りに使用できる。本発
明ではそれらもヒドロキシシラン基に含めるものとする
(1)アルコキシシラン基含有ビニル又はアクリルモノ
マーの(共)重合物:該七ツマ−としては次式のものが
例示される。
CH2=CH5i (OR) 3 CH2=C−COOCH2CH2CH2S i (OR
) 3CH。
(2)アルコキシシラン基含有アミン化合物とポリカル
ボン酸エステル、ポリエポキシドあるいはイソシアネー
トとの反応物:該アミン化合物としては次式のものが例
示される。
NH2CH2CH2CH25i (OR) 3    
、NH2CH2CH2NHCH2CH2CH2S i 
(OR) 5NH2CH2CH2NHCH2CH2CH
2S i (OR) 2CH。
(3)アルコキシシラン基含有メルカプタンとポリエポ
キシドとの付加物:該メルカプタンとしでは次式のもの
が例示される。
HSCH2CH2CH2S i (OR) 5H3CH
2CH2S i (OR) 3(4)アルコキシシラン
基体含有エポキシ化合物とポリアミン、ポリカルボン酸
、ポリフェノールとの付加物;該エポキシ化合物として
は次式のものが例示される。
OCR。
(5)アルコキシシラン基含有インシアネート化合物と
ポリオール又はポリアミンとの付加物:該インシアネー
ト化合物としては次式のものが例示される。
0CNCH2C)12 CH2S i (OR) 30
CNCH2CH2CH2S i (OR) 2CH3 (6)アルコキシシラン基含有尿素化合物とホルムアル
デヒドとの付加縮合物:該尿素化合物としては次式のも
のが例示される。
NH2C0NHC3H6S i (OR) 5(7)ア
ルコキシシラン基及び/又はヒドロキシシラン基を1分
子中に2個以上含有するシリコン化合物とポリオールと
の縮合物;該シリコン化合物としては次式のものが例示
される。
CH30CH3CH3 C6H5CH3Cs H5 CH30CH3 「 CH3−5i  CH3 R3 C6Hs  S i (OR) s C2Hs O−3i (OR) 3 CH30−S i (OR) s 上記式中、Rとしては次のものを例示しうる:(il 
 −CH3、−C2H5、−C3H7、−C4Hg 、
  C6HI3 + −Ca Hrtなどのアルコール
残基; (ii)  −C2H40CH3、−C2H40C2H
5。
−C2H,oc、H,、−C2H,QC,H3。
−C3H60CH3、−c、H6,QC2H,。
−c4H,OCH3,−C2H4QC2H,OCH3、
−C2H40C2Ha QC2H5+−C2Ha OC
2H40Ca Hsなどのエーテルアルコール残基; G11l   −C2H40CCH3、C2Ha  Q
C2HgI2 0                 。
エステルアルコール残基; ル、又はアラルキルアルコール残基: ムアルコール残基; など。
Rとしては炭素数の多くない程、加水分解し易く低温硬
化性にも債れるが、水系での安定性に劣るので、炭素数
2〜4位がバランス上有利である。また、炭素数2以下
のものと4以上のものとを組合わせて、バランスさせて
もよい。
本発明において、好適に使用される架橋剤は前記(2)
、(4)及び(5)の方法によって得られるものであり
、さらに好適には、アルコキシシラン基含有アミン化合
物とポリカルボン酸エステルおよびインシアネートとの
反応生成物、アルコキシシラン基含有エポキシ化合物と
ポリフェノールとの付加物およびアルコキシシラン基含
有インシアネート化合物とポリオールとの付加物を挙げ
ることができる。
また、本発明における架橋剤として、前記した(1)〜
(7)の方法によって得られる反応生成物の他に、アル
コキシシラン基及び/又はヒドロキシシラン基を1分子
中に2個以上含有するシリコン化合物を単独で使用する
ことも可能である。
アルコキシシラン基及び/又はヒドロキシシラン基を有
する架橋剤の量は加熱硬化により架橋するのに充分であ
ればよく、該官能基量は一般に約0.2〜20ミリ当量
/樹脂(g)、特に約0.5〜5ミリ当量/樹脂(g)
の範囲が好ましい、これより少ないと塗膜の硬化性が不
良となり易く、反対にこれより多いと塗膜が硬くて脆く
なり易いという欠点を生じる。勿論、アルコキシシラン
基及び/又はヒドロキシシラン基を含有する架橋剤と共
にN−メチロール基又は低温解離性ブロックイソシアネ
ート基を有する架橋剤を併用してもよく、また、基体樹
脂中にN−メチロール基又は低温解離性ブロックイソシ
アネート基を導入して硬化性を補うことも可能である。
特にオキシムブロックポリイソシアネートの併用は有効
である。
本発明において基体樹脂と硬化剤との架橋を促進させる
塩基性鉛化合物としては、水中では該樹脂中の水酸基と
硬化剤の官能基との架橋反応を促進させる作用がなく、
しかも塗膜の硬化過程では上記した基同士の架橋反応を
促進させるものである。又本発明で使用する塩基性鉛化
合物は上記した硬化促進剤の効果を有するとともに防食
性にも優れた効果を示す化合物であり、具体的には、例
えば−酸化鉛、−塩基性硫酸鉛、二塩基性硫酸鉛、三塩
基性硫酸鉛、塩基性ケイ酸鉛、塩基性クロム酸鉛等が挙
げられる。これらの塩基性鉛化合物は1種もしくは2種
以上組合わせて使用できる。該塩基性鉛化合物の配合量
は上記樹脂100重量部に対して約0.5〜10重量部
好ましくは1〜5重量部の範囲で使用できる。該配合量
が約0.5重量部未満では低温硬化性に劣る塗膜となり
、他方配合量が約10重量部より多いと低温硬化性に対
して顕微な効果が得られ無意味である。
本発明の電着塗装で使用する電着塗料の調製は、従来公
知の方法に従って行なうことができ、例えば上記した樹
脂を酸で中和もしくは中和前に硬化剤及び塩基性鉛化合
物を混合分散したのち、未中和のものは中和後9、水中
に分散ルて固形分を一般に約5〜25重量%に調製する
ことによって実施できる。又上記塗料には必要に応じて
体質顔料、着色顔料、両親媒性溶剤、界面活性剤等を配
合することができる。
本発明において、カチオン型電着塗料を用いて被塗物に
電着塗装を行なう方法及び装置としては、従来から陰極
電着塗装において使用されているそれ自体既知の方法及
び装置を使用することができる。その際、被塗物をカソ
ードとし、アノードとしては炭素板を用いるのが望まし
い。用いうる電着塗装条件は、特に制限されるものでは
ないが、−数的には、浴温:20〜30°C1電圧:1
00〜400V(好ましくは200〜300v)、電流
密度: 0 、01〜3A/dm2.通電時間:30秒
〜10分、極面積比(A/C):6/l 〜1/6、極
間距gI=10〜100cff+、攪拌条件で電着する
ことが望ましい。
必要な厚みの電着塗膜が得られた後、被塗物を必要に応
じて水洗し、焼付オーブン中あるいは赤外線ヒーターな
どの適当な方法で80〜200℃、好ましくは120〜
160℃の温度で乾燥させ、塗膜を加熱溶融することに
よって平滑で均一な硬化塗膜とすることができる。
本発明方法は、いかなる導電性基材にも適用できるが、
特にスチール、アルミニウム、鋼などの金属材の塗装に
適している。
次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はその
詳述内容に限定されるものではない。
実施例1 基体樹脂を次の配合で製造する: 原   料              重量部グリシ
エールBPP−350”    350ビスフエノール
A         228ジエタノールアミン   
      10.5エポン828ELり      
  380エチレングリコール モノブチルエーテル      105プロピレングリ
コール モノメチルエーテル      210ジエタノールア
ミン         84注0エポキシ当量約350
を持つビスフェノールAのプロピレンオキシド付加物の
ジグリシジルエーテル(三洋化成■製) 注9エポキシ当量約190を持つビスフェノールAのジ
グリシジルエーテル(油化シェル■製) グリシエールBPP−350,ビスフェノールA、ジェ
タノールアミンを150℃に加熱し、エポキシ基がなく
なるまで反応させた後、エポン828ELを加え、13
0℃でエポキシ当量Jが理論値(970)に達するまで
反応させる。エチレングリコールモノブチルエーテル及
びプロピレングリコールモノメチルエーテルで希釈し、
80°Cまで冷却した後、ジェタノールアミンを加え、
3級アミン価勾が理論値(52)に達するまで反応させ
る。
注シJIS  K−7236に準拠、但し、アミノ基も
エポキシ基として合算する。
注0無水酢酸でアセチル化した後、クリルスタルバイオ
レットを指示薬として過塩素酸で滴定。
次に、架橋剤を以下の配合で調製する:原   料  
           重量部γ−インシアナトプロピ
ル モノメチルジェトキシシラン    609プラクセル
303’         315メチルエチルケトン
         46注9水酸基当量約105を持つ
カプロラクトン付加トリオール(ダイセル−製) γ−インシアナトプロピルモノメチルジェトキシシラン
、プラクセル303を110℃に加熱し、IR分析でイ
ンシアネートがなくなるまで反応させた後、メチルエチ
ルケトンを加えて冷却する。基体樹脂101部(固形分
77.5)、架橋剤23.6部(固形分22.5部)を
よく混合し、酢酸2.4部を加えて中和した後、攪拌し
ながら脱イオン水を加えて水分散し、固形分30%の安
定なエマルションを得た。これに酸化チタン20部、お
よびカーボンブラック0.5部、クレー5部、三塩基性
硫酸鉛3部を混練し、脱イオン水289部で希釈して、
浴固形分20%の電着浴とした。これを用いて、初期お
よび温度30℃で2週間貯蔵後、表1の条件で電着塗装
した。得られた硬化塗膜についての試験結果を表2に示
す。
実施例2 実施例1の三塩基性硫酸鉛3部の代りに塩基性ケイ酸鉛
3部を配合したカチオン型電着塗料を使用した以外は実
施例1と同様の方法で、硬化塗膜を形成させた。この塗
膜についての試験結果を表2に示す。
表1 比較例1 実施例1の三塩基性硫酸鉛3部の代りにチタンオキシア
セチルアセトネート1部を配合したカチオン型電着塗料
を使用した以外は実施例と同様の方法で硬化塗膜を形成
させた。この塗膜についての試験結果を表2に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  水酸基及びカチオン性基を有する基体樹脂、アルコキ
    シシラン基及び/又はヒドロキシシラン基の官能基を1
    分子中に少なくとも2個有する硬化剤及び塩基性鉛化合
    物の硬化触媒を必須成分とする水性カチオン型電着塗料
    浴中で被塗物を電着塗装して該被塗物に析出塗膜を形成
    させ、ついで加熱により、硬化塗膜を形成させることを
    特徴とする電着塗装方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7754478B2 (en) 2003-12-18 2010-07-13 Kaneka Corporation Device for cell culture
US11426762B2 (en) 2015-12-31 2022-08-30 Henkel Ag & Co. Kgaa Low bake autodeposition coatings

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